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〜第十二章 メモリア・時の女神
209話❅カイナクルス❅
しおりを挟むパリィはあと数日もすれば雪溶けが始まる、小屋までの帰り道でその気配を僅かな風から嗅ぎ取っていた、それと北に向かう多くの難民の臭いも運ばれてきていた。
衛生的にも良くない様であったのは直ぐに解った。
(うーん……
早くて三十日位かな……
いや……この香りは……)
パリィが立ち止まりクンクンと何かを嗅ぎ考えている。
(あと二十日……)
パリィは早ければ二十日で難民がマルティア領内に到達する事を予想した。
ユリナはパリィが何を予想したのかを直ぐに見て取って、二十日後の未来を見るとパリィの予想していた通りになっていた。
それは予想よりだいぶ早く難民が北上してくるので難民の対応が困難になる未来であった、ユリナはそれをパリィが変えれるのかな?と思い見守ることにした。
「お母さん
小屋についたら直ぐに
メーテリアとカイナクルスに行くから
カイナと一緒に……
カイナ……カイナクルス……え?」
パリィはカイナの名がカイナクルスと、とても似てるのにそのまま気付いた。
「どうしたのパリィ?」
ユリナが聞いた時、空に何かが来二人を影が覆った、ムエルテが来たのだ。
「何を悩んでおるのじゃ?」
ムエルテがゆっくりと降りて来てパリィに言った。
「ムエルテ様
カイナはムエルテ様に
仕えているんですよね?」
パリィが聞いた。
「妾と言うより
闇の女神オプスに仕えておるのぉ
まぁオプスはもうおらぬが……
それがどうしたのじゃ?」
ムエルテが聞いた。
「カイナクルス
クルスは十字を表して罪を指します
カイナクルスは
カイナの罪と言う意味があります
黒い天使カイナの罪……
以前聞きましたが
関係あるのですか?」
それを聞いてユリナとムエルテは一筋の汗を流した。
(やっぱりお姉ちゃん
たまたまって思わないんだね……)
ユリナがそう思っていた。
「カイナクルスの守護は神では無い……
カイナ自身じゃ
あの小さな村はカイナが守っておる……」
ムエルテがそう言い、パリィは違う疑問が解けた、カイナクルスは小さな村でそのカイナクルスがマルティア領になる前、なんの後ろ盾も無く生き残った村だ。
それはこの北方地域では奇跡に近い、黒い天使カイナが守り続けた村であった事は理解出来たが、何か違う気がした。
「なんでカイナが守っているのですか?」
パリィが突っ込んで聞いた。
「うーん……
とりあえず急いだ方がいいから
帰らない?」
ユリナがカイナを気遣いそう促した時。
「私の罪だからです
パリィ様……」
カイナの声が聞こえる、小屋の近くで話していたせいだろうか、カイナが来てそう答えていた。
「カイナさん……」
パリィはカイナが罪深い存在には思えなかった、幼いパイスを守るために凄まじい殺気を放っても、その動物を見逃してあげる優しさもあり、そんなカイナの罪が全く解らなかった。
「カイナ良いのか?」
ムエルテがカイナに聞いた。
「はい……
私が守るべき村を
パリィ様のマルティア国に
加えて頂いたのです。
お話しなければなりません」
カイナは骨の腕をパリィに良く見える様にして話し出す。
「以前私が神に弓引く者だった
その時のお話をしましたね……
覚えていますか?」
カイナは静かに静かに聞いた。
「覚えています……」
パリィは頷きながら言う。
「その昔
神の敵対者は
イミニーと呼ばれていました
私は神を憎み神を恨みました
私の村は神に見捨てられてしまったので……」
カイナは静かに語っている。
「私のこの力で神に勝てなくても
一矢報いたかった……
地上に生きる者の恨みを伝えたかった」
その話は天界に居る神々にもユリナを通して聴こえていた。
静かにエレナが天界からカイナを見つめていた、最高神のエレナが見始めたことで、天界に居る多くの神々がカイナを見つめ始める。
「かつての神々は……
美しい物を愛し貢物を愛していた
私にはそうにしか見えなかった
忌まわしく醜い存在……
それが神と言う存在で
力の無い……
地上の貧しい人々は救われなかった……
神々は…神々は……
欲の皮を被った獣その物でっ!
貧しい私の村は救われなかった‼︎‼︎」
カイナはかつての感情をあらわにして力強く言った、そしてそれを聞いた天界の神々が怒り叫び始めた。
「無礼なっ‼︎
我々がかつて……
オディウムから放たれた魔物の軍を
征伐したのを知らぬのか‼︎」
一人の神が叫び他の神が続いた。
「ムエルテよ!
其の者に死を与えよ!」
ムエルテが最高神だと言うことを知らない神が叫ぶが、ムエルテは相手にしない。
「死を与え
黄泉で未来永劫の苦しみを与えよ!」
天界の神々が偉そうに叫ぶ。
空は曇りだし嵐の様な突風が吹き始める、他の神々はユリナがテンプスであると言う事に気付いていない様であった。
「えぇいっ‼︎‼︎
カイナクルスなど滅ぼしてしまえ!
奴の村など要らぬ!
消してしまえ!
滅ぼしてしまえっ‼︎‼︎」
「そんな事はさせません!」
一人の女神が他の神々に叫び返した、恐怖の女神メトゥスである。
「メトゥス!
カイナは我らを愚弄したのだぞっ‼︎
解らないのかっ‼︎‼︎」
何も知らない光の神が叫ぶ。
「私に意見するのですか?」
メトゥスが恐怖の力を解き放ち始める。
かつての世界から存在し、冥界の神として最後まで生き残った恐怖の女神メトゥスの力は、この新世界では恐怖を全て支配している感情神であり、その力は新しき神々を遥かに凌いでいた。
「光の神よ……
あなたは光神と
そう名乗れないのを
不思議に思いませんかぁ?」
メトゥスが少しずつ恐怖の力を放ち、光の神が見る希望を天界から少しづつ消し去っていき微笑んで言った。
「このわたしに
たてつくのでしたら
せめてエレナ様から
光神の名を賜ってからにしませんか?」
「だがっ!
主神のいない闇の天使が
何を言った‼︎‼︎
闇を司る神など居ないでは無いか‼︎
なぜあやつが天使なのだっ
馬鹿馬鹿しいにも程があるっ‼︎‼︎」
光の神が叫び、その声はムエルテにまで聞こえていた。
(メトゥスかまわぬっ‼︎‼︎
そのような愚神っ!
消してしまえっ‼︎)
ムエルテが怒りメトゥスに心で叫んだ、何よりもムエルテは闇の女神オプスを思って怒りをあらわした。
メトゥスの恐怖は天界を覆う程の勢いで膨れ上がり、既に他の神々は勢いを失っていた。
「ま、待てメトゥスっ!
そなたと争う気は無い!
話をきかぬか……」
他の神々がメトゥスに言うが聞く気は無い様だ、そして冷たい声でメトゥスが囁く、その声は神々の頭に直接響いていく。
「ふふっ何を今更……
可愛い坊や達……
私の可愛い可愛いペット
のおもちゃにしてあげるわ
いらっしゃぁい
フォルミド」
恐怖の女神メトゥスは恐怖の竜フォルミドを召喚しようとし、赤黒い魔法陣が現れた時。
「フォルミド
抱っこしてあげるから幼竜で来なさい」
エレナがそう言った。
「えっ?」
メトゥスが思わず声に出して驚いた。
巨大な赤黒い魔法陣は小さくなり、子犬の様な大きさのフォルミドが現れて、トコトコとエレナの足元に行くと、エレナが優しく抱き上げた。
そしてフォルミドを優しく撫でながら言う……
「全ての神々よ
カイナの言葉を良く聞きなさい
我々が再び罪を犯さない為にも
心して聞きなさい……」
(再び⁈)
メトゥスはその言葉に驚いていた。
(エレナ
相変わらず優しいのぉ……
じゃが光の神よ覚えておれ
次は妾が許さぬ……)
ムエルテが天を仰ぎ見ながら思っていた、地上のその場にいたカイナ、ムエルテ、ユリナはその神々のやり取りを全て聞いていた、ムエルテとユリナは地位の高い神である為にそのやり取りに全く恐れていなかった。
カイナも恐れてはいなかった、むしろ一歩も引かずに挑む様な瞳で空を見ていた、その昔、カイナは今の様に怒り、傲慢な神に挑む気持ちでイミニーになったのだ、恐るはずが無かった。
パリィは今の天候の急変を理解していた、数日、調子がいい時は二十日先まで天気を読む、今の様な急激な変化は全く起きるはずが無いと解っていた、そして話した内容からしても神々の怒りしか考えられなかった。
「ある時さ
いま怒り出した神々の様に
傲慢な神々を罰するために
私は……
イミニーになろうって決めたんだ
このネクロマンサーの力で……」
カイナは骨の腕を生身の綺麗な手で握りながら話す、その様子は僅かに震え悔いている様に話した。
「最初に私が試されたのは
私が産まれた村を滅ぼす事だった……」
「なっ……それじゃ……
何も感じなかったの?」
パリィはカナだった頃、その話を知っていた、ユリナが止めることが出来なかった、ユリナが気付くことが出来なかったあの悲しい出来事を全て知っていたはずだが、それさえもこの世界に変わった時に忘れ去ってしまっていた。
「何も感じなかった訳じゃ無い
でも私は魔術で百年経っても
歳を取らなかったのさ……
村人は私を魔女や魔物の様に恐れて
私を追い出したのさ
何度も疫病や飢饉から村を救ったのにさ……」
カイナは寂しげな輝きを瞳にたたえて話している。
「だから嫌いな奴を一人殺して
死体を使って一晩で全員殺してやったんだ……」
カイナが平然と語っている様に見えたが、その瞳に涙を溜めているのが解った。
その償いようの無い罪を犯してでも神々に弓引く者、イミニーになろうとしたカイナの神々への怒りは凄まじく強烈な物であった。
カイナは振り向きパリィに背を向けて話し続ける。
「そうやって私はイミニーになったんだ
私がそうして三千年の間……
災を振り撒いてまわって暫くして
初めて暖かい仲間に出会えたんだ
皮肉にも神々に仕える巫女だったんだ
私もこの国に産まれたかった
そう思ったくらいさ……」
カイナが震えていた、涙を流していた、パリィの前世がその中の一人だと、知っていたからもう顔も合わせられない程に涙を流していた。
(カイナごめんね……)
ユリナが心で呟いていた。
(カイナ……)
エレナもカイナを見つめて呟いていた。
カイナ限りなく恥じた限りなく、そして骨のナイフを出して自らの首を斬ろうとした時、後ろからそっと抱きしめられた。
「それはやめて
私もした事あるから……」
パリィがカイナを後ろから抱きしめながら囁く、その温もりをカイナは振り払った。
「私の罪は深すぎる!
神を滅ぼす為に力を求め!
その為に巨人族を崇拝し
あの戦いに加担してしまったのです!
私の罪は永遠に消え無い!」
カイナの様子がおかしいとパリィは感じた、そしてその手に持ったナイフで首を斬ろうとした時、素早くパリィはそのナイフを素手で握ってそれを止めた。
指から手の平から熱い激痛が走る、だがその痛みを過去にパリィは味わった気がした。
「パリィ様離して下さい!
私は無責任な神々とは違うっ‼︎
死んでも罪を償うと見せてやります!」
カイナが叫んでいる。
「離しません!絶対に!」
自然に出た言葉だがパリィは何かを感じた、だがそれよりもカイナを助けたかった。
ムエルテが止めに入ろうとしたが、それをユリナが手だけで止めた、ムエルテが何故と思いパリィを見た瞬間、パリィの魂が強く輝いていた、前世のカナの姿ではっきりとパリィの魂が輝いていた。
(まさか……
思い出しているのか?)
ムエルテがそう心で呟く。
(お姉ちゃん……)
ユリナが呟いた。
「離して下さい!」
カイナが叫ぶ。
「ナイフを渡して下さい!」
パリィがそう言い返した時より強くパリィの魂が輝く、ナイフを握った傷は骨に達し神経が刺激され激痛だけが走るが、パリィは痛みにも気持ちにも負けなかった。
ムエルテはそのパリィの魂の姿を見て、過去に母エレナが同じ様に命を絶とうとした時に、全く同じ様にエレナを救おうとしている前世の姿を見た。
(過去と同じ事をしているのか……)
ムエルテが驚いている、ユリナは真剣に見守っている。
そしてパリィは記憶が逆流する様な感覚を覚え激しい頭痛がして思わず叫んだ。
「ユリナ手伝って!」
「‼︎」
その場の全ての者が驚いていた。
(私……今なんて……)
パリィは一瞬戸惑いそう思った時に、カイナに振り払われてしまった。
(しまっ……)
パリィがそう思った瞬間、見たことも無い女性がパリィとカイナの間に割って入って来た。
カイナの動きが止まった。
「そんな……生きておったのか……」
ムエルテが驚きを隠せずにいた。
その女性は黒い服を着ている、真っ白な肌に紫の唇、そして濃い紫の髪を靡かせその髪には無数の星が瞬いていた。
そしてそっと美しい瞳を見開いて、優しく微笑む。
「オプス様……」
カイナが呟いた、見るのも苦しくなり闇の女神オプスがやっとカイナの前に姿を表したのだ。
「カイナ苦労をかけましたね
私の天使になったばかりの時に
私がニヒルに敗れてしまい
苦しい想いをさせてしまいましたね
ほんとうにごめんなさい」
オプスがそう優しくカイナに話しかけている。
「オプス様……
本当にオプス様なのですか?」
カイナは信じられなかった、この世界が作られムエルテの闇の星に居たが、ムエルテさえもオプスがあの戦いで死んでしまったと思っていたのだ、そのオプスが静かにカイナに歩み寄りそっと抱きしめた。
カイナはオプスの慈愛と優しさ、そして何よりも地上を愛し慈しむ心、なにも変わらない、かつてどの神よりも慈悲深いその優しさを全身で感じていた。
その昔、何よりも誰よりも神を憎んだカイナを、何も聞かずに許してくれた闇の女神オプスの存在を確かに、その全身で感じていた。
「あの者が
闇の女神と言うのか……」
天界で一人の神が呟いた。
「はい……
闇の女神オプス
カイナの主神であり
誰よりも慈悲深く
誰よりも慈愛に満ち
誰よりも地上を愛され
ムエルテと同じように
世界を生み出すことも出来る
女神だそうです
皆よ見習いなさい……」
ムエルテから聞いていたようにエレナは話した。
許すと言う行いが人にとって何よりも神聖な行いだと言う事を、カイナはオプスに出会いそれを学んだ、憎しみに囚われては真実を見失い過ちを犯し罪を生み出してしまう。
全ての罪をオプスは償いも求めずに無償の愛でカイナを許し自らの天使として闇の力を与えた。
そのオプスの行いによって、カイナの神への憎しみは完全に打ち砕かれたのだ。
その過去を天界の神々は抱きしめ合う二人の姿から見て、カイナに罵声を浴びせた者達は自らの行いを恥じていた。
「我々が憎しみに囚われては
憎悪の神オディウムに
勝てるはずがありません……
我々がオディウムに
力を与えてどうするのです?
そして知って下さい
我ら天界の者達が奢り傲慢になれば
この世界はニヒル様の怒りに
触れてしまいます
神聖な行いがなんなのか
今一度皆で考えそれを行いなさい
あの闇の女神の様に」
その時エレナが天界に居る全ての神々にそう伝える様に言った、多くの神々がエレナの声を聞き、オプスの力を聞き偉大な女神と気付き、自らの行いを見直そうと考え始めていた。
「オプス様……」
カイナはただ喜び、その名を呼ぶことしか出来なかった。
「何も言わないで下さい
貴女を私は
一度も忘れてはいませんから」
カイナはそれを聞き骨のナイフをてばなした、静かに落ち僅かな音を立てて大地にそれは刺さった。
「もう大丈夫です
カイナ?
私の許しなく命を捨ててはなりません
貴女は私の……
たった一人の大切な天使なのですから
私を知る神は数える程しかいません
貴女が自らの手で命を落とせば
天使一人見れないのか?と
私が笑われてしまうじゃないですか
気を付けて下さいね」
オプスは相変わらず優しくカイナにそう言ったが、カイナはオプスが以前より少し性格が明るくなった気がした。
「はい
オプス様……ですが……」
カイナが何かを言いたそうにしている。
「?」
オプスはどうしたの?、と言う顔でカイナを見る。
「今度お姿を消される時は
私も連れて行って下さいね!
役目があっても必ず
伝えてからお願いします!
そうで無ければ
主神の居ない天使と
私が笑われてしまいます!」
カイナは溢れる喜びと、今までの寂しさを全て言葉に乗せてオプスに伝えた。
「はい解りましたよ
これは私を想い
信仰し続けてくれたご褒美です
受け取って下さい」
闇の女神オプスはカイナの骨の腕を触り、力を解放するとカイナの腕が再生しはじめるが、カイナはオプスの腕を触りそれを拒んだ。
「?」
オプスはまた聞こうとしている。
「オプス様
この腕は私の罪の証
許されたとはいえ
忘れてはなりません
私は永遠にカイナクルスを守る為に
それを忘れない様に
あの村は私が滅ぼしてしまった
私の故郷なんです……
何故この世界にあるのか解らない
でもっ!
今度は守るって決めたんです!
それを忘れない為に
このままにして下さいっ‼︎」
カイナは静かに涙を流していた。
その姿を見てユリナは気付いた、時を戻して何故記憶までもが流されてしまうのか、新しい人生、生まれ変わり、それを最大限美しいものにしようとした時、過去の記憶と言う物は無い方がその人の為になるからだと気付いた。
現にカイナは過去の罪を抱きしめて今でも苦しんでいる、重すぎる過去の記憶を持ち新しい世界で生きることが、必ずしも幸せであるとは限らないのだ。
神々はカイナの必死で償い続けようとする姿を見て、誰もカイナを責めようとする者は居なかった。
メトゥスですら初めて過去の世界のカイナを知った、他の神々は過去の世界すら知らない。
だが名も無い神が手をたたき祝福しはじめる、その神もカイナの過去を知るはずがない、そして一人また一人と続き気付けば全ての神々がカイナを祝福していた。
(カイナの故郷……)
パリィはそう想い、カイナクルスの村をマルティアの女王として責任持って大切にする事を心に決めていた。
「ちょっとフォルミド
あなた誰のペットなのよ?」
天界ではメトゥスがフォルミドにそう聞いているが、フォルミドはエレナに甘えている。
「メトゥス許してあげて
私がいつ話そうかと思ってて
丁度いい時だったからね」
エレナに可愛い笑顔でそう言われ、メトゥスはふーっとため息混じりに微笑んでいた。
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