王子、侍女となって妃を選ぶ

夏笆(なつは)

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求婚

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「あー、僕は本物のシリルだよ。もちろん、昨日茶会に居たのも僕で、だから本物。証明しろと言われても難しいけれどね。でも、どうして偽物かも、と思ったんだ?」 

 思わず自分を差していた指を下ろし、これまでと、然程差は付けていなかったはず、とシリルは昨日のお茶会を思い出す。 

「これは、大変な失礼を致しました。殿下、ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ありません」 

 けれどミュリエルはソファから立ちあがり深く謝罪するばかりで、自分が感じた違和を言葉にしようとはしない。 

 

 そりゃそうか。 

 僕は王子だし、これまでがこれまでだから。 

 

 ミュリエルの信頼を勝ち取る道は遠い、偽物では、と口にしてくれただけでも僥倖だ、と苦笑したシリルは、ミュリエルにもっと砕けてもらうべく、王子然と座っていた姿勢を崩し、楽な姿勢を取った。 

「不快だなんてことは全くないから心配せず、ミュリエルも肩の力を抜いて、本音で僕と話しして欲しい」 

「ですが」 

「いいから。まずは座って・・・それで。どうしてミュリエルは、昨日の僕が偽物だと思ったの?」 

 ミュリエルがソファに座る、それだけでも所作の美しさが際立つ、とシリルが感嘆の思いで見つめつつ言っても、ミュリエルは口を開こうとしない。 

「ね、どうして?」 

 それでも、どうしてもミュリエルの口から聞きたいシリルが、ぐっ、と身を乗り出し、より近くでミュリエルの瞳を覗き込むようにすれば、ミュリエルは観念したようにその瞳を揺らし、そっと思いを音にした。 

「昨日、殿下はお茶会の席で、言葉巧みにハッカー伯爵令嬢から宝飾品を取り戻しておいでになりました。そのほかにも、常にお茶会の空気を読まれ大切にされているご様子でしたので、そのような考えに至りました」 

「なるほど」 

 ミュリエルの言葉に、シリルはただ納得して頷く。 

  

 ということは、だ。 

 ミュリエルから見たこれまでの僕は、強請られ贈った宝飾品を無碍にされても気づかない、茶会でも周りに気を配ったことなどない、愚か者ってことだな。 

 ・・・・・うん。 

 その通り過ぎて、何も言えない。 

 

「申し訳ございません」 

「謝ることは無いよ、ミュリエル。これまでの僕は、確かにその通りだったのだから」 

 シリルが苦笑しつつそう言うも、再び謝罪するミュリエルは頭を下げたままあげようとしない。 

「ミュリエル。まずは顔をあげて、僕にこそ、謝罪させて欲しい」 

 シリルがそう言えば、ミュリエルは不思議そうな顔をあげ、シリルへと視線を向けた。 

  

 ミュリエルの瞳。 

 眼鏡を通しても、きれいなのがよく判る。 

  

 それは、この距離ならば、そして良く見ていれば、とっくに気が付いていた筈の美しさ。 

 それを今まで見過ごしてきたのか、とシリルはまたも気が遠くなる思いを抱えつつ、ミュリエルから貰ったサシェをテーブルに置いた。 

「これに、見覚えがある・・・よね?」 

 出会った記念に、とミュリエルから貰ったのが嬉しくて、浮かれていたシリルだが、ここに来て、もしやミュリエルにとっては通常のことで、特段覚えている価値など無い行為だったらどうしよう、というしょうもない不安が込み上げ、自信の無い声になってしまう。 

 

 ああ。 

 僕って、本当にへたれだよな。 

 

「これは、セシルにあげたサシェ・・・・え、まさか」 

 けれど、そんなシリルの不安を払拭するように、ミュリエルは、セシルに渡したサシェだと即座に言い当てた。 

 そして更に、何事かに気づいた様子でシリルを見つめる。 

 

 流石ミュリエル。 

 これだけで、僕がセシルだと気づいたか。 

 

 嬉しく思いつつ、ミュリエルにその考えは正しい、と伝えるべくシリルは口を開いた。 

「そうだよ、ミュリエル。これは、君がセシルに渡したサシェ。つまり、僕は・・・その」 

 しかし、そこまで言いかけてシリルは言葉に詰まる。 

 

 このままストレートに、僕はセシルなんだ、って言えばいいのか? 

 いや、事実その通りだし、セシルは僕、で間違いは無いけれど、あの時の僕は侍女で。 

 見た目も言葉遣いも、仕草や声までも、完全に女性化していたわけ、で。 

 え、それってかなり恥ずかしくないか? 

