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宿命の枷、運命の鍵
7☆恨みと和み
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思いつくのはあそこしかない…
もうだれも通らないだろう……
法子様と出会ったあの場所で体も魂も闇に消えてしまえたらいいのに……
悲しみで法子様に絶望を与えた後悔で、こんなに苦しくなるなら隠していれば良かった……
だけど、冷静に計算もしていた。
法子様も私を愛してくれているのなら、
『祈り姫』として幸せを祈るために怒りに任せて憎しみに囚われていることを冷静になってくれるかもしれない……
そんなことを考えている時点で、ニダの思い上がりの血が出ているのかもと思うと苦笑しか出てこなかった。
それにしてもひとりで後悔に苛まれているその根本的原因はニダにある。
法子が今日怒り狂った原因は、ニダの大統領が祝皇陛下にとんでも発言をした事が今の状態を作り出している。
そもそもニダは執拗なほど日和を憎んでいて国内のマスゴミもニダ人に支配されている憂いべき状況。
現にあの女もそうだった。
ニダたちはこの日和国を内側から滅ぼそうとしているのは明白。
けれど一般人は気づかない、気づかないふりをしているだけ……
国と国との戦争になるほど嫌がらせを受けているのに知らぬふり。怒りを覚えようとしなかった。
それは戦前にもあったことらしいが。
日和人の戦を好まない気質のせいかもしれない。
ニダの文化は恨(はん)の文化だという。
身に覚えがなくても、恨み辛みをパワーにする。
日和国への無意味な恨で国が保っている。
日和国のように和を尊ぶことを知らない。
そんな、ニダの国民性が狂ってるのか、戦後教育のせいか、その両方か。
恨み辛みを李流の大好きな日和国にぶつけるニダ国やニダが嫌いなのにその血を僅かに引いてることが己がやっぱり汚らしいものにしか思えなくなる。
ニダの遺伝子を取り除けるなら取り除きたい……
そんなことを考えても仕方ないことは分かっているのだけど……
そんなことを悶々と考えて、八つ当たり的に草むしりをして気晴らしをして、掃除をする。
座れるスペースができたところに座り込んで、眠った。
誰にも見つからないこの路地で、気がついたら夜で満月が空に登っていた。
あの時と同じか……
あの時、法子が李流に出会わなければ……と考えてみても、そうは思えない。
出会えなければ法子様は国を恨んだままだった。
陛下を恨んだままだった。
悲しみのあまり家出するためにたどり着いて偶然、李流と出会ったのがこの場所。
偶然……
いや、
それが運命だった……
それなのに、私は……
ガタッという音に気がついて上を見上げると、
「李流!やっぱりここにいた!」
「法子様!?」
法子は迷いなく、屋根から飛び降りて、李流にうけとめてもらって、勢いで法子にキスされる。
あまりの事に、一瞬何が起こったか、わからなかったけれど、柔らかな唇から法子が発した言霊は
「好きよ……」
その一言だけで、法子様に救われた気になった……
もうだれも通らないだろう……
法子様と出会ったあの場所で体も魂も闇に消えてしまえたらいいのに……
悲しみで法子様に絶望を与えた後悔で、こんなに苦しくなるなら隠していれば良かった……
だけど、冷静に計算もしていた。
法子様も私を愛してくれているのなら、
『祈り姫』として幸せを祈るために怒りに任せて憎しみに囚われていることを冷静になってくれるかもしれない……
そんなことを考えている時点で、ニダの思い上がりの血が出ているのかもと思うと苦笑しか出てこなかった。
それにしてもひとりで後悔に苛まれているその根本的原因はニダにある。
法子が今日怒り狂った原因は、ニダの大統領が祝皇陛下にとんでも発言をした事が今の状態を作り出している。
そもそもニダは執拗なほど日和を憎んでいて国内のマスゴミもニダ人に支配されている憂いべき状況。
現にあの女もそうだった。
ニダたちはこの日和国を内側から滅ぼそうとしているのは明白。
けれど一般人は気づかない、気づかないふりをしているだけ……
国と国との戦争になるほど嫌がらせを受けているのに知らぬふり。怒りを覚えようとしなかった。
それは戦前にもあったことらしいが。
日和人の戦を好まない気質のせいかもしれない。
ニダの文化は恨(はん)の文化だという。
身に覚えがなくても、恨み辛みをパワーにする。
日和国への無意味な恨で国が保っている。
日和国のように和を尊ぶことを知らない。
そんな、ニダの国民性が狂ってるのか、戦後教育のせいか、その両方か。
恨み辛みを李流の大好きな日和国にぶつけるニダ国やニダが嫌いなのにその血を僅かに引いてることが己がやっぱり汚らしいものにしか思えなくなる。
ニダの遺伝子を取り除けるなら取り除きたい……
そんなことを考えても仕方ないことは分かっているのだけど……
そんなことを悶々と考えて、八つ当たり的に草むしりをして気晴らしをして、掃除をする。
座れるスペースができたところに座り込んで、眠った。
誰にも見つからないこの路地で、気がついたら夜で満月が空に登っていた。
あの時と同じか……
あの時、法子が李流に出会わなければ……と考えてみても、そうは思えない。
出会えなければ法子様は国を恨んだままだった。
陛下を恨んだままだった。
悲しみのあまり家出するためにたどり着いて偶然、李流と出会ったのがこの場所。
偶然……
いや、
それが運命だった……
それなのに、私は……
ガタッという音に気がついて上を見上げると、
「李流!やっぱりここにいた!」
「法子様!?」
法子は迷いなく、屋根から飛び降りて、李流にうけとめてもらって、勢いで法子にキスされる。
あまりの事に、一瞬何が起こったか、わからなかったけれど、柔らかな唇から法子が発した言霊は
「好きよ……」
その一言だけで、法子様に救われた気になった……
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