王子、侍女となって妃を選ぶ

夏笆(なつは)

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晩餐会

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 ミュリエル! 

 僕の妖精天使! 

 

 準備が出来た、と侍従の先導で入った晩餐の間。 

 そこで頭を下げて国王と王妃、そしてシリルを迎える妃候補三人。 

 その状況を把握した、次の瞬間にはシリルの目はミュリエルに釘付けになっていた。 

 いつも、きついひっつめにされていた髪は、ゆるいカーブを描いて肩に流れつつも、食事の邪魔にならないよう、きちんと纏められている。 

 そして、身に着けているドレスも、冴えない布でもデザインでもなく、その色までもが清楚で可憐なミュリエルを彩っているとシリルには見えた。 

 しかも、その姿はシリルの為、なのである。 

 

 ああ、ミュリエルありがとう。 

 そして母上、ミュリエルにドレスを貸してくれてありがとうございます! 

 

 ミュリエルの可憐な姿を目に焼き付け、先の王妃の言葉を思い出したシリルは感動に打ち震えた。 

 

「良く来てくれた。楽にしてくれ」 

 国王の言葉で頭をあげた令嬢達。 

  

 ああ、本当に。 

 

 ミュリエルの可愛い顔に、あの不格好な眼鏡が無いことを確認し、シリルは感激の余り泣きそうになった。 

 

 ミュリエル。 

 今度は、もっと打ち解けた食事を一緒に摂ろうね。 

 

 残念だが、今日のところは公式の、いうなれば舞台であると割り切らねば、とシリルは目線だけでミュリエルにそう訴えた。 

 今日の晩餐は、シリルの妃を決めるために組まれた、令嬢達にとっては課題ともいうべき場。 

 なので、それに相応しい始まり方をし、そして会話の内容も試験と呼ぶに遜色ない話題が繰り広げられていた、はずなのだが。 

 

 一体、いつのまに。 

 

 シリルも頭を抱えるくらい、本当にいつのまにか、それは過去形と化していた。 

 今は、国王がひとり揚々と王妃との想い出を語っている。 

 五歳で出会った王妃がいかに賢く可愛かったか、に始まり、六つの時は、七つの時は、と順繰りに来て、現在は十を数える歳には既に三か国語を話せた、と我が事のように自慢げに話を続けようとしていたところ。 

<皆さんは、こちらのお料理、どちらの国のものだかご存じかしら?> 

 突然、王妃が口を挟んだ。 

 しかも、唐突に異国の言葉で。 

 

 母上、やりますね。 

 

 その言語は、ラングゥエ国と親交の厚い国の言葉で、シリルも外交に赴く関係上、言語だけは何とか取得できていた。 

 

 ああ、感謝だ。 

 

 自国とは余りに違う言語を覚えさせられた際には憎しみさえ覚えていたシリルだが、今日この時、母王妃の言葉を理解できたのはそのお蔭、と投げ出すことなく教えてくれた、両親、教師に感謝の念を抱く。 

 しかし、言葉は判ってもこの料理がどこの国のものか判らないシリルは、黙ったままテーブルを見回し。 

 

 アリスもドロシアも、言葉自体、理解できていない、か。 

 

 この、妃選びの最終選考前は、このふたりのどちらかと本気で婚姻を結ぶつもり、つまりは王子妃、ゆくゆくは王妃とするつもりだったシリルは、そうなった際、予測できる未来に身震いをした。 

 尤も、それは今だから判ることであって、かつての、といってもほんの二十日ほど前のシリルはその彼女等と何ら変わりない、ややもするともっと酷い思考を持つ王子だったことを思えば、その未来は国が滅んでもおかしくないほどに絶望的なものだったのだ、と改めてシリルは己の浅はかさに恥じ入る思いがする。 

 

 それにしても、どこの国の料理なんだ? 