 

 事ここに居たって、自分が女性化していたことが恥ずかしく、そしてその姿で十日もミュリエルの傍に居たのは犯罪なのでは、と思うレベルで恐怖したシリルが必死に次の言葉を探していると。 

「つまり。セシルは殿下の恋人、ということで間違いありませんか?」 

 シリルが言い難そうにしているのは、セシルという秘密の恋人がいるからだ、と勘違いしたらしいミュリエルが、腑に落ちた、納得した、という表情で言った。 

「なっ!」 

 驚き口を開けてしまうシリルが弁解するより早く、ミュリエルはしたり顔で頷く。 

「わたくしを今日こちらへお招きくださったのは、セシルに関して何かわたくしにご相談があったから、なのではありませんか?大丈夫です。わたくし、秘密は必ず守りますわ。けれど、その前に殿下。殿下はハッカー伯爵令嬢とも、その、大分親しくされていますけれども、セシルのことも、きちんと大事に考えてくださっているのでしょうか?」 

 そう尋ねて来るミュリエルは、かつてシリルに見せたことのないほどの迫力があり、シリルは、ミュリエルが本当にセシルを大切に思っているのだと知れて嬉しくなる。 

「ミュリエルは、セシルが気に入った?」 

「ええ。勝手にですけれど、お友達、同志のように感じておりますわ」 

 凛と言い切るミュリエルに、シリルもまた凛とした姿勢を取り直す。 

 それでも、これまでミュリエルが決して崩さなかったシリルに対しての礼節、シリルにとってはミュリエルに造られた壁のように感じていたものが無くなっていて、自然と笑みが零れてしまう。 

「ありがとう、ミュリエル。本当に嬉しいよ。でもひとつ訂正。セシルは僕の恋人なんじゃない。僕が、セシルなんだ」 

 言い含めるよう、ゆっくりはっきり音にすれば、ミュリエルが怪訝な顔でシリルを見返した。 

「セシルが殿下、ですか?恋人ではなく?」 

「うん、そう。ミュリエルがさっき、僕が本物かどうか、って思った中身についての理由は聞いたけれど、では、どうやってシリルの姿でここに居ると考えたの?」 

 シリルの問いに、今度は戸惑いつつも口を噤むことなく、ミュリエルはその考えを口にした。 

「それは、変化へんげの魔法を扱える方が、殿下に成り代わっているのかと思いました」 

「そう。ミュリエルは、なかなかに鋭かったけれど、逆だね。変化の魔法を使っていたのは、セシルとしての僕なんだ」 

「ですが、殿下は、変化の魔法をお使いになることはお出来には」 

 言いかけ、流石に不敬だと感じたのか、ミュリエルは途中で口を噤んだ。 

「いいよ、本当のことだから。確かに僕は変化の魔法が使えない。僕に魔法をかけたのは、母上だよ」 

 シリルの言葉に、ミュリエルが至極納得した表情で頷く。 

「王妃陛下が。それなら納得です。性別まで完璧に変えられる方なんて、そうそういませんから」 

 幾度も大きく頷くミュリエルからは、王妃への深い信頼と尊敬が読み取れる。 

 

 母上、羨まし過ぎます! 

 

 ミュリエルに、このような視線を向けてもらったことのないシリルは、内面で母への羨望をあからさまにするも、表面は何とか堪えた。 

「僕も、変化へんげの魔法を必ず使えるようになるよ。母上に負けないくらい、他の魔法も上達してみせる」 

 けれど結局、嫉妬駄々洩れの発言をしてしまい、シリルは自分の未熟さを嘆く。 

「セシルが殿下。そう、でしたか・・殿下。知らなかったとはいえ、数々の無礼。お許しくださいませ」 

 自身の反省と羨望を何とか昇華させようとしているシリルの前で再び立ち上がったミュリエルが、そう言って先ほどよりも深く頭を下げた。 

「無礼、って何が?」 

 本気で理解できず、シリルは不思議な思いのまま言葉を音にする。 

「知らなかったとはいえ、セシルだったときの殿下にわたくしは」 

「うん?優しかったよね?たくさん話も出来て僕は楽しかったけれど、ミュリエルは違うの?」 

 言いながらシリルも立ち上がりミュリエルの傍へ行けば、その身体を固くしつつもミュリエルが首を小さく横に振った。 

「いいえ。とても楽しい時間を過ごさせていただきました」 

「だよね。だから、サシェをくれたんだろう?」 

「はい」 

 確信しつつもそう問えば、迷わず頷いてくれるミュリエルが、シリルは嬉しい。 

「そもそも、変化の魔法まで使って騙し討ちみたいなことをしたのはこちらなんだから、気にしなくていいよ。ミュリエルの所は、本当に過ごしやすかったし」 

 アリスやドロシアの所で受けた強烈な洗礼を思い出しつつ、シリルはしみじみと言った。 

「そう仰っていただけると嬉しいです」 

「うん。それで、なんだけれどね。ミュリエルは僕のき・・・いや、僕と初めて会った時のことを覚えているかい?」 

  

 ああ。 

 ほんとに僕ってば、へたれ。 

 

 ミュリエルに、妃となるつもりはないか、と問いたかったシリルだが、速攻で拒絶されるのが怖くて、一旦他の話題を振ってしまう。 

 そして心底、そんな自分を情けないと思う。 

 

 いや、これも大事なことだよな。 

 ミュリエルが、あの時本当はどう思ったのか知りたいのも本心だし・・・って。 

 『あれで見限りました』ってはっきり言われるのもかなり辛いけど。 

 

 悶々と思うシリルの前でミュリエルは、何かを懐かしむような、ふんわりと優しい笑みを浮かべた。 

 

 え? 

