17 / 28
宿命の枷、運命の鍵
3☆愛しいからこそ……
しおりを挟む
「キチ害乞食国家のヒトモドキ民族が隣(国)にいるだけでも寒気がするわ!」
ニダの本質を知ってしまい、憎しみにかられてる法子様はニダの存在すら嫌いになっている。
陛下を侮辱するニュースに法子は怒り心頭で、普通の人には持っていない『荒御魂と』いうべき神の怒りそのままを身に宿し顕になっていた。
祈りを神に捧げる祈り姫の荒御魂の願いが神に届けば不幸事が巡る。
それは、神聖な祈り姫としてあるまじき事。
常に幸せを祈らなければいけないお立場なのに……
冷静になっていただきたい。
『皇室』に生まれたのならば、しかも『祈り姫』ならば、私よりも公を優先するべきことなのだから。
そう自分の方が冷静に判断していることに苦笑する。
「……私にもニダ国の血が入っているのです」
そのことを聞いた法子様の顔が強張った。
驚きのあまりなのか、軽蔑からなのか……
いや、まだ意味が飲み込めてないのだろう・・・
とりあえず、荒御魂オーラは一瞬にして消えた。
今まで言えなかった、己の出自を告白する。
それがとても苦しい、言いたくなかった。
知らないでいて欲しかった……
法子の後ろにベッドがある。
法子に迫って、わざと法子をベッドに押し倒す。
もしかしたら、このまま抵抗されず、受けいられてしまったらどうしようか…と、思いながら、拒絶させるために、冷たい瞳で法子の柔らかい唇をなぞる。
ずっと、法子は口づけを望んでいた。
法子の望み通り、このまま不敬を、犯してしまおうか……とも思う。
軽いキスではなく、深いキスをしてみようか……?
柔らかい唇を開けさせるため顎を親指で押す。
自然とくちづけを求める形になる。
戸惑う法子の表情が李流の理性に、痺れを誘う。
己で戒めた禁忌を犯してしまおうか……
今、恋愛感情よりも、すべての感情を奪い消し去ってしまおうという思いが強い……
パン!
っと、法子の平手打ちで当初の計算通りだ。
でも……
計算どうりに拒絶された、
けれど、やはり
心苦しい・・・
愛しいものに拒絶されれば誰だって……
「違うの・・・嫌いだからじゃなくて・・・雰囲気が怖かったからで」
どこか鬼気迫るものを法子も感じたのだろう。
愛しい感覚で攻めるのではなく奪われる危機感を……
婚約者としだとしても、貞操を奪おうとした自分は大罪だ・・・
それでも
たとへ嫌われてでも、法子には清らかな『祈り姫』であって欲しい。
「さようなら『祈り姫』……」
法子の顔を最後まで見れなかった……
見る資格もない・・・
けれど法子様は考えてくれることだろう。
ニダ国が諸悪の根源で闇に染めてしまったお心を・・・
自分だって法子と同じ……
それ以上に陛下を侮辱されたことに怒りを覚えている。
それは国民にも広がるだろう
だからこそ……
人々の幸せを願う『祈り姫』だからこそ冷静になって欲しかった。
これで良かった。
これで上手くいったのだ……
ニダの本質を知ってしまい、憎しみにかられてる法子様はニダの存在すら嫌いになっている。
陛下を侮辱するニュースに法子は怒り心頭で、普通の人には持っていない『荒御魂と』いうべき神の怒りそのままを身に宿し顕になっていた。
祈りを神に捧げる祈り姫の荒御魂の願いが神に届けば不幸事が巡る。
それは、神聖な祈り姫としてあるまじき事。
常に幸せを祈らなければいけないお立場なのに……
冷静になっていただきたい。
『皇室』に生まれたのならば、しかも『祈り姫』ならば、私よりも公を優先するべきことなのだから。
そう自分の方が冷静に判断していることに苦笑する。
「……私にもニダ国の血が入っているのです」
そのことを聞いた法子様の顔が強張った。
驚きのあまりなのか、軽蔑からなのか……
いや、まだ意味が飲み込めてないのだろう・・・
とりあえず、荒御魂オーラは一瞬にして消えた。
今まで言えなかった、己の出自を告白する。
それがとても苦しい、言いたくなかった。
知らないでいて欲しかった……
法子の後ろにベッドがある。
法子に迫って、わざと法子をベッドに押し倒す。
もしかしたら、このまま抵抗されず、受けいられてしまったらどうしようか…と、思いながら、拒絶させるために、冷たい瞳で法子の柔らかい唇をなぞる。
ずっと、法子は口づけを望んでいた。
法子の望み通り、このまま不敬を、犯してしまおうか……とも思う。
軽いキスではなく、深いキスをしてみようか……?
柔らかい唇を開けさせるため顎を親指で押す。
自然とくちづけを求める形になる。
戸惑う法子の表情が李流の理性に、痺れを誘う。
己で戒めた禁忌を犯してしまおうか……
今、恋愛感情よりも、すべての感情を奪い消し去ってしまおうという思いが強い……
パン!
っと、法子の平手打ちで当初の計算通りだ。
でも……
計算どうりに拒絶された、
けれど、やはり
心苦しい・・・
愛しいものに拒絶されれば誰だって……
「違うの・・・嫌いだからじゃなくて・・・雰囲気が怖かったからで」
どこか鬼気迫るものを法子も感じたのだろう。
愛しい感覚で攻めるのではなく奪われる危機感を……
婚約者としだとしても、貞操を奪おうとした自分は大罪だ・・・
それでも
たとへ嫌われてでも、法子には清らかな『祈り姫』であって欲しい。
「さようなら『祈り姫』……」
法子の顔を最後まで見れなかった……
見る資格もない・・・
けれど法子様は考えてくれることだろう。
ニダ国が諸悪の根源で闇に染めてしまったお心を・・・
自分だって法子と同じ……
それ以上に陛下を侮辱されたことに怒りを覚えている。
それは国民にも広がるだろう
だからこそ……
人々の幸せを願う『祈り姫』だからこそ冷静になって欲しかった。
これで良かった。
これで上手くいったのだ……
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
