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これからも2人で
気持ちの欠如
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今年の年越しはバイトもあるから、真夜と2人で過ごすことになった。
真夜のバイト先は三が日は休業するんだけど、俺がバイトあるって事で実家へは帰らなかった。
「裕翔は明日はバイトでしょ?」
「新年早々バイトだぞ。飲食店だし仕方ないな。」
「じゃあ、大晦日だけど今日からおせち料理食べようね」
「てか、そのつもりだったんだろ?冷蔵庫の中パンパンだろ…」
「うん!裕翔も三が日は忙しいみたいだしさぁ。」
「でも、いくらなんでも多くないか?」
すると、ピンポーン
「今開けるね~」
「だれ?」
「ん?花梨だよ??初詣に行く約束してるから。一緒にご飯も食べる事にしたの!」
まさか、彼氏も来るんじゃないだろうな…無理だぞ?実家に帰るぞ・・・・・
「お邪魔しま~す」
部屋に入ってきたのは花梨だけ…
ちょっと安心した。
「お酒買ってきたよ~!もう飲んじゃう??」
「いや、早いだろ…まだ15時だぞ?」
「私は煮物作ったら飲もうかなぁ」
「じゃあ、私も真夜に合わせて飲むね!裕翔はまだ飲まないみたいだけど?」
「いや、お前らに合わせて飲むぞ?てか、大晦日にうちにいていいのか?」
「うん。叔母さんが明日は居てねって言ってたから。今日は大丈夫!」
「いや、親戚じゃなくな?」
「あ~、この前ねぇ、真夜が帰った後にクリスマスの日に裕翔に近寄ってるの見えてたから何を言ったの?って聞いたの。そしたら、俺の彼女をジロジロ見るなって言ってやったって言ってたから…」
「まぁ、言われたな」
「私の友達にそうゆう事を言われるのは無理って思っちゃって。なんか一気に冷めちゃって。別れるって言ったら、駄々こねられて、暫く連絡も取らないで距離を置くことにしたの!そのまま別れるつもりなんだけどね?」
「は?花梨はそれでいいのかよ?」
「だって、真夜も裕翔も私の事で悩んだりしてくれるのに。そんな風に言われたら無理だよ。やっぱり年下はダメだね!真夜も裕翔も大切な友達なんだもん。そんな2人とは仲良くしてくれる人が良いの!」
ゾッコンなのかと思ってたけど、ちょっと意外な対応だった。
恋人か友達か…
悩ましい問題だよな…どちらかを取ると、どちらかが疎かになるし。
やっぱり、恋愛って大変そうだな。
「私は花梨が幸せなら良いと思うよ?」
「たしかにそうだな。会う回数が減ろうと、花梨は花梨だしな。」
「それでも、真夜も裕翔も一生の友達って思ってるから。友達を悪く言う人とはずっと一緒には居られないかな…たまには遊びたいし。」
「カップルって大変だな…」
「それに比べると、あんた達っていいよねぇ。友達と遊んでも家では会えるんだし。一緒に住んでもお互いに適応してるからストレスも無いだろうし…私は彼氏と一緒に住むなんて考えられないもん。」
「彼氏って言っても他人だもんねぇ。私も無理かなぁ」
「俺たちは昔から似たような環境で育ったから特別だよな?たぶん」
「あんた達は特別で例外で幸せ過ぎる関係だよね。」
「花梨の言ってた相手を知っていく中でどんどん好きになるって事があまりピンと来ないんだけどねぇ。相手を知ろうとするのも大変そうだし、それこそ生活環境が違うと落ち着けないと思う…」
「2人はお互いの事を知りたいって思ったことってないの?なんでも分かってそうだけど…」
「裕翔がやってる事に興味あったのなんて、幼稚園の時くらいじゃない?」
「だな。幼稚園の頃におままごとをやらされる雰囲気を察知して、逃げる為に真夜の考えを理解しようと努力してたのが幼稚園くらいの頃だな…」
「その頃はお互い好きだったの?」