 なにその可愛い笑顔。 

 そんな可愛いの、初対面の日以来だと思うんですけど! 

 

 途端、どきどきと煩く鳴り始めた心臓を押さえつつ、シリルは何とか王子の体面を保つ。 

「はい。初めて、王城のお茶会に参加させていただいて、とても緊張したのを覚えております。それと、殿下がわたくしのことを『みゅるぅ』と可愛く呼んでくださったことも」 

 心底嬉しそうに言うミュリエルは本当に可愛い表情をしていて、シリルはうっとりと見つめながらも恥ずかしい過去を思い出す。 

「あの頃、ミュリエルは既にきちんと”ミュリエル”と発音できていたのに、僕は出来なくて。本当に幼かったよね」 

 しかも、そのことを恥ずかしいと思う能さえなかった、とシリルは更に落ち込む思いで苦笑した。 

「わたくしにとっては自分の名前ですから、発音できて当然かと。ですから、殿下がそれほどお気になさることはございません」 

 そんなシリルに、そのように思う必要は無いとミュリエルが優しく微笑む。 

「それに、あの時の僕は、ミュリエルとばかり居たがって迷惑だっただろう?」 

 それで見限られたのだ、と確信しているシリルは情けなく思いつつも過去を清算する第一歩、と勇気をもって核心に迫る言葉を口にした。 

「迷惑、ということはございませんでした。困惑、はいたしましたけれど」 

 

 え? 

 迷惑じゃなかった? 

 しかも、本当にそんな嫌そうな感じでもないし。 

 でも。 

 困惑だけ、なら、どうして僕を見限ったんだ? 

 

 けれど、それをも否定したミュリエルを、シリルはならば何故、の気持ちで見つめる。 

「でもミュリエルは、僕の妃になりたくないんだよね?それはどうして?」 

 思わず直接聞いてしまったシリルを驚いたように見てから、ミュリエルは納得したように頷いた。 

「そうでした。殿下と知らずに、わたくしは本心を口にしてしまった、ということですね」 

 セシルに語ったミュリエルの本心。 

 それを思い出したのだろうミュリエルが、改めてシリルに向き直る。 

「本当に失礼なことを申し上げ、お詫びのしようも」 

「詫びは要らない。ただ、ミュリエルがそう思うに至った経緯、原因が知りたい」 

 隣に座るミュリエルの手を握る勢いでシリルが迫れば、ミュリエルが、ひゅっ、と息を呑んだ。 

「すまない。怖がらせるつもりは無い。ただ僕は、ミュリエルの本当の気持ちが知りたい」 

 優しく包み込むような眼差しでミュリエルを見つめ、シリルはそれだけを切に願う。 

「それは・・・」 

「うん。それは?」 

 促すシリルに、困惑気味だったミュリエルは覚悟を決めたかのように視線をシリルへと定めた。 

「二度目に王城へ招かれた際、わたくしは考えたのです。殿下という為人ひととなりを知るにはどうしたらよいのか、と。それで思いついたのが、この変装でした。冴えない姿をしていても、判っていただけるのかどうか。傍に置きたいと思ってくださるのかどうか。本当に不敬で申し訳ありません」 

「そう、だったんだね」 

 

 僕の為人を知るために、わざと可愛くない自分を演出したミュリエル。 

 そうして、僕は。 

 

「ミュリエルに全く気付かなかった、んだね」 

「はい」 

 頷き答えるミュリエルに、シリルに対する申し訳なさのようなものはあっても、哀しみや後悔の色は無い。 

  

 そうか。 

 そこで、見限られたのか。 

 

 その頃から現在に至るまで、見た目、表層だけで判断し生きて来た自覚のあるシリルは、その時のミュリエルの早期判断が見事なものだったのだと実感できた。 

「そして公爵家も、ミュリエルの意志を尊重している、と」 

「はい。両親も兄も、そのようにしてよい、と言ってくれております」 

  

 だよね。 

 ドリューウェット公爵家は、みんな優秀だもんね。 

 

 怠惰な駄目王子である自分に対する貴族の評価が地を這っている、どころか抉っていることを知るシリルは、その頭脳で王国を支えているドリューウェット公爵家の面々を、苦い記憶と共に思い出した。 

 勤勉な彼等が、大切にしているミュリエルをシリルに嫁がせたいなどと思う訳も無い。 

「それでも僕は、ミュリエルを妃にしたい、と思ってしまった」 

 本人であるミュリエルの気持ちも、その生家であるドリューウェット公爵家の意向も、シリルとの婚姻を避けたがっている、と事実確認したうえで、それでも、と、シリルはその言葉を口にした。 

「殿下」 

 戸惑いシリルを見つめるミュリエルを見つめ返しながら、シリルはそっと立ち上がり、ミュリエルの前で片膝を付いた。 

「っ!」 

「ミュリエル・ドリューウェット公爵令嬢。どうか私の妃となり、共に人生を歩いて欲しい」 

 そして、驚きに目を瞠るミュリエルの手をそっと取り、シリルは、全身全霊、誠心誠意、自身が持ち得るすべてを籠めて、そう願った。 

 

 

 
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