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閨房 3
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「気持ち良かったか?」
エドは怒るどころか、ぬろりと下腹に散らされた白蜜を厚い舌で舐め取った。そのまま内股を舐め下ろし、両手でゆっくりと膝を開いていく。
「きもちい……あ、あ、そんな……こんな格好、いや……」
大きく足を開かされ、踵を高く掲げる。
達したばかりの花芯も双果も、その奥の蕾も無防備にエドの眼前に晒された。
「もっと気持ち良いことをしてやろう。何度でも達して良い。感じた証は雄にとって褒美のようなものなのだから」
濡れたものが、自分でも見たことのない奥の蕾に触れた。
それは意思を持って襞を舐め上げ、ゆっくりと肉環をくぐり抜ける。
「あっ……エド、舌が、そんなところ……舐めないで……」
それがエドの舌だと気づいた天は腰を震わせるが、雄をさらに煽る仕草にしかならなかった。
熱くて濡れたエドの舌は狭い隘路を掻き分けて、唾液を注ぎ込みながら中を探る。
初めて雄を受け入れる花筒が傷つかないよう、慎重に解きほぐしていった。
「はあ……あぁ……あっ……ふ、ん……」
入念な愛撫を施され、初心な肉体は徐々に花開いていく。
始めは硬かった蕾は分厚い舌を迎え入れるかのように柔らかく口を開き、花筒はとろとろに蕩けていた。
くちゅくちゅと淫靡な音が室内に響き渡り、鼓膜まで淫らに犯していく。
天は淡い吐息を零しながら、甘い嬌声を紡ぎ続ける。
この花筒で、エドの雄芯を受け入れるのだ。
快楽により桜色に染まった肌と疼く肉体のすべてで天は理解する。
繋がりたい。
エドと、ひとつになりたい。
彼の子を、この身に宿したいから。
熱に浮かされたようにエドを求めて、腰を抱える彼の腕に触れた。
けれど、エドは顔を上げて愛撫をやめてしまう。快感に蕩けた天の頬を、これ以上できない代わりとでもいうように掌で優しく撫でる。
「今宵はこのくらいにしよう。身体は大分解れてきた。あとは充分に睡眠を取って、身体を休めるのだ」
はっとして瞳を瞬かせる。
そうだ、これは夜伽の指南だった。あくまでも講義の一環なのだ。
それなのに、まるでこのままエドと繋がれるかのように錯覚していた。天の心も身体も、まっすぐにエドを求めていた。彼は天が獣人王の夜伽をこなせるよう指導してくれるだけなのだから、挿入しないのは当然のことなのに。
甘い疼きを残す身体は物足りなさを覚えていたけれど、慌てて身を起こした天は寝衣の前を掻き合わせて、講師への礼を述べる。
「あ、ありがとうございました。ご指導いただきましたことを肝に銘じます」
寝衣を丁寧に着せてくれたエドは優しい笑みを浮かべて、最後に髪を撫でてくれた。
彼は羽織すら脱がなかった。指導する立場なのだから当たり前なのに、なぜか天の胸を寂寥感が衝く。
エドに、抱かれたかった。
そんなことを望んではいけないのに。
大きな掌が髪から離れていくのを、天は寂しさを押し殺しながら濡れる瞳に映した。
以来、夜伽の指南は連夜のように続けられたが、エドは決して自身の着衣を乱さなかった。無論、天の身体を貫くこともしない。ただひたすら天の肌を舐めて蕩かし、快楽を与えるばかりだ。
閨房での作法などの座学はなく、これで良いのだろうかと首を捻るが、エドからは天の身体が次第に雄を迎え入れる準備ができているとの評価をいただいた。講師であるエドの指示に従うべきだ。天は素直に身を委ねた。
けれどエドと接吻を交わして、熱い舌で肌を辿られる夜を重ねるたびに、胸が痞える思いが募っていく。
この行為はあくまでも、獣人王との初夜を迎えるための練習なのだ。
だからいずれはバシリオに抱かれなくてはならない。
そのことを思い起こすたび、重い溜息が零れてしまう。
獣人王は未だに一度も天の元を訪れなかった。エドの推薦ゆえに寵妃に封じただけで、バシリオ自身は天のことをなんとも思っていないに違いない。
けれどバシリオと心を通わせたいかと己の胸の裡に問いかければ、答えは否だった。
エドに毎夜、寝台で睦言を囁かれ、蕩けるような愛撫を施されれば、彼への想いは膨らむばかり。指導と割り切らなければと思うのに、気持ちを切り替えることが難しくて胸を軋ませる。
表情を曇らせる天を癒やすように、麗しい小鳥のさえずりが鳥籠から奏でられる。
天は紫檀の椅子から立ち上がり、緋の絨毯を踏みしめた。
