ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~

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休日のお出かけ

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朝、目が覚めてカーテンを開けると光が差し込んできた。

「いい天気……」

今日は一日中晴れていて、冬にしては気温もそこまで低くならないらしい。
今日は日曜日で一日休みだから、何しようかな……。

そんなことを考えながら起き上がった時、スマホが鳴った。

なんだろう?
見てみると、画面には【結衣ちゃん】との文字が。

結衣ちゃんから着信って珍しいな……。

私はスマホのボタンを押した。

「もしもし結衣ちゃん」
「美羽、ごめんね。突然電話して」

「全然大丈夫だけどどうしたの?」
「実はね、昨日健司と飲みに行ったの」

「あー……」

結衣ちゃんからは健司とどうだった?とメールで聞かれて、連絡が取れなくなって会えなかったとだけ伝えた。

彼が来なかったのは、何か用事があったからかもしれないし、結衣ちゃんとも直接会ったわけじゃなかったので、詳しくは説明していない。



「美羽は行ったんだよね?待ち合わせに健司が来なかったって……」
「そうなんだよね」

一瞬、気まずい瞬間が流れる。
私は、とっさに口を挟んだ。

「たぶん、あんまり乗り気じゃなかったのに勢いで行くことになっちゃったとかだと思うの。それならしょうがないし、気が変わることもあると思うしさ……」

そこまで言うと結衣ちゃんは言った。

「そうじゃないの!」
「えっ」

「健司が行かなかったのには理由があるの」

どういうこと……?

「この間、美羽と連絡したでしょ?連絡がとれなくなったって言われて私驚いて……健司は約束破ったりするような人じゃないからさ、何があったのか聞いてみたんだよね」

「う、うん……」

「そしたら約束の日の朝に美羽の彼氏を名乗る人から電話があったみたいで、美羽にもう会うなって言われたんだって」

「えっ」

わ、私の彼氏!?
だ、誰……?

「そんな相手いないけど」
「そうでしょ?でも男の声だったんだって……」

私の知り合いでそんなことをするような人はいない。
第一健司さんの電話番号だって知らないだろうし……。

「心辺りないなぁ……」

「そうだよね……健司の友達の誰かにイタズラでもされたのかな。でも健司の周りの友達、そんな遊びするような人はいないんだよね」

なんか怖いな……。
私の知らないところでそんなことがあったなんて知らなかった。

「じゃあ健司さんには申し訳ないことしたね……」

「ううん、健司の方こそすごく謝ってたよ。あの日のこと……本当は連絡も入れてあげたかったけど、その男がハッキングとかしてたら怖くて出来なかったんだって」

「そう、だったんだ……」

イタズラで電話をかけてきた相手は誰なんだろう。

「その人美羽って言ったの?」
「そうみたい」

じゃあ私の名前を知ってるってことか。

健司さんがベラベラ私とデートすることを話すような人にも思えないし、だからと言って私にストーカーみたいな人がいるとは思えない。

「それとね、私もこの間……前通りすがりの人に耳元で美羽に男を紹介するなって言われたの」

「えっ!」

結衣ちゃんまで!?

「電車に乗る前だったんだけど」
「それ、顔見れた?」

私が聞くと、結衣ちゃんは首をふった。

「すぐに振り返ったんだけど、人ごみに紛れちゃって全然分からなかった」

「そうだったんだ……」

「何か心当たりない?最近後付けられてるとか、元カレからめっちゃ連絡が来るとかさ」

「うーん、ないけどなぁ」

メッセージは当然ないし、後をつけられてると思ったようなこともない。

私が鈍感なだけ……?

