8 / 65
3-1※
しおりを挟む
駅前のビジネスホテルだったのは、良いことなのか悪いことなのか。
一晩限りの相手だと分かっていても、安っぽいラブホテルで愛されるよりは、随分マシだと思った。
ドアを開けて部屋の中に入るなり、壁際に追いやられて彼の唇が私の唇を激しく貪る。
「ンッ」
「サングリアのせいかな。すごく甘い」
ぺろりと私の唇を舐めると、呆気に取られる私の唇を割って舌が差し込まれた。
こんな情熱的なキスはいつぶりだろうか。
まるで食べられてるみたいに舌を搦め取られると、彼が飲んだウイスキーのスモーキーな香りが鼻を抜けていく。
熱烈なキスに気を取られていると、シャツの裾がたくし上げられて、少し汗ばんだ肌に大きな手が触れ、ジリっと焦がれるように肌が粟立つ。
慣れた手つきでストラップレスのブラのホックを外されると、無防備に晒された乳房に手が回り込んでくる。
「キスだけでこんなに硬くしてるの?」
「だって」
「可愛いね」
尖った乳首を指先で弄られると、久々に押し寄せる快楽に思わず甘ったるい息が出る。
シャツのショルダーが外されて、そのまま引き摺り下ろされると、ふるんとまろび出た乳房に彼がしゃぶりつく。
「アンッ」
「綺麗な胸だね」
ぺろんと舌で舐ってからチュッと音を立てて乳房に吸い付くと、彼が辿った跡を残すように紅い痕が刻まれていく。
そして胸への愛撫に翻弄されていると、不埒な手がウエストの隙間に入り込んで、ショーツの上から淫芽をカリッと引っ掻く。
「アァッ」
「もうここまでしっとりしてる」
クロッチ部分を撫でながら厭らしく笑うと、彼の指がショーツの中に入り込んで来る。
その感覚に身体が震えて、お腹の奥がキュンと疼いて蜜が溶け出すのを隠すように脚を閉じて身悶える。
だけどその脚を彼の膝が割って、下生えの上で円を描くように指を緩やかに動かすと、そのままショーツの中に指を挿し入れて、蜜が溢れる花弁を暴かれる。
「いつもこんなに濡れるの?」
「そんなことは」
「だって、ほら。音がすごいよ」
ねちゃねちゃと卑猥な水音を聞かされて、羞恥心を煽られると、充分に蜜を纏った指が蜜壺の中にずぶりと入り込んでくる。
いつぶりか分からない感覚に、キュッと隘路を締め付けると、それをほぐすように指が二本に増やされて奥の方まで掻き混ぜられる。
「気持ちいいの? すごい可愛い顔してる」
「すごく気持ちいいですよ、ダメですか」
「ダメじゃない。大歓迎」
ボトムの腰紐に手が掛かると、あっという間にショーツごと引き抜かれ、無防備に晒された脚に彼の唇が這い回るようにキスをする。
そのうちに片脚を持ち上げられて恥丘を暴かれると、内腿に吸い付いていた唇が花弁に触れて、蜜を舐め取られて思わず嬌声を漏らす。
「アァアッ、そんなところ舐めないで」
「ヤダ。ここも甘いよ」
「そんなわけ」
「甘いよ」
彼はぴちゃぴちゃとわざとらしく音を跳ねさせて、花弁を割って蜜口を舐ると、そのまま舌を浅瀬に挿し込み、ぐちゅっとした空気の混ざった泡立つ音が部屋に響く。
「あぁっ、ダメ」
「ダメって言っちゃうほど気持ちいいの?」
上目遣いの彼と目が合うと、まるで視姦するみたいに、厭らしく光る瞳に喘ぐ私が写っていることに興奮を覚える。
そうして舌で隘路を責め立てられると、膨らんだ淫芽を指で摘んで弄られて呆気なく絶頂に押しやられ、嬌声をあげながらビクッと腰を揺らす。
「ああぁっ」
「おっと危ない」
脚に力が入らなくなった私を抱えると、彼は私を横抱きにして、まるでお姫様の相手をするように、甘いキスをしながらベッドに運ぶ。
「ここまで来たら、もうやめてあげられないけど、本当に良いのかな」
口ではそう言いながら、止める気配のない強気な目と視線が絡み合う。
これはもう完全に捕えられてしまった。
一晩限りの相手だと分かっていても、安っぽいラブホテルで愛されるよりは、随分マシだと思った。
ドアを開けて部屋の中に入るなり、壁際に追いやられて彼の唇が私の唇を激しく貪る。
「ンッ」
「サングリアのせいかな。すごく甘い」
ぺろりと私の唇を舐めると、呆気に取られる私の唇を割って舌が差し込まれた。
こんな情熱的なキスはいつぶりだろうか。
まるで食べられてるみたいに舌を搦め取られると、彼が飲んだウイスキーのスモーキーな香りが鼻を抜けていく。
熱烈なキスに気を取られていると、シャツの裾がたくし上げられて、少し汗ばんだ肌に大きな手が触れ、ジリっと焦がれるように肌が粟立つ。
慣れた手つきでストラップレスのブラのホックを外されると、無防備に晒された乳房に手が回り込んでくる。
「キスだけでこんなに硬くしてるの?」
「だって」
「可愛いね」
尖った乳首を指先で弄られると、久々に押し寄せる快楽に思わず甘ったるい息が出る。
シャツのショルダーが外されて、そのまま引き摺り下ろされると、ふるんとまろび出た乳房に彼がしゃぶりつく。
「アンッ」
「綺麗な胸だね」
ぺろんと舌で舐ってからチュッと音を立てて乳房に吸い付くと、彼が辿った跡を残すように紅い痕が刻まれていく。
そして胸への愛撫に翻弄されていると、不埒な手がウエストの隙間に入り込んで、ショーツの上から淫芽をカリッと引っ掻く。
「アァッ」
「もうここまでしっとりしてる」
クロッチ部分を撫でながら厭らしく笑うと、彼の指がショーツの中に入り込んで来る。
その感覚に身体が震えて、お腹の奥がキュンと疼いて蜜が溶け出すのを隠すように脚を閉じて身悶える。
だけどその脚を彼の膝が割って、下生えの上で円を描くように指を緩やかに動かすと、そのままショーツの中に指を挿し入れて、蜜が溢れる花弁を暴かれる。
「いつもこんなに濡れるの?」
「そんなことは」
