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オリソン国③
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イーサンに『君が好きすぎるんじゃないか』と言われた言葉を思い出すと、ミルヒーナは眉間に皺が寄ってしまう。
カイはその言葉を横で聞いて大笑いしていた。
「男なんて好きな女の前では餓鬼と一緒だからな」
みんなで楽しく食事をしているのに、リヴィのことを思い出すと不味くなってしまう。
どれだけ彼に冷たい態度をされてきたことか。仲の良かった幼馴染が突然冷たくなり、意地悪をされ、彼の取巻きたちと共に馬鹿にされミルヒーナの心はリヴィに対してもう受け入れられないところまで来ていた。
カトリーヌはそんなミルヒーナを見て
「わたしもね、イーサンと色々あったのよ」
と慰められた。
「ほんっと、男って最低よね?わたしはこの髪の色のせいでかなり辛い目にあったの。それにイーサンは婚約者のわたしがいるのに他の子と仲良くしたり、わたしに冷たくしたりと、とても意地悪だったわ」
「すまない……」
イーサンがカトリーヌの顔を見ながら昔を思い出しながら謝った。
「………あ、あの……」
ミルヒーナはそんな二人を見てどう言葉を返したらいいのか分からず固まっていた。
カイはそんな三人に……
「ほら、飯が不味くなる。もういいから食え!カトリーヌもグレイスが寝てる間しかゆっくりできないんだぞ」
ーーお二人はとても幸せそうだけど、結婚前には色々あったのね。
詳しくは分からないけど、目の前にいるイーサン様はカトリーヌ様に対して婚約者なのにいろいろダメな態度しか取れなかったのだと分かった。
それでもお互いそこに愛があったから結ばれたのよね?
ーーわたしとリヴィの間には恋愛感情がないから……なのに結婚するなんて……彼と婚約していなければ他の人を選べたのに……
もしリヴィとの婚約解消の申請をして承認され、新しい婚約者を見つけて申請して、と面倒くさい手続きをするとなると、また手続きだけで数ヶ月かかる。
婚約してからすぐに結婚はできない。半年の期間は必要とされている。ミルヒーナとリヴィが16歳の誕生日を迎えた頃、二人の婚約期間もちょうど半年を過ぎる。
今から新しい婚約者を選んでとなると、またさらに半年以上ズレ込んでしまう。
それはかなりの借金を抱えることになるカイヤ伯爵家にとっては厳しい状況になってしまう。リヴィと婚約解消すればいくら仲が良いとは言え助けてもらうのも憚られる。共同事業だとはいえ、甘えることは難しくなり持ち堪えることができないかもしれない。
ーーせめてお父様が意識を取り戻してくださればいいのだけど。
鉱山を早く再開させて、アルゼン伯爵家との共同事業を成功させるのが一番早くカイヤ家を救うことになる。
それなりの財力はあった我が家も今回の大事故で窮地に陥っていることだろう。お母様一人では手に余ってしまう。
そばに居てあげたいけど今のわたしではさらに迷惑をかけてしまう。
それに、わたしがもし王家か神殿に連れて行かれれば、魔力を受け渡すだけの『物』として扱われてしまうだろう。
たくさんの人々を『癒し』続けるために【譲渡】するのか他国との戦争など争いの場所で【譲渡】するのか。
未来は闇に飲み込まれてしまうような辛い日々しか思い付かない。
ミルヒーナが思い詰めているのに気がついたイーサン。
「ミルヒーナ、少しは食べなさい。辛い時こそしっかり食べてしっかり眠るんだ。そうしないと考えることが悪い方にしか向かないよ」
「あっ…」ミルヒーナは我に返り「そうですよね……」とボソッと呟いた。そうは言ってもなかなか食欲はわかない。
