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優子が異世界に飛ばされた!(こんな巨乳女子と結婚がしたい)9

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 優子が異世界に飛ばされた!(こんな巨乳女子と結婚がしたい)9


 本日、晴天といううつくしさが広がる日、〇〇は数人の男に監視されながらある場所までやってきた。

「あそこの森に入って進んでいけばドラゴンがいるとされるドラゴン谷に出られる。そしてもしかすればその途中でドラゴン親衛隊に出くわせるかもしれない。いや、おまえの場合は出会わないといけないのだけれどな。なぜなら手紙を渡すというミッションがあるのだから」

 説明役の男はそう言い終えると、ほら、行けよ! とばかりに〇〇の背中を押す。そして他の男といっしょにライフルを〇〇に向けるのだった。これはもし〇〇が臆して逃げようとしたら射殺するという事である。

「誰が臆するものかよ、自由と金が手に入れるためなら進むしかねぇじゃねぇかよ!」

 ぼやく〇〇だがこの男に退路や逃げ場はなかった。なぜなら彼にはチョーカーがかけられており、それは専用のカギを使わないと外せない。一定時間が過ぎると大爆発して彼の顔面やら脳みそは粉々に砕け飛ぶ。だから彼は手紙を渡したら、渡したという証明書をもらって戻ってこなければならないのである。

 〇〇、もはや修正不可能なド腐れ人生を送った男。それでも自由と金が入るなら欲しいと思うのであった。人としてどれだけ汚れても、人というのは自由とか金って響きには執着してしまうモノ。

(なんとなく……イヤな空気だ)

 しばらく歩いていた〇〇がほんのり悪寒を感じたとき、突然にどこからか声がした。

「待て!」

 声を聞いて立ち止まった〇〇、どこだ? と左右を見た次に顔を上へ向ける。

「うわ!」

 おどろいた〇〇が転がり回ったが、それもそのはず、木の上から誰かが飛び降りてきて剣を振り下ろしたのだから。

「何をする!」

 起き上がった〇〇が怒りまくると、剣持つ者……見た感じでは20歳くらいの青年みたいな者がいい返した。

「おまえ何者だ。ドラゴン谷になんか用でもあるのか?」

 それを聞いた〇〇、もしかしてドラゴン親衛隊の者か? と聞き、そうだと言われたら慌てて両手を広げて振る。

「おれ〇〇は怪しい者じゃない、王妃から手紙を預かってきた」

「王妃から手紙?」

「そうだ、で、こっちの黄色い封筒の方、こっちを先に読んでくれ。そして手紙を読み終えたら封筒に手紙を受け取った、了解した! と書いて欲しい、たのむ!」

「わかった」

 男は〇〇の差し出した黄色い封筒から手紙を取り出し目を通す。声に出して読むわけでないから、待たされる〇〇は心臓が少し重くなるような時間経過となる。

「ほぉ……なるほど」

 男はそう言ってから次に白い封筒に入っていた手紙に目を通す。

「な、な? もういいだろう?」

 早くこのミッションを終えたいと思う〇〇が急かす。だが男は数十秒ほど〇〇を無視して手紙を読む。そしてわかったと言ったその次の瞬間、突然に取り出した短剣を〇〇にブスっと突き刺したのである。

「な……に……ぃ」

 グホ! っとなって驚く〇〇。

「〇〇、手紙によるとおまえは相当なクズらしいな」

 男は言い終えると勢いよく剣を引き抜く。すると〇〇の手がたまらないとばかり腹部を抑えるが……そこから血が流れ落ちる。

「な、なんでこんな事を……」

「なんで? 手紙に書いてあるんだよ。〇〇は生きるに値しないクズだからその場で殺すようにって。要するにおまえいいように利用されたんだ。でもまぁ当然かな、手紙に書いてある通り、おまえみたいな人間のクズには得るべく自由も金もないんだよ」

「く、クソ……あのババアめ……」

 腹部を抑え汗を流しながら〇〇が走り出す。

「おい、どこに行くんだよ、逃げられないぞ、潔く早く死んだ方が楽でいいって話だぞ?」

 男はそう言ってから口笛を鳴らした。するとなんとかして逃げようとヨタヨタ苦しそうに走る〇〇の前に別の男が出現。

(や、やば……)

 それは一瞬の出来事だった。突然に出現した男がハンマーを振り下ろしたのである。もしそれを素直に食らったら顔面が砕け散る事はまちがいなかった。

 しかし〇〇はそれを紙一重で避けた。他人を不幸にしてきた外道でも、自分は死にたくないと思うからあがき続ける。

「ハァハァ……、そ、そうだ……このまままっすぐ戻って森から出たらライフルで撃ち殺されてしまう」

 大量の汗と出血を持って〇〇は走る方向を変えた。しかし次の瞬間、ヒュン! っと風の唸り声がしてブス! っと背中に矢がブッ刺さる。

「ヘイヘイ、クズ男、その矢には毒が塗ってあるんだぞ。逃げ回ったりしないで、潔くここでスパ! っと殺されな」

 また別の男がいて潔くここで死ねと促す。それは確かに一理ある話だ。〇〇の首には爆弾チョーカーがかかっているのだから。

「うぁ!」

 体が勝ってにガクっとなって地面に転がった。背中に刺さった矢の毒が回ってきたのだ。

「うあぁぁぁぁぁぁ」

 のたうち回る〇〇、いいように使われた事にはげしく怒りながら、それと並行して死にたくない、死にたくない、死にたくないと必死に思い続ける。もし神がいるならこの気の毒な自分を救いたまえなどと、これまで己のやってきた極悪非道な事を忘れたかのように都合よく祈ったりもする。

 しかし……叫びまくっていた〇〇の声が突然に止んだ。それはなぜなのか? ボン! って音がしたからである。その次にはグチャ! って音がして、砕け散ったカボチャを連想させるかのごとく、破壊された〇〇の顔面やらパーツやら脳みそが黄色やら茶色やらでそこら中に散らばるのであった。
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