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優子が異世界に飛ばされた!(こんな巨乳女子と結婚がしたい)7
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優子が異世界に飛ばされた!(こんな巨乳女子と結婚がしたい)7
翌日、午前9時40分にもなるとシンジはまったく落ち着かなかった。巨大空間みたいな洗面所でカガミを前に立ち、自分を見ながらつぶやいた。
「お見合い……お見合いなんて……」
心が落ち着かないのはやりたくねぇなぁって思いがあるからだった。隣国の姫とかいう者の写真を見ても別に好みではなかったし、姫の趣味が読書とか哲学を語るとか何とか聞かされると関わりたくないとさえ思う。
しかるにして母が勝手に決めたことであっても、王子は従わねばならない。そして基本的な話としては、このお見合いイコール結婚という流れにも乗らねばならない。
「いやだ……結婚するなら優子がいい……なんで優子みたいな理想女子を忘れて、好みでもない女とお見合いだの結婚しなきゃいけないんだよ」
シンジがうだうだぼやいていたら、昨日、優子の面倒を見たメイドがやってきて、もうそろそろ食堂にと声をかけてきた。
「優子は?」
「指示されたとおりドレスを着せて部屋で過ごさせていますが」
「そうか」
「王子様、いまはお見合いの事に集中なさってくださいませ。だいじょうぶ、きっとうまくいきますよ」
メイドに言われたらシンジは内心こう思った。人から気遣われてキモチが萎えるのはまったく最悪だな……と。
そして午前10時、お約束通りの時間に隣国の姫というのが父親たる王といっしょにやってきた。シンジ側は母子状態で姫側は父子状態。よって双方の親は子どもが結婚して家族になれば、親もまた愛し合うパートナーが得られるとギンギン的な意識を隠し持っていたりした。
「いやぁ、実にめでたい」
着席した王は軽く動かした右手を隣の娘に向け、向かいに座る2人を見た。もうお見合いというより結婚おめでとう! というフンイキを醸し出している。
「実に立派な姫様で」
シンジの母はそう言ってうれしそうな顔をする。
(優子……)
シンジはいま優子の事で頭と胸が一杯だった。優子のあの顔、あの全体像、あのふっくらやわらかそうな巨乳ってふくらみ具合、あの声、あの感じなどなど想うだけで幸せだというキモチになれる。
「シンジ、シンジ!」
となりの母に言われてハッと我に返る。そして何が好きなのか? などと聞かれたりする。
「あぁ、えっと……」
シンジは慌てて頭を元に戻す。しかしここで口にするのはあらかじめ母が用意していた出来アンサーである。姫が読書好きとか哲学好きとかなので、それに見合う答えが必要というわけだった。
「えっと好きな事は読書かな……と」
「まぁ、シンジ様とは気が合いそう」
「まぁ、哲学も好きなんですけどね」
「それはそれは」
こんな事を口にして向かいの姫からうれしそうな顔を向けられると、この世は腐っていると思った。人として非常に悪いことをしていると思った。そして自分の人生をダメにしているとも思った。
(いいのか……このままで……このまま話を進められたりすると……目の前の姫と、全然好みじゃない女と結婚することになって、男に生まれた価値が思いっきり下がって一生の苦痛を背負わねばならないのだぞ?)
シンジ、流れる時間の中でグツグツと煮えてきた心に言い聞かせる。このままジッとして黙っていてはダメだ。動け、シンジ、動くのだ! と。
「ちょっと、失礼します。すぐに戻ります」
ここで突然にシンジが立ち上がったので3人が一斉に目を向ける。だがいても立ってもいられないシンジはすぐさま歩き出して食堂を出る。
「優子、優子!」
シンジは優子がいる部屋のドアをノックしながら名前を呼ぶ。その姿には愛しいと思う女に狂う男の究極ピュアってオーラが浮かぶ。
「は、はい」
ガチャっとドアが開くと、昨日と同じドレスの優子が不安気な顔で姿を表す。シンジ、すかさず豊かでプクッとやわらかそうな谷間に目をやってから、優子の手をつかむ。
「え、あの……」
「いいから」
全力で動揺する優子のやわらかい手をつかんでグイグイ歩くシンジ、再びやってきた食堂のドアを勢いよく開ける。すると待たされていた3人が一斉に顔を向け、は? という表情に即替わり。
シンジの母、息子が何かやらかす! と思ったが、それより先にシンジが大きな声を出したので黙るしかなかった。
「このおれ、シンジ・ナカノはこの場にて宣言します。おれはこのお見合いを受けません、結婚する気もありません。なぜならおれにとっての理想、おれが結婚したいと思うステキな女子というのは、この優子という女子に他ならないから」
シンジはそう言うと両目を丸くして慌てる優子の肩に手を置く。
「優子? 誰だねその子は」
王が非常に不愉快だという顔をして質問をした。シンジの母が横から何か言おうとしたが、王はシンジという王子の声が聞きたいのだというジェスチャーで遮る。
「昨日、運命の出会いを果たした女の子です」
「運命の出会い? どこで?」
「森の中で」
「で、どこの出身だ」
「話によれば異世界です」
