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第一部 転生編
第52話 そんなルールはありません
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パピ達を連れてダンジョンから出てきた【黄金の風】のメンバーとクレイ。
パピ 「あ! アイツラだ!」
ガミオラ 「ああん? なんだお前らか…。汚ねぇ面をみせんじゃねぇって言っただろうが」
しっしっと手を振るガミオラ。
アレン 「おい、お前ら。パピ達に酷い事をしたらしいな?」
ガミオラ 「ああん? 何の事だか分からねぇなぁ」
アレン 「本人達の前で恍けられると思ってるのか?」
ガミオラ 「そいつらは冒険者ですらねぇただの浮浪者のガキどもだ。そういうヤツらは平気で嘘をつくもんだ。俺はCランクの冒険者だぞ? どっちの証言が信用されるかな? お前らのランクがどれくらいか知らんが、簡単に騙されるようじゃ、せいぜいEかDってところか?」
ノウズ 「俺達はBランクの冒険者なんですが何か?」
ガミオラ 「?! Bだと…?! ちっ! おいお、行くぞ!」
アレン 「待てよ!」
そのまま行こうとするガミオラの腕をアレンが掴んだが、それを振り払うガミオラ。
ガミオラ 「俺達が何かしたって証拠でもあるのか?! だいたい、ダンジョンの中は法が及ばない、何があっても自己責任の世界だろうが? 自力でなんとかできねぇガキはダンジョンに入るなってこった」
アレン 「証拠が残らないので立証が難しいというだけで、ダンジョンの中にも法は適用される。ましてや殺人は重罪だ」
ガミオラ 「殺人? って死んでねぇじゃねぇか…」
クレイ 「殺人未遂だな」
ガミオラ 「プッ…未遂だとよ。ダンジョンの中は自己責任だ! どうしてもって言うなら俺達がやったって証拠を出せよ。そのガキどもが嘘をついてないって証拠もな!」
アレン 「おまえぇ…!」
ガミオラ 「なんだ、喧嘩売るのか? ダンジョンの中ならいざしらず、外で暴行すりゃ立派な犯罪だぞ? みんな見てる」
ガミオラ 「誰か助けてくれぇ!! 不良冒険者に金を出せって脅されてる!!」
ノウズ 「構わねぇ! やっちまおうぜ!」
パティ 「ちょ、まずいわよ」
既にアレンとガミオラ達の周囲には野次馬が集まってきている。
パピ 「ちょ! 待って! やめて! もういいよアレンさん! 僕達の事は大丈夫だからさ! たしかにダンジョンは自己責任だよ、俺達が悪いんだ!」
アレン 「……そうか。まぁ後でギルドには報告しておく」
パピ 「いいってば! 変に騒ぎを起こして、僕達が恨みを買っても困るよ」
アレン 「むぅ…」
ガミオラ 「ふん、ギルドに報告ねぇ…」
その場は解散となり、街に戻ったアレン達。
だが、ギルドに戻ると、アレン達の不法行為をギルドに訴えるガミオラ達が居たのであった。
* * * *
ヴァレットの冒険者ギルドにアレン達が入ってくる。
一足先についていたガミオラがカウンターで受付嬢に
言った。
ガミオラ 「来たぜ!」
アレン 「?」
受付嬢は渋々アレン達に声を掛ける。
受付嬢 「あの、アレンさん、黄金の風の皆さん。あなた方がギルドのルールに違反してると訴えがありまして」
アレン 「なんのことだ???」
ガミオラ 「コイツラは、ダンジョンに冒険者でもねぇガキ共を入れたんだ。これは重大なルール違反のはずだよな?」
受付嬢 「…はい???」
トニー 「馬鹿だねぇ…」
受付嬢 「そのようなルールはありませんが???」
ガミオラ 「何??? そんなはずはねぇ! 冒険者でもねぇ子供をダンジョンに入れるのは禁止されてるはずだ」
受付嬢 「確かに、ペイトティクバは子供の保護のために、子供だけでダンジョンに入るのは禁止していますが、冒険者と一緒なら入っても良い事になっているんですよ?」
ガミオラ 「ははぁ、さては勉強不足だな? 最近ルールが変わったんだよ! ギルド本部から通達が出てるはずだ! たとえ冒険者と一緒でも未成年のガキがダンジョンに入るのは前面禁止になったはずだ! ちゃんと調べてみろ!」
受付嬢は仕方なくあらためて資料を調べるが、そんなルール変更はないと答える。それでもガミオラが食い下がるので、ギルドの通信端末を使って本部に問い合わせてみたが、やはり、そんなルールはないとの事であった。
ガミオラ 「そんな馬鹿な! 確かにルールは変更させたはずだ!」
ノウズ 「させた???」
ガミオラ 「ああ! 何を隠そう、ルールを変更させたのはこの俺だからな! カフールのダンジョンで、ダンジョンに入り込んでいたクソガキ共のせいで仲間が死んだんだ! だからギルドに働きかけてルールを変えさせたんだよ!」
受付嬢 「あの…ダンジョンのルールは、ダンジョンごとに決まっていますので…。統一のルールというのはないんですよ?」
ガミオラ 「なん…だと? カフールのダンジョンは冒険者ギルドが管理していたんだぞ? ギルド職員はちゃんと他のダンジョンにも通達を出すって言ってたのに!」
受付嬢 「報告は上がっていないようですねぇ。そもそもここは、ヴァレットとラーズの領主と冒険者ギルドの共同管理ダンジョンですので、ルールはギルド管理のダンジョンとは違うのは当然ですね」
ガミオラ 「なんだと!? くそーーーーーっ!!」
ダンとカウンターを叩くガミオラ。
ガミオラ 「覚えてろよ!」
そのまま出ていこうとするが、ノウズが出口に立ち塞がる。
アレン 「待てよ、報告がある」
パピ 「あ! アイツラだ!」
ガミオラ 「ああん? なんだお前らか…。汚ねぇ面をみせんじゃねぇって言っただろうが」
しっしっと手を振るガミオラ。
アレン 「おい、お前ら。パピ達に酷い事をしたらしいな?」
ガミオラ 「ああん? 何の事だか分からねぇなぁ」
アレン 「本人達の前で恍けられると思ってるのか?」
ガミオラ 「そいつらは冒険者ですらねぇただの浮浪者のガキどもだ。そういうヤツらは平気で嘘をつくもんだ。俺はCランクの冒険者だぞ? どっちの証言が信用されるかな? お前らのランクがどれくらいか知らんが、簡単に騙されるようじゃ、せいぜいEかDってところか?」
ノウズ 「俺達はBランクの冒険者なんですが何か?」
ガミオラ 「?! Bだと…?! ちっ! おいお、行くぞ!」
アレン 「待てよ!」
そのまま行こうとするガミオラの腕をアレンが掴んだが、それを振り払うガミオラ。
ガミオラ 「俺達が何かしたって証拠でもあるのか?! だいたい、ダンジョンの中は法が及ばない、何があっても自己責任の世界だろうが? 自力でなんとかできねぇガキはダンジョンに入るなってこった」
アレン 「証拠が残らないので立証が難しいというだけで、ダンジョンの中にも法は適用される。ましてや殺人は重罪だ」
ガミオラ 「殺人? って死んでねぇじゃねぇか…」
クレイ 「殺人未遂だな」
ガミオラ 「プッ…未遂だとよ。ダンジョンの中は自己責任だ! どうしてもって言うなら俺達がやったって証拠を出せよ。そのガキどもが嘘をついてないって証拠もな!」
アレン 「おまえぇ…!」
ガミオラ 「なんだ、喧嘩売るのか? ダンジョンの中ならいざしらず、外で暴行すりゃ立派な犯罪だぞ? みんな見てる」
ガミオラ 「誰か助けてくれぇ!! 不良冒険者に金を出せって脅されてる!!」
ノウズ 「構わねぇ! やっちまおうぜ!」
パティ 「ちょ、まずいわよ」
既にアレンとガミオラ達の周囲には野次馬が集まってきている。
パピ 「ちょ! 待って! やめて! もういいよアレンさん! 僕達の事は大丈夫だからさ! たしかにダンジョンは自己責任だよ、俺達が悪いんだ!」
アレン 「……そうか。まぁ後でギルドには報告しておく」
パピ 「いいってば! 変に騒ぎを起こして、僕達が恨みを買っても困るよ」
アレン 「むぅ…」
ガミオラ 「ふん、ギルドに報告ねぇ…」
その場は解散となり、街に戻ったアレン達。
だが、ギルドに戻ると、アレン達の不法行為をギルドに訴えるガミオラ達が居たのであった。
* * * *
ヴァレットの冒険者ギルドにアレン達が入ってくる。
一足先についていたガミオラがカウンターで受付嬢に
言った。
ガミオラ 「来たぜ!」
アレン 「?」
受付嬢は渋々アレン達に声を掛ける。
受付嬢 「あの、アレンさん、黄金の風の皆さん。あなた方がギルドのルールに違反してると訴えがありまして」
アレン 「なんのことだ???」
ガミオラ 「コイツラは、ダンジョンに冒険者でもねぇガキ共を入れたんだ。これは重大なルール違反のはずだよな?」
受付嬢 「…はい???」
トニー 「馬鹿だねぇ…」
受付嬢 「そのようなルールはありませんが???」
ガミオラ 「何??? そんなはずはねぇ! 冒険者でもねぇ子供をダンジョンに入れるのは禁止されてるはずだ」
受付嬢 「確かに、ペイトティクバは子供の保護のために、子供だけでダンジョンに入るのは禁止していますが、冒険者と一緒なら入っても良い事になっているんですよ?」
ガミオラ 「ははぁ、さては勉強不足だな? 最近ルールが変わったんだよ! ギルド本部から通達が出てるはずだ! たとえ冒険者と一緒でも未成年のガキがダンジョンに入るのは前面禁止になったはずだ! ちゃんと調べてみろ!」
受付嬢は仕方なくあらためて資料を調べるが、そんなルール変更はないと答える。それでもガミオラが食い下がるので、ギルドの通信端末を使って本部に問い合わせてみたが、やはり、そんなルールはないとの事であった。
ガミオラ 「そんな馬鹿な! 確かにルールは変更させたはずだ!」
ノウズ 「させた???」
ガミオラ 「ああ! 何を隠そう、ルールを変更させたのはこの俺だからな! カフールのダンジョンで、ダンジョンに入り込んでいたクソガキ共のせいで仲間が死んだんだ! だからギルドに働きかけてルールを変えさせたんだよ!」
受付嬢 「あの…ダンジョンのルールは、ダンジョンごとに決まっていますので…。統一のルールというのはないんですよ?」
ガミオラ 「なん…だと? カフールのダンジョンは冒険者ギルドが管理していたんだぞ? ギルド職員はちゃんと他のダンジョンにも通達を出すって言ってたのに!」
受付嬢 「報告は上がっていないようですねぇ。そもそもここは、ヴァレットとラーズの領主と冒険者ギルドの共同管理ダンジョンですので、ルールはギルド管理のダンジョンとは違うのは当然ですね」
ガミオラ 「なんだと!? くそーーーーーっ!!」
ダンとカウンターを叩くガミオラ。
ガミオラ 「覚えてろよ!」
そのまま出ていこうとするが、ノウズが出口に立ち塞がる。
アレン 「待てよ、報告がある」
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