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二人とも子どもが居るし、たまの休みにお母さんが居ないと子どもたちも寂しいだろう。
「今度は泊まりで遊びに来てください。みんなにも会いたいし」
「いやいや、ラブラブな二人の邪魔する訳にはいかないわよ」
「そうね、お邪魔だもんね」
私を揶揄って遊ぶ二人に必死になって否定すると、二人が冗談よとケラケラ笑う。
お姉様二人に完全にオモチャにされてる気分だけど、樹貴さんと付き合うことを認めてくれてるのだから、ありがたい話だ。
そして二人を玄関先まで見送ると、静かになってしまった家の中で大きな溜め息を吐く。
「こんなに広いんだもんね。そりゃ一人になったら寂しいわ」
独り言を呟きながら、リビングの片付けを済ませてキッチンで洗い物をする。
そのまま夕飯の支度をしていると、樹貴さんからメッセージが届いて、今日は早く帰れそうだと連絡が来た。
友梨さんたちが今帰ったところだと返信すると、お疲れ様と苦笑するスタンプが送られて来て笑ってしまう。
樹貴さんと友梨さん兄妹は仲が良いから、菜穂ちゃんを通じて見知った人で良かったと思う。
そう思う原因は、つい二日前、樹貴さんに言われた言葉が切っ掛けだったりする。
「改めて、結婚を前提にお付き合いして欲しい」
そう言ってプレゼントしてくれたティアードロップのネックレスに触れると、あの言葉が現実だったんだと実感する。
色んなことが重なって、追い立てられるように責任を感じてるだけじゃないかと尋ねた私に、樹貴さんはそんなことはないと言ってくれた。
もちろん樹貴さん本人の年齢のこともあって、結婚して家族ができることを考えたら、早く一緒になりたい希望があるんだと説明してくれた。
それに相手は誰でも良い訳じゃないとも。
結婚なんて、自分には縁遠いものだと思ってたけど、まさかこんな出会いがあって、話がトントン拍子に進むこともあるなんて今でも信じられない。
「うん。良い感じ」
昨日は魚料理だったので、今日は揚げ物にしてみた。
揚げたてのコロッケをバットに移すと、肉巻きに衣をつけた変わり種のトンカツを揚げていく。
こうやって好きな人のためにご飯を作る生活も、そう悪くないかも知れない。出来立てのコロッケを包丁でカットして、味見をしながらそんな風に思う。
そして野菜たっぷりのミネストローネを作ると、サラダも作るかどうか悩んでるところに樹貴さんが帰ってきた。
「ただいま、香澄ちゃん」
「お帰りなさい」
「またすごい豪勢だね」
「半分はお弁当用です」
「そっか。あ、スープもある」
「すぐ食べますか? うっかりしてて揚げ物を先に揚げてしまったので、温め直しますよ」
「いつもありがとう。とりあえず着替えて手を洗ってくるよ」
「はい。じゃあ支度しておきますね」
ハグと軽いキスを交わすと、キッチンを離れた樹貴さんを見送って料理を温め直す。
サラダを作るのはやめて、カットしたキャベツとトマトをお皿に盛って、半分にカットしたゆで卵とコロッケやトンカツを並べていく。
そしてミネストローネをスープカップによそうと、雑穀米にしたご飯をお茶碗によそってテーブルに並べる。
今日のご飯も樹貴さんには好評で、最近は料理を作るのにも少しだけ慣れてきた気がしてる。
もちろん、いまだにレシピサイトを見なければ凝った料理は作れないけれど、それでも美咲に甘えてた頃のことを考えれば、自炊の腕は上がってるはずだ。
そして食事を終えて片付けを済ませると、お互いに今日あったことを話し合いながら雑談して過ごす。
樹貴さんは、来年度から美容専門学校の臨時講師をすることが決まったらしく、お店に立つ時間が減ってしまうと嘆いている。
樹貴さんの立場なら、後進の育成も大切なことなので、好きな仕事ばかりはしていられないと言う言葉に重みを感じつつ、それも大事な仕事だと思うと返す。