「だからとにかく気を付けた方がいいじゃないかと思って」

「うん、分かった。なんか健司さんにも美羽ちゃんにも迷惑かけちゃってごめんね」

「それは全然いいのよ。美羽が平気なら……」

「今のところ私は平気」
「今も家に隼人くんはいるんだよね」

「うん、いるよ」

結衣ちゃんには、私と隼人が一緒に暮らしていることは伝えてあった。

当然恋愛対象ではないことも、身体の関係も一切ないことも伝えている。

「ちなみにさ、その……隼人くんって可能性はないよね?」
「は、隼人が!?ないない」

「だってほら、幼馴染とはいえ長く一緒に住んでるのも珍しいじゃない?」

「ないない!隼人なんか私を女として見てないだろうし……第一、健司さんの連絡先だって知らないはずだし……」

「そう、よね。それならいいんだけど」

お互いに男女としてみていない、友達の延長みたいな関係なんだけど、やっぱり他の人には理解しがたいか……。

「まぁとりあえず隼人はあり得ないよ」
「そうよね、ごめんね。変ねこと言って」

「ううん。なんか結衣ちゃんにも迷惑かけてごめんね」
「大丈夫、何かあったらすぐ連絡してね?」

「ありがとう」

私たちはそれだけを話すと、電話を切った。

ストーカーかぁ……。
本当に何も感じないから、健司さんがふざけて話した時に揶揄われたとかじゃないのかな。

そんなイタズラで縁がなくなるんだから、私って本当についてない……。

昔から不幸体質なんだよなあ。

男の人から急に連絡取れなくなるのもそうだし、新しい家に住む時だって。

何か取り憑いてたりして……。

電話を切った後、階段を降りてリビングに行くと、隼人が部屋着姿でキッチンに立っていた。

「おはよう」

コーヒーのいい香りが鼻をかすめる。

「おはよ」

隼人がマグカップを両手に持って、テーブルに置いてくれた。

「そろそろ起きてくる頃かなと思って、美羽の分も入れておいたよ」
「ありがとう」

隼人はいつも朝、私よりも先に起きてコーヒーを入れてくれる。

「上で声が聞こえたけど、電話でもしてた?」
「あ、うん……そうなの。結衣ちゃんと話してて……」

「結衣ちゃんって、美羽のえっと……研修が一緒の?」

「そうそう!」
「何の話?」

「あー……えっと」

どこから話したらいいだろう。
私が迷っていると隼人が言った。

「さっきいい天気だったから、近くのパン屋さんでパンを買ってきたんだ。パン食べながら話聞こうか」
「うん」

リビングの机には色んな種類のパンが並べられていた。

「好きなの選んでいいよ」
「申し訳ないから隼人から選んでよ」

「じゃあ……」

そう言って隼人は私が好きなカレーパンとクリームパンを私の前に置いた。

「もう、隼人が先に選んでって言ったのに!」
「ふふっ」

ふたりで向き合うように、パンを食べる。

「それで、どうしたの?」

「実はね……そんなに大したことじゃないんだけど、前の健司さんのことで……」

そこまで言うと、隼人の動きが止まった。
私は隼人にさっきのことをすべて話した。

「ストーカーか……そうだったんだ……不安だったろう?」

「かもしれない、ってだけだよ。それにぶっちゃけると、あんまり実感なかったっていうか……全然気づかなくて」


「美羽はもう少し意識した方がいいかもね。素敵な女性なんだから、誰かに付けられることがあってもおかしくないよ」

「そうかなぁ」

なんて言ったって、元カレがいるわけでもないし、いい感じの人がいるわけでもない。

こんなことが起きるなんてあんまり考えられないんだけど。

「分かった。これから俺が美羽の職場まで迎えにいくよ」
「えっ!そこまではいいよ」
「ダーメ。俺が心配だから」

でも、隼人だって働いてるのにそこまでしてもらうのは……。

隼人の職場と私の職場は家を間に挟んだ逆側にある。

つまり、隼人が職場から私の職場まで来るってことは、自分の家を通り越して行かないといけないことになる。

「そこまで負担をかけられないよ……」

「それで何かあった方が後悔するよ。俺は全然大丈夫だから。っていっても、仕事中だと迎えに行けないから、その時は必ず連絡はして」

いいのかな……そこまで隼人に頼ってしまって。
本当、全然心辺りはないんだけどな。

「さっき、結衣ちゃんがさ隼人は大丈夫なのかって聞いてきてさ、ビックリしちゃった。私たちの間には何もないって話してるけど、やっぱり男女の同棲って何かあると思うのかな」

「へぇ……するどいね」
「えっ」

「ううん、一般的に男女が一緒に暮らすってなると同棲になるからね。そう思う人もいるかもしれないね。まぁとにかく、心配だから必ず連絡ね?」

「分かったよ」

私と隼人はそんな話をしながら、パンを口に運んだ。

「美羽は今日、予定ないの?」
「うん、今日は何も」

「じゃあ、こんな気分のままじゃ嫌だと思うし、気分転換に少し遠出でもする?」

「え、行きたい……!」

隼人と休みが被ると、自然と一緒に過ごすことになっている。

お出かけをする時もあれば、二人で家で映画を見ることもあって色々だ。

「それじゃあ朝ご飯食べて、少しゆっくりしたら家を出ようか」

「うんっ」

朝の支度を終えて、家を出ると家の前に隼人が車を停めて待っていてくれた。

隼人は自分の車も持っていた。

車が好きみたいでしょっちゅう変えたりしてるんだけど、今は白いポルシェに乗っている。

「どうぞ」
「ありがとう。お願いします」

助手席に座り、隼人が車を発進させる。

久しぶりのお出かけだ。

最初は車で1時間くらいのところにある大型ショッピングセンターに向かった。

「ちょうど新しい洋服を見たいって思ってたんだ」

ショッピングセンターは休日のため込み合っていた。

「ゆっくり見たらいいよ」

買い物をする時はいつも決まって隼人が付き添ってくれる。
お互い別々のものを見ることはなく、私が服を見たいというと一緒についてきて選んでくれるんだ。

「これ、似合うかな?」

私が手に取ったのは白いニットだった。
ロングスカートでも合いそうだし、少し緩いパンツもいけるかも。

「うん、かわいい」

鏡越しに隼人が言う。
すると、その光景を見ていた店員さんがこっちにやってきた。

「わ~彼女さんの洋服選んであげてるんですか?素敵ですね……とってもお似合いです」
「ああ、えっと……」

私が困っていると、隼人が言う。

「そうなんです」

こうやって外を歩いていると、すぐにカップルだと間違えられる。

隼人はもう慣れっこで「こんなの流しておけばいいんだよ」って言ってくるけど、私はいつまで経っても慣れなかった。

本当はただの幼馴染なんです!って言いたいけど、まぁ言った方がメンドクサイことになるのは見えている。

「じゃあ決めた!これにする!」

私が決めると、なぜか隼人がその服をとった。

「じゃあこれ、お会計お願いします」
「隼人……?」

「これ、俺からのプレゼント」
「えっ、なんで?」

「ボーナスも出たし、美羽に似合ってると思ったから」
「そ、そんな……申し訳ないよ」

「いいから」

そう言って隼人はレジまで持って行くと、お会計を済ませてしまった。

「はい、美羽」
「ダメだよ……隼人。お金受け取って」

「ダメじゃないよ。いつも一緒にいてくれて美羽に元気もらってるからさ」

隼人はそう言うけど、私って本当に家にいるだけなんですけど……!
むしろ買ってあげないといけないのは私の方じゃない!?

「はい、行くよ~」

しかし隼人は私からのお金を受け取ってくれなかった。

買ってもらっちゃった……。

それから少しお腹が空いていたので、ショッピングモールにあるレストランで食事をすることになった。

そうだ、ここのお会計を私が払えばいいんだ!

「隼人、何か食べたいものは……」
「美羽ここに行ってみたいって言ってたよね?ここにしよう!」

「あっ」

隼人は私が昔行きたがっていた創作料理の和食屋さんを覚えていてくれたようだった。

彼は迷わずそこに入っていく。

「隼人、いいよ。今日は隼人の食べたいもので……」

「俺ここがいい」

本当に?
また隼人の希望聞けなかった……。

それから注文をし、ゆっくりとした時間を過ごした。

「はぁ~美味しかった」

食事を終え、ここは私が!と店員さんを呼ぶ。

「お会計をお願いします」

そう声をかけたら……。

「もうすでにお支払い済みです」

店員さんにはそう言われてしまった。

「は、隼人……!いつの間に払ったの!?」
「美羽がトイレ行ってる時に」

「ダメだよ。私、今日全然お金使ってない……」
「別にいいじゃん」

よくないよ……。
運転もしてもらってるのに、食事代まで払わせるなんて……。

私が困った顔をしていると、隼人はふっと笑った。

「まぁ、いいじゃん。なんか美羽のこと見てると甘やかしたくなっちゃうんだよ。欲しい服みたら、目キラキラさせるし、ご飯も美味しそうに食べるからさ、払いたくなっちゃうんだ」

私、そんな子どもみたいなことしてる!?

