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ゴールデンウィーク編後半
陽香のパンツの秘密
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どれくらい作ればいいのかわからないまま作り始めた芋もちではあったが、意外とたくさん食べることが出来るもので、用意したものはほとんど食べつくしてしまった。このままでは寝ている沙緒莉姉さんの分が用意できないという事もあって、再びジャガイモを買いに行くことになったのだけれど、どうせならという事で芋もちだけではなく似たような作り方で出来るカボチャもちも作ることになった。
買い物に行く担当になったのは僕と陽香なのだが、その理由は、真弓と伊吹ちゃんが食べ過ぎて動けないという恥ずかしいものであった。僕一人で行っても問題はないのだけれど、陽香が欲しいものがあるという事で一緒に行くことになったのだ。
「昌晃ってさ、私には気付けない魅力でもあるの?」
「いきなりどうしたの?」
「だってさ、昌晃のクラスの林田さんとか真弓の友達の伊吹ちゃんとかが昌晃に対してグイグイいってるじゃない。それってさ、昌晃に対して魅力を感じているからって事でしょ?」
「そう言うもんなのかな。逆に陽香は学校でほとんどの生徒に慕われているよね。面識のない三年生も陽香のファンだったりするし、僕のクラスにも熱心な陽香のファンがいるくらいだからね」
「まあ、私にファンがつくってのもよくわからないんだけどね。でも、褒められるのは嬉しい事だよね。そういう意味では、昌晃のファンも四人いるわけだからいいんじゃないの」
「四人って、どういう事?」
「昌晃のファンって、林田さんと伊吹ちゃんと真弓とお姉ちゃんでしょ」
「いや、林田さんと伊吹ちゃんはファンというよりも興味のある対象物って感じだと思うよ。それよりも、沙緒莉姉さんと真弓はそのカテゴリーには入らないと思うけどな」
「そうかな。でも、お姉ちゃんが昌晃の事を目で追ってることが多いのは知ってるし、真弓だってわざわざ毎日起こしに行ってるんだよ。嫌いだったらそんな事をわざわざしないと思うんだよね」
「その考えでいくとさ、嫌いではないけど好きとは限らないってならない?」
「そういう風に取ることも出来るけど、私の予想は当たってると思うよ」
「僕はそんな事ないと思うけどな。それにさ、沙緒莉姉さんも真弓も僕をからかうことはあってもそんな風に思うことは無いと思うよ」
「私の知らないところで何かしているような気もするんだけどね」
僕は陽香の勘の良さに驚いていた。もっとも、そんな事は顔に出したりはしないので今の時点で気付かれることは無いだろう。
冷静な僕はさり気なく会話を変えることにしたのだが、なかなかそのタイミングを掴めないでいた。
「そう言えばね、休み明けって何か学校行事とかあったりするのかな?」
「秋には体育祭があるってのは聞いてるけど、それ以外に何かイベントがあるってのは聞いてないかも。文化祭とかってあったりするのかな?」
「一応あるみたいだけど、大学で行われる学校祭がメインみたいよ。高校出の出し物はクラス展示をするだけっぽいけど、大学では本格的な模擬店とか本格的なライブとかもやるみたいだってさ。それが行われるのは夏休み期間になるって話なんだけど、昌晃は大学に見に行ったりするの?」
「夏休み期間だったら行くかもしれないな。今のうちに大学がどんなところか見てみたいってのもあるしね」
「あれ、この前お姉ちゃんと大学に行ったんじゃなかったっけ?」
「大学に入ってないよ。大学近くの本屋に行っただけなんだよね。でも、あそこの本屋は面白かったからまた行ってみたいかも」
「そんなに面白いんだ。じゃあ、私も今度行ってみようかな。どうせだったら、真弓も誘てみんなで行ってみようよ」
「それもいいかもね。ところで、陽香の欲しいものって何なの?」
「まあ、それはいいじゃない。昌晃には知られたくないものかな。と言っても、プレゼントとかではないから期待しないでね。昌晃の誕生日プレゼントは別に用意してあるんだからね」
「誕生日プレゼントか。実はさ、親以外から誕生日を祝われたことって記憶に無いんだよね。幼稚園の時は同じ組の人達も祝ってくれてたと思うんだけど、そんな事の記憶なんて無いからね。だからさ、お祝いの言葉をくれるだけでも嬉しかったりするんだよね」
「そうなんだ。私もそんなに祝ってもらった事ないけど、さすがに家族のはちゃんとするよ。いとこ同士だけど、今は家族みたいなもんだしね」
