退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

【本編完結まで執筆済み】
約27万文字。毎日2話更新中。

逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。

無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。

けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。

苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。

「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。

これは愛?
それともただの執着?

じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。

無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。


※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
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