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カルロッタ、リターン! 女ってこえぇぇ!! 1
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カルロッタ、リターン! 女ってこえぇぇ!! 1
「うむ、今日も平和に包まれているな」
いま、青天の午前11時という中を2本足のカエルが歩いている。身長は30cmちょい、両目の間こと頭に18金の王冠をのっけストレートマントをつけて歩いている。それはカエルーノである。
いま日課のパトロール中であった。中野優子が生息する辺りに最近下着泥棒が多発しているというニュースが耳に入ったので、まちがっても中野家に悪い虫が入らないように護らねば! と思っているのだった。
「カエルーノ」
ここで不意に女の声がした。
「ん?」
ふと振り返ると自分と同じような姿かたちをしたピンク色のカエルがいる。ピンクのマントと頭に乗せたティアラが印象的、それは今頃出てきてなに? 的なキャラ、カルロッタである。
「久しぶりね」
カルロッタが言うとカエルーノは素っ気なく冷たく返す。カエルーノにしてみれば、もうカルロッタとの恋は終わったはずだった。カエルーノが優子にお熱だからイヤになったとか言って、そしてケンカしてめでたく終わった関係のはず。だからすっかり忘れたころに登場されても、やれやれ……と思うだけ。
「なんの用だカルロッタ、わたしはいま仕事で忙しい」
ここでカエルーノの心が詩を歌う。もう終わった女に興味ナッシン! 男は常に未来に生きる戦士♪ とかなんとか。
「カエルーノ、わたしたち、やり直す事ってできない?」
言ったカルロッタがクッと真剣なまなざしを向ける。だが男、カエルーノはそんな目をされたって困るとため息を隠さない。
「カルロッタ」
カエルーノはツカツカと歩いてカルロッタに近づく。そして数秒ほど無言で見つめたら、あまり力を入れず相手のカエルゆえにふっくら丸みあるって頬にビシッ! っとビンタを一つかます。そして男らしさとはこういうモノだ! と誰かに見せつけるみたいなセリフを放つ。
「このカエルーノ、過去を引きずる女は嫌いだ。カルロッタ、前を向いて生きないのは死人も同じ。それではどんな女も幸せになどなれん!」
「カエルーノ、あなたが優子さーん、優子さーん! って、自分がカエルって事を忘れてお熱だから、だからわたしの怒りを買ったんでしょうが」
ここでカルロッタが女の正論を放つ。だがここでくじけては男の格好良さが台無しと、カエルーノはもうひとつビンタをかまし名言チックな事を言い放つ。
「カルロッタ、過去は引きずるためにあるのではない、前進するための栄養だ。男、カエルーノ、つまらない過去に執着するほど落ちぶれてはいない」
言ったカエルーノ、クルっと回って女に背を向ける。決まった! とっても格好良い! と内心ガッツポーズ。そして思った、カルロッタの性格からすれば、泣き出すとかしてあきらめるだろうと。
しかし事実はちがったのである。カエルーノが思いもしない展開がここで発生したのである。
「ふざけんな、バカカエル!」
突如としてカルロッタがイメージに合わない暴言を吐いた。え? と驚いたカエルーノだったが、突然足にローブが巻き付けられグッと引っ張られてしまう。だから地面にドテっとみっともなくうつぶせ倒れ。
「カエルーノ!」
ドーン! って上からの衝撃と叫び声が同時に発生。それはおとなしくて優しくて暴力なんか震えないはずのカルロッタの一撃であった。
「あんぎぎぎ……カルロッタ?」
緑色のカエルが体を起こそうとすると、ピンク色のカエルが相手の背中をグイグイっと踏みつけながら言うのだった。
「あれでしょう? カルロッタは優しいとかおとなしいから、ビンタかまして偉そうな事を言えばシュンとなったり泣いたりしてあきらめると思ったんでしょう? わたし、そういう女を止めると決めたの、誰がそんな男にとって都合のいい女をやるかよ! って話なの!」
グリグリっとカエルーノを踏みつけるカルロッタ、その姿からは生まれ変わった女のオーラがピンク色で立ち上がっているのだった。
「うむ、今日も平和に包まれているな」
いま、青天の午前11時という中を2本足のカエルが歩いている。身長は30cmちょい、両目の間こと頭に18金の王冠をのっけストレートマントをつけて歩いている。それはカエルーノである。
いま日課のパトロール中であった。中野優子が生息する辺りに最近下着泥棒が多発しているというニュースが耳に入ったので、まちがっても中野家に悪い虫が入らないように護らねば! と思っているのだった。
「カエルーノ」
ここで不意に女の声がした。
「ん?」
ふと振り返ると自分と同じような姿かたちをしたピンク色のカエルがいる。ピンクのマントと頭に乗せたティアラが印象的、それは今頃出てきてなに? 的なキャラ、カルロッタである。
「久しぶりね」
カルロッタが言うとカエルーノは素っ気なく冷たく返す。カエルーノにしてみれば、もうカルロッタとの恋は終わったはずだった。カエルーノが優子にお熱だからイヤになったとか言って、そしてケンカしてめでたく終わった関係のはず。だからすっかり忘れたころに登場されても、やれやれ……と思うだけ。
「なんの用だカルロッタ、わたしはいま仕事で忙しい」
ここでカエルーノの心が詩を歌う。もう終わった女に興味ナッシン! 男は常に未来に生きる戦士♪ とかなんとか。
「カエルーノ、わたしたち、やり直す事ってできない?」
言ったカルロッタがクッと真剣なまなざしを向ける。だが男、カエルーノはそんな目をされたって困るとため息を隠さない。
「カルロッタ」
カエルーノはツカツカと歩いてカルロッタに近づく。そして数秒ほど無言で見つめたら、あまり力を入れず相手のカエルゆえにふっくら丸みあるって頬にビシッ! っとビンタを一つかます。そして男らしさとはこういうモノだ! と誰かに見せつけるみたいなセリフを放つ。
「このカエルーノ、過去を引きずる女は嫌いだ。カルロッタ、前を向いて生きないのは死人も同じ。それではどんな女も幸せになどなれん!」
「カエルーノ、あなたが優子さーん、優子さーん! って、自分がカエルって事を忘れてお熱だから、だからわたしの怒りを買ったんでしょうが」
ここでカルロッタが女の正論を放つ。だがここでくじけては男の格好良さが台無しと、カエルーノはもうひとつビンタをかまし名言チックな事を言い放つ。
「カルロッタ、過去は引きずるためにあるのではない、前進するための栄養だ。男、カエルーノ、つまらない過去に執着するほど落ちぶれてはいない」
言ったカエルーノ、クルっと回って女に背を向ける。決まった! とっても格好良い! と内心ガッツポーズ。そして思った、カルロッタの性格からすれば、泣き出すとかしてあきらめるだろうと。
しかし事実はちがったのである。カエルーノが思いもしない展開がここで発生したのである。
「ふざけんな、バカカエル!」
突如としてカルロッタがイメージに合わない暴言を吐いた。え? と驚いたカエルーノだったが、突然足にローブが巻き付けられグッと引っ張られてしまう。だから地面にドテっとみっともなくうつぶせ倒れ。
「カエルーノ!」
ドーン! って上からの衝撃と叫び声が同時に発生。それはおとなしくて優しくて暴力なんか震えないはずのカルロッタの一撃であった。
「あんぎぎぎ……カルロッタ?」
緑色のカエルが体を起こそうとすると、ピンク色のカエルが相手の背中をグイグイっと踏みつけながら言うのだった。
「あれでしょう? カルロッタは優しいとかおとなしいから、ビンタかまして偉そうな事を言えばシュンとなったり泣いたりしてあきらめると思ったんでしょう? わたし、そういう女を止めると決めたの、誰がそんな男にとって都合のいい女をやるかよ! って話なの!」
グリグリっとカエルーノを踏みつけるカルロッタ、その姿からは生まれ変わった女のオーラがピンク色で立ち上がっているのだった。
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