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第一章
42話:同期
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
霧島のエスコートで店に足を踏み入れた瞬間、外の空気と切り離されたような感覚になった。
開店前の、まだ誰もいないバー。霧島が言った「いいところ」とは、霧島が基本週末に間借りをしているバーのことだった。
照明は落ち着いた橙色で、明るくはないけれど顔が見えなくなるほど暗くもない。アルコールと、焦がしバターみたいな匂いが店内を満たしている。
「ここ座ってて」と案内してくれたカウンター席に座らせてもらう。
使い込まれていて滑らかなバーカウンターの奥の棚には、背の高さも色もばらばらな酒瓶が並んでいる。バーという場所に来たのは、これが初めてだ。ドラマで見た景色と一致していて面白くて、キョロキョロと観察してしまう。
「仕込み作業しちゃうけど、喋っててね」
カウンターの中、久遠の目の前で調理器具を洗い始める霧島。
バー自体の定休日は決まっておらず、気まぐれのバーのマスターが月ごとに休みを決める。その日は平日であっても霧島は間借りをすることがあるらしく、今日はまさにその日だったようだ。そう言われてみれば、今朝インスタで霧島のアカウントが告知をしていた気がする。
「喋ってて、と言いますと」
久遠がおずおずと伺うと、霧島はさも当然のような顔をこちらに向けた。
「さっきの続き?」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「俺とちょっといいとこ行かない?」
あの時、唐突にそう言われて面食らった久遠に、霧島は近づいて久遠の耳元に口を寄せ、囁いた。
――「高校の時、2人が付き合ってたの知ってたよ」
瞬時に赤面したのは、霧島の低い声が久遠の腰をくすぐったからじゃない。神永との交際に関して、準備がない状態で指摘されて混乱したからだった。
「え?」と怯む久遠を、霧島は楽しそうに、神永は怪訝そうに見ていた。
その後霧島は、「またな」と言って神永を置いて久遠をキッチンカーの方へ連行した。
混乱する久遠を助手席に乗せてから自分も運転席に乗り込み、エンジンをかけながらこう言った。
「久遠、岬ヶ浜の71期生でしょ」
岬ヶ浜高校。それは、神永と久遠が通っていた高校だ。
「シートベルト締めな」と言われても、高校を、しかも期まで当てられてぎょっとしてしまって、すぐには反応できない。
しかも、なんとシートベルトの位置が分からない。久遠がモタモタしていると、霧島は自分が締めていたシートベルトを一度外して久遠の方へ身を乗り出し、久遠のシートベルトを締めてくれた。
お礼を言いながらも、目の前のこの男は一体何者なのだとまじまじと見てしまう。
「俺70期。神永と同期だよ」
ニヤッと笑ってアクセルを踏み、大きな車体が動き出す。トラックのような大きな車の助手席に座るのは初めての体験で新鮮だったが、それを味わっている余裕はない。この人も――岬ヶ浜って?
「そんで弓道部」
開いた口が塞がらなかった。まさか、神永の部活の部員だったなんて。久遠から霧島に見覚えはなかったが、霧島と神永が知り合いだった理由がここで分かった。
驚く久遠を乗せてトラックが左に曲がる。
「え、でも、どうして知ってたんですか?さっき――」
さっき霧島は、"久遠と神永が付き合っていたことを知っていた" と言っていたけれど、そんなわけはない。だって、当時も2人は関係を隠してこっそり付き合っていたはずなのだ。
もしかして、彼が同期の霧島にだけ打ち明けていたのだろうか。そんなことは聞いていないけれど……。
「結構見てたから。2人が屋上にいるとこ?」
前方を見ながら余裕そうな笑みを浮かべている霧島は、今この時を大変楽しんでいるみたいだ。久遠が混乱しているのが面白いのだろう。
たしかに神永と久遠は、あの頃立入禁止の屋上でしばしば会っていた。だけど、あそこはどこからも見えないはずで――。
「あそこ、旧校舎の屋上からはばっちり見えんだよ。知らなかったろ」
「旧校舎……」
「そ」
岬ヶ浜高校には、久遠が入学する前から使われなくなったという老朽化した校舎があった。どのような機会でもそこに立ち入ることはないため、完全に景色と化していて、存在を忘れていた。
「旧校舎の屋上は俺の昼寝スポットだったのね。午前すっかり寝ちゃって昼休みに起きるとさ、本校舎の方になんか仲睦まじいカップルがいたからよく見てた。しかも知ってる奴だったし」
最後は鼻で笑うように霧島が言う。
まさか……まさか、あの時の自分たちを見ていた人がいたなんて――!
