魔王 お笑い芸人になる! ビーナス&魔王!!

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》

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魔王、小学校へ行く

ビーナス

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「グワラッカッカカカ、ところでビーナス。ヒマかァ?」
 魔王は豪快に笑って訊いた。


「はぁ~、ヒマなワケねェだろう。今どきの小学生は売れっ子アイドル並みに忙しいんだよ」


「カッカカ、そんなにヒマなら仕方がないのじゃ」
 魔王は、まったく他人の話しは聞かない。

「いやいや聞いてねェのか。ちゃんと聞けよ。ジィージ、ヒマじゃねェって言ってんだよ」



「カッカカカ、我輩は死ぬほど暇なのじゃ」
 また豪快に笑った。



「いやいや知らねえェよ。ジィージがヒマかどうかなんて。関係ねェじゃん!」



「このままではヒマをこじらせて死にかねないのじゃ」



「いやァ、風邪じゃねェんだよ。ヒマをこじらせて死ぬワケねェだろう」


「なのでこのたび、我輩は小学校へ通うことに相成ったのじゃァ」


「え、小学校へ?」


「そうなのじゃァ。ビーナスと同じ魔界野小学校六年生への編入が決まったのじゃァ。喜べ。明日から仲良く小学校へ通うのじゃァ。グワッカカカ!」
 また魔王は、けたたましく笑ってみせた。



「はぁ~、だれが喜ぶんだよ。どこの世界に同じ小学校へ仲良く通う父娘がいるんだ。恥ずかしいだろう!」



「なにしろ我輩は、生まれた次の日にはフェルマーの最終定理を理解した数少ない天才と呼ばれておるのじゃァ」


「だれが呼んでるんだよ」

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