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第4話
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コン コンッ
「入るぞ。」
「失礼致します。」
2時間後、ザーディヌ殿下は来てくださいました。
来られない可能性も考えていましたが、杞憂に終わって何よりです。
しかしもう一人ついて来ていました。
この場に相応しくない人……メーフィユ侯爵令嬢でした。
「……何故先程の女性が居るのですか?」
「ついて行きたいと言ってな。私の仕事を見たいらしいのだ。」
「殿下…何をお考えですか?王族としての仕事は機密性が高いものも含まれております。故に関係者以外の入室は許可していないのですよ?」
「良いではありませんか、シュレア様ぁ~。ザーディヌ殿下がお許しになったのですよぉ?」
「許すも許さないも、関係ありません。そもそも私に挨拶もしないとは、貴族令嬢としてどうなのですか?」
「……。」
「シュレア、あまり責めるな!挨拶を忘れてしまうことはあるだろう?」
「ありませんよ。貴族社会の中で挨拶を忘れるなど、恥であり礼儀知らずでしかありませんから。」
メーフィユ侯爵令嬢の言葉遣いは、上級貴族に対する話し方ではありません。
舐めたようなその態度に、怒りが募っていきます。
男性には良いように聞こえても、女性には不快でしかありませんからね。
さて、どうすれば出て行ってくれるでしょうか。
「……メーフィユ・ディレスルエイドと申します。先日のお茶会以来ですわね。」
「私はシュレア・セルエリットよ。久しぶりね。
メーフィユさん、貴女に殿下の仕事を見せることは出来ないわ。国王陛下からも、私とザーディヌ殿下のみでするようにと仰せつかっているの。」
「そんなこと言っていたか?」
「殿下、お忘れですか?国王陛下は、
『ザーディヌと婚約者であるシュレアのみで行い、仕事に関係のない者は決して部屋に入れず、書類等を見られないように。誰にも見られないようにするのは、機密性のある書類が稀に含まれているからだ。つまりは国家を守るためだと理解しておけ。』
と私達に申し渡されました。」
「……。」
「ですので、殿下の仕事の見学など誰もしてはいけないのです。」
殿下はそうだったか?という顔をされています。
聞いていない、なんてことはありえないはずです。
私とザーディヌ殿下は、2人で陛下からお聞きしたのですから。
特にメーフィユ侯爵令嬢には見られたくありません。
広められる可能性が大きいでしょうから。
「確かに……国王陛下がそうおっしゃっていたな…(?)。」
「そうなのですかぁ?殿下。」
「あ、ああ…。すまないメーフィユ、部屋から退室してくれないか?」
「……分かりましたわ。では失礼致します。」
「また明日会おう。」
「はいっ!」
国王陛下のお言葉を知らなかったなどという言い訳は許されない。
それをザーディヌ殿下も理解されているはず。
殿下に向けて笑顔で退室していくメーフィユ侯爵令嬢。
しかし扉が閉まる直前、私の方を睨みつけていました。
彼女は私を怒らせ、嫌がらせをしてくるように仕向けているようにも感じます。
貴族令嬢として、そんなことはしませんが。
「『消音』。」
「?」
「何でもありませんよ。」
この世界には魔法というものが存在しています。
使える者は大抵が貴族であり、貴族であってもほとんどが使えません。
つまりは使える方が稀ということです。
個々で得意な属性や種類も違います。
私は『隠す』ということに特化しています。
属性は『無』や『闇』といったところでしょうか。
先程の『消音』のように、一定の範囲の音を周囲から聞こえないようにする魔法や、姿を隠すこともできます。
私が魔法を使えることは、両親以外誰も知りません。
たとえ殿下であったとしても……。
「シュレア……書類など一つもないが…?」
「ええ、全て片付けいますので。」
「なら何故私を呼んだ?邪魔をしたかったからか?」
……それは否定できないかもしれませんね。
婚約者ではない方と親しくする以上のことをしていたのですから。
「……殿下、お話があります。」
「2人きりでとは、重要な話なのか?」
「はい。とても重要です。単刀直入に申し上げますが、貴族令嬢を自室に招くのはお控えください。」
「……?」
「この3年間、私は殿下の行いに目を瞑っていました。しかし本日のメーフィユ・ディレスルエイド侯爵令嬢との姿を見せられ、これ以上はと思ったのです。」
ここからが勝負です。
殿下に理解していただくためにも、しっかりとお話しなければ。
「殿下は何を求めていらっしゃるのですか?」
「……。」
「私にご不満があるのであれば、おっしゃってくだされば良いではありませんか。私は浮気現場を見せられるために存在しているのではないのです。殿下の婚約者、そして補佐としてお傍に居ます。」
「しかしだな…。」
「ご自分の欲求を満たすのは構いませんが、節度ある行動を心がけていただかなければ、後に大事となりかねないのですよ?」
「……煩いぞ。」
「それにザーディヌ殿下は王族であられます。もし……」
「煩いぞ…!私に説教をするな!」
「……。」
「何をしようと、私の勝手だろう!?私は王子だ。お前にとやかく言われる筋合いはない!」
だそうです。
一瞬で話が終わってしまいましたね…。
お気持ちは理解できますが、私がこの役をしなければ誰も言わないので、仕方がないではありませんか。
そもそも、殿下がこのようなことをしていると知っているのは私のみです。
兵士達も知っているかもしれませんが、殿下が何か口止め等をしているのでしょう。
私が訊いても何も答えませんでしたから。
「……そうですか。」
「先の令嬢に嫉妬でもしているのか?みっともない…。私の婚約者だからと、何をしても良いと思わぬことだな!」
「……。」
まさかここまで馬鹿だったとは……おっと、本音が漏れてしまいましたね。
とはいえ、殿下がこうおっしゃるのです。
公爵家の恥となるよりは、自ら申し出た方がましですね…。
殿下の行いが公となった時、『私の至らない点が多いからだ』などと噂されてしまえば、公爵家にも悪影響を及ぼしてしまいます。
家族に迷惑などかけたくありません。
これほど最低な方だったと知っていれば……いえ、初めから感じていたことですね。
ザーディヌ殿下は、少しメーフィユ侯爵令嬢に似ているところがあります。
成人したことで、ご自分のやりたいようにできるだけの場所…メイドにも邪魔されない自室という場所を得た……。
そして3年前からこのようなことをしていたのでしょうね。
「はぁ……ザーディヌ殿下。婚約を破棄しましょう。」
「そもそも何故こんなことを言われなければ……は?婚約を…破棄……だと?」
私に対しての苦情を言い続けていましたが、この言葉には驚いたようです。
「シュレア……いや、シア…。本気で言っているのか?」
「もちろんです。」
こんな時に愛称呼びとは…。
本当に…嫌になりますね……。
「私との婚約を破棄してください。これ以上は我慢なりません--」
「入るぞ。」
「失礼致します。」
2時間後、ザーディヌ殿下は来てくださいました。
来られない可能性も考えていましたが、杞憂に終わって何よりです。
しかしもう一人ついて来ていました。
この場に相応しくない人……メーフィユ侯爵令嬢でした。
「……何故先程の女性が居るのですか?」
「ついて行きたいと言ってな。私の仕事を見たいらしいのだ。」
「殿下…何をお考えですか?王族としての仕事は機密性が高いものも含まれております。故に関係者以外の入室は許可していないのですよ?」
「良いではありませんか、シュレア様ぁ~。ザーディヌ殿下がお許しになったのですよぉ?」
「許すも許さないも、関係ありません。そもそも私に挨拶もしないとは、貴族令嬢としてどうなのですか?」
「……。」
「シュレア、あまり責めるな!挨拶を忘れてしまうことはあるだろう?」
「ありませんよ。貴族社会の中で挨拶を忘れるなど、恥であり礼儀知らずでしかありませんから。」
メーフィユ侯爵令嬢の言葉遣いは、上級貴族に対する話し方ではありません。
舐めたようなその態度に、怒りが募っていきます。
男性には良いように聞こえても、女性には不快でしかありませんからね。
さて、どうすれば出て行ってくれるでしょうか。
「……メーフィユ・ディレスルエイドと申します。先日のお茶会以来ですわね。」
「私はシュレア・セルエリットよ。久しぶりね。
メーフィユさん、貴女に殿下の仕事を見せることは出来ないわ。国王陛下からも、私とザーディヌ殿下のみでするようにと仰せつかっているの。」
「そんなこと言っていたか?」
「殿下、お忘れですか?国王陛下は、
『ザーディヌと婚約者であるシュレアのみで行い、仕事に関係のない者は決して部屋に入れず、書類等を見られないように。誰にも見られないようにするのは、機密性のある書類が稀に含まれているからだ。つまりは国家を守るためだと理解しておけ。』
と私達に申し渡されました。」
「……。」
「ですので、殿下の仕事の見学など誰もしてはいけないのです。」
殿下はそうだったか?という顔をされています。
聞いていない、なんてことはありえないはずです。
私とザーディヌ殿下は、2人で陛下からお聞きしたのですから。
特にメーフィユ侯爵令嬢には見られたくありません。
広められる可能性が大きいでしょうから。
「確かに……国王陛下がそうおっしゃっていたな…(?)。」
「そうなのですかぁ?殿下。」
「あ、ああ…。すまないメーフィユ、部屋から退室してくれないか?」
「……分かりましたわ。では失礼致します。」
「また明日会おう。」
「はいっ!」
国王陛下のお言葉を知らなかったなどという言い訳は許されない。
それをザーディヌ殿下も理解されているはず。
殿下に向けて笑顔で退室していくメーフィユ侯爵令嬢。
しかし扉が閉まる直前、私の方を睨みつけていました。
彼女は私を怒らせ、嫌がらせをしてくるように仕向けているようにも感じます。
貴族令嬢として、そんなことはしませんが。
「『消音』。」
「?」
「何でもありませんよ。」
この世界には魔法というものが存在しています。
使える者は大抵が貴族であり、貴族であってもほとんどが使えません。
つまりは使える方が稀ということです。
個々で得意な属性や種類も違います。
私は『隠す』ということに特化しています。
属性は『無』や『闇』といったところでしょうか。
先程の『消音』のように、一定の範囲の音を周囲から聞こえないようにする魔法や、姿を隠すこともできます。
私が魔法を使えることは、両親以外誰も知りません。
たとえ殿下であったとしても……。
「シュレア……書類など一つもないが…?」
「ええ、全て片付けいますので。」
「なら何故私を呼んだ?邪魔をしたかったからか?」
……それは否定できないかもしれませんね。
婚約者ではない方と親しくする以上のことをしていたのですから。
「……殿下、お話があります。」
「2人きりでとは、重要な話なのか?」
「はい。とても重要です。単刀直入に申し上げますが、貴族令嬢を自室に招くのはお控えください。」
「……?」
「この3年間、私は殿下の行いに目を瞑っていました。しかし本日のメーフィユ・ディレスルエイド侯爵令嬢との姿を見せられ、これ以上はと思ったのです。」
ここからが勝負です。
殿下に理解していただくためにも、しっかりとお話しなければ。
「殿下は何を求めていらっしゃるのですか?」
「……。」
「私にご不満があるのであれば、おっしゃってくだされば良いではありませんか。私は浮気現場を見せられるために存在しているのではないのです。殿下の婚約者、そして補佐としてお傍に居ます。」
「しかしだな…。」
「ご自分の欲求を満たすのは構いませんが、節度ある行動を心がけていただかなければ、後に大事となりかねないのですよ?」
「……煩いぞ。」
「それにザーディヌ殿下は王族であられます。もし……」
「煩いぞ…!私に説教をするな!」
「……。」
「何をしようと、私の勝手だろう!?私は王子だ。お前にとやかく言われる筋合いはない!」
だそうです。
一瞬で話が終わってしまいましたね…。
お気持ちは理解できますが、私がこの役をしなければ誰も言わないので、仕方がないではありませんか。
そもそも、殿下がこのようなことをしていると知っているのは私のみです。
兵士達も知っているかもしれませんが、殿下が何か口止め等をしているのでしょう。
私が訊いても何も答えませんでしたから。
「……そうですか。」
「先の令嬢に嫉妬でもしているのか?みっともない…。私の婚約者だからと、何をしても良いと思わぬことだな!」
「……。」
まさかここまで馬鹿だったとは……おっと、本音が漏れてしまいましたね。
とはいえ、殿下がこうおっしゃるのです。
公爵家の恥となるよりは、自ら申し出た方がましですね…。
殿下の行いが公となった時、『私の至らない点が多いからだ』などと噂されてしまえば、公爵家にも悪影響を及ぼしてしまいます。
家族に迷惑などかけたくありません。
これほど最低な方だったと知っていれば……いえ、初めから感じていたことですね。
ザーディヌ殿下は、少しメーフィユ侯爵令嬢に似ているところがあります。
成人したことで、ご自分のやりたいようにできるだけの場所…メイドにも邪魔されない自室という場所を得た……。
そして3年前からこのようなことをしていたのでしょうね。
「はぁ……ザーディヌ殿下。婚約を破棄しましょう。」
「そもそも何故こんなことを言われなければ……は?婚約を…破棄……だと?」
私に対しての苦情を言い続けていましたが、この言葉には驚いたようです。
「シュレア……いや、シア…。本気で言っているのか?」
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