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転校生は宇宙人(地球を守れ!)5

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 転校生は宇宙人(地球を守れ!)5


 2時間目が終わりそうな頃に、夢矢が教室にたどり着いた。なんせイケメンがゆえ、大勢の女子が心配から解放されたって顔をする。でも、もうひとりの浦野静塗の方はあまり気にされない。女子の中でゆいいつ少し心配したのは優子。

(なんかあったのかな?)

 あの正義感は気恥ずかしかったと思うが、インパクトはあった。だから胸の中に浦野静塗を心配するキモチが立ち上がっていた。

 だがそのとき、それとなく夢矢と目が合った。そうして夢矢がスマッシュヒットみたいなウインクをやって見せた。

 パチン! 

 音がしたわけではないが聞こえたように思えた。そしてウインクは恋のアローみたいになって、優子の胸をズキュン! と感じさせる。

(あぅん……)

 たまらず左手を谷間のあたりに当ててしまう。どうしてか夢矢に対しては、奇妙な感じが日増しに募っていく。

―好きなの? わたしは海野のことが好きなの?-

 自問自答しながら胸から手を離すと、ちょっとばかり体がブルっとした。まさかこれは恋? なんて一人で思う優子の太ももは、机の下で全然おちつかない。

(ハァハァ……)

 体が熱っぽくなってきた。学校で教室の中で、しかも授業中に変に疼いたりしてきた。

(よし……今日あたり、優子を捕獲してみるか)

 優子をチラチラ見ながら夢矢は思った。優子の状態が感じ取れるので、手ごたえありとする。行儀よく授業に励む中で、こっそり右手をガッツポーズ的に握ったりするのだった。

―そして早くも迎えた放課後―

「中野、ちょっと話があるんだ」

 すべての授業や担任の話が終わると、夢矢はすぐさま優子に声をかけた。他の女子が嫉妬しているなんて、そんなの夢矢にはどうでもいいこと。この少年にとって重要なのは中野優子ひとりだけ。

「ぅ……は、話?」

 胸が変に感じさせられるから、不本意ながら顔を赤くする優子。

「これはとっても大切なことなんだ」

 真剣すぎる夢矢の面持ち。それはまるでプロポーズを迫ろうとする男のそのもの。どんな女のハートもおもちゃ扱いできるレベル。

「わ、わかった……」

 うすめの紅茶って感じの赤い顔する優子、仕方ないとばかり立ち上がった。それを女子たちはイラ立った目で見る。男子の中にも嫉妬があったので、誰かがだまっていられないとばかり茶化した。

「ひゅーひゅー♪」

 お決まりのその音色に優子の顔がさらに赤くなる。するとたいせつな女を守るナイトのように、夢矢が毅然とした態度で言い放った。

「やめるんだ。このおれが茶化されるのはかまわないけど、中野におよぶことは許さない」

 かっこういい! あまりにもかっこうよい! そんな夢矢の姿を見たら、誰も何も言えなくなってしまった。
 
「行こう」

 フッと浮かぶ夢矢の笑顔。まるっきり王子さまみたいなそれは、童話中のハッピーエンドを想像させる。

 教室から出る2人。その足取りはただいま空っぽ中の体育館へと向かっていく。なんで体育館? と思いつつ、堂々たる足取りの夢矢についていく優子。透明度のつよい心が引っ張られていくみたいだった。

―そのころー

「あぅぐぐう」

 洞窟の中に閉じ込められていた静塗が、ようやく痛みこらえながら立ち上がる。あいててて……と言いながら、腕時計のライトをつけた。

「もうこんな時間か。そろそろ学校が終わって放課後ってところかな……優子のためにがんばらないと」

 そう言って何か行動を起こそうとした。だがズキズキっと体に走る痛みと同時に、まだ回復していない体力によって力がでない。

「優子……海野に心を引っぱられたりしたらダメだ……優子」

 両膝を地面に落としたつぎ、片手を地面につけ息を切らしながら念じた。優子、優子、優子、優子……とくり返す。海野に誘惑されることがあっても、心が戸惑ったりしても、どうかそれを振り切って欲しいと念じる。

「優子……たのむ、このメッセージ……うけとって欲しい」

 そんな静塗の必死に関係なく、優子は夢矢と2人で体育館の中に入っていた。妙な感情ごった煮で夢矢に話は何かと問いかける。

「中野、宇宙に興味はないか?」

 いきなり変な角度から攻め込んでくる夢矢だった。しかしその後の話の引っ張り方はなかなかうまい。

「中野、おれが思うに君は魅力的な女の子だ。そんなにかわいくてとっても巨乳って女の子、まるで100年に一人って感じが漂っている。そんなにステキな魅力なんだ、地球にくすぶるのはもったいない。中野の魅力は地球を飛び出すほどの価値があるんだ」

 それはすごい言い回しだった。なんかもうムチャクチャって印象さえある。それなのに夢矢の熱い語りというのが、優子の乙女心にバキュン! と発砲する。

「そ、そんなこと言われても……」

 困ってしまって頬がさくらんぼ色になる優子だった。たまらずEカップの胸に手を当てると、そのふくらみの内側はドキドキしてしまっている。

「中野、2人で海王星に行こう!」

 ズイっと正面から迫る夢矢。

「か、海王星?」

 優子のあたまは思わずポーっとなる。地球を捨ててもいいのかな? なんて、とんでもない考えがさっくり浮かんでくる。

 ひっぱられる……夢矢の話に引き寄せられる。それどころか……このドキドキをなんとかして欲しいとか言いたくなっている。自分の中にある女子力ってモノがゆっくり溶かされているように感じる。

「中野……好きなんだ、初めて見たときから、この心は中野のモノなんだ。そうさ、おれはもう中野のモノなんだ。わかるだろう? このキモチ」

 ふわっと良いのか悪いのか測りかねる空気が生じた。ラブコールしながら優子に迫る夢矢。

「そ、そんなこと言われても……」

 胸いっぱいのドキドキで後ずさりする優子。しかし思わず足がすべってしまった。ほんの一瞬だが体の感じる重力がおかしくなった。

「あぶない!」

 さっとナイトのように優子を抱える夢矢。

「あ、あの……」

 恥ずかしさで身動きがとりづらくなった。相手の勢いに制圧されたようになって足がふるえる。

「だいじょうぶ、おちついて」

 紳士のように優子を床に寝かせた。てっきり立たせてくれると思っていたのでEカップの胸はびっくりした。

「中野、好きだ……好きなんだ」

 バッと両手を床につける夢矢。ドキ! っとする優子を見下ろす。体育館の中に母親の大好きな昼ドラマ的イメージがただよい始めた。

「好きなんだ」

 夢矢の左手が優子の頬にふれる。

「ぁ……」

 真っ赤になる優子の頬はあつい。こんなのいけない! って思っているはずなのに、グイグイひっぱられてしまう。

 そのとき……ハッ! っと目を大きくした優子、頭の中に声が聞こえてくる。それはとっても真剣に訴える声。

―優子、優子、優子、優子、優子、優子……海野に惑わされるな。海王星なんぞに連れて行かれては大変だ。優子、もし海野に迫られているのなら逃げてくれ。そして心から大きな声で叫んで欲しい。ウラノス! と……たのむ!」

(こ、この声は……浦野?)

 今まで夢矢にひっぱられていた優子が、急に静塗の声で踏みとどまる。ウラノスだの天王星だの言っていたやつ。知り合ってすぐ優子って名前で呼ぶようなやつ。

 でも……この訴える声は……胸に響く。優子のことを大切に思ってくれている。いったいどっちを信じたらいい? と思った優子、赤い顔のまま真上にいる夢矢を見る。

「中野、好きだ……いますぐでも中野が欲しい!」

 情熱にみちたラブレターのように迫るが、その姿にはちょっとした慢心が見て取れる。優子の心をモノにしたって信じてしまったようだ。だから夢矢は、優子のTシャツのふくらみに具合に手を持っていこうとする。

「やだ……」

 必死にふんばる優子。その勢いは夢矢をおどろかせたのみならず、立ち上がって体育館から走り去るチャンスを与えた。

「中野、どうして……おれたち愛し合うはずだろう?」

「勝手なこと言うな……バカ」

「なんだと!」

「ウラノス! たすけてウラノス!」

 優子が体育館から出ると大きな声で叫んだ。心からウラノス! と叫んだ。でも何も起こらない。いや……なにかが起こった。それは体育館の中で発生した。

「おのれ中野……よくも裏切ってくれた」

 勝手なことを大声でほざく夢矢。しかし怒りに満ちるだけでは済まなかったのだ。

「うぐあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 怒り狂う夢矢が吠える。するとどうだ、バリバリっと耳慣れない轟音がする。おどろいた優子が振り返ると、なんと体育館が内側から外に向かって壊れていく。

「あ、あれは……」

 壮大な恐怖に青ざめる優子がいた。そう、体育館の天井をつきやぶって現れたのは20mもあろう巨大な夢矢だ。青い目に青いオーラを魔物的な危なさで放っている。

「中野、絶対に逃がさん!」

 うおぉぉぉぉ!! と天空に向かって叫ぶ凶悪な姿があった。当然学校は大騒ぎになる。

「やだもう……」

 とんでもない話から大慌てで逃げようとする優子だった。いつもならユッサユッサとEカップのモノが揺れてしまうので、本気で走るなんてやりたくてもできない。でもいまはちがう。久しぶりに全力で逃げていく。

「中野ォォォォォ」

 いまひとりの巨大にして凶悪な宇宙人が出現した。怒り狂うその姿、それは人類が初めて対面するおそろしい姿だった。


―いったい優子はどうなってしまうのか……次回に続くー
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