この小鳥も獣人王からの贈り物のひとつだ。蒼天の色をした鮮やかな小鳥は異国から取り寄せた珍しい種類だという。
エドは怒るどころか、ぬろりと下腹に散らされた白蜜を厚い舌で舐め取った。そのまま内股を舐め下ろし、両手でゆっくりと膝を開いていく。
「きもちい……あ、あ、そんな……こんな格好、いや……」
大きく足を開かされ、踵を高く掲げる。
達したばかりの花芯も双果も、その奥の蕾も無防備にエドの眼前に晒された。
「もっと気持ち良いことをしてやろう。何度でも達して良い。感じた証は雄にとって褒美のようなものなのだから」
濡れたものが、自分でも見たことのない奥の蕾に触れた。
それは意思を持って襞を舐め上げ、ゆっくりと肉環をくぐり抜ける。
「あっ……エド、舌が、そんなところ……舐めないで……」
それがエドの舌だと気づいた天は腰を震わせるが、雄をさらに煽る仕草にしかならなかった。
熱くて濡れたエドの舌は狭い隘路を掻き分けて、唾液を注ぎ込みながら中を探る。
初めて雄を受け入れる花筒が傷つかないよう、慎重に解きほぐしていった。
「はあ……あぁ……あっ……ふ、ん……」
入念な愛撫を施され、初心な肉体は徐々に花開いていく。
始めは硬かった蕾は分厚い舌を迎え入れるかのように柔らかく口を開き、花筒はとろとろに蕩けていた。
くちゅくちゅと淫靡な音が室内に響き渡り、鼓膜まで淫らに犯していく。
天は淡い吐息を零しながら、甘い嬌声を紡ぎ続ける。
この花筒で、エドの雄芯を受け入れるのだ。
快楽により桜色に染まった肌と疼く肉体のすべてで天は理解する。
繋がりたい。
エドと、ひとつになりたい。
彼の子を、この身に宿したいから。
熱に浮かされたようにエドを求めて、腰を抱える彼の腕に触れた。
けれど、エドは顔を上げて愛撫をやめてしまう。快感に蕩けた天の頬を、これ以上できない代わりとでもいうように掌で優しく撫でる。
「今宵はこのくらいにしよう。身体は大分解れてきた。あとは充分に睡眠を取って、身体を休めるのだ」
はっとして瞳を瞬かせる。
そうだ、これは夜伽の指南だった。あくまでも講義の一環なのだ。
それなのに、まるでこのままエドと繋がれるかのように錯覚していた。天の心も身体も、まっすぐにエドを求めていた。彼は天が獣人王の夜伽をこなせるよう指導してくれるだけなのだから、挿入しないのは当然のことなのに。
甘い疼きを残す身体は物足りなさを覚えていたけれど、慌てて身を起こした天は寝衣の前を掻き合わせて、講師への礼を述べる。
「あ、ありがとうございました。ご指導いただきましたことを肝に銘じます」
寝衣を丁寧に着せてくれたエドは優しい笑みを浮かべて、最後に髪を撫でてくれた。
彼は羽織すら脱がなかった。指導する立場なのだから当たり前なのに、なぜか天の胸を寂寥感が衝く。
エドに、抱かれたかった。
そんなことを望んではいけないのに。
大きな掌が髪から離れていくのを、天は寂しさを押し殺しながら濡れる瞳に映した。
以来、夜伽の指南は連夜のように続けられたが、エドは決して自身の着衣を乱さなかった。無論、天の身体を貫くこともしない。ただひたすら天の肌を舐めて蕩かし、快楽を与えるばかりだ。
閨房での作法などの座学はなく、これで良いのだろうかと首を捻るが、エドからは天の身体が次第に雄を迎え入れる準備ができているとの評価をいただいた。講師であるエドの指示に従うべきだ。天は素直に身を委ねた。
けれどエドと接吻を交わして、熱い舌で肌を辿られる夜を重ねるたびに、胸が痞える思いが募っていく。
この行為はあくまでも、獣人王との初夜を迎えるための練習なのだ。
だからいずれはバシリオに抱かれなくてはならない。
そのことを思い起こすたび、重い溜息が零れてしまう。
獣人王は未だに一度も天の元を訪れなかった。エドの推薦ゆえに寵妃に封じただけで、バシリオ自身は天のことをなんとも思っていないに違いない。
けれどバシリオと心を通わせたいかと己の胸の裡に問いかければ、答えは否だった。
エドに毎夜、寝台で睦言を囁かれ、蕩けるような愛撫を施されれば、彼への想いは膨らむばかり。指導と割り切らなければと思うのに、気持ちを切り替えることが難しくて胸を軋ませる。
表情を曇らせる天を癒やすように、麗しい小鳥のさえずりが鳥籠から奏でられる。
天は紫檀の椅子から立ち上がり、緋の絨毯を踏みしめた。
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