「好きっていうか…家でも幼稚園でも裕翔と一緒にいる事ばかりだったからね。寝る時も一緒だし。あまり覚えてないけど、親と居るより長く一緒にいた気がする…」
「気がするんじゃなく、長く一緒にいたと思うぞ?その頃から真夜が居て当たり前だったからな。」
「なるほど。好きって気持ちが欠如してるんだね。好きだから一緒に居たいって思うけど、2人は一緒に居るのが当たり前なんだもんね」
「そうゆう事だな。」
「それで、お互い薬指に指輪つけてるんだぁ。ずっといつか突っ込もうってみんなで話してたけど」
「それは…薬指が邪魔じゃないからだよ?」
「へぇ~。真夜の指輪可愛いね!ちょっと見せて?」
真夜は指輪を花梨に渡した。
「裕翔のも見たい!可愛いね!」
俺の指輪も渡した。
まじまじと見る花梨・・・・・
「ふ~ん。お互いの名前を入れてるんだぁ~」
「いや…それは偶然だよ?」
「ねぇ真夜?ペアの時計も見せてよ?裏側ね!」
「見せないよ!」
「刻印してるって言ってる様なものだよ?」
「真夜を狙い撃ちしたな・・・・・」
「じゃあ裕翔が見せて?」
俺は時計を見せてやった。
「これからも2人で…かぁ。私は良いと思うよ?」
「何がだよ!」
「2人でいる事がだよ!私は2人で一緒にいる時の2人が好きだもん。真夜は私の事を気にしてくれるけど、もっと自分の事も考えてね?」
「えっ・・・・・」
「2人はきっと、私達が楽しいって思う恋愛を幼少期にやっちゃってるんだよ。だから意識がないんじゃない?一緒に居て当たり前って事は、20年以上一緒にいる熟練夫婦と変わらないよ」
「花梨…この前裕翔とも同じような会話してたよ…」
「やっと気が付いた?もう就職なんだからさぁ。将来考えなよ?」
なんだろう・・・・・急に恥ずかしくなってきた。
「とりあえず飲もう!今年最後の日を楽しもうぜ!」
「あっ、逃げた」
「立場は裕翔よりなんだけど、私もその発言は逃げたと思う…」
そこからは3人で食べて飲んだ。
「よし!初詣にいくか!」
「絶対に言うと思ってた…」
「じゃあ、私もついて行こうかな」
俺たちは3人で初詣に行く事になった。
真夜のバイト先は三が日は休業するんだけど、俺がバイトあるって事で実家へは帰らなかった。
「裕翔は明日はバイトでしょ?」
「新年早々バイトだぞ。飲食店だし仕方ないな。」
「じゃあ、大晦日だけど今日からおせち料理食べようね」
「てか、そのつもりだったんだろ?冷蔵庫の中パンパンだろ…」
「うん!裕翔も三が日は忙しいみたいだしさぁ。」
「でも、いくらなんでも多くないか?」
すると、ピンポーン
「今開けるね~」
「だれ?」
「ん?花梨だよ??初詣に行く約束してるから。一緒にご飯も食べる事にしたの!」
まさか、彼氏も来るんじゃないだろうな…無理だぞ?実家に帰るぞ・・・・・
「お邪魔しま~す」
部屋に入ってきたのは花梨だけ…
ちょっと安心した。
「お酒買ってきたよ~!もう飲んじゃう??」
「いや、早いだろ…まだ15時だぞ?」
「私は煮物作ったら飲もうかなぁ」
「じゃあ、私も真夜に合わせて飲むね!裕翔はまだ飲まないみたいだけど?」
「いや、お前らに合わせて飲むぞ?てか、大晦日にうちにいていいのか?」
「うん。叔母さんが明日は居てねって言ってたから。今日は大丈夫!」
「いや、親戚じゃなくな?」
「あ~、この前ねぇ、真夜が帰った後にクリスマスの日に裕翔に近寄ってるの見えてたから何を言ったの?って聞いたの。そしたら、俺の彼女をジロジロ見るなって言ってやったって言ってたから…」
「まぁ、言われたな」
「私の友達にそうゆう事を言われるのは無理って思っちゃって。なんか一気に冷めちゃって。別れるって言ったら、駄々こねられて、暫く連絡も取らないで距離を置くことにしたの!そのまま別れるつもりなんだけどね?」
「は?花梨はそれでいいのかよ?」
「だって、真夜も裕翔も私の事で悩んだりしてくれるのに。そんな風に言われたら無理だよ。やっぱり年下はダメだね!真夜も裕翔も大切な友達なんだもん。そんな2人とは仲良くしてくれる人が良いの!」
