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ゴールデンウィーク編前半
真弓も露出趣味があるのですよ
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家に帰っても外から見たリビングに灯りは無かった。誰もいないのかなと思っていたのだけれど、ぼんやりとテレビの灯りが廊下には届いていたので映画でも見ているのだろう。
僕と真弓はなるべく映画の邪魔にならないようにリビングのドアをゆっくりと開けたのだけれど、ドアが半分くらい開いて中に入ろうと思った瞬間、この世の物とは思えないような陽香の悲鳴がこだました。
「ちょっと、いきなり入ってこないでよ。ホントにびっくりしたんだからね」
「ごめんごめん。何してたのって、ホラー映画見てたのか。そりゃドアが勝手に空いたら驚くよな」
「そうよ。もっと空気読んで入って来てよね」
「どうしよう。真弓立てなくなっちゃった」
「立てなくなっちゃったってどうしたの?」
「陽香お姉ちゃんの悲鳴でびっくりして足に力が入らなくなっちゃった。歩けないよ」
「じゃあ、ソファまで連れて行ってあげるよ」
僕は自力で動けなくなった真弓をソファまで運んだのだが、それを見ていた陽香はなぜか僕を睨んでいた。睨まれるような事ではないと思うのだけれど、僕はその視線を気にせずにキッチンに飲み物を取りに行ったのだ。
「何か飲み物いる?」
「真弓は炭酸じゃないやつが良いな」
「私は炭酸で」
僕はキッチンで三人分の飲み物を用意していたのだけれど、沙緒莉姉さんがまだ寝ているのかと思って天井を見上げたその時、リビングからまた悲鳴が聞こえてきた。
きっと沙緒莉姉さんが音もたてずに入ってきたのだろうと思ってリビングの様子を見てみたのだが、そこに沙緒莉姉さんの姿は無く、ただ単純に映画のシーンに驚いていただけのようだった。
僕は何となく喉が渇いていたのと刺激が少し欲しいと思って炭酸にしたのだけれど、それを見た真弓はなぜか僕のコップを見つめていた。
「あれ、真弓も炭酸が良かったの?」
「違うよ。真弓は炭酸とか飲まないから」
「そうだよね。でも、飲みたくて見てるの?」
「違う。別に意味なんてないし」
何となく真弓はふてくされているように見えるのだけれど、あまり何かを言うのは得策ではないと思って僕は黙って映画を見ることにした。
今まで見たことが無い映画なのだけれど、不思議と先の展開が想像できた。そして、その想像通りに進んでいったのだ。良くある内容の映画なんだなと思って見ていたのだけれど、最後の最後で僕の予想は裏切られてしまった。途中までは全く予想通りに進んでいったので、最後までその王道のホラーが続くのだと思っていたのだけれど、最後の最後でアレは大胆過ぎる仕掛けだと思ってしまった。
陽香もそれを感じていたようで、見終わった後に同じタイミングでため息をついたのは少し面白く感じてしまった。
「なんか、思ってた通りに進んでいったんだけど、最後の最後で全部台無しになっちゃったね。私は最後まであの男の子が怯えてるだけなのかと思ってたよ」
「僕もそう思ってたよ。でも、最後の展開はちょっと無いなって思ったかも」
「そうなのよね。あんな感じに終わるんだったらさもっと早くから女の子が活躍してもいいんじゃないかなって思うよね」
「だよね。でも、あの女の子ってどうしてあんな風になっちゃったんだろうね」
「ねえ、その話って電気付けてからだとダメなの?」
「ダメじゃないけど、昌晃がどう思ったのかすぐ聞いてみたかったんだよ。もしかして、真弓は今の映画が怖かったのかな?」
「別に怖くないけど。途中からだったから全然話も分からなかったし」
「そうなんだ。怖くないんだったら、着替えてきた方がいいんじゃないかな。いつまでも余所行きの服のままじゃしんどいんじゃないかな」
「そんな事ないけど。真弓はもう少し休んでから着替えようと思ってるだけだし。でも、そこまで言うんだったらお兄ちゃんに部屋まで連れて行ってもらおうかな」
「なんでそこで昌晃が出てくるのよ。彼女ごっこはダメだって言われたでしょ」
「彼女ごっこじゃなくて、まだ足に力が入らないのよ。陽香お姉ちゃんの声でビックリしたのがまだ落ち着いていないのかも」
「それって冗談じゃなかったの?」
「冗談じゃないよ。冗談だったら怖い映画を最後まで見てないし」
「ねえ、お兄ちゃん。真弓を部屋まで連れて行ってよ。お願い」
真弓は僕に対して懇願するように見つめてきていた。陽香は気まずそうに真弓を見ているのだけれど、僕の事は若干睨んでいるようにも見えた。
「じゃあ、部屋まで連れて行くから肩を貸すよ」
「ええ、肩じゃなくておんぶが良い。お姫様抱っこでもいいけど、階段をお姫様抱っこで上るのは少し怖いかも」
「まあ、階段までは運ぶけどさ、そこからは自力で何とか出来ないかな?」
「自力で階段を上れるのなら部屋まで行けると思うよ。でも、今の真弓にはそれが不可能なんだ。だからね、お兄ちゃんが部屋まで真弓を運んでくれると嬉しいな」
「じゃあ、陽香も一緒に行こうよ。階段で万が一って事もあり得るからさ」
「それは心配だけどさ、二人が落ちてきたとしても私じゃ止められないと思うけど。見てるだけで良いならついていくけど、それでもいいの?」
「それでもいいけどさ、一応何かあった時は救急車とか呼んで欲しいしね」
「わかったわよ。それくらいならしてあげるよ。っていうより、そういう事態になったら普通に呼ぶけどね」
「世の中何があるかわからないからね。用心するに越したことは無いんだよ」
「ねえ、お兄ちゃんに聞きたいんだけどさ。真弓をおんぶしながら階段を上るのってやっぱり大変かな?」
「どうだろう。やってみない事にはわからないけど、それなりには大変なんじゃないかな」
「それってさ、真弓が重そうだからって事?」
「そういう意味じゃないよ。真弓は太ってないし、僕が単純に力が無いだけって話だからね」
「そうなのかな。お兄ちゃんは結構筋肉とかついてる方だと思うけどな。私とかお姉ちゃんたちと比べてだけどさ」
「男子と女子じゃ体つきも違うからね。じゃあ、部屋まで連れて行くよ」
僕は真弓の事をおんぶして廊下へ向かったのだけれど、陽香はリビングのドアを開けてくれた。真弓を負ぶって見て感じた事なのだけれど、やはり真弓は全然重くないのだ。
大げさに言ってしまえば、お米を買いに行ってリュックに十キロのお米を入れた時の方が重く感じているくらいだ。
そんなわけで、真弓をおぶって階段を上ることはなんてことは無かったのだ。下で見守っていてくれた陽香もいつの間にかリビングに戻っていたようだ。
「じゃあ、階段も上ったしあとは部屋まで行けるよね」
「まだ無理かも。部屋の中までお願い」
「今日だけだよ」
僕は真弓の部屋のドアを開けて中に入った。とりあえず、真弓を椅子に座らせて部屋から出ようとしたのだけれど、真弓から再び引き止められてしまった。
「ねえ、まだ足が動かないんだけど、着替えのお洋服を取ってもらってもいいかな?」
「着替えの服って言われても、どこにあるのかわからないし」
「そこに掛けてあるやつが部屋着だからそれを取ってほしいな」
僕は真弓が指をさした方を見たのだが、確かにそこにはハンガーにかかっている洋服が用意されていた。家の中で時々見る感じの洋服だなと思ってそれを手に取って振り返ると、なぜか真弓は下着姿になっていた。
「沙緒莉お姉ちゃんもこんな気持ちでお兄ちゃんに下着姿を見せていたのかな?」
僕は真弓が身に付けている中学生っぽくない下着を一瞬だけ見てしまったのだが、すぐに後ろを向いて見ていなかったことにした。
そのまま持っていた洋服を後ろ向きのまま真弓に渡すと、僕は何も言わずに部屋から出てしまった。
「次はちゃんと見てね。いつになるかわからないけどさ」
僕は真弓の言葉を聞いて思い出していた。最近は大人しかったと思うけれど、真弓も沙緒莉姉さんと一緒で下着姿を見せるのが好きだったという事を。
僕と真弓はなるべく映画の邪魔にならないようにリビングのドアをゆっくりと開けたのだけれど、ドアが半分くらい開いて中に入ろうと思った瞬間、この世の物とは思えないような陽香の悲鳴がこだました。
「ちょっと、いきなり入ってこないでよ。ホントにびっくりしたんだからね」
「ごめんごめん。何してたのって、ホラー映画見てたのか。そりゃドアが勝手に空いたら驚くよな」
「そうよ。もっと空気読んで入って来てよね」
「どうしよう。真弓立てなくなっちゃった」
「立てなくなっちゃったってどうしたの?」
「陽香お姉ちゃんの悲鳴でびっくりして足に力が入らなくなっちゃった。歩けないよ」
「じゃあ、ソファまで連れて行ってあげるよ」
僕は自力で動けなくなった真弓をソファまで運んだのだが、それを見ていた陽香はなぜか僕を睨んでいた。睨まれるような事ではないと思うのだけれど、僕はその視線を気にせずにキッチンに飲み物を取りに行ったのだ。
「何か飲み物いる?」
「真弓は炭酸じゃないやつが良いな」
「私は炭酸で」
僕はキッチンで三人分の飲み物を用意していたのだけれど、沙緒莉姉さんがまだ寝ているのかと思って天井を見上げたその時、リビングからまた悲鳴が聞こえてきた。
きっと沙緒莉姉さんが音もたてずに入ってきたのだろうと思ってリビングの様子を見てみたのだが、そこに沙緒莉姉さんの姿は無く、ただ単純に映画のシーンに驚いていただけのようだった。
僕は何となく喉が渇いていたのと刺激が少し欲しいと思って炭酸にしたのだけれど、それを見た真弓はなぜか僕のコップを見つめていた。
「あれ、真弓も炭酸が良かったの?」
「違うよ。真弓は炭酸とか飲まないから」
「そうだよね。でも、飲みたくて見てるの?」
「違う。別に意味なんてないし」
何となく真弓はふてくされているように見えるのだけれど、あまり何かを言うのは得策ではないと思って僕は黙って映画を見ることにした。
今まで見たことが無い映画なのだけれど、不思議と先の展開が想像できた。そして、その想像通りに進んでいったのだ。良くある内容の映画なんだなと思って見ていたのだけれど、最後の最後で僕の予想は裏切られてしまった。途中までは全く予想通りに進んでいったので、最後までその王道のホラーが続くのだと思っていたのだけれど、最後の最後でアレは大胆過ぎる仕掛けだと思ってしまった。
陽香もそれを感じていたようで、見終わった後に同じタイミングでため息をついたのは少し面白く感じてしまった。
「なんか、思ってた通りに進んでいったんだけど、最後の最後で全部台無しになっちゃったね。私は最後まであの男の子が怯えてるだけなのかと思ってたよ」
「僕もそう思ってたよ。でも、最後の展開はちょっと無いなって思ったかも」
「そうなのよね。あんな感じに終わるんだったらさもっと早くから女の子が活躍してもいいんじゃないかなって思うよね」
「だよね。でも、あの女の子ってどうしてあんな風になっちゃったんだろうね」
「ねえ、その話って電気付けてからだとダメなの?」
「ダメじゃないけど、昌晃がどう思ったのかすぐ聞いてみたかったんだよ。もしかして、真弓は今の映画が怖かったのかな?」
「別に怖くないけど。途中からだったから全然話も分からなかったし」
「そうなんだ。怖くないんだったら、着替えてきた方がいいんじゃないかな。いつまでも余所行きの服のままじゃしんどいんじゃないかな」
「そんな事ないけど。真弓はもう少し休んでから着替えようと思ってるだけだし。でも、そこまで言うんだったらお兄ちゃんに部屋まで連れて行ってもらおうかな」
「なんでそこで昌晃が出てくるのよ。彼女ごっこはダメだって言われたでしょ」
「彼女ごっこじゃなくて、まだ足に力が入らないのよ。陽香お姉ちゃんの声でビックリしたのがまだ落ち着いていないのかも」
「それって冗談じゃなかったの?」
「冗談じゃないよ。冗談だったら怖い映画を最後まで見てないし」
「ねえ、お兄ちゃん。真弓を部屋まで連れて行ってよ。お願い」
真弓は僕に対して懇願するように見つめてきていた。陽香は気まずそうに真弓を見ているのだけれど、僕の事は若干睨んでいるようにも見えた。
「じゃあ、部屋まで連れて行くから肩を貸すよ」
「ええ、肩じゃなくておんぶが良い。お姫様抱っこでもいいけど、階段をお姫様抱っこで上るのは少し怖いかも」
「まあ、階段までは運ぶけどさ、そこからは自力で何とか出来ないかな?」
「自力で階段を上れるのなら部屋まで行けると思うよ。でも、今の真弓にはそれが不可能なんだ。だからね、お兄ちゃんが部屋まで真弓を運んでくれると嬉しいな」
「じゃあ、陽香も一緒に行こうよ。階段で万が一って事もあり得るからさ」
「それは心配だけどさ、二人が落ちてきたとしても私じゃ止められないと思うけど。見てるだけで良いならついていくけど、それでもいいの?」
「それでもいいけどさ、一応何かあった時は救急車とか呼んで欲しいしね」
「わかったわよ。それくらいならしてあげるよ。っていうより、そういう事態になったら普通に呼ぶけどね」
「世の中何があるかわからないからね。用心するに越したことは無いんだよ」
「ねえ、お兄ちゃんに聞きたいんだけどさ。真弓をおんぶしながら階段を上るのってやっぱり大変かな?」
「どうだろう。やってみない事にはわからないけど、それなりには大変なんじゃないかな」
「それってさ、真弓が重そうだからって事?」
「そういう意味じゃないよ。真弓は太ってないし、僕が単純に力が無いだけって話だからね」
「そうなのかな。お兄ちゃんは結構筋肉とかついてる方だと思うけどな。私とかお姉ちゃんたちと比べてだけどさ」
「男子と女子じゃ体つきも違うからね。じゃあ、部屋まで連れて行くよ」
僕は真弓の事をおんぶして廊下へ向かったのだけれど、陽香はリビングのドアを開けてくれた。真弓を負ぶって見て感じた事なのだけれど、やはり真弓は全然重くないのだ。
大げさに言ってしまえば、お米を買いに行ってリュックに十キロのお米を入れた時の方が重く感じているくらいだ。
そんなわけで、真弓をおぶって階段を上ることはなんてことは無かったのだ。下で見守っていてくれた陽香もいつの間にかリビングに戻っていたようだ。
「じゃあ、階段も上ったしあとは部屋まで行けるよね」
「まだ無理かも。部屋の中までお願い」
「今日だけだよ」
僕は真弓の部屋のドアを開けて中に入った。とりあえず、真弓を椅子に座らせて部屋から出ようとしたのだけれど、真弓から再び引き止められてしまった。
「ねえ、まだ足が動かないんだけど、着替えのお洋服を取ってもらってもいいかな?」
「着替えの服って言われても、どこにあるのかわからないし」
「そこに掛けてあるやつが部屋着だからそれを取ってほしいな」
僕は真弓が指をさした方を見たのだが、確かにそこにはハンガーにかかっている洋服が用意されていた。家の中で時々見る感じの洋服だなと思ってそれを手に取って振り返ると、なぜか真弓は下着姿になっていた。
「沙緒莉お姉ちゃんもこんな気持ちでお兄ちゃんに下着姿を見せていたのかな?」
僕は真弓が身に付けている中学生っぽくない下着を一瞬だけ見てしまったのだが、すぐに後ろを向いて見ていなかったことにした。
そのまま持っていた洋服を後ろ向きのまま真弓に渡すと、僕は何も言わずに部屋から出てしまった。
「次はちゃんと見てね。いつになるかわからないけどさ」
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