 

 王子として、少なくない国へ親善に赴いたことのあるシリルは、そのどこの国でも出されたことの無い料理と向き合い、真剣に悩む。 

<こちらのお料理は、わが国の南部地方に伝わる料理、を元にしたものでしょうか。原型は、もう少し香辛料がきついものだったと記憶しておりますが> 

 その時、涼やかな声がして、ミュリエルが王妃と同じ言語を流暢に操り、静かにそう言った。 

<我が国の?> 

 思わず手を止めてシリルが聞けば、ミュリエルはこくりと頷く。 

<はい。左様でございます、殿下> 

<見事だ、ドリューウェット公爵令嬢。この料理は、わが国南部の伝統料理で、私と王妃が即位して初めて訪れた地で出されたものなのだ。しかし、そなたの言う通り、現地のままでは香辛料が強くてな。このように変化させてある> 

 ミュリエルの言葉に、国王も満足そうに笑みを零し、グラスに口を付けた。 

「王子ぃ。何のお話をされていますの?」 

 王妃が使い始めた異国の言葉での会話が理解できなかったアリスが、学の無さを恥じることもなく、甘えた口調でシリルに助けを求める。 

「今は、言語能力と、自国の文化についての知識を両陛下が試されていたんだよ。なので、異国の言葉を使っていたんだ。アリスも、少しは理解できた?」 

「ううん、全然。でも平気よ。わたくし、国から出ないから」 

「そうか。それなら、必要無いね」 

「ええ!」 

 シリルの言葉に、心底嬉しそうに答えるアリス。 

 

 そうか。 

 異国に行くことは無い、ということは王子妃にならない、ということだな。 

 うん、よく判った。 

 

 王子としての立場で、多数の国を訪れて来たシリルは、これまでひとり、もしくは両親と行って来た外交を、今後は婚約者、伴侶と共に熟して行くことになる。 

 そのために、異国の言葉の理解度を試されていたのだが、アリスはそのことにさえ気づいていないようだ、とシリルはアリスの態度を冷静に判じた。 

 しかし、シリルに理解してもらえた、と誤解したアリスは、満足の表情を浮かべ、次いで侮蔑の眼差しをミュリエルに向ける。 

「わたくし、本当に可愛ければ異国の言葉なんて判らなくとも、周りが助けてくれると思う、というか、そうである、と知っているのですけれど。眼鏡がなくなって、少しはましになったとはいえ、本当に可愛い訳ではないひとは、自分で理解しないといけなくて大変ですね」 

  

 わあ、凄い勘違い女がいる。 

 

 恐らく、この晩餐会の最初、ミュリエルと遭遇した時から、その変貌ぶりに意識が向いていたのだろうアリスは、あからさまに安心した様子でミュリエルを貶めにかかった。 

「畏れながら。今、この晩餐の場で、わざわざ異国の言葉をお使いになったのは何故ですか?わたくしが、侯爵家の養女だからでしょうか?王族になるには、相応しくないと」 

 そして、それに続くようにドロシアも王妃に対し、意味不明なうえに不敬となる言葉を発する。 

「養女だから、ということはあり得ません。貴女は、アップルトン侯爵家で令嬢としての教育を受けているでしょう?なので、養女だからと問題にすることはありません。妃候補となった、というのはそういうことですよ。それに、異国に招かれ、お茶やお食事を共にする際、複数の国の要人が一同に会することは珍しくありません。その際、多くの言語が飛び交うことも。この晩餐は、王子の妃となる者を選ぶ場です。そのような状況を想定することは、当然のことです」 

 しかし、ドロシアの不満に、王妃は激することなく整然と言葉を返した。 

「ですが、学んでいない言語を理解しろ、とは」 

「あら?学んでいるはずよ。王子妃教育のなかで」 

 しかし、尚も自分の正当性を主張しようとしたドロシアは、学んでいない言語、と言い切ってアリスの方を見るも、不思議そうな顔、を装った王妃に即却下されてしまう。 

  

 そっかー。 

 アリスもドロシアも、そこからいい加減だったんだな。 

 

 最早、何の驚きも無い、とシリルは次々運ばれてくる料理に舌鼓を打つ。 

「まあ、そんな顔で見ても無駄よ?わたくしは真に可愛いから、お勉強なんて何も必要ないんですもの。貴女達とちがって・・・ふふ」 

 そして、ドロシアに視線を向けられたアリスは、勘違い路線一直線のため、ドロシアの同盟相手にはならない。 

 

 ああ、勘違いで莫迦も、極めればこちらの利になるんだな。 

 

