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1 あなた裏切ったわね
浮気ね(1)
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「後ろを振りかえらないで。お願い!あなたの後ろに私を探している浮気男がいるの」
「君は何……」
「シーっ!後ろを振り返らないでって。私を見つめていて、お願い!」
「はぁ?」
彼のブルーの輝くような瞳が私を真っ直ぐに見つめて、すぐに困惑した表情になった。脅威の美貌を誇る彼は、クリスと同じブロンドの髪だが、ブロンドヘアを無造作にくしゃくしゃにしており、氷のようなブルーの瞳で私をじっと見つめた。クリスとアルベルト王太子は全然違う生物だ。私の心臓はどきんと音を立てて、鼓動が早くなった。
でも、きっと気のせいだ。
クリスに追われているから、心臓がドキドキするだけだ。
アルベルト王太子がまとう高貴な雰囲気に一瞬私はたじろいだが、クリスが私を探し回っているので、クリスに見つからないようにアルベルト王太子に体をぴたりとくっつけた。私を見下ろすアルベルト王太子は、驚愕した表情になった。
「お願い。私の命に関わることなの。このままでしばらくいて」
「なっ!」
アルベルト王太子は私を見つめて、探るような瞳になった。だが、観念したようにため息をついた。
「わかった」
「ありがとう!」
「ジャック、どうやら私は彼女をエスコートしなければならないようだ」
「承知です」
見ると、すぐ横に秘書官のような若い男性が片手にシャム猫を抱いて立っていた。彼はもう片方の手でアルベルト王太子の荷物を持っていた。彼は仕方ないといった様子で私にため息をついてみせた。
他にも制服を着た男性たちが数人いて、それぞれ荷物を持っていた。アルベルト王太子のお付きの者たちのようだ。
「君が逃げたいと思っているその男は今はどの辺りにいる?」
「まだあなたの後ろで私を探し回っているわ」
「鉄道の切符は買ったのか?」
「いいえ、まだなのです」
「じゃあ、切符を買うところからだな」
「あっ……そうですね……彼がこちらを見ています!」
途端にシャム猫を抱いた男性とシャーローットに両側からギュッと挟まれて、私は強制的にくるりと向きを変えられた。シャム猫を抱いた男性はもう片方の手に持っていたトランクを駅の地面に落とした。
「ちょっ……ジャック、荷物は丁寧にあつ……」
「今は荷物どころじゃないですよね?さあ、お嬢さま。このまま真っ直ぐに歩きましょう。私があなたたちの後ろからついていきますから、振り返らずに」
「えっ」
「さあ、アルベルト王太子、浮気男が彼女を追ってきたんですよ。わかりますよね?浮気男は絶対に諦めないですよ」
ジャックにそう言われたアルベルト王太子は、首を振って諦めたようにうなずいた。
「そうだな。まあ、当たっている」
「でしたら、さっさと歩いてください。私はこの彼女と一緒に後ろからぴたりとついて行きますから。お嬢さまの後ろ姿が見えないようにします」
「はいぃ、フローラお嬢様っ!シャーロットはどこまでもついていきますっ!」
ジャックととシャーロットに促されて、私とアルベルト王太子は仕方なく歩き始めた。
「もっと足早にっ!はい、そこを真っ直ぐ。そこを左にっ!」
ジャックの指示に従って、私とアルベルト王太子は仕方なくテキパキと歩き続けた。
「追われているんだな?」
「はい……」
「そうか。ここまで追ってきたなら、彼はきっと君を諦めないな」
「そ……そうですか」
「私も経験からわかる」
アルベルト王太子の言葉で私は黙った。確か、彼は1年前に婚約解消されたはずだ。ブランドン公爵令嬢と結婚間近だったが、急に婚約が白紙になり、ブランドン公爵令嬢は隣国の皇太子と結婚した。
氷の貴公子が振られたと、今でも人々の話題になるくらいにセンセーショナルな噂話がエイトレンス中を駆け巡ったのは記憶に新しい。
聖ケスナータリマーガレット第一女子学院でも、氷の貴公子という異名を持つアルベルト王太子は、若くて信じられないほど素敵な美貌の独身男性として、女子生徒たちの憧れの的だった。
「経験から分かるとは、ブランドン公爵令嬢のことでしょうか」
「はっ!?」
私は口が軽すぎたようだ。つい、クリスに追われていることに神経を尖らせていて、決して口にしてはならない余計なことを口走ってしまったようだ。
「君は……」
「大変申し訳ございませんっ!失礼なことを……」
「あぁ、君は本当に……」
アルベルト王太子はブルーの瞳をきらりと光らせて私を一瞥すると、天をあおいで口元に手をやった。ため息を堪えているらしい。
「あぁっ!見つけた!フローラ!!!!」
「あぁん、お嬢様っ!」
クリスの叫び声とソフィアの甲高い声が聞こえて、私は思わず飛び上がった。首をすくめて後ろを振り返った私の目にクリスが猛然とこちらに走ってくる様が見えた。追いつくまでに3分ほどの距離まで迫ってきている。
後ろを振り返って目を見張った私につられて、アルベルト王太子も振り返った。
その途端にアルベルト王太子にぐいっと手をつかまれて、少し先で出発準備に追われている列車まで引っ張っていかれた。
「乗るぞっ!」
アルベルト王太子が大声で言い、荷物を運んでいた制服を着た男性陣がサッと動いた。
「おいで!」
アルベルト王太子が私の手を引いて列車に乗り、次に片手に猫を抱いたジャックがシャーロットに手を差し伸べて列車に乗せた。そして次から次へと荷物持ちの男性陣が荷物を抱えて乗り込んできた。
皆が乗り込むと間一髪で列車が動き始めた。
私は荒い息を整えようと、胸を手で押さえながら、アルベルト王太子の顔を密かに見つめた。
――ドギマギするのは走ったから?この人の存在のせいなの?
「私の心の中にいるのはディーナ1人だ。君を助ける義理は私には全くないが、相手の男がしつこく追ってくるのも分かるから仕方なく……おいっ!!」
アルベルト王太子が突然怒鳴り、私はハッとして列車の乗り口を見た。ゆっくりと動き始めて次第に加速し始めた列車と並んで、クリスがこちらを見ながら走っていた。
「みーつけたっ!」
クリスが私に叫んだ瞬間、ゾッとした。彼がニヤッと笑った顔がとてもおぞましく見えたからだ。
クリスが乗車口の端を両手でつかみ、私は悲鳴をあげた。
すぐにアルベルト王太子が乗車口のドアを閉めた。
「ぎゃっ!」
クリスが手をはさまれて叫ぶ声がした。窓から列車の外をのぞくと、ホームに尻餅をついたクリスが呆然とした様子でこちらを見つめていた。そこにソフィアが駆け寄って行くのが見えた。
もはや列車は加速を始め、人が降りることができないスピードになっていた。
「あの……」
私は我に返って、アルベルト王太子と猫を抱いたままのジャックの顔を交互に見つめた。シャーロットは自分の鞄と私のトランクを両手に持ったまま、不安そうに私とアルベルト王太子の顔を交互に見つめていた。
「ここは揺れます。まずは車両にどうぞ」
ジャックがシャム猫を抱いたままキッパリと私たちに言った。
「ま……そうだな……」
私に鋭い視線を向けるアルベルト王太子は、高貴な雰囲気を漂わせて澄ました表情のまま、私についてくるように合図をした。
「君が誰なのかをまずは話してもらおうか。切符もないだろうから、まずは私の車両に案内する」
「ちょっと待ってください。この列車はどこに向かっていますか?」
私は父の領地に帰るはずだったのだが、成り行きでどこに向かっているか分からない列車に乗ってしまった。
「ザックリードハルト行きだ」
「えっ!?」
「行きたかった方向と逆方向でした……」
継母に会うのは嫌だったが、父に婚約破棄を相談しに行きたかった私は父の領地に向かうのと逆方向の列車に乗ってしまったことにショックを受けた。
ザックリードハルトは、アルベルト王太子を振ったブランドン公爵令嬢が嫁いだ皇太子がいる国だ。
「次の駅で降りよう。だが、この列車は明日の朝までもう止まらないよ。今夜は王家で借り上げた寝台車を提供しよう」
――えっ?列車に泊まるの?
