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第22話 女神の祝福と愛のかたち
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気づけば、美咲の隣には五人の夫がいた。とはいえ、サンダーボルトは都に戻っていて今はそばにいない。けれど、それでも彼女の周囲にはいつも温かな気配が満ちていて、穏やかな日々が流れていた。
そんなある日――美咲は、ふとした違和感に気づく。身体の重さ、吐き気、妙に抜けるような力のなさ。
「ただの疲れよ。心も身体も休ませる余裕がなかったんだから…」と、深く考えずにやり過ごしていた。
だが、その日は違った。
庭を散歩していた最中、足元がふらつき、視界が一瞬ぐらりと揺れた。地面が遠くなっていく感覚――とっさに支えてくれたのは、レインだった。強い腕に抱き留められたものの、吐き気と寒気、胸の奥がざわついて、もう自力では歩けなかった。
「…レイン、ごめん。運んで…」
その声に即座に反応した彼は、優しく抱きかかえ、寝室まで運んでくれた。
ベッドに横たわった美咲を心配し、すぐにジルベルトが医師を手配してくれた。手際よく診察が始まり、医師は静かに声をかけた。
「奥様、今はどんなご様子ですか?」
「身体がだるくて、吐き気もあって…。血の気が引いていくような感覚も…」
「月のものは、最後はいつ頃でしたか?」
「……確か、二ヶ月ほど前…」
「少し魔力をお腹に流します。痛みはありません。もし中に赤ちゃんがいれば、魔力に反応します」
穏やかな口調に安心しつつ、美咲は小さく頷いた。
「魔力って、魔法の……?」
「ええ、ミサキ様は異世界の方でしたね。皆、魔力は備わっていますが、魔法を使えるのは一部の魔法士のみ。神殿で魔力の適性検査を受ければ、詳しいことが分かりますよ」
そう話しながら、医師が彼女のお腹にそっと手をかざすと、下腹部がふんわりと温かくなった。まるで春の陽だまりのように、優しく包み込まれる感覚。
「……おや。反応が二つありますね」
驚いた様子で顔を上げた医師は、ゆっくりと告げた。
「奥様、お腹にはおそらく双子がいらっしゃいます。通常でも妊娠・出産は身体に大きな負担がかかりますが、双子となるとさらに厳しくなります。しかも、異なる魔力を宿す赤ちゃんを抱えることで、拒絶反応の可能性もある。どうか無理はなさらず、しっかりと魔力を補填していただいてください」
横で見守っていたレインもジルベルトも、ぽかんとした顔のまま動けずにいた。
「……赤ちゃん……?わたしの……?」
彼女の言葉に、ようやく現実味がわいてきたのか、レインがぽつりと呟いた。
「……ミサキ、ありがとう……」
その声に続けて、ジルベルトも。
「本当に、ありがとう…」
けれど、美咲はふと、微笑みながらからかうように言った。
「でもね……まだ、誰の子か分からないのよ?」
それでも、レインは優しく微笑んで言った。
「構わないさ。ミサキの子なら、誰の子でも――僕たち皆が、父親だ」
ジルベルトも静かに頷いた。
「それでも、あなたは母になる。それだけで、僕たちは嬉しい。だから……魔力補填は、欠かさずにしよう」
「魔力補填って……なに?」
「粘膜を通して行う、夫婦間の魔力交換だ。妊娠中はキスで補うのが一般的」
「……キス、ね」
どこか照れたように呟くと、ジルベルトはいたずらっぽく笑った。
「毎日、いっぱいしてあげるよ」
そのやりとりの後、美咲は、以前レインの傷を癒した出来事を思い出した。
「ねぇ、私……魔法、使えるのかな?もしかして、レインの怪我が治ったのも……キスのせい?」
「いや、それは違う。魔力補填で治るような傷じゃなかった。あれは、女神の祝福としか思えない」
レインが静かにそう言った。
「でも、何で私の魔力や魔法の適性を誰も調べなかったの?」
「普通は生まれてすぐ、神殿で魔力量を測って、五歳になったら魔法の適性を調べる。……ミサキの場合は……ああ、確かに調べてなかったな」
「レイン、あなたが一番知ってるはずでしょ?」
「……そ、そうだったな……」
「検査、受けたい。今すぐは無理でも、落ち着いたら連れてって」
「……もちろんだよ」
*
その夕方、帰宅したアイザックとレイモンドもレインから話を聞き、目を真っ赤にして部屋に駆け込んできた。
「ミサキ……ありがとう。本当にありがとう…!」
「双子だなんて……奇跡のようだ!」
驚いて尋ねると、レイモンドが説明してくれた。
「この世界では、双子は滅多に生まれない。女神の祝福を受けた者だけに許される、特別な存在だとされているんだ」
「だから、嬉しいよ」と、アイザックがにこにこしながら言った。
「……これから、毎日たくさんキスしようね」
「えぇ、はいはい」
