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真夜の激怒
須藤花梨
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俺はバイトを終えて家に帰った。
真夜はまだ帰ってきていない。
ちょっとすると、玄関の鍵が空いた音がした。
真夜だ!迎えにいこうとしたけど。
「入って・・・・・」
ん?真夜の声だけど、花梨も一緒か?彼氏といなくていいのか??
とりあえず玄関への扉を開けると真夜と花梨がいた。
「おかえり」
「ただいま。」
「お邪魔します…」
「裕翔が居てもいいよね?」
「うん・・・・・」
なんか、真夜怒ってないか?
「それで…花梨はどうゆうつもりなの?」
「好きになっちゃったから…」
「相手は妻子持ちなんだよ!何考えてるの!!馬鹿じゃないの!!」
「だって…」
え?なにこれ。部屋に行きてぇ・・・・・
とりあえず、真夜の隣で大人しくしているけど、真夜は泣きながら怒ってる。
「だってじゃない!!」
「別居してて、別れるって言ってるし・・・・・」
「そんなこと!言うに決まってるでしょ!!」
「ごめんね…」
「謝る問題じゃないの!!花梨…しっかりしてよ・・・・・」
「優しくしてくれてたから…」
「もぉーーーー!!須藤花梨しっかりしろー!!相手の子供の事も考えなさい!!」
暫く真夜は怒ってた。
こんなに怒る真夜は初めて見た。
「花梨ごめんね。わたしシャワーで頭冷やしてくる」
真夜はお風呂にむかった。
「裕翔もごめんね…」
「真夜は花梨を心配してるんだからな?」
「うん…わかってる。私って親戚の家に住んでるでしょ?」
「そう言ってたよな。」
「高3の時に育ててくれた、おばあちゃんが亡くなってね。それから大学からも近いからって、叔母さんの家に住む事になったの。大学費用もおばあちゃんが貯めててくれてさ。」
「うん、そうだったのか。」
「産まれた時から父親って、いなくてさ。母親は私が小さい時に男作っていなくなったみたいなの。それでおばあちゃんが怒って、私を引き取ってくれたんだぁ。」
「うん」
やべぇ、、なんて言ったら良いんだ?
家に来るなり、険悪ムードで…内容がわからん!
とりあえず、伏せて悩んでるフリをしよう。
「おばあちゃんの葬式で母親を見たけど。もちろん親族として迎えたわけじゃなくて。すごく見てきたけど、私は逃げちゃった。本当は会って話をしたかったのに。おばあちゃんの前で母親と話する事が出来ないって思っちゃって。」
「小さい頃も寂しくない風にしてたけど、寂しくてね。甘えたいって事も思ってたの。今の彼氏と会って、甘えられて10歳年上なんだけど。お兄ちゃんであって、父親であって、彼氏なの。ダメだって、分かってても。惹かれちゃったんだぁ」
花梨は泣きながら、過去を話してくれた。
終わったのか?顔を上げて第一声はどうしよ…
「私はずっと、花梨と一緒にいるよ?」
いつの間にか真夜が花梨の後ろにいて、花梨を抱きしめた。
助かった…
「真夜…ごめんね」
「全然知らなくて、私もごめんね」
「もう…別れるから。」
「うん」
「置いていかれた子供の気持ち・・・・・私は分かるはずなのになぁ」
俺たちの前で、花梨は彼氏に電話して別れた。
花梨は言葉を噛み締めて、別れを告げたのに。
返事は、わかった。 だけだった。
その日、花梨は泊まった。
もちろん、俺は真夜の部屋に寝たんだけど・・・・・
朝になって。
「裕翔?起きなさい!」
「ん?」
俺の母親がいた…
目を擦ってみてもいた
「なんでいるんだよ!」
「いいじゃない。親なんだもん」
リビングに行くと、真夜母もいる・・・・・
真夜母は花梨の髪の毛を結んでる。
「花梨ちゃんも朝ごはん食べるわよね?」
「いいんですか??」
「遠慮しなくていいのよ?裕翔も真夜とも仲良くしてくれてるんだから。」
「ありがとうございます!裕翔ママ!!」
「花梨ちゃん、出来たよ」
「真夜ママありがとうございます!お母さんに髪の毛結んでもらえるのなんて、初めて!!おばあちゃんがやってくれてたけど、こんなに可愛く結んで貰えなかった!」
「あら、またやってあげるから、今度は家にも来なさいね」
は?仲良くなってね?
「花梨ちゃんはフェイスパウダーでふんわり感だすと、もっと可愛くなりそうね?」
「花梨!真夜母と母さんにに遊ばれるから気を付けろよ!」
「裕翔あんた、人聞きの悪いことは言わないの!」
「やってみようかなぁ…」
「ご飯食べたらやってあげるね!」
「やったぁ!!」
「花梨良かったね!」
とはいっても、花梨も元気になったっぽいな。
真夜もなんか嬉しそうだし。
母さん達は花梨とは初対面だよな…
花梨は俺たちの友達だから仲良くしてくれるとは思うけど、可愛がりすぎじゃないか?
「真夜は今度帰ってくる時は花梨ちゃんも連れてきてあげてね。2人分の荷物くらい裕翔も持てるから大丈夫よ!」
「うん!花梨も行こうね!」
「うん…ありがとう。真夜と裕翔ママ・・・・・」
花梨が俯いて泣き始めた。
「ありが…ありがとうございます・・・・・」
「そんな泣かなくて良いのよ?裕翔と真夜のお友達は私達の娘と同じなんだからね」
「そうよ!私達は娘1人と息子1人だったけど、今日からは娘2人になったんだから!そんなに泣いちゃって。ご飯食べたらメイクしようね!」
後から聞いたけど。母さん達は会った時から花梨の違和感に気が付いていたらしい。
会話の中で親の愛を欲しているように感じたんだとか。
母さん達に感謝した。同時に凄いって思った。
なのに。
「20年間あんた達をイジる為に観察してた結果ね。あんた達くらいの年齢の子の考えることは分かるわよ。」
見事に感謝を台無しにしてくれた。
でも、結果的には良かった。
真夜はまだ帰ってきていない。
ちょっとすると、玄関の鍵が空いた音がした。
真夜だ!迎えにいこうとしたけど。
「入って・・・・・」
ん?真夜の声だけど、花梨も一緒か?彼氏といなくていいのか??
とりあえず玄関への扉を開けると真夜と花梨がいた。
「おかえり」
「ただいま。」
「お邪魔します…」
「裕翔が居てもいいよね?」
「うん・・・・・」
なんか、真夜怒ってないか?
「それで…花梨はどうゆうつもりなの?」
「好きになっちゃったから…」
「相手は妻子持ちなんだよ!何考えてるの!!馬鹿じゃないの!!」
「だって…」
え?なにこれ。部屋に行きてぇ・・・・・
とりあえず、真夜の隣で大人しくしているけど、真夜は泣きながら怒ってる。
「だってじゃない!!」
「別居してて、別れるって言ってるし・・・・・」
「そんなこと!言うに決まってるでしょ!!」
「ごめんね…」
「謝る問題じゃないの!!花梨…しっかりしてよ・・・・・」
「優しくしてくれてたから…」
「もぉーーーー!!須藤花梨しっかりしろー!!相手の子供の事も考えなさい!!」
暫く真夜は怒ってた。
こんなに怒る真夜は初めて見た。
「花梨ごめんね。わたしシャワーで頭冷やしてくる」
真夜はお風呂にむかった。
「裕翔もごめんね…」
「真夜は花梨を心配してるんだからな?」
「うん…わかってる。私って親戚の家に住んでるでしょ?」
「そう言ってたよな。」
「高3の時に育ててくれた、おばあちゃんが亡くなってね。それから大学からも近いからって、叔母さんの家に住む事になったの。大学費用もおばあちゃんが貯めててくれてさ。」
「うん、そうだったのか。」
「産まれた時から父親って、いなくてさ。母親は私が小さい時に男作っていなくなったみたいなの。それでおばあちゃんが怒って、私を引き取ってくれたんだぁ。」
「うん」
やべぇ、、なんて言ったら良いんだ?
家に来るなり、険悪ムードで…内容がわからん!
とりあえず、伏せて悩んでるフリをしよう。
「おばあちゃんの葬式で母親を見たけど。もちろん親族として迎えたわけじゃなくて。すごく見てきたけど、私は逃げちゃった。本当は会って話をしたかったのに。おばあちゃんの前で母親と話する事が出来ないって思っちゃって。」
「小さい頃も寂しくない風にしてたけど、寂しくてね。甘えたいって事も思ってたの。今の彼氏と会って、甘えられて10歳年上なんだけど。お兄ちゃんであって、父親であって、彼氏なの。ダメだって、分かってても。惹かれちゃったんだぁ」
花梨は泣きながら、過去を話してくれた。
終わったのか?顔を上げて第一声はどうしよ…
「私はずっと、花梨と一緒にいるよ?」
いつの間にか真夜が花梨の後ろにいて、花梨を抱きしめた。
助かった…
「真夜…ごめんね」
「全然知らなくて、私もごめんね」
「もう…別れるから。」
「うん」
「置いていかれた子供の気持ち・・・・・私は分かるはずなのになぁ」
俺たちの前で、花梨は彼氏に電話して別れた。
花梨は言葉を噛み締めて、別れを告げたのに。
返事は、わかった。 だけだった。
その日、花梨は泊まった。
もちろん、俺は真夜の部屋に寝たんだけど・・・・・
朝になって。
「裕翔?起きなさい!」
「ん?」
俺の母親がいた…
目を擦ってみてもいた
「なんでいるんだよ!」
「いいじゃない。親なんだもん」
リビングに行くと、真夜母もいる・・・・・
真夜母は花梨の髪の毛を結んでる。
「花梨ちゃんも朝ごはん食べるわよね?」
「いいんですか??」
「遠慮しなくていいのよ?裕翔も真夜とも仲良くしてくれてるんだから。」
「ありがとうございます!裕翔ママ!!」
「花梨ちゃん、出来たよ」
「真夜ママありがとうございます!お母さんに髪の毛結んでもらえるのなんて、初めて!!おばあちゃんがやってくれてたけど、こんなに可愛く結んで貰えなかった!」
「あら、またやってあげるから、今度は家にも来なさいね」
は?仲良くなってね?
「花梨ちゃんはフェイスパウダーでふんわり感だすと、もっと可愛くなりそうね?」
「花梨!真夜母と母さんにに遊ばれるから気を付けろよ!」
「裕翔あんた、人聞きの悪いことは言わないの!」
「やってみようかなぁ…」
「ご飯食べたらやってあげるね!」
「やったぁ!!」
「花梨良かったね!」
とはいっても、花梨も元気になったっぽいな。
真夜もなんか嬉しそうだし。
母さん達は花梨とは初対面だよな…
花梨は俺たちの友達だから仲良くしてくれるとは思うけど、可愛がりすぎじゃないか?
「真夜は今度帰ってくる時は花梨ちゃんも連れてきてあげてね。2人分の荷物くらい裕翔も持てるから大丈夫よ!」
「うん!花梨も行こうね!」
「うん…ありがとう。真夜と裕翔ママ・・・・・」
花梨が俯いて泣き始めた。
「ありが…ありがとうございます・・・・・」
「そんな泣かなくて良いのよ?裕翔と真夜のお友達は私達の娘と同じなんだからね」
「そうよ!私達は娘1人と息子1人だったけど、今日からは娘2人になったんだから!そんなに泣いちゃって。ご飯食べたらメイクしようね!」
後から聞いたけど。母さん達は会った時から花梨の違和感に気が付いていたらしい。
会話の中で親の愛を欲しているように感じたんだとか。
母さん達に感謝した。同時に凄いって思った。
なのに。
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見事に感謝を台無しにしてくれた。
でも、結果的には良かった。
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