ゾッコンなのかと思ってたけど、ちょっと意外な対応だった。
恋人か友達か…
悩ましい問題だよな…どちらかを取ると、どちらかが疎かになるし。
やっぱり、恋愛って大変そうだな。
「私は花梨が幸せなら良いと思うよ?」
「たしかにそうだな。会う回数が減ろうと、花梨は花梨だしな。」
「それでも、真夜も裕翔も一生の友達って思ってるから。友達を悪く言う人とはずっと一緒には居られないかな…たまには遊びたいし。」
「カップルって大変だな…」
「それに比べると、あんた達っていいよねぇ。友達と遊んでも家では会えるんだし。一緒に住んでもお互いに適応してるからストレスも無いだろうし…私は彼氏と一緒に住むなんて考えられないもん。」
「彼氏って言っても他人だもんねぇ。私も無理かなぁ」
「俺たちは昔から似たような環境で育ったから特別だよな?たぶん」
「あんた達は特別で例外で幸せ過ぎる関係だよね。」
「花梨の言ってた相手を知っていく中でどんどん好きになるって事があまりピンと来ないんだけどねぇ。相手を知ろうとするのも大変そうだし、それこそ生活環境が違うと落ち着けないと思う…」
「2人はお互いの事を知りたいって思ったことってないの?なんでも分かってそうだけど…」
「裕翔がやってる事に興味あったのなんて、幼稚園の時くらいじゃない?」
「だな。幼稚園の頃におままごとをやらされる雰囲気を察知して、逃げる為に真夜の考えを理解しようと努力してたのが幼稚園くらいの頃だな…」
「その頃はお互い好きだったの?」
「好きっていうか…家でも幼稚園でも裕翔と一緒にいる事ばかりだったからね。寝る時も一緒だし。あまり覚えてないけど、親と居るより長く一緒にいた気がする…」
「気がするんじゃなく、長く一緒にいたと思うぞ?その頃から真夜が居て当たり前だったからな。」
「なるほど。好きって気持ちが欠如してるんだね。好きだから一緒に居たいって思うけど、2人は一緒に居るのが当たり前なんだもんね」
「そうゆう事だな。」
「それで、お互い薬指に指輪つけてるんだぁ。ずっといつか突っ込もうってみんなで話してたけど」
「それは…薬指が邪魔じゃないからだよ?」
「へぇ~。真夜の指輪可愛いね!ちょっと見せて?」
真夜は指輪を花梨に渡した。
「裕翔のも見たい!可愛いね!」
俺の指輪も渡した。
まじまじと見る花梨・・・・・
「ふ~ん。お互いの名前を入れてるんだぁ~」
「いや…それは偶然だよ?」
「ねぇ真夜?ペアの時計も見せてよ?裏側ね!」
「見せないよ!」
「刻印してるって言ってる様なものだよ?」
「真夜を狙い撃ちしたな・・・・・」
「じゃあ裕翔が見せて?」
俺は時計を見せてやった。
「これからも2人で…かぁ。私は良いと思うよ?」
「何がだよ!」
「2人でいる事がだよ!私は2人で一緒にいる時の2人が好きだもん。真夜は私の事を気にしてくれるけど、もっと自分の事も考えてね?」
「えっ・・・・・」
「2人はきっと、私達が楽しいって思う恋愛を幼少期にやっちゃってるんだよ。だから意識がないんじゃない?一緒に居て当たり前って事は、20年以上一緒にいる熟練夫婦と変わらないよ」
「花梨…この前裕翔とも同じような会話してたよ…」
「やっと気が付いた?もう就職なんだからさぁ。将来考えなよ?」
なんだろう・・・・・急に恥ずかしくなってきた。
「とりあえず飲もう!今年最後の日を楽しもうぜ!」
「あっ、逃げた」
「立場は裕翔よりなんだけど、私もその発言は逃げたと思う…」
そこからは3人で食べて飲んだ。
「よし!初詣にいくか!」
「絶対に言うと思ってた…」
「じゃあ、私もついて行こうかな」
俺たちは3人で初詣に行く事になった。
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