「だって、ほら。音がすごいよ」
ねちゃねちゃと卑猥な水音を聞かされて、羞恥心を煽られると、充分に蜜を纏った指が蜜壺の中にずぶりと入り込んでくる。
いつぶりか分からない感覚に、キュッと隘路を締め付けると、それをほぐすように指が二本に増やされて奥の方まで掻き混ぜられる。
「気持ちいいの? すごい可愛い顔してる」
「すごく気持ちいいですよ、ダメですか」
「ダメじゃない。大歓迎」
ボトムの腰紐に手が掛かると、あっという間にショーツごと引き抜かれ、無防備に晒された脚に彼の唇が這い回るようにキスをする。
そのうちに片脚を持ち上げられて恥丘を暴かれると、内腿に吸い付いていた唇が花弁に触れて、蜜を舐め取られて思わず嬌声を漏らす。
「アァアッ、そんなところ舐めないで」
「ヤダ。ここも甘いよ」
「そんなわけ」
「甘いよ」
彼はぴちゃぴちゃとわざとらしく音を跳ねさせて、花弁を割って蜜口を舐ると、そのまま舌を浅瀬に挿し込み、ぐちゅっとした空気の混ざった泡立つ音が部屋に響く。
「あぁっ、ダメ」
「ダメって言っちゃうほど気持ちいいの?」
上目遣いの彼と目が合うと、まるで視姦するみたいに、厭らしく光る瞳に喘ぐ私が写っていることに興奮を覚える。
そうして舌で隘路を責め立てられると、膨らんだ淫芽を指で摘んで弄られて呆気なく絶頂に押しやられ、嬌声をあげながらビクッと腰を揺らす。
「ああぁっ」
「おっと危ない」
脚に力が入らなくなった私を抱えると、彼は私を横抱きにして、まるでお姫様の相手をするように、甘いキスをしながらベッドに運ぶ。
「ここまで来たら、もうやめてあげられないけど、本当に良いのかな」
口ではそう言いながら、止める気配のない強気な目と視線が絡み合う。
これはもう完全に捕えられてしまった。
1
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~
cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。
同棲はかれこれもう7年目。
お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。
合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。
焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。
何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。
美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。
私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな?
そしてわたしの30歳の誕生日。
「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」
「なに言ってるの?」
優しかったはずの隼人が豹変。
「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」
彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。
「絶対に逃がさないよ?」
エリート役員は空飛ぶ天使を溺愛したくてたまらない
如月 そら
恋愛
「二度目は偶然だが、三度目は必然だ。三度目がないことを願っているよ」
(三度目はないからっ!)
──そう心で叫んだはずなのに目の前のエリート役員から逃げられない!
「俺と君が出会ったのはつまり必然だ」
倉木莉桜(くらきりお)は大手エアラインで日々奮闘する客室乗務員だ。
ある日、自社の機体を製造している五十里重工の重役がトラブルから莉桜を救ってくれる。
それで彼との関係は終わったと思っていたのに!?
エリート役員からの溺れそうな溺愛に戸惑うばかり。
客室乗務員(CA)倉木莉桜
×
五十里重工(取締役部長)五十里武尊
『空が好き』という共通点を持つ二人の恋の行方は……
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
取引先のエリート社員は憧れの小説家だった
七転び八起き
恋愛
ある夜、傷心の主人公・神谷美鈴がバーで出会った男は、どこか憧れの小説家"翠川雅人"に面影が似ている人だった。
その男と一夜の関係を結んだが、彼は取引先のマネージャーの橘で、憧れの小説家の翠川雅人だと知り、美鈴も本格的に小説家になろうとする。
恋と創作で揺れ動く二人が行き着いた先にあるものは──
数合わせから始まる俺様の独占欲
日矩 凛太郎
恋愛
アラサーで仕事一筋、恋愛経験ほぼゼロの浅見結(あさみゆい)。
見た目は地味で控えめ、社内では「婚期遅れのお局」と陰口を叩かれながらも、仕事だけは誰にも負けないと自負していた。
そんな彼女が、ある日突然「合コンに来てよ!」と同僚の女性たちに誘われる。
正直乗り気ではなかったが、数合わせのためと割り切って参加することに。
しかし、その場で出会ったのは、俺様気質で圧倒的な存在感を放つイケメン男性。
彼は浅見をただの数合わせとしてではなく、特別な存在として猛烈にアプローチしてくる。
仕事と恋愛、どちらも慣れていない彼女が、戸惑いながらも少しずつ心を開いていく様子を描いた、アラサー女子のリアルな恋愛模様と成長の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる