11 / 25
第11話 魔導書のページと、開きやすい栞
しおりを挟む
「また雨か……。この地方は呪われているのかしら」
ソフィアがテントの中で溜息をついた。
外は激しい雨が降り続いている。
湿度は最悪だ。何もかもがジメジメとしていて、不快指数は天井知らずだ。
「おい、魔術師。湿気で紙が腐るぞ。ちゃんと手入れしてるか?」
エルザが自分の剣を布で拭きながら揶揄う。
ソフィアは眉をひそめて、愛用の魔導書を抱きしめた。
「失礼ね。私の魔導書は『不朽の羊皮紙』でできているのよ。水濡れ程度でダメになるような安物じゃないわ」
彼女はそう言うが、俺の目は誤魔化せない。
俺は焚き火の番をしながら、彼女の膝の上にある分厚い本を「鑑定」した。
【宮廷魔導書(上級編)】
【品質:A】
【状態:吸湿による膨張、ページの癒着(中)】
【注記:湿気でインクと紙が微細に粘つき、ページがめくりにくい。緊急時に特定のページを開くのに三秒のロスが発生する】
「不朽」なんていうのは商品名だけだ。
実際は、湿気を吸って紙が波打ち、ページ同士が微妙にくっついている。
魔術師にとって、魔導書はただの教科書ではない。
高度な術式を構築するための外部メモリであり、詠唱のガイドだ。
コンマ一秒を争う戦闘中に「ページが開かない!」なんてことになれば、その隙に首を狩られる。
「……少し休むわ。起こさないでね」
ソフィアは魔導書を枕元に置き、毛布にくるまった。
雨音にかき消されるように、すぐに静かな寝息が聞こえ始める。
エルザも見張りを俺に任せて、仮眠に入った。
チャンスだ。
俺は音もなくソフィアの枕元へ近づき、魔導書を回収した。
ずっしりと重い。湿気を吸っている証拠だ。
俺は道具袋から『乾燥石の粉末』を取り出した。
これを布袋に入れ、魔導書と一緒に密閉容器(ただの木箱だが、蝋で隙間を埋めてある)に入れる。
一晩置けば、湿気はかなり取れるはずだ。
だが、それだけじゃ足りない。またすぐに湿気を吸うだろう。
俺はもっと物理的な解決策を施すことにした。
『インデックス加工』だ。
彼女が戦闘でよく使う攻撃魔法、防御魔法、緊急回避魔法。
それぞれのページ端に、指先の感覚だけでわかる「段差」を作る。
ページの一部をカミソリでコンマ数ミリ削り、そこに透明な樹脂を薄く塗って補強する。
見た目は変わらないが、指を滑らせると、必ずそのページで指が引っかかるようになる。
さらに、ページとページの間に、微細な『雲母(マイカ)の粉』をまぶす。
これは潤滑剤の役割を果たし、紙同士の摩擦をゼロにする。
これで、どんなに湿度が高くても、ページはサラサラと滑るように開くはずだ。
作業時間、二十分。
俺は加工を終えた魔導書を、乾燥剤入りの箱から取り出し、元の場所に戻した。
見た目は少しふっくら感が消え、引き締まっている。
翌日。
雨は上がったが、森の中は濃い霧に包まれていた。
視界が悪い。
こういう時は、奇襲を受けやすい。
「キシャァァァッ!」
突然、頭上から奇声が響いた。
『アシッド・スパイダー』だ。
木の上に潜んでいた巨大蜘蛛が、酸の糸を吐き出しながら降下してくる。
「っ!? 上か!」
エルザが反応するが、糸の範囲が広い。
回避が間に合わない。
酸を浴びれば、装備ごと溶かされる。
「ソフィア! 防壁だ!」
「えっ!? あ、ええっ!」
ソフィアが慌てて魔導書を開こうとする。
必要なのは『風の障壁(ウィンド・ウォール)』。
魔導書の中盤、百二十八ページにある呪文だ。
普通の魔術師なら、焦ってページを探し、もたつく場面だ。
湿気で紙が張り付いていれば尚更だ。
だが。
パサッ。
ソフィアの指が、吸い込まれるようにページを開いた。
俺が作った「段差」に指が掛かり、雲母の粉が摩擦を消したことで、本が「そこを開け」と言わんばかりに展開したのだ。
思考と動作のタイムラグ、ゼロ。
「大気よ、盾となれ! 『ウィンド・ウォール』!」
即座に展開された風の壁が、降り注ぐ酸の糸を吹き飛ばした。
ジュワジュワと音を立てて酸が周囲の地面を焼くが、俺たちは無傷だ。
「ナイスだ!」
エルザが風の壁を突き抜けて跳躍し、無防備になった蜘蛛を一刀両断にした。
戦闘終了。
まさに危機一髪だった。
「ふぅ……危なかったわね」
ソフィアは魔導書を閉じた。
彼女自身、今の反応速度に驚いているようだった。
「(焦っていたのに、手が勝手に動いたわ……。まるで魔導書が私の意思を読み取ったみたいに)」
彼女はパラパラと本をめくってみる。
サラサラと心地よい音を立てて、ページが滑る。
湿気の影響など微塵も感じさせない。
「すごい……。私の魔力との同調率が上がっているのね。この本も、私と共に成長しているんだわ」
彼女は愛おしそうに魔導書の表紙を撫でた。
そのページの端に、俺が塗った樹脂の微かな光沢があることには気づかない。
彼女の中では「一流の魔術師は道具と心を通わせる」というロマンチックな解釈で完結しているようだ。
「さあ、行くわよ。私の『パートナー』がいれば、どんな奇襲も怖くないわ」
ソフィアは魔導書を小脇に抱え、意気揚々と歩き出す。
その足取りは軽い。
俺はこっそりと安堵の息をついた。
雲母の粉はまだ残っている。
次に湿気が酷くなったら、またこっそり粉をまぶしてやろう。
俺たちの命を守る「滑り」を維持するために。
ソフィアがテントの中で溜息をついた。
外は激しい雨が降り続いている。
湿度は最悪だ。何もかもがジメジメとしていて、不快指数は天井知らずだ。
「おい、魔術師。湿気で紙が腐るぞ。ちゃんと手入れしてるか?」
エルザが自分の剣を布で拭きながら揶揄う。
ソフィアは眉をひそめて、愛用の魔導書を抱きしめた。
「失礼ね。私の魔導書は『不朽の羊皮紙』でできているのよ。水濡れ程度でダメになるような安物じゃないわ」
彼女はそう言うが、俺の目は誤魔化せない。
俺は焚き火の番をしながら、彼女の膝の上にある分厚い本を「鑑定」した。
【宮廷魔導書(上級編)】
【品質:A】
【状態:吸湿による膨張、ページの癒着(中)】
【注記:湿気でインクと紙が微細に粘つき、ページがめくりにくい。緊急時に特定のページを開くのに三秒のロスが発生する】
「不朽」なんていうのは商品名だけだ。
実際は、湿気を吸って紙が波打ち、ページ同士が微妙にくっついている。
魔術師にとって、魔導書はただの教科書ではない。
高度な術式を構築するための外部メモリであり、詠唱のガイドだ。
コンマ一秒を争う戦闘中に「ページが開かない!」なんてことになれば、その隙に首を狩られる。
「……少し休むわ。起こさないでね」
ソフィアは魔導書を枕元に置き、毛布にくるまった。
雨音にかき消されるように、すぐに静かな寝息が聞こえ始める。
エルザも見張りを俺に任せて、仮眠に入った。
チャンスだ。
俺は音もなくソフィアの枕元へ近づき、魔導書を回収した。
ずっしりと重い。湿気を吸っている証拠だ。
俺は道具袋から『乾燥石の粉末』を取り出した。
これを布袋に入れ、魔導書と一緒に密閉容器(ただの木箱だが、蝋で隙間を埋めてある)に入れる。
一晩置けば、湿気はかなり取れるはずだ。
だが、それだけじゃ足りない。またすぐに湿気を吸うだろう。
俺はもっと物理的な解決策を施すことにした。
『インデックス加工』だ。
彼女が戦闘でよく使う攻撃魔法、防御魔法、緊急回避魔法。
それぞれのページ端に、指先の感覚だけでわかる「段差」を作る。
ページの一部をカミソリでコンマ数ミリ削り、そこに透明な樹脂を薄く塗って補強する。
見た目は変わらないが、指を滑らせると、必ずそのページで指が引っかかるようになる。
さらに、ページとページの間に、微細な『雲母(マイカ)の粉』をまぶす。
これは潤滑剤の役割を果たし、紙同士の摩擦をゼロにする。
これで、どんなに湿度が高くても、ページはサラサラと滑るように開くはずだ。
作業時間、二十分。
俺は加工を終えた魔導書を、乾燥剤入りの箱から取り出し、元の場所に戻した。
見た目は少しふっくら感が消え、引き締まっている。
翌日。
雨は上がったが、森の中は濃い霧に包まれていた。
視界が悪い。
こういう時は、奇襲を受けやすい。
「キシャァァァッ!」
突然、頭上から奇声が響いた。
『アシッド・スパイダー』だ。
木の上に潜んでいた巨大蜘蛛が、酸の糸を吐き出しながら降下してくる。
「っ!? 上か!」
エルザが反応するが、糸の範囲が広い。
回避が間に合わない。
酸を浴びれば、装備ごと溶かされる。
「ソフィア! 防壁だ!」
「えっ!? あ、ええっ!」
ソフィアが慌てて魔導書を開こうとする。
必要なのは『風の障壁(ウィンド・ウォール)』。
魔導書の中盤、百二十八ページにある呪文だ。
普通の魔術師なら、焦ってページを探し、もたつく場面だ。
湿気で紙が張り付いていれば尚更だ。
だが。
パサッ。
ソフィアの指が、吸い込まれるようにページを開いた。
俺が作った「段差」に指が掛かり、雲母の粉が摩擦を消したことで、本が「そこを開け」と言わんばかりに展開したのだ。
思考と動作のタイムラグ、ゼロ。
「大気よ、盾となれ! 『ウィンド・ウォール』!」
即座に展開された風の壁が、降り注ぐ酸の糸を吹き飛ばした。
ジュワジュワと音を立てて酸が周囲の地面を焼くが、俺たちは無傷だ。
「ナイスだ!」
エルザが風の壁を突き抜けて跳躍し、無防備になった蜘蛛を一刀両断にした。
戦闘終了。
まさに危機一髪だった。
「ふぅ……危なかったわね」
ソフィアは魔導書を閉じた。
彼女自身、今の反応速度に驚いているようだった。
「(焦っていたのに、手が勝手に動いたわ……。まるで魔導書が私の意思を読み取ったみたいに)」
彼女はパラパラと本をめくってみる。
サラサラと心地よい音を立てて、ページが滑る。
湿気の影響など微塵も感じさせない。
「すごい……。私の魔力との同調率が上がっているのね。この本も、私と共に成長しているんだわ」
彼女は愛おしそうに魔導書の表紙を撫でた。
そのページの端に、俺が塗った樹脂の微かな光沢があることには気づかない。
彼女の中では「一流の魔術師は道具と心を通わせる」というロマンチックな解釈で完結しているようだ。
「さあ、行くわよ。私の『パートナー』がいれば、どんな奇襲も怖くないわ」
ソフィアは魔導書を小脇に抱え、意気揚々と歩き出す。
その足取りは軽い。
俺はこっそりと安堵の息をついた。
雲母の粉はまだ残っている。
次に湿気が酷くなったら、またこっそり粉をまぶしてやろう。
俺たちの命を守る「滑り」を維持するために。
130
あなたにおすすめの小説
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました
Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である!
主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない!
旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む!
基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。
王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる