真実の愛のお相手に婚約者を譲ろうと頑張った結果、毎回のように戻ってくる件

さこの

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婚約者ルイス

ルイスが何かを察したようだ

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護衛が増やされた…
女性の護衛とゴリラのような護衛が追加された。女性は助かるけど、どうしてこんなに…
戦いに行くわけでもないのに屈強と言えば言葉は良いが、明らかに人間離れしている
全貌を見るには首が痛い

「急にどうして…?」
恐る恐るルイスを見る

あの後王宮での出来事、リカルドと話をしてようやく気持ちが落ち着いた頃、馬車に乗り邸に帰ろうとしたらマルロー家のタウンハウスに呼ばれ、ルイスの両親とルイスの三人に囲まれていた
リージアは怯えていた…なぜなら

「リージアが僕に何か内緒にしていることがありそうだから、仕方がないよね」
口調は優しく感じるが目は笑っていない

「リージアちゃんに何かあったら、パパ何をするか分からないよ?良いのかな、死人が出るよね、きっと」
恐ろしいことを笑顔で言うルイス父

「リージアちゃんがルイスと結婚できなくなったらママ悲しくてどうにかなっちゃうの、世の中どうでも良くなりそうよね…」
笑顔でリージアを見るルイス母怖い

「そんな事には、ならないと、思います…」
たじろぐリージア

「流石に僕も黙ってはいられないくらいに腹がたってるんだよね…」

あっ!これ本気のやつだ…なんで知っているのだろう、リカルドが報告するとは思えないし、護衛には聞かれていない
その後は涙が落ち着くまで部屋にいたし、お化粧も直したし、リカルドがうまくまとめてくれたし、フェリクスは何かしらの罰を与えられていると思う、怖くて聞けなかったが…


「ちょっとパパは陛下に会ってこようか」
「それではママは王妃に会ってこようかな」
にこりと笑うルイスの両親
「僕はリカルドに、」
立ち上がる三人

「やめてぇぇぇ…!」
リージアの悲鳴のような声がタウンハウスに木霊する

「二度はない、良いな?」
ルイスの冷たい目がリージアを捉えた
「は、はいっ」

「リージアちゃんにも護身術を学ばせる事にしよう、次何かあったらパパは、」
「はい、肝に銘じますから、お義父様お許しくださいぃ」
床に座り込みルイスの父のコートの裾に縋った

「わかればよろしい」
リージアを立ち上がらせ、ソファに座るように言う
「リージアちゃんこれから私の事はパパと呼ぶように!」
「は、はいっ」
「私はママね」
「は、はいっ」
「僕のことは呼び捨てで」
「…それは、ちょっと」
「呼べ」
「は、はいっ」

とんでもないところに嫁ごうとしているのかもしれない…
パパとママが王都にいる間は一緒にマルロー家のタウンハウスで生活するように言われた

夜会への出席もパパとママとルイスと行った
嬉しそうにうちの嫁と紹介されるので、少し恥ずかしくもなるが、付き合った
どの夜会に行ってもフェリクスの名前は出てこない!まるでフェリクスとの婚約が無かったかのようだ。不思議だ

ルイスはべったりリージアから離れないので社交界で噂になり、リージアは以前とは雰囲気が変わったと各所で言われた

夜会で会ったルシアには驚かれたが、良かったですね!と祝福された。
いつもの上から目線で…そこは変わらないのだが、お似合いですと言われて妙に嬉しかった

「べったりくっ付いていて恥ずかしくないの?」
顔を赤くしてリージアがルイスを見上げる
「どうして?全然っ」
そう言ってちゅっと口付けをされた

「ちょっと!こんなに人が多いところで、」
「あっ、来たな」
リカルドとカインが二人でこちらに向かってきた
「やぁ、リカルド、カイン殿も」
ルイスが爽やかな笑みで挨拶をする

「ディオン、せっかく王都にいるのに顔を出さないとは友人なのにつれないやつだな」

最近のリカルドは優しげだ、先日も助けてもらったし、愛想良くしておこう
にこにことルイスとリカルドの話を聞く

「僕怒っていてさ、王宮に行くと何をするか分からないから控えているんだけど?」
「……そうか」
リカルドがリージアの顔を見てくるので、言ってない!と言う意味を込めて頭を左右に振った

「リージアそろそろ帰ってこい、みんな寂しがっているぞ」
「お兄様、そうですね、」
「カイン殿、すみませんねがリージアと離れたがらなくて王都に滞在中は許して欲しい」
とても優しく笑った

「…そうですか、妹と公衆の面前でイチャイチャするのだけはやめていただきたいのだが…」
リージアをジロリと睨むカイン
びくっと肩を震わせると、ルイスは肩を撫で

「イチャイチャなど…普通のことですよ、不埒な奴がいつ出てくるとは限りませんからね」
そうだよね?とリカルドとリージアを見るルイス

「…カイン、そこは、良いんじゃないか、許してやれ」
ルイスの冷たい視線に焦るリカルドだった





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