私は不安げなシャーロットと顔を見合わせたが、私に選択肢はなさそうだった。
こうして、氷の貴公子と私の予想外の旅が始まったのだ。
「君は何……」
「シーっ!後ろを振り返らないでって。私を見つめていて、お願い!」
「はぁ?」
彼のブルーの輝くような瞳が私を真っ直ぐに見つめて、すぐに困惑した表情になった。脅威の美貌を誇る彼は、クリスと同じブロンドの髪だが、ブロンドヘアを無造作にくしゃくしゃにしており、氷のようなブルーの瞳で私をじっと見つめた。クリスとアルベルト王太子は全然違う生物だ。私の心臓はどきんと音を立てて、鼓動が早くなった。
でも、きっと気のせいだ。
クリスに追われているから、心臓がドキドキするだけだ。
アルベルト王太子がまとう高貴な雰囲気に一瞬私はたじろいだが、クリスが私を探し回っているので、クリスに見つからないようにアルベルト王太子に体をぴたりとくっつけた。私を見下ろすアルベルト王太子は、驚愕した表情になった。
「お願い。私の命に関わることなの。このままでしばらくいて」
「なっ!」
アルベルト王太子は私を見つめて、探るような瞳になった。だが、観念したようにため息をついた。
「わかった」
「ありがとう!」
「ジャック、どうやら私は彼女をエスコートしなければならないようだ」
「承知です」
見ると、すぐ横に秘書官のような若い男性が片手にシャム猫を抱いて立っていた。彼はもう片方の手でアルベルト王太子の荷物を持っていた。彼は仕方ないといった様子で私にため息をついてみせた。
他にも制服を着た男性たちが数人いて、それぞれ荷物を持っていた。アルベルト王太子のお付きの者たちのようだ。
「君が逃げたいと思っているその男は今はどの辺りにいる?」
「まだあなたの後ろで私を探し回っているわ」
「鉄道の切符は買ったのか?」
「いいえ、まだなのです」
「じゃあ、切符を買うところからだな」
「あっ……そうですね……彼がこちらを見ています!」
途端にシャム猫を抱いた男性とシャーローットに両側からギュッと挟まれて、私は強制的にくるりと向きを変えられた。シャム猫を抱いた男性はもう片方の手に持っていたトランクを駅の地面に落とした。
「ちょっ……ジャック、荷物は丁寧にあつ……」
「今は荷物どころじゃないですよね?さあ、お嬢さま。このまま真っ直ぐに歩きましょう。私があなたたちの後ろからついていきますから、振り返らずに」
「えっ」
「さあ、アルベルト王太子、浮気男が彼女を追ってきたんですよ。わかりますよね?浮気男は絶対に諦めないですよ」
ジャックにそう言われたアルベルト王太子は、首を振って諦めたようにうなずいた。
「そうだな。まあ、当たっている」
「でしたら、さっさと歩いてください。私はこの彼女と一緒に後ろからぴたりとついて行きますから。お嬢さまの後ろ姿が見えないようにします」
「はいぃ、フローラお嬢様っ!シャーロットはどこまでもついていきますっ!」
ジャックととシャーロットに促されて、私とアルベルト王太子は仕方なく歩き始めた。
「もっと足早にっ!はい、そこを真っ直ぐ。そこを左にっ!」
ジャックの指示に従って、私とアルベルト王太子は仕方なくテキパキと歩き続けた。
「追われているんだな?」
「はい……」
「そうか。ここまで追ってきたなら、彼はきっと君を諦めないな」
「そ……そうですか」
「私も経験からわかる」
アルベルト王太子の言葉で私は黙った。確か、彼は1年前に婚約解消されたはずだ。ブランドン公爵令嬢と結婚間近だったが、急に婚約が白紙になり、ブランドン公爵令嬢は隣国の皇太子と結婚した。
氷の貴公子が振られたと、今でも人々の話題になるくらいにセンセーショナルな噂話がエイトレンス中を駆け巡ったのは記憶に新しい。
聖ケスナータリマーガレット第一女子学院でも、氷の貴公子という異名を持つアルベルト王太子は、若くて信じられないほど素敵な美貌の独身男性として、女子生徒たちの憧れの的だった。
「経験から分かるとは、ブランドン公爵令嬢のことでしょうか」
「はっ!?」
私は口が軽すぎたようだ。つい、クリスに追われていることに神経を尖らせていて、決して口にしてはならない余計なことを口走ってしまったようだ。
「君は……」
「大変申し訳ございませんっ!失礼なことを……」
「あぁ、君は本当に……」
アルベルト王太子はブルーの瞳をきらりと光らせて私を一瞥すると、天をあおいで口元に手をやった。ため息を堪えているらしい。
「あぁっ!見つけた!フローラ!!!!」
「あぁん、お嬢様っ!」
クリスの叫び声とソフィアの甲高い声が聞こえて、私は思わず飛び上がった。首をすくめて後ろを振り返った私の目にクリスが猛然とこちらに走ってくる様が見えた。追いつくまでに3分ほどの距離まで迫ってきている。
後ろを振り返って目を見張った私につられて、アルベルト王太子も振り返った。
その途端にアルベルト王太子にぐいっと手をつかまれて、少し先で出発準備に追われている列車まで引っ張っていかれた。
「乗るぞっ!」
アルベルト王太子が大声で言い、荷物を運んでいた制服を着た男性陣がサッと動いた。
「おいで!」
アルベルト王太子が私の手を引いて列車に乗り、次に片手に猫を抱いたジャックがシャーロットに手を差し伸べて列車に乗せた。そして次から次へと荷物持ちの男性陣が荷物を抱えて乗り込んできた。
皆が乗り込むと間一髪で列車が動き始めた。
私は荒い息を整えようと、胸を手で押さえながら、アルベルト王太子の顔を密かに見つめた。
――ドギマギするのは走ったから?この人の存在のせいなの?
「私の心の中にいるのはディーナ1人だ。君を助ける義理は私には全くないが、相手の男がしつこく追ってくるのも分かるから仕方なく……おいっ!!」
アルベルト王太子が突然怒鳴り、私はハッとして列車の乗り口を見た。ゆっくりと動き始めて次第に加速し始めた列車と並んで、クリスがこちらを見ながら走っていた。
「みーつけたっ!」
クリスが私に叫んだ瞬間、ゾッとした。彼がニヤッと笑った顔がとてもおぞましく見えたからだ。
クリスが乗車口の端を両手でつかみ、私は悲鳴をあげた。
すぐにアルベルト王太子が乗車口のドアを閉めた。
「ぎゃっ!」
クリスが手をはさまれて叫ぶ声がした。窓から列車の外をのぞくと、ホームに尻餅をついたクリスが呆然とした様子でこちらを見つめていた。そこにソフィアが駆け寄って行くのが見えた。
もはや列車は加速を始め、人が降りることができないスピードになっていた。
「あの……」
私は我に返って、アルベルト王太子と猫を抱いたままのジャックの顔を交互に見つめた。シャーロットは自分の鞄と私のトランクを両手に持ったまま、不安そうに私とアルベルト王太子の顔を交互に見つめていた。
「ここは揺れます。まずは車両にどうぞ」
ジャックがシャム猫を抱いたままキッパリと私たちに言った。
「ま……そうだな……」
私に鋭い視線を向けるアルベルト王太子は、高貴な雰囲気を漂わせて澄ました表情のまま、私についてくるように合図をした。
「君が誰なのかをまずは話してもらおうか。切符もないだろうから、まずは私の車両に案内する」
「ちょっと待ってください。この列車はどこに向かっていますか?」
私は父の領地に帰るはずだったのだが、成り行きでどこに向かっているか分からない列車に乗ってしまった。
「ザックリードハルト行きだ」
「えっ!?」
「行きたかった方向と逆方向でした……」
継母に会うのは嫌だったが、父に婚約破棄を相談しに行きたかった私は父の領地に向かうのと逆方向の列車に乗ってしまったことにショックを受けた。
ザックリードハルトは、アルベルト王太子を振ったブランドン公爵令嬢が嫁いだ皇太子がいる国だ。
「次の駅で降りよう。だが、この列車は明日の朝までもう止まらないよ。今夜は王家で借り上げた寝台車を提供しよう」
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