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第七章:隣国の皇帝さえも、咸魚(しおづけうお)の虜
~最強のニート令嬢、ついに国賓として「何もしない」を宣言する~
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ディストブルグの王城に到着した私を待っていたのは、煌びやかな礼装に身を包んだ文武百官……ではなく、「静寂」だった。
アルベルト公爵の徹底した管理により、城中の床には厚手の絨毯が敷かれ、兵士たちは足音を立てないように訓練され、鳥のさえずりさえも防音魔法でカットされていた。
(((……何これ、最高じゃない。この国、私に向いてるわ……)))
私が寝ぼけ眼で馬車から降りると、そこにはアルベルトだけでなく、もう一人の威厳ある男が立っていた。金色の瞳に、どこか遊び心を感じさせる笑みを湛えた男――この国の若き皇帝、エドワードだ。
「アルベルトが心酔する『休息の聖女』とは君のことか。……なるほど、そのパジャマ姿で公の場に現れる度胸、ただ者ではないな」
皇帝エドワードは、私の姿を見て愉快そうに笑った。
「……皇帝陛下。失礼を承知で申し上げますが、私にとってパジャマは正装であり、戦闘服ですわ。……これ以上、私に何かをさせようとするなら、私はその場で『永久凍土の眠り』に入ります」
「くははは! 潔い! 気に入った。アルベルト、彼女の望み通りにせよ。ただし――」
皇帝は少しだけ声を落とし、私の耳元で囁いた。
「君が我が国にいる間、あの堅物なアルベルトに『サボり』の楽しさを教えてやってくれ。彼が働きすぎて倒れたら、我が国の軍が機能停止してしまうからな」
皇帝公認の「サボり教官」。 どうやら私の咸魚生活は、国境を越えてさらにグレードアップしてしまったらしい。
(((……分かったわ。公爵様を私と一緒に『お昼寝の沼』に引きずり込めばいいのね。任せなさい、それは私の得意分野よ)))
こうして、北の辺境から始まった私のぐうたら生活は、ついに一国の軍事バランスを揺るがす「国家プロジェクト」へと変貌していくのであった。
アルベルト公爵の徹底した管理により、城中の床には厚手の絨毯が敷かれ、兵士たちは足音を立てないように訓練され、鳥のさえずりさえも防音魔法でカットされていた。
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私が寝ぼけ眼で馬車から降りると、そこにはアルベルトだけでなく、もう一人の威厳ある男が立っていた。金色の瞳に、どこか遊び心を感じさせる笑みを湛えた男――この国の若き皇帝、エドワードだ。
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皇帝エドワードは、私の姿を見て愉快そうに笑った。
「……皇帝陛下。失礼を承知で申し上げますが、私にとってパジャマは正装であり、戦闘服ですわ。……これ以上、私に何かをさせようとするなら、私はその場で『永久凍土の眠り』に入ります」
「くははは! 潔い! 気に入った。アルベルト、彼女の望み通りにせよ。ただし――」
皇帝は少しだけ声を落とし、私の耳元で囁いた。
「君が我が国にいる間、あの堅物なアルベルトに『サボり』の楽しさを教えてやってくれ。彼が働きすぎて倒れたら、我が国の軍が機能停止してしまうからな」
皇帝公認の「サボり教官」。 どうやら私の咸魚生活は、国境を越えてさらにグレードアップしてしまったらしい。
(((……分かったわ。公爵様を私と一緒に『お昼寝の沼』に引きずり込めばいいのね。任せなさい、それは私の得意分野よ)))
こうして、北の辺境から始まった私のぐうたら生活は、ついに一国の軍事バランスを揺るがす「国家プロジェクト」へと変貌していくのであった。
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