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どれが本物のお姉ちゃん? 巨乳女子をチョイスしなさい

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どれが本物のお姉ちゃん? 巨乳女子をチョイスしなさい


 夜8時過ぎ、優子と真治って姉弟が散歩で外を歩いていた。でもこれは健康バンザイ! って話じゃない。少なくとも真治にとってみれば不本意な流れによって生じた、悔しさに塗れたウォーキング。

―事の発端―

 数時間前、真治はブックオフにてとある爆乳アイドルの写真集を見かけた。その分厚く立派にして魅惑なモノのタイトルは「彼女の豊満な谷間で一休みしてかない?」というモノ。

(うわ……)

 タイトルに惹かれて何となく手に取っただけだったが、あまりにもすごいむっちりボディーに豊満でやわらかそうなふくらみと、過剰過ぎないのにダイナマイトってレベルのビキニ。これはもうおっぱい星人の少年たる真治にしてみれば、まぶしいほどの栄養に値する。

(980円……買える!)

 男子なら当たり前のことだぜ! って鳥肌が立って興奮した。そう、確かに買えるのだった。でもそのためには一度家に帰って貯金箱の中を引っ張り出す必要あり。だから真治は夜に散歩といつわって家を出て、そこでブックオフに立ち寄り爆乳写真集をゲットし、なんとかしてマイルームに持ち込むと作戦を練る。

 ところがどうだろう、やっとこさ夜になって散歩といえば、姉の優子がいっしょに行くと言い出すではないか。これまさに横から食らう横槍攻撃そのもの。

「え……なんでお姉ちゃんが……」

 真治はゲェって顔をしてしまうものの、姉が纏う無地のピンク色Tシャツのふくらみ具合に目線を向けずにいられない。

「なに、わたしがいっしょだとマズいとかいうわけ?」

 小6ながらもバスト89cmにブラはEカップって巨乳女子たる優子、自分の胸にがっちり目線を向けながらいっしょに行くのはイヤがる弟にズイっと接近。

「い、いや、そんな……」

 姉に迫られ赤い顔を横に向けようとしたものの、ピンクTシャツの下に白いフルカップが透けて見える……なんて事実がステキだから目線を移動させられない真治だった。

「なんか変なこと考えてるでしょう!」

 するどい姉が弟の頬をんぎゅぅぅぅとつねり上げる。

「いたたた……何も考えていないよぉ」

 こういう流れがあったので、真治は仕方なく姉と散歩することになってしまった。いつもだったら、なんで弟と散歩しなきゃいけないの? なんて言う事が多いくせに、こういう時にはがっちり邪魔する。これまさに男と女の哀しいすれ違いというにふさわしい。

(ブックオフに立ち寄りたい……)

 真治はそう思うのだが、姉がいるとうかつな言動はできない。だから仕方なく、イヤイヤ姉と二人で散歩する。でも隣にいる優子の胸をチラチラっと見て内心ドキドキって事だけはしっかりやり続ける。

 そして2人は〇〇池にやってきた。でっかい池の周りをグルっと一周してから帰ろうって話になる。そのときだった、向かいから2人の女性が歩いてくると目に入る。優子も慎地も一瞬立ち止まったが、両者の胸の内はちょっと違う色合い。外灯の白い光に照らされ向こうからやってくる2人の女性は、真治の心をきゅっと締める破壊力ある。

(う、うわ……)

 真治、ポーっと顔が赤くなり頭の中が白っぽくなる。でもそれは無理もない話だ。向かいからやってくる女性たちからは、ザックザックって足音よりも、ユッサユッサって揺れる音の方が魅惑的。

 2人ともマジですごい爆乳さん! ユッサユッサ揺れるTシャツのふくらみ具合の豊満さは、小6でEカップって優子が平凡に見えてしまうレベル。いつもは姉の巨乳具合に見惚れてポーっとなる真治だが、ここでは姉なんてどうでもいいわけで、ただひたすらスペシャルダイナマイトってユッサユッサに見惚れまくる。それはこの世で一番ステキな夢を無料で拝むようなお得感そのもの。

「あんぅ!」

 ハッと我に返ると、目の前に優子が立っている。あんなすごい爆乳さんを見た後では、すぐさま頭が日常に戻らない……としつつ、姉の胸に目を向けるって事だけはしっかりやってのける真治。

「さっきから何をボーッとしてるの?」

 明らかに姉は怒っている。そうだろうなぁって思いはするが、一方で真治はこうも思う。なんか悪い事したっけ? と。

「ねぇ、何をボーっとしているのかって聞いているんだけど」

 ご機嫌ナナメまくりで接近する姉。ドキッとして反射的に後ずさりする弟。2人の間にヒューっと夜風が走る。

「だいたい真治は……」

 そう言って左手を伸ばそうとした時、優子が足元の石に躓く。あっ! っと驚き体勢を崩す。やば! って顔で真治に接近。でも真治、姉を受け止めてやるべきはずなのに、ついうっかり……怒られる! などと思って避けてしまう。

「え……」

 てっきり弟が受け止めてくれると思っていた優子が青ざめる。そのまま体は転落防止柵に向かっていくのだが、それがまたやけに低いモノだから、勢いを止められない優子が池の中に落下してしまう。

―バッチャーンー

 姉が夜の池に落ちた! お姉ちゃん! と慌てて柵に寄って見るが、暗くてよくわからない。わかるというのはぶくぶくって泡立ちがあるくらい。

「え、お姉ちゃん?」

 今度は真治が青ざめた。大切な家族のひとり、なんだかんだ言っても大切な姉、もっと言うなら小6でEカップって巨乳具合が希少価値な姉、そんな存在を失ってしまったら悲しい! と思うので、お姉ちゃん! と池に向かって叫んだ。

 するとどうだろう、突如として池の暗くて黒いって顔面が輝き始めた。まるで下からでっかい電球が上がってくるように思われた。

「どうした、少年」

 そこにはまばゆい輝きに包まれた女神さまの姿がある。

「池の女神さま……」

 真治は思わずその場に膝まづく。

「少年、何かあったのかな?」

 女神さまのやさしい声は真治の緊張に寄り添ってくれている。

「じ、実はその……お姉ちゃんが池に落ちたんです。それで上がって来ないからとても心配で……」

 真治の声は姉思いである弟の心そのもの。すると女神さまがちょっと待っていなさいと言って姿を消す。だけども池がまぶしく輝いているのはそのままだ。

「少年」

 再び姿をそこに現した女神様、膝まづいている真治にこう言った。おまえの姉というのはこの女子か? と。

「え?」

 ドキッとして目を大きく開いてみれば、女神の横に一人の少女が立っている。それは一見すると優子みたいに見える。だけども明らかに胸のふくらみ具合が別物。あの豊かでやわらかそうな……というのがまったくない。それは誰がどう見ても優子にあらず。

「ちがいます、ぼくのお姉ちゃんじゃありません」

 何ら悩むことなく、実に男らしくきっぱりと言ってのける真治。

「そうか。ではこの女子かな?」

 すると女神さまの横にはずぶ濡れの少女、びっしょり濡れてTシャツ下のEカップブラや谷間がばっちり透けて見える。それはまちがいなく中野優子って巨乳女子であり真治の姉。

(あれ……この展開って……)

 ここで真治はふと思った、この展開は有名な話と似ているのでは? と。すると次は何がでてくると? という疑問が沸く、姉が出てきたというのに、次はどうなのか知りたいと悩んでしまう。

「えっと、えっと、えっと……」

 悩んでいたらまずいのかなぁと思いながら悩んでいたら、女神さまが次に進んだ。おまえの姉はこれかな? と言ったりした。すると真治はドキッとせずにいられない。なぜなら3番目に登場したのは、優子以外の別人ではあるが、つい先ほどここを通り過ぎたあのすごい爆乳さんそのものだったからだ。