私はこれから先、どんな風に仕事と向き合っていくのだろう。
「今度は泊まりで遊びに来てください。みんなにも会いたいし」
「いやいや、ラブラブな二人の邪魔する訳にはいかないわよ」
「そうね、お邪魔だもんね」
私を揶揄って遊ぶ二人に必死になって否定すると、二人が冗談よとケラケラ笑う。
お姉様二人に完全にオモチャにされてる気分だけど、樹貴さんと付き合うことを認めてくれてるのだから、ありがたい話だ。
そして二人を玄関先まで見送ると、静かになってしまった家の中で大きな溜め息を吐く。
「こんなに広いんだもんね。そりゃ一人になったら寂しいわ」
独り言を呟きながら、リビングの片付けを済ませてキッチンで洗い物をする。
そのまま夕飯の支度をしていると、樹貴さんからメッセージが届いて、今日は早く帰れそうだと連絡が来た。
友梨さんたちが今帰ったところだと返信すると、お疲れ様と苦笑するスタンプが送られて来て笑ってしまう。
樹貴さんと友梨さん兄妹は仲が良いから、菜穂ちゃんを通じて見知った人で良かったと思う。
そう思う原因は、つい二日前、樹貴さんに言われた言葉が切っ掛けだったりする。
「改めて、結婚を前提にお付き合いして欲しい」
そう言ってプレゼントしてくれたティアードロップのネックレスに触れると、あの言葉が現実だったんだと実感する。
色んなことが重なって、追い立てられるように責任を感じてるだけじゃないかと尋ねた私に、樹貴さんはそんなことはないと言ってくれた。
もちろん樹貴さん本人の年齢のこともあって、結婚して家族ができることを考えたら、早く一緒になりたい希望があるんだと説明してくれた。
それに相手は誰でも良い訳じゃないとも。
結婚なんて、自分には縁遠いものだと思ってたけど、まさかこんな出会いがあって、話がトントン拍子に進むこともあるなんて今でも信じられない。
「うん。良い感じ」
昨日は魚料理だったので、今日は揚げ物にしてみた。
揚げたてのコロッケをバットに移すと、肉巻きに衣をつけた変わり種のトンカツを揚げていく。
こうやって好きな人のためにご飯を作る生活も、そう悪くないかも知れない。出来立てのコロッケを包丁でカットして、味見をしながらそんな風に思う。
そして野菜たっぷりのミネストローネを作ると、サラダも作るかどうか悩んでるところに樹貴さんが帰ってきた。
「ただいま、香澄ちゃん」
「お帰りなさい」
「またすごい豪勢だね」
「半分はお弁当用です」
「そっか。あ、スープもある」
「すぐ食べますか? うっかりしてて揚げ物を先に揚げてしまったので、温め直しますよ」
「いつもありがとう。とりあえず着替えて手を洗ってくるよ」
「はい。じゃあ支度しておきますね」
ハグと軽いキスを交わすと、キッチンを離れた樹貴さんを見送って料理を温め直す。
サラダを作るのはやめて、カットしたキャベツとトマトをお皿に盛って、半分にカットしたゆで卵とコロッケやトンカツを並べていく。
そしてミネストローネをスープカップによそうと、雑穀米にしたご飯をお茶碗によそってテーブルに並べる。
今日のご飯も樹貴さんには好評で、最近は料理を作るのにも少しだけ慣れてきた気がしてる。
もちろん、いまだにレシピサイトを見なければ凝った料理は作れないけれど、それでも美咲に甘えてた頃のことを考えれば、自炊の腕は上がってるはずだ。
そして食事を終えて片付けを済ませると、お互いに今日あったことを話し合いながら雑談して過ごす。
樹貴さんは、来年度から美容専門学校の臨時講師をすることが決まったらしく、お店に立つ時間が減ってしまうと嘆いている。
樹貴さんの立場なら、後進の育成も大切なことなので、好きな仕事ばかりはしていられないと言う言葉に重みを感じつつ、それも大事な仕事だと思うと返す。
私はこれから先、どんな風に仕事と向き合っていくのだろう。
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