8年越しに発覚した衝撃の事実に、ますます口が塞がらない。霧島がサボり魔だったという過去は解釈一致なのでこの際どうでもよく、あの時の自分たちは変なことをしていなかったか、人に見られていて問題なかったかという心配で気が気でなくなる。
「"天女"に彼女いたんだって知って面白かったけど、なんかナイショにしてるみたいだったし。俺も黙ってあげてたよ」
当時の彼のあだ名を口にしながら久遠に視線をやる霧島は、わざとらしく恩着せがましい表情をしているが、その選択は冗談ではなく本当にありがたかった。
「そうだったんですね……。その節はありがとうございました」
「いえいえ」
「……ていうか、霧島さんって私の1個上だったんですね」
「そこ?もっと老けてるって言いたい?」
悪気なく、純粋に驚いて言った言葉が霧島に刺さり、顔をしかめられてしまう。
「ち、違います。もっと大人っぽいっていうか、色んな国に行ってそうだし、経験豊富そうっていうか」
「必死になるほど嘘っぽいぞ」
「本心です!」
トラックは大通りに出て、どんどん景色を流していく。
大きなハンドルを扱う霧島はやはり久遠よりずっと大人に見えるが、言えばまた老けている思っているとの誤解が進みそうなので、黙っておく。
「いやー、なんか顔見たことあると思ったんだよな。最初会った時」
最初会った時――それは、久遠が溝口に勧められてキッチンカーを訪れ、試作をご馳走してもらった時だ。
思い返してみると、あの時霧島は久遠に『前にも来てくれたことある?』と聞いていた。あの時は、ただ他のお客さんと勘違いしているのだろうとしか思っていなかったけれど、霧島は本当に久遠の顔の面影を見ていたのだ。
「すっきりすっきり」と笑う霧島の横顔を見て、つい先ほど神永と3人でいた際に一人で合点行きまくりだった霧島のあの不思議な盛り上がりにも納得がいく。
「霧島さんは、い……神永さんがあのビルで働いていることは知ってたんですか?」
「あうんうん。たまーに飲みに行ったりもするしな、てか、してた、か。最近はあいつも忙しそうだから、店にも誘ってない」
そこまでの仲だったとは。久遠のサードプレイスとして、独立した場所として捉えていた霧島のキッチンカーが、突然相関図でつながってきた。
「まっさか久遠が神永チームだとは思ってなかったけどな。この間『元カレが上司で』って話聞いた時点で盛り上がったのに……それが俺の知り合いとか」
霧島に楽しさをお届けできてよかったが、完全に面白がられていて久遠としてはどういう顔をすればいいのか分からない。
「久遠が今日放心状態になってた直接的な理由は置いといてさ」
何やら話が本題に入ったらしい。
「まず馴れ初めについて聞きたいんだけど」
思わぬ角度の質問が来てまだたじろぐ。
「え、えぇ?」
霧島の顔を見てみると今度は別に面白がっている様子はなく、どうやら真剣みたいだ。
必要性が分からず渋る久遠に、霧島は、
「さっき命を助けてあげたのは誰だったっけ?」
と突いてきた。
……なるほど、それを出されると久遠の抵抗の余地はない。
やりおるなと思い、覚悟を一つ決め、久遠は神永一織との病院での出会いから話し始めた。
そうこうしているうちにトラックが目的地に到着したのは、高校での交際開始まで話したところだった。間借りしているバーや霧島の自宅が近くにあるという月極駐車場に2人で降り立ち、霧島に案内されてバーまで少し歩く。
17時台の恵比寿はまだ人通りも落ち着いていて、バーまでの道のりは閑散としていた。
白い壁に少し背の低い木の扉がはめこまれた店の前まで来ると、霧島はバーの看板の上からなにか紙を貼った。『HALTE』と書いてある。この店名は、キッチンカーやインスタにもついている。
今度店名の読み方や意味を聞いてみようと思いながら、霧島が開けてくれた扉をくぐったところで、冒頭に戻る。
霧島のエスコートで店に足を踏み入れた瞬間、外の空気と切り離されたような感覚になった。
開店前の、まだ誰もいないバー。霧島が言った「いいところ」とは、霧島が基本週末に間借りをしているバーのことだった。