「ぁ……」

 真治の胸がポーっとなり、頭がボーッとなり、まるで初恋に落ちたかのように顔が赤くなり、両目が煮込まれるフルーツみたいにトロっとなる。

「どうした、少年、これがおまえの姉ではないのか?」

 女神さまが言ったとき、真治はすごい爆乳さんと自分の姉を見比べる。いや、そもそも本物は右側って話なのだが、どうしても左の爆乳さんにあるふくらみ具合に目がいく。そんなにすごければ、たぐいまれな巨乳女子である優子でも見劣りするわけで、姉なんかザコキャラでしかなくなる。そのとき爆乳さんが真治にウインクした。すると真治にはこういう声が聞こえたように思う。

―いっしょにたのしく暮らそう。さみしい時はこの胸においでー

 カン違いかもしれないが、でも確かにそういう声が聞こえた。だから真治は左手を動かし、左側にいる爆優さんを指差し力強く言い切ってしまう。

「それがぼくのお姉ちゃんです」

 もしかしたらウソつき! って怒られるのかな? といま一瞬真治は心配になった。でも女神さまはとってもやさしくにっこり微笑んでくださった。

「正直者!」

「え?」

「少年、おまえは自分の心と欲望に素直だ。見栄を張ったりいい格好したりせず、とっても正直な心で生きている。その偽りのないきれいな心と生き様は大いにホメよう。だからこのあたらしい姉と仲良くシアワセに暮らすがよい」

 女神さまの周辺が大いに泡立つ。そして優子もどきと優子本人が女神様といっしょに沈んでいく。すごい爆乳さんだけが池の上に立ち残る。

「お、お姉ちゃん……」

 真治のこのつぶやきは、池に消えていった中野優子へのモノというよりは、これからはよろしくね! ってあたらしい姉に対するつぶやき。するとどうだろう、すごい爆乳さんがゆっくり真治に向かって歩いてくる。

「お姉ちゃん!」

 立ち上がった真治、たまらないキモチで叫び、目の前にやってきたすごい爆乳さんの胸に抱きつく。ムニュゥ―っとすごくやわらかい弾力。やった! 正直な心で生きていてよかった! と思い喜んだ時、あらら……っと体がおかしくなる。なんだ、なんだと思ったらズシーンと音が鳴り、はげしい痛みにまみれる。

「いったぁ……」

 気が付くとやわらか枕に顔をグッと押し付け、甘えん坊まる出しに抱きついていた自分がベッドから落下したのだと気づく。

「夢……か……」

 枕に抱きつきながら、夢の中で姉である優子を見捨てた自分をちょっと反省。だけどすぐ、あのまま夢の続きを見たかったとうずく。あのままあの胸に抱かれていたかったよぉと、床で枕に抱きつきまくる。

「真治、起きてる?」

 ここで突然に姉がドアを開けた。そうなのだ、姉はわがままだから、自分の部屋をノックされずに開けると激に怒るくせして、弟部屋のドアを開けるときはノックを忘れる事が多い。

「ぁ……」

「何やってんの?」

 床で枕に抱きつきながら転がっている姿を見られた真治、これをどうやって言い訳しようかなと思ったら、夢で姉を見捨てたことへの反省が声になる。

「ご、ごめんなさい。ぼく……決してお姉ちゃんの事キライじゃないから」

「はぁ? なんか夢でも見た? とにかく朝だから早く着替えるように」

 真治は体を起こしたとき、姉思いの弟って事が伝われば、何かやさしい一言でもかけてくれるかな? と甘えん坊な心で期待する。

「あ、真治……」

 部屋を出る前にクルっと回って弟を見る姉。

「な、なに?」

 姉にやさしくしてもらえる? なんて期待した真治だったが、そんな話は浮いてこなかった。

「バーカ!」

 あまりにむごい一言を発して姉は部屋から出て行った。今日はきっとブルーデ―で機嫌がよくないのだろう。枕に抱きつき床に寝転がるという弟の姿が気に入らなかったって事もあるのだろう。

「チェ……」

 真治は拗ねた。そして着替えながらブツブツ言わずにいられなかった。あの夢が事実だったら……あのすごい爆乳さんがやさしい姉だったらよかったのになぁと、一人イジけたような声を吐きまくるのだった。
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