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第1章 エイゼル領の伯爵
第1章第004話 チュートリアル 実践編
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第1章第004話 チュートリアル 実践編
・Side:ツキシマ・レイコ
「さて。今日のチュートリアルは、実践編です」
この体でも、きちんと眠たくなるようで、昨晩は寝室に案内されてぐっすり寝た。
次の朝、これまた和食の朝食だった。米派だった私にはありがたい。
食事の後は、ジャージに着替えさせられてから外に出た。
赤井さんの家…というか。岩山の中を削っていろいろ部屋を埋め込んだかのような拠点から、荷物運搬用じゃないかという広いエレベーターを使って。最初に目覚めた場所とは岩山を挟んで逆側という場所に出た。
目の前に広がるは、草原というか荒野というか。先には、森も見えるし、周囲は山に囲まれている感じだ。直径数キロルートルのカルデラかクレーターの内側っぽいという印象の開けた場所。
「さて。お楽しみチートの第一弾、マナの体の性能確認です。今のレイコくんは、見た目は小学生の女の子です。この世界で子供一人から生活を始めるのは、そこそこ困難が伴います。そこで用意されたのがそのマナの体」
なんか通販番組みたいになってきた。商品は私?
「昨日説明したように、玲子君の体はマナで出来ています。原子力もあわやというパワーを秘めたその体は、十万馬力どころではありません。三輪車にジェットエンジンを積んだようなものです。玲子君はまず、パワーに振り回されないようにその体の御し方を学ばないと、日常生活もままなりません」
赤井さん、のりのりで解説しています。
「今から、その肉体能力のリミッターを外しますので。今日一日はその状態に慣れることと、普段は人並みのパワーで過ごせるようになることを練習してください。最後に卵を摘まめれば合格です」
「なんで卵?」
「様式美です!」
岩山の出口のそばには、テーブルとパラソルとチェアが用意されている。そこに置かれたカゴには卵も入っているようだ。
「それでは5カウントで解除します。5、4、3…」
いきなり!と思いつつ。なにか衝撃が来るのではないかと身構えた。
「…2、1、はいっ」
ふと、足にかかっていた体重が無くなったかのように感じた。プールの中で足の指先だけでぽんと立っている感覚。重量を感じないわけではないけど、それを支えるのにまったく苦労しない。
慣れない感覚に戸惑ってふらつくと、バランスを崩して倒れかかった。空気を掻いて慌てて倒れそうな方向に脚を踏ん張ると…それだけでポーンと体が宙を舞った。
「あやややや?」
踏ん張ったときの力が重心を通らなかったために体がクルクルと回りながら五メートルほどの高さまで吹っ飛んでいく。思わず腕で頭をかばうと、接地した瞬間に今度は腕の力で体が横に飛ぶ。
五回ほどスーパーボールのように飛び跳ねてから、体の力を抜くのでは無く硬直させることで跳ねるのを止めた。
動かないことに力を使わないとじっとしてられない。…ピクリとも出来ない。
「ちょっなにこれ?」
「落ち着いて。最初は羽毛にでもなった感じでそっと優しく地面を触ること。力で押すのではなく、手足の位置をじっくり変えるだけの感じで」
五分ほどいろいろやっていると、ぎこちないながらもなんとか普通に歩けるようになってきた。
「筋力がものすごくピーキーなんだけど。でも、ぶつけても全然痛くないのね」
「普通に傷つけるのはまず無理な体だし。ジャージも、ちょっとやそっとじゃ破れない素材にしておいたから。しばらくこの辺を動き回って、いろいろ試すといいよ」
とりあえず、歩く練習から始めた。徐々に駆け足をしたり、ジャンプしたり。
ジャンプには特に注意した。地面が陥没することに目を瞑れば、それこそビルを飛び越えられるくらい跳べるけど。空中での姿勢はまったく変えられないので、ジャンプした瞬間に体が少しでも回転していると、体が回って頭から着地しかねない。それに、地面が柔らかいと、地面を蹴ろうとした時に足が地面にめり込む。
いろいろ試して慣れてくると、走るのは楽しかった。速度が乗って空気抵抗と平衡すれば、あとはつま先で軽く地面を蹴るだけで速度を維持出来る。それくらいの足の動きなら腕を振る必要も無く、まさにシュタタタと忍者走り。
ただ、加速や減速はどうしても地面とのグリップが問題になるので、そこを間違えると滑ってこけたり、止まれずに木やら岩にぶつかったりする。
試しに、両手を横に出してキーンと言いながら走ってみたけど。これは空気抵抗で前傾にならないとそれ以上速度が出せなくなってしまった。漫画のようには行かないね。
草原を走り回って一周することには、足回りについてはかなり慣れたので。今度は腕力を試してみることにした。
小石をゆっくり握りしめると、ビキビキと音がして粉々になった。
近くにあった岩を殴ってみたが。腕を前に出す反動がそのまま体に来るので、インパクトの衝撃をうまく伝えるのが難しかった。助走を付けても、短い距離だと加速が出来ないので大差なく。体が軽いといかんともし難いなぁ。
試しに抜き手をやってみた。最初は軽く、徐々に強く。衝撃が伝わる面が小さいためか、やっと岩を欠くことがが出来た。こりゃ削岩機だね。
地球割り? 手が地面にめり込んで終わりです。当たり前。
と、調子にのっていろいろ叩いていたら、手の皮が赤剥けていることに気がついた。
全く痛くはないのだが。慌てて赤井さんのところに行った。
「赤井さん!これ直るの?」
「マナで体が出来ているとは言っても、毛とか皮膚はある程度有機的な物質によって代謝するから。再生に数日はかかるけど、元通りになるよ。ただ、材料としてある程度の水や食事は必須だから、全く食べないでいるとちょっと凄いことになるので注意ね」
マグマに飛び込んでも平気だけど、皮膚が無くなって赤いマネキンみたいになるって。想像したらけっこう怖いぞ。
続いて、今度は岩を持ち上げてみた。いや、持ち上げようとしてみた。
私くらいの大きさの岩をひょいと掴んで持ち上げ…とやりたかったのだけど。実際は岩を掴んでの横懸垂状態。そりゃ、岩を含めた重心が両足の間に来ないと、持ち上がらないよね。岩の片側を持ち上げて下に潜り込んでリフトアップ…なら出来そうだけど、汚れるのでパス。
木と木の間を飛び回ってみた。多少は出来るんだけど、そもそも葉に隠れた枝に見当を付けて飛び回るのは凄く難しい。枝にぶら下がってくるんとかやろうとしたら、勢いに負けて枝が折れた。折れない太さの枝は太すぎてつかめない。それでも無理して掴もうとしたら、枝を握りつぶしてしまい、やはり折れた。
飛び移るだけなら出来るんだけどね。やっぱこれも漫画のようには行かないか。
赤井さんのところに戻ると、卵を準備して持っていた。ここにも鶏がいるのかな?
その卵を地面にそっと置くと、はいどうぞという感じて手のひらで示す。そういや、最後に卵とか言っていたっけ。
私は、軽く膝を曲げて屈んで、卵をそっと割らないように摘まんで拾い上げ、赤井さんに渡した。なるほど、これはけっこう神経を使う作業。
赤井さんはうれしそうに笑っていた。ドラゴンの顔だからちょっと恐いけど。
・Side:ツキシマ・レイコ
「さて。今日のチュートリアルは、実践編です」
この体でも、きちんと眠たくなるようで、昨晩は寝室に案内されてぐっすり寝た。
次の朝、これまた和食の朝食だった。米派だった私にはありがたい。
食事の後は、ジャージに着替えさせられてから外に出た。
赤井さんの家…というか。岩山の中を削っていろいろ部屋を埋め込んだかのような拠点から、荷物運搬用じゃないかという広いエレベーターを使って。最初に目覚めた場所とは岩山を挟んで逆側という場所に出た。
目の前に広がるは、草原というか荒野というか。先には、森も見えるし、周囲は山に囲まれている感じだ。直径数キロルートルのカルデラかクレーターの内側っぽいという印象の開けた場所。
「さて。お楽しみチートの第一弾、マナの体の性能確認です。今のレイコくんは、見た目は小学生の女の子です。この世界で子供一人から生活を始めるのは、そこそこ困難が伴います。そこで用意されたのがそのマナの体」
なんか通販番組みたいになってきた。商品は私?
「昨日説明したように、玲子君の体はマナで出来ています。原子力もあわやというパワーを秘めたその体は、十万馬力どころではありません。三輪車にジェットエンジンを積んだようなものです。玲子君はまず、パワーに振り回されないようにその体の御し方を学ばないと、日常生活もままなりません」
赤井さん、のりのりで解説しています。
「今から、その肉体能力のリミッターを外しますので。今日一日はその状態に慣れることと、普段は人並みのパワーで過ごせるようになることを練習してください。最後に卵を摘まめれば合格です」
「なんで卵?」
「様式美です!」
岩山の出口のそばには、テーブルとパラソルとチェアが用意されている。そこに置かれたカゴには卵も入っているようだ。
「それでは5カウントで解除します。5、4、3…」
いきなり!と思いつつ。なにか衝撃が来るのではないかと身構えた。
「…2、1、はいっ」
ふと、足にかかっていた体重が無くなったかのように感じた。プールの中で足の指先だけでぽんと立っている感覚。重量を感じないわけではないけど、それを支えるのにまったく苦労しない。
慣れない感覚に戸惑ってふらつくと、バランスを崩して倒れかかった。空気を掻いて慌てて倒れそうな方向に脚を踏ん張ると…それだけでポーンと体が宙を舞った。
「あやややや?」
踏ん張ったときの力が重心を通らなかったために体がクルクルと回りながら五メートルほどの高さまで吹っ飛んでいく。思わず腕で頭をかばうと、接地した瞬間に今度は腕の力で体が横に飛ぶ。
五回ほどスーパーボールのように飛び跳ねてから、体の力を抜くのでは無く硬直させることで跳ねるのを止めた。
動かないことに力を使わないとじっとしてられない。…ピクリとも出来ない。
「ちょっなにこれ?」
「落ち着いて。最初は羽毛にでもなった感じでそっと優しく地面を触ること。力で押すのではなく、手足の位置をじっくり変えるだけの感じで」
五分ほどいろいろやっていると、ぎこちないながらもなんとか普通に歩けるようになってきた。
「筋力がものすごくピーキーなんだけど。でも、ぶつけても全然痛くないのね」
「普通に傷つけるのはまず無理な体だし。ジャージも、ちょっとやそっとじゃ破れない素材にしておいたから。しばらくこの辺を動き回って、いろいろ試すといいよ」
とりあえず、歩く練習から始めた。徐々に駆け足をしたり、ジャンプしたり。
ジャンプには特に注意した。地面が陥没することに目を瞑れば、それこそビルを飛び越えられるくらい跳べるけど。空中での姿勢はまったく変えられないので、ジャンプした瞬間に体が少しでも回転していると、体が回って頭から着地しかねない。それに、地面が柔らかいと、地面を蹴ろうとした時に足が地面にめり込む。
いろいろ試して慣れてくると、走るのは楽しかった。速度が乗って空気抵抗と平衡すれば、あとはつま先で軽く地面を蹴るだけで速度を維持出来る。それくらいの足の動きなら腕を振る必要も無く、まさにシュタタタと忍者走り。
ただ、加速や減速はどうしても地面とのグリップが問題になるので、そこを間違えると滑ってこけたり、止まれずに木やら岩にぶつかったりする。
試しに、両手を横に出してキーンと言いながら走ってみたけど。これは空気抵抗で前傾にならないとそれ以上速度が出せなくなってしまった。漫画のようには行かないね。
草原を走り回って一周することには、足回りについてはかなり慣れたので。今度は腕力を試してみることにした。
小石をゆっくり握りしめると、ビキビキと音がして粉々になった。
近くにあった岩を殴ってみたが。腕を前に出す反動がそのまま体に来るので、インパクトの衝撃をうまく伝えるのが難しかった。助走を付けても、短い距離だと加速が出来ないので大差なく。体が軽いといかんともし難いなぁ。
試しに抜き手をやってみた。最初は軽く、徐々に強く。衝撃が伝わる面が小さいためか、やっと岩を欠くことがが出来た。こりゃ削岩機だね。
地球割り? 手が地面にめり込んで終わりです。当たり前。
と、調子にのっていろいろ叩いていたら、手の皮が赤剥けていることに気がついた。
全く痛くはないのだが。慌てて赤井さんのところに行った。
「赤井さん!これ直るの?」
「マナで体が出来ているとは言っても、毛とか皮膚はある程度有機的な物質によって代謝するから。再生に数日はかかるけど、元通りになるよ。ただ、材料としてある程度の水や食事は必須だから、全く食べないでいるとちょっと凄いことになるので注意ね」
マグマに飛び込んでも平気だけど、皮膚が無くなって赤いマネキンみたいになるって。想像したらけっこう怖いぞ。
続いて、今度は岩を持ち上げてみた。いや、持ち上げようとしてみた。
私くらいの大きさの岩をひょいと掴んで持ち上げ…とやりたかったのだけど。実際は岩を掴んでの横懸垂状態。そりゃ、岩を含めた重心が両足の間に来ないと、持ち上がらないよね。岩の片側を持ち上げて下に潜り込んでリフトアップ…なら出来そうだけど、汚れるのでパス。
木と木の間を飛び回ってみた。多少は出来るんだけど、そもそも葉に隠れた枝に見当を付けて飛び回るのは凄く難しい。枝にぶら下がってくるんとかやろうとしたら、勢いに負けて枝が折れた。折れない太さの枝は太すぎてつかめない。それでも無理して掴もうとしたら、枝を握りつぶしてしまい、やはり折れた。
飛び移るだけなら出来るんだけどね。やっぱこれも漫画のようには行かないか。
赤井さんのところに戻ると、卵を準備して持っていた。ここにも鶏がいるのかな?
その卵を地面にそっと置くと、はいどうぞという感じて手のひらで示す。そういや、最後に卵とか言っていたっけ。
私は、軽く膝を曲げて屈んで、卵をそっと割らないように摘まんで拾い上げ、赤井さんに渡した。なるほど、これはけっこう神経を使う作業。
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