ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~

cheeery

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溺愛は窒息レベル

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「美羽、コーヒー淹れたよ」
「ありがとう」


歪な形で付き合うことになった私たち。

隼人のしていることは未だに理解は出来ない。

でも結局は私もそんな隼人の愛を求めてしまうほどおかしくて、狂った人間なんだと受け入れてしまえば楽だった。

私は借りていたマンスリーの家をすぐに解約し、今隼人が住むこの家に戻ってきている。

「今日からはまた二人の家だから、美羽は気を遣ったりしないようにね」
「うん……」

返事をすると、隼人は私をぎゅっと抱きしめる。

「嬉しいよ、美羽……」

隼人、温かいな。

「美羽がいなくて、寂しくて寂しくて仕方なかった。美羽のいない生活は、生きていないも同然だよ」

「大げさだって……」

私が言うと、隼人の顔がそっと近づく。
すぐにキスされるんだと分かった。

でも……。
思わず顔を逸らしてしまった。

「美羽……?」
「ごめん、ちょっと恥ずかしくて……」

恋人になった自覚はある。
でもこの間までただの幼馴染だったのに、今は恋人同士っていうのが恥ずかしくて耐えられなかった。

それに私はキスの経験さえない。

「美羽がまだ心の準備が出来てないなら、いくらでも待つからね」

隼人はそう言って私の頭をポンポンと撫でた。

……しないんだ。
拍子抜けした。

隼人ほどの大きな愛を持っていたら、強引にでも奪ってくるくらい情熱的なキスをしてくるかと思ったのに。

でも考えてみれば、私が隼人と同棲していて、男女の関係になりそうになったことは一度もない。

こうやってレールを引き続けてきたって言うなら、身体を求めることだってありそうなのに……。

「変なの」
「どうしたの?」

「隼人……私のことが好きだったのに、ここに住んでいる時1回たりとも私に手を出したことは無かったよね?かなりお酒が入って酔ってる時も、そういう目で見られてるって思ったことなんか1回も無かったし」

「そんなの当たり前じゃん。今までどれだけ時間かけてきたと思ってるの?そんな、欲に溺れて美羽に手を出すような愚かな人間じゃないよ。俺は」


なんか、そんなこと真っ直ぐに言われると。恥ずかしくなってくるな……。

「顔赤くなってる」

そりゃ、なるよ。
隼人に言われて、私は顔をそむけた。

彼からの重い愛情が今はなんだか嬉しくて、仕方ない。

今は監禁とかされているわけじゃないけど、あの時あのまま監禁されてたらどうなってるのかなとかも考えてしまう。

って、私も変態かな……。

隼人と思いが通じあった時、彼は拘束を解いてくれた。
彼の元から逃げる意思がないんだと気づくと、手錠をとって何度も「ごめんね」と謝られた。

強引にされたわけでもないし、手錠もしっかりとスポンジで巻かれていて私の腕には何の跡もついていない。

もともと私の腕を傷つけないように、気を遣われていたように思う。

それから話し合いをしたんだよね。

隼人は30になったら結婚というのをずっと言っていたけれど、結婚することはもう少し待って欲しいと伝えた。

私はまず付き合うとかその他の経験もないし、いきなり結婚となると準備が出来ないから。

それを伝えると、少し不満そうな顔をしたけれど隼人は「分かった」と返事をしてくれた。

ゆっくり時間をかけて、幼馴染の関係を抜け出せたらいいなって思ってる。

それからは普通に過ごしていた。
生活は前過ごしていた日々と全く変わりはない。

隼人がご飯を作ってくれたり、テレビを見てふたりで笑ったり……食後のココアを入れてくれたりとか、同棲していた時と変わらない。

でも夜はそうじゃなかった。

「恋人同士になったわけだし、そろそろ俺の部屋で一緒に寝る?」

隼人がテレビを見ながらそう提案してきた。

一緒に……。

「でも狭いんじゃないかな?」
「大丈夫だよ、俺の部屋のベッドキングサイズのベッドだから」

キングサイズ!?
そういえば、確かに大きかったような……。

まさかこうなることを見込んで買ったとかないよね?

私が隼人に視線を向けると隼人は言った。

「いつか美羽と一緒に寝るつもりで買ったんだ」

やっぱり……そうだった!
隼人ならやりそうだもん。

でも、今私たちは恋人同士。
別々の部屋で寝るのは自然じゃないし……。

私はこくんと頷いた。

隼人に一緒に寝ようと提案されてから、急に隼人のことを意識してしまった。

一緒に寝るってことは、今日はそういうことをするってことなのかな?

考えすぎ?
はじめてだから分からない。

すると隼人は囁くような声で言った。

「お風呂に入っておいで」

──ドキン。

やっぱり……そうだよね。

「う、うん」

私は緊張しながらも、立ち上がるとすぐに脱衣所に向かった。

さっきはなんともなかったのに緊張してきちゃった。

シャワーを出して、体を念入りに洗う。

隼人といよいよそういう関係になるのかもしれない。

私が着替え終わり、脱衣所を出ると隼人が待っていた。

「う、うわぁっ」
「ふふ、遅かったね」
「そ、そうかな」

やだ……なんか目が見られないかも。

目を逸らすと、隼人は優しい顔で私の頭をポンポンと撫でる。

そして小さな声で言った。

「ベッドで待ってて」
「……っ、ぅ」

心臓がドキドキしてどうにかなっちゃいそうだ。

私は自分で髪を乾かし、隼人の部屋のベッドで待っていた。

隼人の部屋を見渡す。

この前はここで色々見てしまったんだよね……。

私が一人でいる間も盗聴してたみたいだし、今もしてるとかは、ないよね。

もう、両思いになったし……さすがにやめてくれたかな。

そんなことを考えながら、パソコンに手を伸ばした瞬間。

「何してる?」
「うわあっ!」

お風呂を終えた隼人に声をかけられた。

隼人は後ろから私を抱きしめる。

「は、隼人……」
「ダメでしょ、勝手に人の物見たら」

「ごめん……でも気になっちゃって。さすがにまだ私のメッセージ見たりとかしてないよね?」

すると隼人はニコッと笑った。

「俺は美羽のヒーローでいないといけないからね。美羽が傷つくことがないようにずっと」

それって、今でも見てるってこと?

「ほ、ほらもう両思いになったわけだし、そんなに干渉する必要ないんじゃない?私の彼氏は隼人になったわけだしさ」

「どうして彼氏になってだけでやめるってことになるの?」

隼人はまっすぐに疑問をぶつけてくる。

「えっ、だって……そういうのされると信頼されてないように感じちゃうというか……」

「ああ、そっか。そういう風に思っちゃったんだ。美羽、違うよ。勘違いさせてごめんね。美羽を信頼してないわけじゃないんだ。周りの男たちを信用していないんだよ」

それは分かってるけど、だからって監視するのは……。

「分かってほしい。もう2度と美羽を傷つけられたくないんだ」

そうは思いつつも、私は流されるままに返事をしてしまった。

「う、うん……。でもほどほどにしてね」

「そんなことより」

隼人は話題を断ち切るように私を後ろから包み込んだ。

「は、隼人……」
「早く美羽とくっつきたいよ」

ぎゅうっと抱きしめると、後ろから首筋にキスを落とした。

「んっ……」

そのままなだれこむように隼人は私をベッドへ押し倒す。

「あっ、隼人」
「なあに?」

私の言葉は聞いてくれるけど、行動は止めてはくれない。

「そ、その……するの?」

私は彼を見上げて尋ねる。

「そんな可愛い顔されると困ったな」

隼人は眉を下げて、目線を逸らした後私に尋ねた。

「不安?」
「その……不安っていうか、私経験がない、から……」

ごにょごにょと小さくなっていく声。
引かれたりしないかな。

「大丈夫、知ってるよ。俺のせいだもんね」

そう、隼人のせいだ……。

「俺に任せて」

隼人が耳元で優しく囁く。
隼人はゆっくりと私に近づくと、私の口にキスをした。

「ん……」

最初は触れるだけのキス。
それから次第に深くなっていく。

「ん、はぁ……」
「美羽、かわいい」

ちゅっ、ちゅっ、と響くリップ音が私の思考を溶かしていく。

「はぁ……っ、は」
「全部かわいい。声も顔も、気持ちよくなってる姿も……」

ああ、頭がクラクラする。
キスってこんなに気持ちいいものなんだ。

酸素を取り込むのがやっとで、口を開いてもすぐにまたキスで埋め尽くされてしまう。

「隼人、くるし……」
「ずっと待ってたから、もう止められない」

隼人も興奮してる?
頬が赤く染まり、目がじんわりとうるんでいる。

そんな彼の姿を見たら、私も嬉しくなって彼の背中に手を巻きつけた。

そっと手がショーツに伸びてくる。

「……っ、あん」

思わず声が出てしまい、手で口を覆って隠すと、その手を取られベッドに縫い付けられる。

「もっと声、聞かせて。美羽の全部が欲しい」
「あっ、隼人……」

彼が服を脱ぐと、しっかりと筋肉のついた裸体が目の前にうつる。

わ……隼人すごい筋肉。
こんなに男らしい身体だったっけ?

思わずドキドキしてしまう。

隼人の手が服をまくり、それからブラのホックを外す。

「……やっ、」

はらりとはだけると胸元が露出して、顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなった。

「キレイだ……」

隼人はぼーっと私の裸を見つめる。

「そんなに見たら、ダメ……っ」
「ずっと頭に焼き付けておきたいくらい、キレイだよ」

「あっ……」

彼の重たい言葉と、甘い愛撫が私を狂わせていく。

ああ、もっと。
もっと言ってほしい。

私が隼人に向かって手を伸ばすと、彼はその手をとって優しいキスを落とした。


「美羽、愛してるよ」

ああ、やっと欲しい言葉が降ってきた。

「私も、愛……してる」
「煽ったら、止められなくなっちゃうよ」

止める気なんかないクセに。

思考がドロドロに溶けそうになるくらい、優しい愛撫に酔いしれて、私は、目の前の快楽に身を委ねた。


朝、目覚めると隣には隼人が眠っていた。

昨日……気持ちかった……。

はじめては痛いなんて聞いていたのに、エッチがこんなに気持ちいいものなんて知らなかった。

それにあの隼人の顔。

『美、羽……っ』 

目を潤めて必死に呼んでくる顔がすごく煽情的だった。

日常は全然変わらないのに、なんだか変わって見えてしまう。

「好きだよ、隼人……」

私は寝ている隼人に向かってつぶやく。
すると。

「朝から告白なんて嬉しいな」

隼人は横になったままぎゅうっと私を包み込んだ。

「隼人……!」
「ああ、ずーっとこうしてたいのに、美羽は仕事か」

隼人は今日休みだもんね。

「本当は1日中繋がっていたかった」

耳元でボソっとつぶやかれ、顔を真っ赤にする私。

「ちょっ、何言ってるの……っ」

ずっと布団でイチャイチャしていたいけど、このままこうしていると一生布団から出られなそうだ。

「準備していくね」

手が名残惜しそうに離れていく。
私は急いで準備をした。

「じゃあ行って来ます」
「行ってらっしゃい」

隼人はちゅっと私の唇にキスを落とす。

「今日の夜、迎えに行くからどこかでご飯でも食べて帰ろうか」
「うん、行ってきます」

隼人は笑顔で私を送りだしてくれた。

そして職場につくと、新しい職員が入ってきた。

そういえば、今日は新しい人が入ってくる日だって言ってたな……。

「新任の桜田と申します。よろしくお願いします」

今日、園長先生に紹介された、桜田史郎くん。
この園で唯一の男性だ。

桜田くんは私の3つ下の男の子で、はにかんで笑う笑顔が可愛らしい。
これはきっと、お母さんたちを虜にするだろうな……。

甘いマスクに、素直で元気のいい先生。
園児にもすぐ受け入れられるだろう。

「しばらく教育係として葉山さんについてもらいます」
「はい」

「葉山さん、よろしくお願いします!」

桜田くんは私の前にたたっとやってきて深く頭を下げた。

なんていうか、柴犬に似てるかも……。

この日は私の側についていてもらって、仕事を教えながらの1日が終わった。

「桜田くん、さっそく園児に大人気だったね」

「嬉しい限りです。葉山さんのみたいな優しい上司がついてくれて安心しました」

桜田くんって、世辺りが上手そう……。
話をしながら、校門の前まで来るとそこに隼人が待っていた。

「あっ、じゃあ桜田くん。また明日」
「はい、今日はありがとうございました」

桜田くんは一瞬、隼人に視線を向けると、そのままお辞儀をして帰っていった。

桜田くんの背中を見送ると、隼人に伝える。

「ごめんね、お待たせ」

すると隼人は低い声で言った。

「誰……あれ」

「ああ、えっと桜田くんっていう今日来たばっかりの新しい先生だよ。私が教育係になることになったの」

「何か危険なことはない?狙われてるとか」

隼人!?