イーサンとカイは互いに顔を見合わせて少し困った顔をした。魔法に関してはあまり情報がないので動きにくくミルヒーナに手助けすることは難しい。
鉱山事故の再開の手助けならいくらでも出来るのだが、ミルヒーナの抱える問題が特殊な魔法に関してなので今はオリソン国で守ってあげることしかできないでいた。
たぶんウェルシヤ国でもミルヒーナを守ることを一番の優先順位と考えてトーマスが動いているのだろうとイーサン達は考えている。
この可愛らしい女の子を守る最善の方法が結婚だったのだろう。
バードン侯爵もまたトーマスの依頼を受けてカイに託すのが一番いいと思ったようだ。
ウェルシヤ国の国王が出てきた時に、それを抑え込めるのはオリソン国の王兄でもあり、世界を飛び回り裏社会の情報をいちばん知っているカイしかいない。
カイがミルヒーナを気に入ってくれれば盾になってくれる。バードン侯爵はそう思って賭けに出た。
カイは自分が気に入ったら全力で守ってくれる。
ミルヒーナはこの国に来てカイを始めイーサンやイアン、カトリーヌやオリエという他国とはいえかなり大きな後ろ盾を得て守られていることを本人は知らない。
何度となくウェルシヤ国から接触してきているが全て跳ね除けられている。
魔法が使える者達だが、他国であからさまに魔法は使えない。他国での魔法は禁じられているし無理やり使えば問題となる。もちろん正当な理由で魔法を使うことは出来るのだが。
魔法を使わない国ではウェルシヤ国の人たちよりも剣や体術はかなり優れていて、闘うだけなら強い。
魔法に頼っているウェルシヤ国はやはり魔法が使えないと思った以上に弱い人たちが多かった。(それはカイ達強い人たち目線だけなのだが)
カイ達は今の所追い返しているが相手も強行手段には出てきていない。
この国で過ごす3ヶ月間はミルヒーナが少しでも笑っていられるようにとカイ達は全力で守っていた。
◆ ◆ ◆
【え?嫌です、我慢なんて致しません!わたしの好きにさせてもらいます】
こちらの話でイーサンとカトリーヌが出てきます。
【そんなに側妃を愛しているなら邪魔者のわたしは消えることにします。】
こちらの話でイアンとオリエの話が出てきます。
たぶんリヴィよりももっと………読んだことがある方はお分かりだと思いますが……
カイはその言葉を横で聞いて大笑いしていた。
「男なんて好きな女の前では餓鬼と一緒だからな」
みんなで楽しく食事をしているのに、リヴィのことを思い出すと不味くなってしまう。
どれだけ彼に冷たい態度をされてきたことか。仲の良かった幼馴染が突然冷たくなり、意地悪をされ、彼の取巻きたちと共に馬鹿にされミルヒーナの心はリヴィに対してもう受け入れられないところまで来ていた。
カトリーヌはそんなミルヒーナを見て
「わたしもね、イーサンと色々あったのよ」
と慰められた。
「ほんっと、男って最低よね?わたしはこの髪の色のせいでかなり辛い目にあったの。それにイーサンは婚約者のわたしがいるのに他の子と仲良くしたり、わたしに冷たくしたりと、とても意地悪だったわ」
「すまない……」
イーサンがカトリーヌの顔を見ながら昔を思い出しながら謝った。
「………あ、あの……」
ミルヒーナはそんな二人を見てどう言葉を返したらいいのか分からず固まっていた。
カイはそんな三人に……
「ほら、飯が不味くなる。もういいから食え!カトリーヌもグレイスが寝てる間しかゆっくりできないんだぞ」
ーーお二人はとても幸せそうだけど、結婚前には色々あったのね。
詳しくは分からないけど、目の前にいるイーサン様はカトリーヌ様に対して婚約者なのにいろいろダメな態度しか取れなかったのだと分かった。
それでもお互いそこに愛があったから結ばれたのよね?