それからの日々は、吐き気と体調不良に悩まされながらも、温かな支えに囲まれて、穏やかに過ぎていった。サンダーボルトに妊娠の報告を送ったところ、喜びに満ちた返事が届き、「父親として恥じぬように頑張る」と書かれていた。
*
妊娠八ヶ月を過ぎ、身体も少し落ち着いた頃、美咲は神殿で魔力と魔法の検査を受けたいと皆に願い出た。
「お腹が大きくて大変だろ?産んでからでもいいんじゃないか?」
「ミサキが期待してるような派手な結果は出ないぞ?」
アイザックとレイモンドは苦笑しつつも、彼女の意志を尊重してくれた。
翌朝、皆で神殿へ向かった。
迎えてくれたのは、かつてお世話になったナサエル神殿長だった。
「ミサキ様、お久しぶりですね。本日は魔力と魔法の検査とのことで。来賓室をご用意しております」
案内された部屋には、台座の上に二つの球体が置かれていた。それぞれ、“魔力量”と“魔法属性”を測るものらしい。
まずは魔力量の判定。
美咲が球体に手を乗せると、瞬時に光が走り、球体は虹色に輝き始めた。
「これは……!」
ナサエル神殿長の声が驚きに揺れる。
「魔力量、一万超え……。成人の平均は二千ほどですから、これは非常に稀有な数値です」
「妊娠中だから、なのかな…?」
「それも否定できませんが……とにかく、尋常ではありません」
次に魔法属性の判定。
再び手を乗せると、球体の色は虹色からピンク、そして金色へと変化した。
ナサエル神殿長は、少し興奮気味に台座の文字を読み上げた。
「属性:愛する者を癒す力。万能。女神の祝福を受けし者」
その場にいた皆が息を呑んだ。
「レインの怪我が治ったのも……この力のおかげなの?」
「そうですね。愛の力です。ご主人との絆が、あなたの力を通じて癒しとなったのでしょう」
ナサエル神殿長の言葉に、美咲は思い出す。
――あの時、レインとすれ違い、別れを選んだはずだったのに。
「ナサエル様……あなた、あの時、“許せる日が来る”とおっしゃいましたよね。もしかして、何か知っていたのですか?」
しばらく沈黙した後、彼は小さく頷いた。
「実は……アイザックとレイモンドから、“心を乱すかもしれないから”と聞かされていたのですが……レイン殿は、あなたが神殿にいる間、毎日面会を申し込まれていたのです」
「……毎日……?」
美咲の目に、ぽろりと涙が溢れた。
「レイン……どうして言ってくれなかったの……?」
「言わない方がいいと思ったんだ。あの時の君には、時間が必要だったから」
声を震わせながら、美咲はレインの胸に飛び込んだ。
レインは何も言わず、ただ静かに、美咲を抱きしめ返した。
その姿を、ナサエル神殿長は静かに、穏やかな眼差しで見つめていた――まるで、ようやく伝えるべき言葉が届いたと、安堵するように。
そんなある日――美咲は、ふとした違和感に気づく。身体の重さ、吐き気、妙に抜けるような力のなさ。
「ただの疲れよ。心も身体も休ませる余裕がなかったんだから…」と、深く考えずにやり過ごしていた。
だが、その日は違った。
庭を散歩していた最中、足元がふらつき、視界が一瞬ぐらりと揺れた。地面が遠くなっていく感覚――とっさに支えてくれたのは、レインだった。強い腕に抱き留められたものの、吐き気と寒気、胸の奥がざわついて、もう自力では歩けなかった。
「…レイン、ごめん。運んで…」
その声に即座に反応した彼は、優しく抱きかかえ、寝室まで運んでくれた。
ベッドに横たわった美咲を心配し、すぐにジルベルトが医師を手配してくれた。手際よく診察が始まり、医師は静かに声をかけた。
「奥様、今はどんなご様子ですか?」
「身体がだるくて、吐き気もあって…。血の気が引いていくような感覚も…」
「月のものは、最後はいつ頃でしたか?」
「……確か、二ヶ月ほど前…」
「少し魔力をお腹に流します。痛みはありません。もし中に赤ちゃんがいれば、魔力に反応します」
穏やかな口調に安心しつつ、美咲は小さく頷いた。
「魔力って、魔法の……?」
「ええ、ミサキ様は異世界の方でしたね。皆、魔力は備わっていますが、魔法を使えるのは一部の魔法士のみ。神殿で魔力の適性検査を受ければ、詳しいことが分かりますよ」
そう話しながら、医師が彼女のお腹にそっと手をかざすと、下腹部がふんわりと温かくなった。まるで春の陽だまりのように、優しく包み込まれる感覚。
「……おや。反応が二つありますね」
驚いた様子で顔を上げた医師は、ゆっくりと告げた。
「奥様、お腹にはおそらく双子がいらっしゃいます。通常でも妊娠・出産は身体に大きな負担がかかりますが、双子となるとさらに厳しくなります。しかも、異なる魔力を宿す赤ちゃんを抱えることで、拒絶反応の可能性もある。どうか無理はなさらず、しっかりと魔力を補填していただいてください」
横で見守っていたレインもジルベルトも、ぽかんとした顔のまま動けずにいた。
「……赤ちゃん……?わたしの……?」
彼女の言葉に、ようやく現実味がわいてきたのか、レインがぽつりと呟いた。
「……ミサキ、ありがとう……」
その声に続けて、ジルベルトも。
「本当に、ありがとう…」
けれど、美咲はふと、微笑みながらからかうように言った。
「でもね……まだ、誰の子か分からないのよ?」
それでも、レインは優しく微笑んで言った。
「構わないさ。ミサキの子なら、誰の子でも――僕たち皆が、父親だ」
ジルベルトも静かに頷いた。
「それでも、あなたは母になる。それだけで、僕たちは嬉しい。だから……魔力補填は、欠かさずにしよう」
「魔力補填って……なに?」
「粘膜を通して行う、夫婦間の魔力交換だ。妊娠中はキスで補うのが一般的」
「……キス、ね」
どこか照れたように呟くと、ジルベルトはいたずらっぽく笑った。
「毎日、いっぱいしてあげるよ」
そのやりとりの後、美咲は、以前レインの傷を癒した出来事を思い出した。
「ねぇ、私……魔法、使えるのかな?もしかして、レインの怪我が治ったのも……キスのせい?」
「いや、それは違う。魔力補填で治るような傷じゃなかった。あれは、女神の祝福としか思えない」
レインが静かにそう言った。
「でも、何で私の魔力や魔法の適性を誰も調べなかったの?」
「普通は生まれてすぐ、神殿で魔力量を測って、五歳になったら魔法の適性を調べる。……ミサキの場合は……ああ、確かに調べてなかったな」
「レイン、あなたが一番知ってるはずでしょ?」
「……そ、そうだったな……」
「検査、受けたい。今すぐは無理でも、落ち着いたら連れてって」
「……もちろんだよ」
*
その夕方、帰宅したアイザックとレイモンドもレインから話を聞き、目を真っ赤にして部屋に駆け込んできた。
「ミサキ……ありがとう。本当にありがとう…!」
「双子だなんて……奇跡のようだ!」
驚いて尋ねると、レイモンドが説明してくれた。
「この世界では、双子は滅多に生まれない。女神の祝福を受けた者だけに許される、特別な存在だとされているんだ」
「だから、嬉しいよ」と、アイザックがにこにこしながら言った。
「……これから、毎日たくさんキスしようね」
「えぇ、はいはい」
それからの日々は、吐き気と体調不良に悩まされながらも、温かな支えに囲まれて、穏やかに過ぎていった。サンダーボルトに妊娠の報告を送ったところ、喜びに満ちた返事が届き、「父親として恥じぬように頑張る」と書かれていた。
*
妊娠八ヶ月を過ぎ、身体も少し落ち着いた頃、美咲は神殿で魔力と魔法の検査を受けたいと皆に願い出た。
「お腹が大きくて大変だろ?産んでからでもいいんじゃないか?」
「ミサキが期待してるような派手な結果は出ないぞ?」
アイザックとレイモンドは苦笑しつつも、彼女の意志を尊重してくれた。
翌朝、皆で神殿へ向かった。
迎えてくれたのは、かつてお世話になったナサエル神殿長だった。
「ミサキ様、お久しぶりですね。本日は魔力と魔法の検査とのことで。来賓室をご用意しております」
案内された部屋には、台座の上に二つの球体が置かれていた。それぞれ、“魔力量”と“魔法属性”を測るものらしい。
まずは魔力量の判定。
美咲が球体に手を乗せると、瞬時に光が走り、球体は虹色に輝き始めた。
「これは……!」
ナサエル神殿長の声が驚きに揺れる。
「魔力量、一万超え……。成人の平均は二千ほどですから、これは非常に稀有な数値です」
「妊娠中だから、なのかな…?」
「それも否定できませんが……とにかく、尋常ではありません」
次に魔法属性の判定。
再び手を乗せると、球体の色は虹色からピンク、そして金色へと変化した。
ナサエル神殿長は、少し興奮気味に台座の文字を読み上げた。
「属性:愛する者を癒す力。万能。女神の祝福を受けし者」
その場にいた皆が息を呑んだ。
「レインの怪我が治ったのも……この力のおかげなの?」
「そうですね。愛の力です。ご主人との絆が、あなたの力を通じて癒しとなったのでしょう」
ナサエル神殿長の言葉に、美咲は思い出す。
――あの時、レインとすれ違い、別れを選んだはずだったのに。
「ナサエル様……あなた、あの時、“許せる日が来る”とおっしゃいましたよね。もしかして、何か知っていたのですか?」
しばらく沈黙した後、彼は小さく頷いた。
「実は……アイザックとレイモンドから、“心を乱すかもしれないから”と聞かされていたのですが……レイン殿は、あなたが神殿にいる間、毎日面会を申し込まれていたのです」
「……毎日……?」
美咲の目に、ぽろりと涙が溢れた。
「レイン……どうして言ってくれなかったの……?」
「言わない方がいいと思ったんだ。あの時の君には、時間が必要だったから」
声を震わせながら、美咲はレインの胸に飛び込んだ。
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