「ないよ、だって今日来たばっかりだし……」

「分からないでしょ、美羽のこといいかもって思うかもしれない。早いうちから気持ちを折っておかないといけないね」

まただ……。
隼人の悪いクセが発動してる。

生きていて男性と関わらるのは、必須のことだ。
それで毎回のようにこんなことされていたら、周りの人に迷惑かけちゃうよ。

「隼人、聞いて欲しいの。もう私付き合ってるんだから、そうやって誰かに危害を加えようとするのはやめてほしい」

「でも……」

「でもは無し!じゃないと私……隼人とは付き合っていけないから」

ハッキリと告げると、隼人はしゅんっと落ち込んだように眉を下げた。

「分かったよ……美羽がそんなに言うなら。でも危なそうだったらすぐに教えてね」

「分かった」

それから私と隼人はご飯を一緒に食べてから帰宅した。

「お風呂入れてあげるから、ゆっくり入ってきな」
「いいの?」

「うん。それか、一緒に入ってもいいんだよ」

隼人が私を後ろから包みこむ。

「それはもう少し後で……」

私が小さい声で言うと、隼人は私の頬にちゅっとキスをして「じゃあ部屋で待ってるね」と伝えた。


隼人は私に対してはすごく優しいんだよね……。

決して無理強いしようとはしないし、待ってくれる。

でも男の人に対しては厳しくて……。
桜田くんの話もありんまり隼人の前でしない方がいいよね。

お風呂からあがると、交代で入るように隼人もお風呂に向かう。

私は寝る準備をして隼人の部屋で待っていた。

昨日、隼人と一緒に寝たらすごくよく眠れた。

温かくてずっと、後ろから抱きしめられていて……。

そこまで考えたら、昨日のことを思い出してしまって私は顔を赤く染めた。

『美羽……っ』

昨日のことが蘇ると、少し体が疼いてしまう。

やだ、私……何してるんだろう。

そうこうしているうちに隼人が準備を終えて寝室にやってくる。

今日は人を教えながら、園児たちを見ていたこともあってかクタクタだ。

布団に入っていると眠くなってくる。
すぐ寝ちゃいそう……。

そんな風に思っていた時、布団に入った隼人の手が体の中にもぐりこんできた。

「……っ、あ。隼人」

びくりと隼人の手に反応してしまう。

「き、今日はさすがに……」
「そっか……」

すると隼人は悲しそうな顔をした。
そ、そんな落ち込むこと!?

「愛し合ってるカップルは毎日するものだから……」
「ま、毎日!?」

普通の恋人同士ってそんな頻度でするの!?

「そうだよ、知らなかった?」
「う、うん……」

ま、毎日だなんて……。
誰ともそんな話をしたことがなかったから、聞いたことがなかった。

「でも、毎日はさすがに……」
「そっか、それなら仕方ないよ。でもちょっと寂しいな」

寂し気に寝る支度をする隼人。
そうだよね……。

毎日するものなのに、断られたら隼人もいずれ私に興味なくなっちゃうかも。

「は、隼人……!」

私は隼人に声をかけた。

「だ、大丈夫……今日もしよ」

小さい声で応えると、隼人は一瞬嬉しそうな顔をして私に抱きついてきた。

それからはもう、当然のように……。

「んっ……」

だんだんその気にさせられて。

「……ふ、ぁ」

けっきょくは……。

「ああっ!」

ドロドロに甘やかされてしまった。

今日は疲れているから、なんて思っていた自分がウソみたい……。

ドロドロに乱れて恥ずかしい。

「美羽、ありがとう。無理させてごめんね」
「ううん」
「愛してるよ」

隼人は私にキスをすると、私のお腹を優しく撫でて寝かしつけてくれた。


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