ーーわたしとリヴィの間には恋愛感情がないから……なのに結婚するなんて……彼と婚約していなければ他の人を選べたのに……
もしリヴィとの婚約解消の申請をして承認され、新しい婚約者を見つけて申請して、と面倒くさい手続きをするとなると、また手続きだけで数ヶ月かかる。
婚約してからすぐに結婚はできない。半年の期間は必要とされている。ミルヒーナとリヴィが16歳の誕生日を迎えた頃、二人の婚約期間もちょうど半年を過ぎる。
今から新しい婚約者を選んでとなると、またさらに半年以上ズレ込んでしまう。
それはかなりの借金を抱えることになるカイヤ伯爵家にとっては厳しい状況になってしまう。リヴィと婚約解消すればいくら仲が良いとは言え助けてもらうのも憚られる。共同事業だとはいえ、甘えることは難しくなり持ち堪えることができないかもしれない。
ーーせめてお父様が意識を取り戻してくださればいいのだけど。
鉱山を早く再開させて、アルゼン伯爵家との共同事業を成功させるのが一番早くカイヤ家を救うことになる。
それなりの財力はあった我が家も今回の大事故で窮地に陥っていることだろう。お母様一人では手に余ってしまう。
そばに居てあげたいけど今のわたしではさらに迷惑をかけてしまう。
それに、わたしがもし王家か神殿に連れて行かれれば、魔力を受け渡すだけの『物』として扱われてしまうだろう。
たくさんの人々を『癒し』続けるために【譲渡】するのか他国との戦争など争いの場所で【譲渡】するのか。
未来は闇に飲み込まれてしまうような辛い日々しか思い付かない。
ミルヒーナが思い詰めているのに気がついたイーサン。
「ミルヒーナ、少しは食べなさい。辛い時こそしっかり食べてしっかり眠るんだ。そうしないと考えることが悪い方にしか向かないよ」
「あっ…」ミルヒーナは我に返り「そうですよね……」とボソッと呟いた。そうは言ってもなかなか食欲はわかない。
イーサンとカイは互いに顔を見合わせて少し困った顔をした。魔法に関してはあまり情報がないので動きにくくミルヒーナに手助けすることは難しい。
鉱山事故の再開の手助けならいくらでも出来るのだが、ミルヒーナの抱える問題が特殊な魔法に関してなので今はオリソン国で守ってあげることしかできないでいた。
たぶんウェルシヤ国でもミルヒーナを守ることを一番の優先順位と考えてトーマスが動いているのだろうとイーサン達は考えている。
この可愛らしい女の子を守る最善の方法が結婚だったのだろう。
バードン侯爵もまたトーマスの依頼を受けてカイに託すのが一番いいと思ったようだ。
ウェルシヤ国の国王が出てきた時に、それを抑え込めるのはオリソン国の王兄でもあり、世界を飛び回り裏社会の情報をいちばん知っているカイしかいない。
カイがミルヒーナを気に入ってくれれば盾になってくれる。バードン侯爵はそう思って賭けに出た。
カイは自分が気に入ったら全力で守ってくれる。
ミルヒーナはこの国に来てカイを始めイーサンやイアン、カトリーヌやオリエという他国とはいえかなり大きな後ろ盾を得て守られていることを本人は知らない。
何度となくウェルシヤ国から接触してきているが全て跳ね除けられている。
魔法が使える者達だが、他国であからさまに魔法は使えない。他国での魔法は禁じられているし無理やり使えば問題となる。もちろん正当な理由で魔法を使うことは出来るのだが。
魔法を使わない国ではウェルシヤ国の人たちよりも剣や体術はかなり優れていて、闘うだけなら強い。
魔法に頼っているウェルシヤ国はやはり魔法が使えないと思った以上に弱い人たちが多かった。(それはカイ達強い人たち目線だけなのだが)
カイ達は今の所追い返しているが相手も強行手段には出てきていない。
この国で過ごす3ヶ月間はミルヒーナが少しでも笑っていられるようにとカイ達は全力で守っていた。
◆ ◆ ◆
【え?嫌です、我慢なんて致しません!わたしの好きにさせてもらいます】
こちらの話でイーサンとカトリーヌが出てきます。
【そんなに側妃を愛しているなら邪魔者のわたしは消えることにします。】
こちらの話でイアンとオリエの話が出てきます。
たぶんリヴィよりももっと………読んだことがある方はお分かりだと思いますが……
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