「シンジ殿、貴殿……正気か? その優子とやら王室にふさわしいオーラを纏っておらぬ。たとえドレスを着せようとも、それまちがいなく下級国民のオーラ。しかも優子とやらは見た目、たとえ美巨乳って特徴を持っていても年齢は……12歳くらいではあるまいか? それいわゆる子ども巨乳に他ならない。シンジ殿、お主、ここにいる立派なわが娘より優子の方がいいと言うのか!」
王は声を荒げた。食堂とは思えぬような広さの空間に印象的な怒声が響く。ふつうなら誰しもがビビってしまう類だ。
「そうです」
「な、なに?」
「おれがいいなぁと思う女子の顔とか感じとか、そしてふっくら巨乳という特徴とか、それらをすべて持っているのが優子なのです」
「だがシンジ殿、その優子とちがって我が娘には光レベルの知性がある。娘といっしょになれば人生を深く語り合えるのだぞ」
「あ、ごめんなさい、実はおれそういうの興味ないです。おれは好みの女といっしょに楽しく過ごす方がいいわけで、哲学とか実はまったくどうでもよくて、哲学はヒマ人のオナニーとさえ思っているのです」
「優子が……その巨乳女子がわが娘より魅力で勝るというのか!」
「おれにとっては優子が女神です」
シンジが言うと王の顔色がどんどん赤くなる。それは巨大火山が噴火する手前みたいなモノだ。
「シンジ! 謝りなさい、いますぐ! そして言った事を撤回しなさい、いますぐに!」
母の声が軽い狂乱モードになっている。これはもうこの空間が爆発して大混乱が発生する予感だ。しかしその予感を抑え込むような大声をシンジがぶっ放した。
「うだうだうっせーんだよ! 好きでもない女と結婚する方が、その方がよっぽど不誠実だろうが。周りがどう言おうと思おうと、これが自分好みの女とはっきり言えない男はクズだ。そんな男が女を幸せにできるもんか!」
それはシンジの放った人生の真実とも言える叫びだった。こうなるともう誰もシンジを止められないという空気になるだけ。
「まったく……なんと不愉快な話だ」
怒りに震える王がいる。さっきまでシンジを恋しそうに見ていた姫の顔は、汚いモノを見て幻滅するような色合いに変わっていた。
「帰るぞ!」
「はい、お父様」
2人は食堂から出て行った。その後を平謝りするシンジの母が追いかけていく。シンジは何も言えず戸惑うばかりな優子のやわらかい手をギュウっと握りながら小声でつぶやいた。
「後悔なんかしていない」
翌日、午前9時40分にもなるとシンジはまったく落ち着かなかった。巨大空間みたいな洗面所でカガミを前に立ち、自分を見ながらつぶやいた。
「お見合い……お見合いなんて……」
心が落ち着かないのはやりたくねぇなぁって思いがあるからだった。隣国の姫とかいう者の写真を見ても別に好みではなかったし、姫の趣味が読書とか哲学を語るとか何とか聞かされると関わりたくないとさえ思う。
しかるにして母が勝手に決めたことであっても、王子は従わねばならない。そして基本的な話としては、このお見合いイコール結婚という流れにも乗らねばならない。
「いやだ……結婚するなら優子がいい……なんで優子みたいな理想女子を忘れて、好みでもない女とお見合いだの結婚しなきゃいけないんだよ」
シンジがうだうだぼやいていたら、昨日、優子の面倒を見たメイドがやってきて、もうそろそろ食堂にと声をかけてきた。
「優子は?」
「指示されたとおりドレスを着せて部屋で過ごさせていますが」
「そうか」
「王子様、いまはお見合いの事に集中なさってくださいませ。だいじょうぶ、きっとうまくいきますよ」
メイドに言われたらシンジは内心こう思った。人から気遣われてキモチが萎えるのはまったく最悪だな……と。
そして午前10時、お約束通りの時間に隣国の姫というのが父親たる王といっしょにやってきた。シンジ側は母子状態で姫側は父子状態。よって双方の親は子どもが結婚して家族になれば、親もまた愛し合うパートナーが得られるとギンギン的な意識を隠し持っていたりした。
「いやぁ、実にめでたい」
着席した王は軽く動かした右手を隣の娘に向け、向かいに座る2人を見た。もうお見合いというより結婚おめでとう! というフンイキを醸し出している。
「実に立派な姫様で」
シンジの母はそう言ってうれしそうな顔をする。
(優子……)
シンジはいま優子の事で頭と胸が一杯だった。優子のあの顔、あの全体像、あのふっくらやわらかそうな巨乳ってふくらみ具合、あの声、あの感じなどなど想うだけで幸せだというキモチになれる。
「シンジ、シンジ!」
となりの母に言われてハッと我に返る。そして何が好きなのか? などと聞かれたりする。
「あぁ、えっと……」
シンジは慌てて頭を元に戻す。しかしここで口にするのはあらかじめ母が用意していた出来アンサーである。姫が読書好きとか哲学好きとかなので、それに見合う答えが必要というわけだった。
「えっと好きな事は読書かな……と」
「まぁ、シンジ様とは気が合いそう」
「まぁ、哲学も好きなんですけどね」
「それはそれは」
こんな事を口にして向かいの姫からうれしそうな顔を向けられると、この世は腐っていると思った。人として非常に悪いことをしていると思った。そして自分の人生をダメにしているとも思った。
(いいのか……このままで……このまま話を進められたりすると……目の前の姫と、全然好みじゃない女と結婚することになって、男に生まれた価値が思いっきり下がって一生の苦痛を背負わねばならないのだぞ?)