 一時的にでも同盟を組んで相手を攻撃する能も無いのか、と。 

 そんなことを思いつつ、王子の表情を崩さないままドロシアを見れば、物凄く恨みの籠った目を王妃に向けている。 

 

 あれは、まずい。 

 

 幾らなんでも、と、シリルが言葉を発するより早く、ミュリエルが殊更おっとりと口を開いた。 

「王子妃教育は、どれも大変でしたけれど、特に異国の文化や歴史を学ぶのは、わが国の考えと異なることも多く、新鮮でした」 

「真面目にやるからよぉ。可愛くないひとは、本当に大変ね」 

 ふふ、と笑うアリスが、同意を求めるようにシリルを見る。 

  

 うえ!? 

 

 そして、ミュリエルにも視線を向けられ、シリルは飛び上がるほど驚いた。 

 アリスが、甘えるように同意を求めて来るのは珍しくない。 

 だがしかし、ミュリエルがこのような視線をシリルに向けたことはかつてなく、シリルは内心で歓喜の踊りを舞い踊った。 

  

 まあ、甘える、というよりは、意見を求める、という感じなのが寂しい、なんて言わないから! 

 今は、これで充分だから! 

 

 王子妃となることを、というよりシリルの伴侶となることを敬遠していたミュリエル。 

 その彼女が、セシルとしてのシリルとの時間を経てシリルの求婚を受け、意識を変えてくれた。 

 そして今、こうしてシリルに視線を向けている、ということは。 

 

 試験されているのは、僕、な気がする。 

 

 ここできちんと自分の意見をシリルが言うのか、それともこれまでのように何となく流してしまうのか。 

 その見極めをしているようなミュリエルに、シリルは心の姿勢を正した。 

「学ぶ必要があるから学ぶ。それが、王子妃教育だ」 

「えええ?周りに任せればいいじゃないですかぁ」 

 

 うん。 

 少し前の僕なら、もろ手をあげて賛成していたな。 

 

 不満そうに言うアリスの言葉を聞きながら、シリルはかつての自分さながらだと思う。 

 しかしもう、かつての自分ではないのだ、とシリルは言葉を繋いだ。 

「周りの傀儡となるのではなく、自分達で善政を布く。僕は、そうありたいと願う。だから、伴侶にも同様のことを求める」 

 凛とした態度で言い切ったシリルに、ミュリエルは目を瞠ってから嬉しそうに微笑み、アリスは顔を歪ませた。 

「ええぇ。王子が真面目で固くて面白くないこと言ってる。そんなのいいから、もっと面白いお話がいいな」 

 フォークで肉をつつきつつ、アリスが軽蔑すると言わぬばかりの視線をシリルに向け、瞳とは裏腹の甘い声で話題の変換を強請る。 

「面白い話、か」 

 かつて、自分もそう思っていた、とシリルは思うも、その時、真実その会話を面白いと思っていたかどうかは疑問だと思う。 

 

 僕は本当に、流されていただけなんだな。 

 

 自分が本当に求めるものは何か。 

 それさえも知らずに生きて来たのだとシリルは過去の自分を振り返る。 

「ドロシア嬢。ドロシア嬢が、最近面白いと思ったことは何かあるかな?」 

 シリルは、先の王妃との会話から自分の不利を悟ったのか、ひとり黙々と食事を続けるドロシアに話を振った。 

 すると、当のドロシアは当惑しただけなのに対し、何故かミュリエルが嬉しそうに瞳を輝かせる。 

 

 ああ。 

 他の女に話しかけて喜ぶとか、複雑だからね? 

 いや、分かっているよ? 

 僕が周りを気にするのが嬉しいんだよね? 

 だとしてもなんか、面白くは無いよミュリエル。 

 

 心中複雑極まりない思いでシリルがミュリエルを見れば、それはもう花開くという形容が相応しいような笑みを返され、シリルは昇天した。 

 

 ぐはっ。 

 これで、ふたりきりで食事、なんてことになったら、僕は息も出来ないかもしれない。 

 

 息を詰め、瞬きもしないでミュリエルを見つめていたい。 

 今この時は叶わぬ願いながら、いつか、とシリルは王子の笑顔を貼り付けたまま、そんな甘やかな妄想の世界へと旅立って行った。 

 

 

 
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