学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林

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橋爪 裕翔

第七話

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白金麗花 視点


幼き頃から名門白金家の長女として教育を受けてきた私にとってこの世はつまらなかった
社交パーティーに出席すれば、白金海運に近づこうとする者たちが私に喋りかけてくるのです。私は正直うんざりしていました。唯一の救いは父も母も兄もそんな私の気持ちを理解してくれて、パーティーに出ることを強要されなかった事です
私にとっては学校すら苦痛でした。そんな時に私は従兄弟である恭介さんにお会いしたのです。


◆◇◆


麗花は父と母に連れられて西蓮寺家の屋敷に来ていた

(はぁ、どうして私も行かなければならないのでしょう……)

麗花は深くため息をついて、先程だされた紅茶を一口飲んだ

(どうせここも同じです。お父様に媚びを売るだけです)

麗花はこの時そう思っていた。

「麗花、そんなに緊張しなくていいからね」
「はい、お父様」

しばらくすると西蓮寺家の面々が応接室に入ってきた

「申し訳ない妻が用意にてまどってしまいまして」

そう言ったのは優しそうな笑みを浮かべた西蓮寺和彦だった
  
「いえいえ、大丈夫ですよ。おひさしぶりですな、西蓮寺理事長。今日は光輝だけでなく娘の麗花も連れてきました」
「あらあら、かわいらしい娘さんね。初めまして麗花ちゃん、私は貴方の伯母の彩花っていうの、よろしくね」

彩花はかがんで麗花と視線を合わせてそう言った

「彩花伯母様、よろしくお願いいたします」
「ふふっ、礼儀正しいのね。ウチのお転婆息子とは大違いね」

彩花がそう言うと和彦の後ろに隠れるようにして立っていた少年が声をあげた

「ぼ、僕はお転婆なんかじゃないもん!」
「ふふっ、まぁそういう事にしといてあげるわ。恭介、こっちに来なさい。光輝くんには会ったことあるけど、麗花ちゃんは初めてでしょ?自己紹介しなさい」
「う、うん……」

少年は恥ずかしそうに麗花の前にくると『恭介』と名乗った

「恭介さん、よろしくお願いします」
「うん!よろしくね!」

麗花はここ時からよく西蓮寺家に行くようになり、歳も近いことも相まって二人は打ち解けていったのだった


◆◇◆


こうして私は恭介さんと仲良くなったのです。私と恭介さんは小学校も中学校も別の学校でしたがすごく仲が良くて家族のように思っています

ですがここ最近恭介さんがある人物と異様な程仲良くしていると耳にしました。その人物の名は西条誠さん、西条家の三男の方です。私はこの二人の親密度が普通の友人関係ではないと思っています。私は恭介さんには幸せになってほしいのです
ので、私は今回のゴールデンウィークでのお泊まり会で西条さんにその事を何とかして問い詰めたいのです!!


──────────────

白金麗花、一条晴美、貮百免冬華
この三人は案外重要人物なので覚えてあげてください!笑
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