初恋は溺愛で。〈一夜だけのはずが、遊び人を卒業して平凡な私と恋をするそうです〉

濘-NEI-

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「いつも俺が、こんなことしてると思ってるんだろ」
「それは、まあ」
「確かに。ならここでやめようか」
「ですよね、やっぱり私なんかじゃ」
 胸元を腕で覆い隠して起きあがろうとすると、驚いた顔をした彼と目が合う。
「冗談だよ。本当、面白い子だね」
 腕をゆっくりと胸から取り払われて、真正面から抱き合うと、チュッと唇が重なって彼に下唇をゆっくりと吸い上げられる。
「あの……」
「シッ、もう黙って」
 押し当てられた男らしい人差し指が唇から離れると、再び音を立てて唇が重なり、唇の裏側を舐められて、入り込んだ彼の舌が口内を犯すようなディープになっていくキスを受け入る。
「んふっ、うんん」
 激しくなっていくキスに鼻から息を漏らすしかできない私とは違い、彼は背中を抱き締める手をゆっくりと動かして粟立つ肌を落ち着かせるように撫でながら、まろび出た乳房を掴んで指を食い込ませる。
 入り込んだ舌がゆっくりと蠢き、上顎から歯の裏を舐られると、掴まれた乳房の頂で硬くなった乳首を彼の乾いた指が擦るように引っ掻いて腰が揺れた。
「あぅ、ん、んん」
「いいね、可愛い声」
 大きな手が乳房を包み、やんわりと揉みしだいて乳首を捏ねる。
 胸の先から与えられるジリジリした感覚に、身体の中心から蜜が溶け出すのを感じて脚を寄せて身を捩ると、ニッと笑って口角を上げる彼の手が潤んだ蜜口に伸びた。
「そんなに感じた?」
「わざわざ言わないでください」
「言わせたいんだよ。厭らしいことをね」
「悪趣味ですよ、アンッ」
 くちゅくちゅと浅瀬で指を遊ばせると、蜜を絡め取って湿った指先はずぶりと蜜壺の中に沈み、隘路の肉襞を緩やかに擦って奥の方へと入り込んでくる。
「随分と余裕だね」
 節くれだった長い指が私の奥を掻き混ぜる。
「余裕は、ないですよ」
 そう言って噛み付くようにキスをすると、少し驚きながらも舌を搦め合って、淫なキスをしながらぐしょぐしょに濡れた蜜壺を掻き回され、あられもない嬌声はキスに呑まれた。
 口元と両足の狭間から響く鈍い水音は、身体の中にも厭らしく響き、覚えのある快楽がゆっくりと呼び起こされて、奥からしとどに蜜が溢れ出すのを止められない。
「余裕、なくなってきた?」
「だから……最初からないですよ、そんなものっ」
「その答え方がさ、余裕にしか見えなくて」
 面白くなさそうに呟くと、挿し込まれた指が隘路を押し広げ、淫芽を親指で押し潰すように弄られると、堪らずに嬌声が漏れる。
 彼は私に余裕があるなんて言うけど、正直なところこんなに丁寧に愛撫されたことなんてないし、余裕なんかあるワケがない。
「アァッ、ンッ、ア……やめっ、も、それ、ダメェッ」
 コリコリと淫芽を潰されて、蜜壺の浅瀬にある弱いところを擦り上げられると、迫り上がる甘美な刺激に風船が弾けるように、目の前がチカチカして絶頂に押しやられた。
「イッた顔、可愛いね」
 肩で息をする私を見下ろして、蜜にまみれた指を口に含むと、厭らしく笑って彼が私に啄むようなキスをする。
 こんなに優しいキスも、何もかも初めてだから、これが一晩限りのことだと思うと心の奥がギュッと苦しくなって、泣く気はないのに涙が溢れる。
「どうしたの? 嫌だったのかな」
「違います。こんなに気持ちいいの初めてで」
「煽るのが上手いな」
「そうでしょうか」
「うん。触ってみて」
 キスをしながら、彼に誘われるまま掴まれた手を腰元に下ろすと、硬く勃ち上がった淫刀を掴まされてギョッとする。
「ね? 君の中に入りたくてこんなになってる」
「こんなの入らないですよ」
「本当に煽るの上手」
「いや、そういうワケでは」
「大丈夫だよ。ほら、とろとろじゃないか」
「あの……」
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