シンジ、流れる時間の中でグツグツと煮えてきた心に言い聞かせる。このままジッとして黙っていてはダメだ。動け、シンジ、動くのだ! と。
「ちょっと、失礼します。すぐに戻ります」
ここで突然にシンジが立ち上がったので3人が一斉に目を向ける。だがいても立ってもいられないシンジはすぐさま歩き出して食堂を出る。
「優子、優子!」
シンジは優子がいる部屋のドアをノックしながら名前を呼ぶ。その姿には愛しいと思う女に狂う男の究極ピュアってオーラが浮かぶ。
「は、はい」
ガチャっとドアが開くと、昨日と同じドレスの優子が不安気な顔で姿を表す。シンジ、すかさず豊かでプクッとやわらかそうな谷間に目をやってから、優子の手をつかむ。
「え、あの……」
「いいから」
全力で動揺する優子のやわらかい手をつかんでグイグイ歩くシンジ、再びやってきた食堂のドアを勢いよく開ける。すると待たされていた3人が一斉に顔を向け、は? という表情に即替わり。
シンジの母、息子が何かやらかす! と思ったが、それより先にシンジが大きな声を出したので黙るしかなかった。
「このおれ、シンジ・ナカノはこの場にて宣言します。おれはこのお見合いを受けません、結婚する気もありません。なぜならおれにとっての理想、おれが結婚したいと思うステキな女子というのは、この優子という女子に他ならないから」
シンジはそう言うと両目を丸くして慌てる優子の肩に手を置く。
「優子? 誰だねその子は」
王が非常に不愉快だという顔をして質問をした。シンジの母が横から何か言おうとしたが、王はシンジという王子の声が聞きたいのだというジェスチャーで遮る。
「昨日、運命の出会いを果たした女の子です」
「運命の出会い? どこで?」
「森の中で」
「で、どこの出身だ」
「話によれば異世界です」
「シンジ殿、貴殿……正気か? その優子とやら王室にふさわしいオーラを纏っておらぬ。たとえドレスを着せようとも、それまちがいなく下級国民のオーラ。しかも優子とやらは見た目、たとえ美巨乳って特徴を持っていても年齢は……12歳くらいではあるまいか? それいわゆる子ども巨乳に他ならない。シンジ殿、お主、ここにいる立派なわが娘より優子の方がいいと言うのか!」
王は声を荒げた。食堂とは思えぬような広さの空間に印象的な怒声が響く。ふつうなら誰しもがビビってしまう類だ。
「そうです」
「な、なに?」
「おれがいいなぁと思う女子の顔とか感じとか、そしてふっくら巨乳という特徴とか、それらをすべて持っているのが優子なのです」
「だがシンジ殿、その優子とちがって我が娘には光レベルの知性がある。娘といっしょになれば人生を深く語り合えるのだぞ」
「あ、ごめんなさい、実はおれそういうの興味ないです。おれは好みの女といっしょに楽しく過ごす方がいいわけで、哲学とか実はまったくどうでもよくて、哲学はヒマ人のオナニーとさえ思っているのです」
「優子が……その巨乳女子がわが娘より魅力で勝るというのか!」
「おれにとっては優子が女神です」
シンジが言うと王の顔色がどんどん赤くなる。それは巨大火山が噴火する手前みたいなモノだ。
「シンジ! 謝りなさい、いますぐ! そして言った事を撤回しなさい、いますぐに!」
母の声が軽い狂乱モードになっている。これはもうこの空間が爆発して大混乱が発生する予感だ。しかしその予感を抑え込むような大声をシンジがぶっ放した。
「うだうだうっせーんだよ! 好きでもない女と結婚する方が、その方がよっぽど不誠実だろうが。周りがどう言おうと思おうと、これが自分好みの女とはっきり言えない男はクズだ。そんな男が女を幸せにできるもんか!」
それはシンジの放った人生の真実とも言える叫びだった。こうなるともう誰もシンジを止められないという空気になるだけ。
「まったく……なんと不愉快な話だ」
怒りに震える王がいる。さっきまでシンジを恋しそうに見ていた姫の顔は、汚いモノを見て幻滅するような色合いに変わっていた。
「帰るぞ!」
「はい、お父様」
2人は食堂から出て行った。その後を平謝りするシンジの母が追いかけていく。シンジは何も言えず戸惑うばかりな優子のやわらかい手をギュウっと握りながら小声でつぶやいた。
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