照明は落ち着いた橙色で、明るくはないけれど顔が見えなくなるほど暗くもない。アルコールと、焦がしバターみたいな匂いが店内を満たしている。
「ここ座ってて」と案内してくれたカウンター席に座らせてもらう。
使い込まれていて滑らかなバーカウンターの奥の棚には、背の高さも色もばらばらな酒瓶が並んでいる。バーという場所に来たのは、これが初めてだ。ドラマで見た景色と一致していて面白くて、キョロキョロと観察してしまう。
「仕込み作業しちゃうけど、喋っててね」
カウンターの中、久遠の目の前で調理器具を洗い始める霧島。
バー自体の定休日は決まっておらず、気まぐれのバーのマスターが月ごとに休みを決める。その日は平日であっても霧島は間借りをすることがあるらしく、今日はまさにその日だったようだ。そう言われてみれば、今朝インスタで霧島のアカウントが告知をしていた気がする。
「喋ってて、と言いますと」
久遠がおずおずと伺うと、霧島はさも当然のような顔をこちらに向けた。
「さっきの続き?」
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「俺とちょっといいとこ行かない?」
あの時、唐突にそう言われて面食らった久遠に、霧島は近づいて久遠の耳元に口を寄せ、囁いた。
――「高校の時、2人が付き合ってたの知ってたよ」
瞬時に赤面したのは、霧島の低い声が久遠の腰をくすぐったからじゃない。神永との交際に関して、準備がない状態で指摘されて混乱したからだった。
「え?」と怯む久遠を、霧島は楽しそうに、神永は怪訝そうに見ていた。
その後霧島は、「またな」と言って神永を置いて久遠をキッチンカーの方へ連行した。
混乱する久遠を助手席に乗せてから自分も運転席に乗り込み、エンジンをかけながらこう言った。
「久遠、岬ヶ浜の71期生でしょ」
岬ヶ浜高校。それは、神永と久遠が通っていた高校だ。
「シートベルト締めな」と言われても、高校を、しかも期まで当てられてぎょっとしてしまって、すぐには反応できない。
しかも、なんとシートベルトの位置が分からない。久遠がモタモタしていると、霧島は自分が締めていたシートベルトを一度外して久遠の方へ身を乗り出し、久遠のシートベルトを締めてくれた。
お礼を言いながらも、目の前のこの男は一体何者なのだとまじまじと見てしまう。
「俺70期。神永と同期だよ」
ニヤッと笑ってアクセルを踏み、大きな車体が動き出す。トラックのような大きな車の助手席に座るのは初めての体験で新鮮だったが、それを味わっている余裕はない。この人も――岬ヶ浜って?
「そんで弓道部」
開いた口が塞がらなかった。まさか、神永の部活の部員だったなんて。久遠から霧島に見覚えはなかったが、霧島と神永が知り合いだった理由がここで分かった。
驚く久遠を乗せてトラックが左に曲がる。
「え、でも、どうして知ってたんですか?さっき――」
さっき霧島は、"久遠と神永が付き合っていたことを知っていた" と言っていたけれど、そんなわけはない。だって、当時も2人は関係を隠してこっそり付き合っていたはずなのだ。
もしかして、彼が同期の霧島にだけ打ち明けていたのだろうか。そんなことは聞いていないけれど……。
「結構見てたから。2人が屋上にいるとこ?」
前方を見ながら余裕そうな笑みを浮かべている霧島は、今この時を大変楽しんでいるみたいだ。久遠が混乱しているのが面白いのだろう。
たしかに神永と久遠は、あの頃立入禁止の屋上でしばしば会っていた。だけど、あそこはどこからも見えないはずで――。
「あそこ、旧校舎の屋上からはばっちり見えんだよ。知らなかったろ」
「旧校舎……」
「そ」
岬ヶ浜高校には、久遠が入学する前から使われなくなったという老朽化した校舎があった。どのような機会でもそこに立ち入ることはないため、完全に景色と化していて、存在を忘れていた。
「旧校舎の屋上は俺の昼寝スポットだったのね。午前すっかり寝ちゃって昼休みに起きるとさ、本校舎の方になんか仲睦まじいカップルがいたからよく見てた。しかも知ってる奴だったし」
最後は鼻で笑うように霧島が言う。
まさか……まさか、あの時の自分たちを見ていた人がいたなんて――!
8年越しに発覚した衝撃の事実に、ますます口が塞がらない。霧島がサボり魔だったという過去は解釈一致なのでこの際どうでもよく、あの時の自分たちは変なことをしていなかったか、人に見られていて問題なかったかという心配で気が気でなくなる。
「"天女"に彼女いたんだって知って面白かったけど、なんかナイショにしてるみたいだったし。俺も黙ってあげてたよ」
当時の彼のあだ名を口にしながら久遠に視線をやる霧島は、わざとらしく恩着せがましい表情をしているが、その選択は冗談ではなく本当にありがたかった。
「そうだったんですね……。その節はありがとうございました」
「いえいえ」
「……ていうか、霧島さんって私の1個上だったんですね」
「そこ?もっと老けてるって言いたい?」
悪気なく、純粋に驚いて言った言葉が霧島に刺さり、顔をしかめられてしまう。
「ち、違います。もっと大人っぽいっていうか、色んな国に行ってそうだし、経験豊富そうっていうか」
「必死になるほど嘘っぽいぞ」
「本心です!」
トラックは大通りに出て、どんどん景色を流していく。
大きなハンドルを扱う霧島はやはり久遠よりずっと大人に見えるが、言えばまた老けている思っているとの誤解が進みそうなので、黙っておく。
「いやー、なんか顔見たことあると思ったんだよな。最初会った時」
最初会った時――それは、久遠が溝口に勧められてキッチンカーを訪れ、試作をご馳走してもらった時だ。
思い返してみると、あの時霧島は久遠に『前にも来てくれたことある?』と聞いていた。あの時は、ただ他のお客さんと勘違いしているのだろうとしか思っていなかったけれど、霧島は本当に久遠の顔の面影を見ていたのだ。
「すっきりすっきり」と笑う霧島の横顔を見て、つい先ほど神永と3人でいた際に一人で合点行きまくりだった霧島のあの不思議な盛り上がりにも納得がいく。
「霧島さんは、い……神永さんがあのビルで働いていることは知ってたんですか?」
「あうんうん。たまーに飲みに行ったりもするしな、てか、してた、か。最近はあいつも忙しそうだから、店にも誘ってない」
そこまでの仲だったとは。久遠のサードプレイスとして、独立した場所として捉えていた霧島のキッチンカーが、突然相関図でつながってきた。
「まっさか久遠が神永チームだとは思ってなかったけどな。この間『元カレが上司で』って話聞いた時点で盛り上がったのに……それが俺の知り合いとか」
霧島に楽しさをお届けできてよかったが、完全に面白がられていて久遠としてはどういう顔をすればいいのか分からない。
「久遠が今日放心状態になってた直接的な理由は置いといてさ」
何やら話が本題に入ったらしい。
「まず馴れ初めについて聞きたいんだけど」
思わぬ角度の質問が来てまだたじろぐ。
「え、えぇ?」
霧島の顔を見てみると今度は別に面白がっている様子はなく、どうやら真剣みたいだ。
必要性が分からず渋る久遠に、霧島は、
「さっき命を助けてあげたのは誰だったっけ?」
と突いてきた。
……なるほど、それを出されると久遠の抵抗の余地はない。
やりおるなと思い、覚悟を一つ決め、久遠は神永一織との病院での出会いから話し始めた。
そうこうしているうちにトラックが目的地に到着したのは、高校での交際開始まで話したところだった。間借りしているバーや霧島の自宅が近くにあるという月極駐車場に2人で降り立ち、霧島に案内されてバーまで少し歩く。
17時台の恵比寿はまだ人通りも落ち着いていて、バーまでの道のりは閑散としていた。
白い壁に少し背の低い木の扉がはめこまれた店の前まで来ると、霧島はバーの看板の上からなにか紙を貼った。『HALTE』と書いてある。この店名は、キッチンカーやインスタにもついている。
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