隼人の言葉を不服に思いながらも、私は次の移動までのコーヒー代を支払うことで一旦納得した。


テイクアウトしたコーヒーを車に置いて、出発をする。

いつもなら買い物して帰るところだけど、今日は隼人が寄りたい場所があるみたいだ。

「ねぇ行きたい場所ってどこ?」
「それは着いてからのお楽しみ」

どこだろう……。
隼人がここに行きたい!っていうことってあんまりないからなぁ。

途中寄り道をしながら、車を二時間くらい走らせると、もうあたりはすっかり暗くなっていた。

車を進めるにつれて、街灯も全然なくなって山奥みたいだ。
こんなところに来て何をするんだろう。

隼人はあるどこかの駐車場に車を停めた。

今は夜ごはんを途中で食べたりしていたので、21時頃。

「真っ暗だね」
「足元気を付けてね」

隼人が私の荷物を持ってくれてゆっくりと進む。
そして彼は少し歩いて立ち止まり、私に言った。

「美羽、上向いて」
「上……?」

言われるがまま上を見てみると、そこにはキラキラと光る満天の星空が広がっていた。

「うわぁ……キレイ」

周りに街灯は一切なくて、その分星がキレイに輝いて見える。

「すごいね……」
「ここ覚えてる?」

隼人が尋ねる。

「なんだっけ?」

今、私がどこに来ているのかも正直分かっていない。
すると隼人は答えた。

「ここ、長野だよ。大学のサークルの時にみんなで行ったろ?」
「えっ、あのコテージがついてるところ?」
「そう……」

大学生の頃、サークルの合宿でみんなで天体観測が出来るところに行ったことがある。

本当にキレイで、みんなとしゃべることも忘れて眺めていたんだっけ。

「ここだったんだ……」

サークルの頃は、ここの近くのコテージを借りてみんなで止まったりしたんだよね。

「キレイ……」

キラキラ光る夜空を私は隼人と並んで眺めていた。
この星空を眺めていると思い出すなぁ。

「ねぇ隼人、覚えてる?大学生の頃。卓也と三好くんが流れ星にお願いするんだって。ずーっと待機してたよね?」

「そうだっけ?」

「そうだよ、それで願いごとの時は一番高くジャンプした人が願いを叶えてもらえるって誰かがウソをついて……それをふたりとも信じちゃってさ」

大学生らしいノリでふさげて、みんな笑ってたのをよく覚えてる。
しかし、隼人はさらりと答えた。

「覚えてないな」
「そっかぁ……じゃああれは?卓也とよっちゃん先輩が~」

「美羽」

──ドキッ。

隼人はいつもより低い声で私の名前を呼んだ。

なんだろう。
真っ暗だからって言うのもあるのかな。

隼人の表情が見えなくて、ちょっと不安になる。

「そんな話いいじゃん。俺、全く覚えてないし」
「そ、そっか。そうだよね」

もう何年も前の話しだ。
私たちがくだらないことをして笑っていた時も、隼人はそこに混じらず優しく見守っている感じだった。

昔からずっと大人びてるんだよなぁ。
だからそんなバカ騒ぎしてたことなんて覚えてないよね。

「美羽がさ、星をみて……俺の隣で将来は星が見えるところに住みたいって言ったの覚えてる?」
「えっ」

私、そんなこと言ったっけ……?

なんか恥ずかしい……。

「星よりも輝いてるんじゃないかってくらい、キラキラさせてさ」
「ちょっとやめてよ~」

「かわいいなって思った」

私が隼人を止めると、隼人は真面目な顔をする。

「俺さ、その時美羽のためならこの近くの家買ってもいいなって思ったんだ」
「もう、またそんな冗談言う」

「冗談ではないけどね。でも、大人になったら俺……もう一度美羽とここに来たいって思ってたんだ」

それで……こんな遠くまで車を出してくれたんだ。

もう一度、あの星が見れるって素敵だなぁ。

だって本当なら、大人になってサークルの友達みたいに、だんだん関係が薄くなってお互いに別々の人生を送っているんだ。

でも隼人は今でも側にいてくれる。
これって不思議なことだよね。

「また一緒に見れてよかった」

私が告げると、隼人は嬉しそうに笑った。

「俺も美羽と見れて良かったよ」

昔のことは覚えてなかったけど、たしかに大学生の私ならこんなところに住みたいっていいそうだ……。

「……っ、くしゅん」

すると、体が冷えたのか、くしゃみが出てしまった。

「寒いよね。そろそろ行こうか」

隼人の言葉に私は頷く。
私たちは車へと戻った。

はぁ……すごくいい一日だったな。

今日が終わってしまうのが惜しいくらいだ。

「普通の日なのに、特別な日みたいだった」
「美羽、最近疲れてるみたいだったから」

「ありがとね、隼人……元気でたよ」
「それなら良かった」

ただの同居人なのに、私が元気ないことに気づいてこんなところまで連れていってくれるなんて……。

隼人は優しいな。

「隼人って本当に完璧だよね」

「俺、そんな完璧じゃないよ」

やっぱり自覚ないんだ。
こんな人めったにいないのにな。

「美羽」

すると隼人はまっすぐに私を見つめてきた。

「隼人?」

どうしたんだろう……。
そっと私に近づく隼人は何かをボソっとつぶやいた。

「……ってね」
「えっ」

隼人の声が聞き取れなくて聞き返そうとすると、彼は私にぐいっと身体を寄せる。

それはキスできそうなくらい近い距離だった。

「は、隼人……」

思わずドキっとしてしまい、固まる私。
すると、隼人はそのまま私の後ろにあるシートベルトを引いた。

「これ、忘れてるよ」
「あ、あ……そういうことか!」

やだ、隼人の雰囲気が変だったから、勘違いしちゃった……。
ずっと一緒にいた幼馴染に限ってありえないよね。

「帰って家でゆっくりしようか」
「そうだね」

隼人は普段の変わらない表情で車を発進させた。


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