「そうだね。じゃあ、陽香の誕生日も沙緒莉姉さんの誕生日も真弓の誕生日も全部祝わないとね」
「そうなんだけどさ、そこで一つ提案があるんだよね。昌晃と真弓って誕生日が近いじゃない。だからさ、二人には悪いと思うんだけどね」
「悪いと思うんだけど?」
「どっちかは洋風でどっちかは和風にしてもいいかな?」
「それは構わないけど、僕はどっちでも嬉しいんで、真弓の要望を聞いてくれたらいいと思うよ」
「ありがとう。でも、二人とも洋風が良いって言われたらそれでもいいんだからね。これは私とお姉ちゃんのワガママなんだけど、主役の二人の気持ちが一番大事だからさ」
僕は自分の誕生日を祝ってもらえるという事が嬉しかった。今までも家族は祝ってくれていたけれど、特に何かあるといったものでもなかった。小学校低学年の時はそれでも嬉しかったんだけど、高学年になってからは少しでも勉強に時間を割きたいと思っていたし、実際に勉強以外は何もしていなかったと思う。それでも、年に数回あったケーキを食べる行為は好きだった。
もしかしたら、お菓子作りが好きな陽香が手作りでケーキを作ってくれるのかもしれないなんて期待をしてみたけど、そんな事が陽香ファンの人達にバレてしまったら大変なことになってしまうかもしれない。だが、そんなことがあったら僕は陽香ファンの人達にケーキの写真でも見せてしまいそうな気がする。きっと、僕はそれくらい何も考えられない程浮かれてしまうだろう。
「あ、待って。ほら、あそこの公園を見てよ」
「公園?」
「うん、あの公園に猫が三匹もいるよ。三匹で何か会議でもしているのかな?」
「そうかもね。この街にいる悪いやつをどうしようかって会議をしているのかもしれないよ」
「何それ、それって、猫がこの町を守ってるって事なの?」
「そんな事もあるんじゃないかなって思ってね。その方が夢があるでしょ」
「まあ、そうかもしれないけどさ、きっとあの子たちは街を守るとかどうでもいいと思ってると思うわ。どちらかと言えば、どこそこの家には食べ物が置いてあるから食べに行こうとかそんな話題だと思うんだけどね」
「そんな感じはするかも。でもさ、あの猫たちはもっと変な事を教え合ってるのかもしれないよ」
「変な事って何よ?」
「陽香の持ってるハンカチに刺繍されている猫が可愛いとか」
「私のハンカチには猫の刺繍なんてないけど」
「例えばの話だよ。本当の事じゃなくてさ」
「もしかして、見たの?」
「見たって何を?」
「何をって、私のを」
「私のって、ハンカチ?」
「そうじゃなくて、私のさ」
「私の?」
「パンツ」
「パンツ?」
陽香が恥ずかしそうに小さな声でパンツと言っていたのだけれど、僕はそれを台無しにしてしまうくらい大きな声でパンツと言ってしまった。
沙緒莉姉さんや真弓からその単語が出てくるのはまだ理解出来るのだけれど、陽香の口から出てきたのは普通に驚いてしまった。
「急にどうしたの?」
「いや、昌晃が見たのかなって思ってさ」
「見たって、パンツを?」
「うん」
「なんで?」
「なんでって、猫が」
「猫?」
「うん、猫」
「猫がどうしたって言うの?」
「いや、私の履いているパンツに猫が描いてあるから、さ」
「え、それは知らなかったけど」
「だよね。変なこと言ってごめんね。気にしないで」
やっぱり僕は変なのかもしれない。自分から見せてくる沙緒莉姉さんや真弓のパンツは見たいと思うことも無いのだけれど、こうして見せないようにしている陽香のパンツはどうしても見て見たくなってしまう。
陽香のパンツを見ることに関してはそんなに高いハードルではないと思う。陽香がお風呂に入っている時に脱衣所なり陽香の部屋に忍び込んでしまえばあとはどうとでもなる。だが、僕はそんな事をするつもりなんて無いし、隠れてみることだってしないのだ。ただ、今のタイミングでどうにかパンツが見えないものかと考えてみたりはしている。
「なんだから天気も悪くなりそうだし、早めに買い物を済ませて帰ろうか。陽香は自分の欲しいものを先に買っておいていいからね。僕は買い物が終わったら少しその辺を見てみようかなって思てるからね」
「私の欲しいものはすぐに買えると思うんだけど、カボチャってどれくらいの大きさのを買うの?」
「半分サイズでいいんじゃないかなって思うけど、陽香はカボチャ好きだったりする?」
「カボチャは好きだよ。味付けを薄くしてもちゃんと味がするからね」
「確か、僕の母さんも似たような事を言ってたと思うよ」
「そうなんだ。なんだか嬉しいな」
僕の興味は完全に陽香のパンツに移っているのだけれど、そんな事を気付かれるわけにはいかないので、僕はカボチャを使ったレシピをひたすら探していた。スマホの画面ではわかりにくいものもあったけれど、僕でも一人で作れそうなものが沢山あった。
そんなわけで僕は結局カボチャを一玉買ってしまったのだが、そんな事よりも陽香のパンツの猫が漫画チックなのかリアルよりなのかが気になって仕方が無かった。
買い物に行く担当になったのは僕と陽香なのだが、その理由は、真弓と伊吹ちゃんが食べ過ぎて動けないという恥ずかしいものであった。僕一人で行っても問題はないのだけれど、陽香が欲しいものがあるという事で一緒に行くことになったのだ。
「昌晃ってさ、私には気付けない魅力でもあるの?」
「いきなりどうしたの?」
「だってさ、昌晃のクラスの林田さんとか真弓の友達の伊吹ちゃんとかが昌晃に対してグイグイいってるじゃない。それってさ、昌晃に対して魅力を感じているからって事でしょ?」
「そう言うもんなのかな。逆に陽香は学校でほとんどの生徒に慕われているよね。面識のない三年生も陽香のファンだったりするし、僕のクラスにも熱心な陽香のファンがいるくらいだからね」
「まあ、私にファンがつくってのもよくわからないんだけどね。でも、褒められるのは嬉しい事だよね。そういう意味では、昌晃のファンも四人いるわけだからいいんじゃないの」
「四人って、どういう事?」
「昌晃のファンって、林田さんと伊吹ちゃんと真弓とお姉ちゃんでしょ」
「いや、林田さんと伊吹ちゃんはファンというよりも興味のある対象物って感じだと思うよ。それよりも、沙緒莉姉さんと真弓はそのカテゴリーには入らないと思うけどな」
「そうかな。でも、お姉ちゃんが昌晃の事を目で追ってることが多いのは知ってるし、真弓だってわざわざ毎日起こしに行ってるんだよ。嫌いだったらそんな事をわざわざしないと思うんだよね」
「その考えでいくとさ、嫌いではないけど好きとは限らないってならない?」
「そういう風に取ることも出来るけど、私の予想は当たってると思うよ」
「僕はそんな事ないと思うけどな。それにさ、沙緒莉姉さんも真弓も僕をからかうことはあってもそんな風に思うことは無いと思うよ」
「私の知らないところで何かしているような気もするんだけどね」
僕は陽香の勘の良さに驚いていた。もっとも、そんな事は顔に出したりはしないので今の時点で気付かれることは無いだろう。
冷静な僕はさり気なく会話を変えることにしたのだが、なかなかそのタイミングを掴めないでいた。
「そう言えばね、休み明けって何か学校行事とかあったりするのかな?」
「秋には体育祭があるってのは聞いてるけど、それ以外に何かイベントがあるってのは聞いてないかも。文化祭とかってあったりするのかな?」
「一応あるみたいだけど、大学で行われる学校祭がメインみたいよ。高校出の出し物はクラス展示をするだけっぽいけど、大学では本格的な模擬店とか本格的なライブとかもやるみたいだってさ。それが行われるのは夏休み期間になるって話なんだけど、昌晃は大学に見に行ったりするの?」
「夏休み期間だったら行くかもしれないな。今のうちに大学がどんなところか見てみたいってのもあるしね」
「あれ、この前お姉ちゃんと大学に行ったんじゃなかったっけ?」
「大学に入ってないよ。大学近くの本屋に行っただけなんだよね。でも、あそこの本屋は面白かったからまた行ってみたいかも」
「そんなに面白いんだ。じゃあ、私も今度行ってみようかな。どうせだったら、真弓も誘てみんなで行ってみようよ」
「それもいいかもね。ところで、陽香の欲しいものって何なの?」
「まあ、それはいいじゃない。昌晃には知られたくないものかな。と言っても、プレゼントとかではないから期待しないでね。昌晃の誕生日プレゼントは別に用意してあるんだからね」
「誕生日プレゼントか。実はさ、親以外から誕生日を祝われたことって記憶に無いんだよね。幼稚園の時は同じ組の人達も祝ってくれてたと思うんだけど、そんな事の記憶なんて無いからね。だからさ、お祝いの言葉をくれるだけでも嬉しかったりするんだよね」
「そうなんだ。私もそんなに祝ってもらった事ないけど、さすがに家族のはちゃんとするよ。いとこ同士だけど、今は家族みたいなもんだしね」
「そうだね。じゃあ、陽香の誕生日も沙緒莉姉さんの誕生日も真弓の誕生日も全部祝わないとね」
「そうなんだけどさ、そこで一つ提案があるんだよね。昌晃と真弓って誕生日が近いじゃない。だからさ、二人には悪いと思うんだけどね」
「悪いと思うんだけど?」
「どっちかは洋風でどっちかは和風にしてもいいかな?」
「それは構わないけど、僕はどっちでも嬉しいんで、真弓の要望を聞いてくれたらいいと思うよ」
「ありがとう。でも、二人とも洋風が良いって言われたらそれでもいいんだからね。これは私とお姉ちゃんのワガママなんだけど、主役の二人の気持ちが一番大事だからさ」
僕は自分の誕生日を祝ってもらえるという事が嬉しかった。今までも家族は祝ってくれていたけれど、特に何かあるといったものでもなかった。小学校低学年の時はそれでも嬉しかったんだけど、高学年になってからは少しでも勉強に時間を割きたいと思っていたし、実際に勉強以外は何もしていなかったと思う。それでも、年に数回あったケーキを食べる行為は好きだった。
もしかしたら、お菓子作りが好きな陽香が手作りでケーキを作ってくれるのかもしれないなんて期待をしてみたけど、そんな事が陽香ファンの人達にバレてしまったら大変なことになってしまうかもしれない。だが、そんなことがあったら僕は陽香ファンの人達にケーキの写真でも見せてしまいそうな気がする。きっと、僕はそれくらい何も考えられない程浮かれてしまうだろう。
「あ、待って。ほら、あそこの公園を見てよ」
「公園?」
「うん、あの公園に猫が三匹もいるよ。三匹で何か会議でもしているのかな?」
「そうかもね。この街にいる悪いやつをどうしようかって会議をしているのかもしれないよ」
「何それ、それって、猫がこの町を守ってるって事なの?」
「そんな事もあるんじゃないかなって思ってね。その方が夢があるでしょ」
「まあ、そうかもしれないけどさ、きっとあの子たちは街を守るとかどうでもいいと思ってると思うわ。どちらかと言えば、どこそこの家には食べ物が置いてあるから食べに行こうとかそんな話題だと思うんだけどね」
「そんな感じはするかも。でもさ、あの猫たちはもっと変な事を教え合ってるのかもしれないよ」
「変な事って何よ?」
「陽香の持ってるハンカチに刺繍されている猫が可愛いとか」
「私のハンカチには猫の刺繍なんてないけど」
「例えばの話だよ。本当の事じゃなくてさ」
「もしかして、見たの?」
「見たって何を?」
「何をって、私のを」
「私のって、ハンカチ?」
「そうじゃなくて、私のさ」
「私の?」
「パンツ」
「パンツ?」
陽香が恥ずかしそうに小さな声でパンツと言っていたのだけれど、僕はそれを台無しにしてしまうくらい大きな声でパンツと言ってしまった。
沙緒莉姉さんや真弓からその単語が出てくるのはまだ理解出来るのだけれど、陽香の口から出てきたのは普通に驚いてしまった。
「急にどうしたの?」
「いや、昌晃が見たのかなって思ってさ」
「見たって、パンツを?」
「うん」
「なんで?」
「なんでって、猫が」
「猫?」
「うん、猫」
「猫がどうしたって言うの?」
「いや、私の履いているパンツに猫が描いてあるから、さ」
「え、それは知らなかったけど」
「だよね。変なこと言ってごめんね。気にしないで」
やっぱり僕は変なのかもしれない。自分から見せてくる沙緒莉姉さんや真弓のパンツは見たいと思うことも無いのだけれど、こうして見せないようにしている陽香のパンツはどうしても見て見たくなってしまう。
陽香のパンツを見ることに関してはそんなに高いハードルではないと思う。陽香がお風呂に入っている時に脱衣所なり陽香の部屋に忍び込んでしまえばあとはどうとでもなる。だが、僕はそんな事をするつもりなんて無いし、隠れてみることだってしないのだ。ただ、今のタイミングでどうにかパンツが見えないものかと考えてみたりはしている。
「なんだから天気も悪くなりそうだし、早めに買い物を済ませて帰ろうか。陽香は自分の欲しいものを先に買っておいていいからね。僕は買い物が終わったら少しその辺を見てみようかなって思てるからね」
「私の欲しいものはすぐに買えると思うんだけど、カボチャってどれくらいの大きさのを買うの?」
「半分サイズでいいんじゃないかなって思うけど、陽香はカボチャ好きだったりする?」
「カボチャは好きだよ。味付けを薄くしてもちゃんと味がするからね」
「確か、僕の母さんも似たような事を言ってたと思うよ」
「そうなんだ。なんだか嬉しいな」
僕の興味は完全に陽香のパンツに移っているのだけれど、そんな事を気付かれるわけにはいかないので、僕はカボチャを使ったレシピをひたすら探していた。スマホの画面ではわかりにくいものもあったけれど、僕でも一人で作れそうなものが沢山あった。
そんなわけで僕は結局カボチャを一玉買ってしまったのだが、そんな事よりも陽香のパンツの猫が漫画チックなのかリアルよりなのかが気になって仕方が無かった。
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