48 / 53
灰かぶりの少年48
しおりを挟む侯爵様のお屋敷に来てから1週間ー
食事は1日に1回
侯爵様が近くにいない時は必ず鉄格子に閉じ込められている
命令されたことは必ず実行する、機嫌を損ねることは絶対にしてはいけない
他の使用人と話してはいけない
トイレに行きたい時は侯爵様と一緒に同行し排泄してもいいと言われるまで我慢すること
………
昨日はトイレの失敗をして酷く怒られた
「ご主人様…僕トイレに行きたいです」
「よかろう、では来なさい」
「はい…」
トイレに行けるのは良いがあまり気が進まない
「便器の前に立って、いつも通り下着を下げなさい」
「ッ…」
侯爵様はすぐ背後にいるのでいつも見られ、管理される
「腹下が少しポッコリと膨らんでいるな」
灰かぶりの腹に手を回し、グッグッと膀胱あたりを指圧する
「ぁぅっ!」
「たくさん溜まっているみたいだがコレを排泄したいか?」
「…ふ…ぅぅ出したいです」
「何処から出したい?、前か後か?」
「まえ…っからです」
「前とは?」
「僕の小さい突起物から…っです」
「何回言わせるんだ…もっときちんとした言葉で言えっ!」
「っぅぅ…申し訳ございませんっ!!」
更にお腹を押されて、既にもう僕のペニスから尿が垂れ流れていた
「このおチンチンからオシッコを出したいですっ…僕のお腹から汚いオシッコを排泄したいですっっ…ぇ…えっぅ…ぅ…」
「そうだ、お前の汚いモノがココから流れていくんだよな…それは理解したが何故私の手が濡れているのだ?私はヤレと言ったか?」
「ぁ…あぁ…」
言葉が上手く発せない
「僕は…ご主人様の言うこと…がきけず先に出してしまいました…ッごめん…なさい…ぅぅ」
「分かっているな?…言うことがきけなかったら罰を与えると…」
侯爵様の声はとても怒っていた
地に響くような声で静かに呟く
「つぎは…このようなことが無いように気をつけます…から…どうか…ぇく…ぇ」
「こっちへ来なさい、お前は悪い子だ」
首襟を掴まれすぐトイレの隣にある浴室に服のまま押し込まれた
シャーーッ
「ッ…ぁつめたッ‼︎」
水が真上から降り、全身が一気に濡れ凍りつく
「冷たいか?だがお前には湯を使う必要性なんて無い」
今まで殆ど身体を洗う時は水で洗っていたがそれは….慣れもあり水温の時間帯も多少は知っていたからである
濡れた衣類がどんどん水を吸収しピッタリと体のラインに沿って引っ付いていく
乳首はピンと張り詰めとてもいやらしく酷いものだ
「水の刺激で乳首が勃っているな、ツネってやろう」
ギュム--ムムム…ギリギリイイギリイィイ
「いたッ…ッ‼︎」
乳首が千切れるかと思うくらい痛くて涙が更に溢れる
「この薄赤く熟した乳首からミルクを出しなさい」
「…ぇミル…ク?」
侯爵様の仰った言葉に時が止まる
男の自分に胸から母乳を出すことは不可能だ
「ああ、そうだ。今から出せと言っている」
「ご主人…様…僕は胸からミルクを出すことはできません…っ申し訳ございません…」
「それだけか?」
「!?」
やはり命令に反する答えなのでこの後、怒られて殴られるだろう
反射的に身構えてキュッと目を瞑った
「もう一つ別の場所があるではないか」
「別の場所?」
「面倒がくさい奴隷だ…自分で考えろ」
突然、自分の股間に足が振り翳された
「ぎぃぁぁっ!!」
「何処からミルクを出すか分かったか?」
靴でグリグリとペニスを踏み、怒りを露わにした侯爵は灰かぶりに罵声を浴びせる
灰かぶりもこの状況をどうにかしようと必死にズボンからペニスを出して侯爵の目の前で自慰をするがなかなか上手くいく気配がない
「お願い…出て…どうして…ぇいつも勝手に出たりするのに…なんで僕イケないの…っぅっ…!」
「長い時間を待ったがどうやら私の言う通りにできなかったみたいだな…よくわかった、今日は一日中ココにいなさい」
外からお風呂場の鍵をガチャッと閉められ、出れなくされてしまった
冷たい水も被っているのでとても寒い
しかしこんな事になったのは自分のせいである
自分が悪いのだ
明日は必ず…
……… ………
そんな出来事が昨日あったー
「くしゅんっ!」
何だか朝からずっと寒気がして息苦しい
ずっとお風呂場で閉じ込められていたせいなのか、やっと許しを頂いてお風呂から出してもらったのは深夜…
いつもとは明らかに違う自分の体調に戸惑いを感じた
「もしかして…熱あるのかな?」
ボーとしてズキズキと頭が痛む
あまり考えないようにしよう
深く考えたとしてもどうにもならないのだ
から‥
22
あなたにおすすめの小説
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
悪夢の先に
紫月ゆえ
BL
人に頼ることを知らない大学生(受)が体調不良に陥ってしまう。そんな彼に手を差し伸べる恋人(攻)にも、悪夢を見たことで拒絶をしてしまうが…。
※体調不良表現あり。嘔吐表現あるので苦手な方はご注意ください。
『孤毒の解毒薬』の続編です!
西条雪(受):ぼっち学生。人と関わることに抵抗を抱いている。無自覚だが、容姿はかなり整っている。
白銀奏斗(攻):勉学、容姿、人望を兼ね備えた人気者。柔らかく穏やかな雰囲気をまとう。
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ビッチです!誤解しないでください!
モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃
「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」
「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」
「大丈夫か?あんな噂気にするな」
「晃ほど清純な男はいないというのに」
「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」
噂じゃなくて事実ですけど!!!??
俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生……
魔性の男で申し訳ない笑
めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる