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勝手な人です
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ラウロ様から手紙が届きました。
手紙には嫌がらせを止めるようにと書かれてあった。ライラ様が悲しんでいると…
手紙をくしゃりと握りしめてしまいましたが、何かの時の為に机の中にしまいました。
なんて勝手な人なんでしょう。
嫌がらせとはなんのことでしょうか…。
貴方達が私に行って来た数々の行いや暴言を嫌がらせと言うのです…
ライラ様が悲しむ?私が悲しんでいたことを知らないと言うのですね…
少しばかり苛立ちのせいか、手をギュッと握りしめてしまいました
その姿を見て侍女のアンナが気を利かせて、フルーツティーを淹れてくれました。
お義兄さまと行ったカフェのものです。
ひとくち口に入れるとフルーツの甘さがホッとして気分が落ち着きました。
温かいお茶とは不思議なものですね。荒んだ心があっという間に落ち着くのですから
******
~ビルト伯爵当主(ラウロ父)~
その頃ビルト伯爵家では…
「これは…この家具は…?」
ライラのサロンが出来上がったと聞き招待されたのはいいのだが…この家具は…このテーブルは…この絨毯は…
うちのものではない…全てがオーダー品で絨毯に至っては、人気で十年待ちと言われる名品中の名品…
「父上、どうしたとは?ここはライラのサロンですよ、生まれ変わったでしょう」
「この家具はどうしたと聞いている」
睨むように息子ラウロを見る
「シルヴィアが嫁ぐ際に持ってくるはずの家具ですけど、ライラが新しい家具が欲しいと言ったので、先に運ばせました。遅かれ早かれうちに運ぶのですから…」
「バカものっっ!
嫁ぐ際の家具というのは女性にとって、その家にとっても大事な大事なものなんだっ!!
勝手にそれを本人以外が使うなんて、常識を外れな真似をするな!」
ことの重大さがわかっていないような顔をする二人に怒鳴りつけたが
「気に入らないのならまた買えば良いでしょう。金でものを言わせるのが好きな家ですよ?」
「お父様、シルヴィアさんは特に何も言いませんでしたよ?」
「バカものっ!!!
すぐに金を出して変える品物ではない!!
このソファもテーブルもオーダー品だ!
どれだけ月日がかかったか…この絨毯は人気で十年待ち、」
「素敵ですものね。シルヴィアさんは商人の娘なだけあって見る目はありますね!」
「父上、まずお茶でも飲んで落ち着いて」
メイドが出してきたカップを見て
「このティーカップは…」
「素敵でしょう?これもシルヴィアさんが隠し持っていたので使って差し上げてます」
「…話にならんっ!ライラッ!お前が嫁に行く時に持たせる家具を先に他人が勝手に使ったらどう思う?!」
「そうですね…お嫁に行くのはまだ早いですけど、お古は絶~対に嫌ですよ!新しいものを持っていきます」
当たり前だ!と言う顔をするライラに頭痛がした
「…お前は同じ事をしている!シルヴィア嬢の家具を勝手に使っているんだぞっ」
「シルヴィアさん怒りませんでしたし、こんな素敵な家具を作っておいて使う機会も今のところないですもの。使わないと勿体無いですし有効活用ですよ」
「怒らないんではないっ!!
呆れているのだ!シルヴィア嬢をさん付けで呼ぶなっ!!!
どう言う教育を受けている?執事を呼べ!」
「父上、ライラはですね」
「お前はっ!口を出すなっ!」
その後執事が呼ばれことの次第を話し出した
「止めても注意をしても聞かないのです…シルヴィア様との約束をキャンセルする事から始まり、シルヴィア様のお名前でお買い物をし、最終的にはシルヴィア様の生活の家具まで、私の管理不足でございます」
頭を深く下げる執事
「…明日、ベック伯爵家へと行ってくる、このことも全て話をしてくる。その後にお前達の処罰を言い渡す事にする」
執事はさりげなく支払い済みの請求書を置いていった
衣服代・宝飾代…
金額を見て眩暈がした…
手紙には嫌がらせを止めるようにと書かれてあった。ライラ様が悲しんでいると…
手紙をくしゃりと握りしめてしまいましたが、何かの時の為に机の中にしまいました。
なんて勝手な人なんでしょう。
嫌がらせとはなんのことでしょうか…。
貴方達が私に行って来た数々の行いや暴言を嫌がらせと言うのです…
ライラ様が悲しむ?私が悲しんでいたことを知らないと言うのですね…
少しばかり苛立ちのせいか、手をギュッと握りしめてしまいました
その姿を見て侍女のアンナが気を利かせて、フルーツティーを淹れてくれました。
お義兄さまと行ったカフェのものです。
ひとくち口に入れるとフルーツの甘さがホッとして気分が落ち着きました。
温かいお茶とは不思議なものですね。荒んだ心があっという間に落ち着くのですから
******
~ビルト伯爵当主(ラウロ父)~
その頃ビルト伯爵家では…
「これは…この家具は…?」
ライラのサロンが出来上がったと聞き招待されたのはいいのだが…この家具は…このテーブルは…この絨毯は…
うちのものではない…全てがオーダー品で絨毯に至っては、人気で十年待ちと言われる名品中の名品…
「父上、どうしたとは?ここはライラのサロンですよ、生まれ変わったでしょう」
「この家具はどうしたと聞いている」
睨むように息子ラウロを見る
「シルヴィアが嫁ぐ際に持ってくるはずの家具ですけど、ライラが新しい家具が欲しいと言ったので、先に運ばせました。遅かれ早かれうちに運ぶのですから…」
「バカものっっ!
嫁ぐ際の家具というのは女性にとって、その家にとっても大事な大事なものなんだっ!!
勝手にそれを本人以外が使うなんて、常識を外れな真似をするな!」
ことの重大さがわかっていないような顔をする二人に怒鳴りつけたが
「気に入らないのならまた買えば良いでしょう。金でものを言わせるのが好きな家ですよ?」
「お父様、シルヴィアさんは特に何も言いませんでしたよ?」
「バカものっ!!!
すぐに金を出して変える品物ではない!!
このソファもテーブルもオーダー品だ!
どれだけ月日がかかったか…この絨毯は人気で十年待ち、」
「素敵ですものね。シルヴィアさんは商人の娘なだけあって見る目はありますね!」
「父上、まずお茶でも飲んで落ち着いて」
メイドが出してきたカップを見て
「このティーカップは…」
「素敵でしょう?これもシルヴィアさんが隠し持っていたので使って差し上げてます」
「…話にならんっ!ライラッ!お前が嫁に行く時に持たせる家具を先に他人が勝手に使ったらどう思う?!」
「そうですね…お嫁に行くのはまだ早いですけど、お古は絶~対に嫌ですよ!新しいものを持っていきます」
当たり前だ!と言う顔をするライラに頭痛がした
「…お前は同じ事をしている!シルヴィア嬢の家具を勝手に使っているんだぞっ」
「シルヴィアさん怒りませんでしたし、こんな素敵な家具を作っておいて使う機会も今のところないですもの。使わないと勿体無いですし有効活用ですよ」
「怒らないんではないっ!!
呆れているのだ!シルヴィア嬢をさん付けで呼ぶなっ!!!
どう言う教育を受けている?執事を呼べ!」
「父上、ライラはですね」
「お前はっ!口を出すなっ!」
その後執事が呼ばれことの次第を話し出した
「止めても注意をしても聞かないのです…シルヴィア様との約束をキャンセルする事から始まり、シルヴィア様のお名前でお買い物をし、最終的にはシルヴィア様の生活の家具まで、私の管理不足でございます」
頭を深く下げる執事
「…明日、ベック伯爵家へと行ってくる、このことも全て話をしてくる。その後にお前達の処罰を言い渡す事にする」
執事はさりげなく支払い済みの請求書を置いていった
衣服代・宝飾代…
金額を見て眩暈がした…
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