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第32話 魔物征伐 異変
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ピロンッ!と音が鳴り、ステータスを確認してみるとLvが上がっていた。
アラン曰く、今回はギルドに提示していない非公式パーティのため、経験値共有はされないようだ。
「それにしても…オーガってこんなに強いんだな。確かDランク魔物なのに…」
〇ランク魔物というのは、冒険者ギルドが魔物の危険度をランク化したものである。
これは冒険者ランクに対応しており、例えば今のオーガだったら討伐推奨はDランク冒険者以上ということになる。
「…っ!ちょっとアラン!!これ、ノーブルオーガじゃないの!?」
「なっ…!?本当であるか!?」
「ああ。まだ1階層だってのにな…」
「ノーブルオーガって…オーガが進化したBランク魔物の…?」
「ああ…」
死体を”鑑定”してみると、確かに『ノーブルオーガ』と表記されていた。
「ねぇアラン、明らかに異常事態よ!一旦引き返して情報を伝えた方が良いんじゃないの?」
「いや…ダンジョン内に進むのは俺達3パーティだけだ。下手に情報を流して困惑させたら士気が落ちる。」
「それはそうだけど…!!」
「ルイザ殿、落ち着くのであるよ。イデオパーティは心配であるが…
レイフィールド殿は何の問題もなく進むのであるよ。」
「…そうね。ひとまず休憩しようか。」
休憩中、俺は“探知“の研究を行っていた。
『罠探知ができるってことは弱点探知もできるんじゃないか…?』
試しに近くにいたクラウドに行使してみた。
『おぉ…成功だ…!!』
クラウドの頭や首筋、胸の部分が罠探知と同じように光った。
『“探知“から細かく分解できないか…?気配の探知は“気配探知“、罠の探知は“罠探知“、弱点の探知は“弱点探知“で…』
試しに細分化したスキルに名称をつけてみると、ピロンッ!という機会音が聞こえた。
俺は期待してウキウキしながらステータスウィンドウを開いた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ユニークスキル
言語理解 鑑定 アイテムボックス 獲得経験値10倍 状態異常無効 探知
派生スキル
気配探知 罠探知 弱点探知
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『上手くいった…!!』
実は魔物征伐が始まるまで寮で暮らしていた頃、ステータスウィンドウの研究をしていて分かったことがある。
それは、ステータス表記は自分が知っている知識しか表示されないということだ。
例えば俺がSP制度について知るまでステータスウィンドウにSPの表示はされなかったし、今回の派生スキルもそうだ。
『これは…まだまだ研究しがいがあるな。』
「皆、そろそろ行くぞ。小僧、引き続き探知を頼む。」
「ああ。」
再び半径15mで“気配探知“と“罠探知“を行使して先導した。
歩くこと数分
「ん…?」
「どうしたのであるか?」
「この先に広い空間がある。3つに分かれた道が合流してるみたいだ。」
「でかした小僧!これで他2パーティと合流できる…!!」
「ああ…!!」
レイフ兄様の無事を知って安心し、移動を再開するとレイフ兄様達の前に次々魔物の反応が発生した。
「…っ!!レイフィールドさん達が大量の魔物と戦ってる!!」
「加勢するぞ!!小僧は俺と突撃、ルイザとクラウド、サロメは到着次第すぐにレイフィールド殿の援護を!」
「ああ!」
「了解である!」
俺とアランは全速力で広場へ駆け込み、その光景を見て戦慄した。
「なっ…!!」
そこには先程戦ったノーブルオーガが50体以上も存在していたのだ。
レイフ兄様の足元にはノーブルオーガの死体の山ができており、その死体の数は30体を超えているだろう。
「…っ!!危ない!!」
死体の山につまずいたレイフ兄様が体勢を崩し、そこにすかさずノーブルオーガが拳を振り上げていた。
俺は両手剣Lv.7“ジェットスマッシュ“でレイフ兄様の前に移動し、左下段からの斬り上げで敵の攻撃を相殺した。
「くっ…!!」
硬い拳と真正面からぶつかったせいで、衝撃で両手が麻痺している。
しかし、それを厭わず両手剣Lv.4“インパクト“へスキルチェインした。
放つ直前に“弱点探知“を行使し、光が浮かび上がった腹へ剣を振り下ろした。
刃はスルスルと皮膚を切り裂き、そのまま床にノーブルオーガの臓物を散らかした。
「アルフレッド…助かった!!」
「レイフ兄様が無事でよかった…」
「レイフィールド殿、アランパーティ到着したのである!助太刀するのである!!」
それからはまさに乱戦だった。
倒しても倒してもノーブルオーガの勢いは止まらず、俺を含む両手剣士は両手剣Lv.5“サイクロン“を多用して複数体の腹を同時に切り裂き、範囲殲滅を繰り返した。
数十分後
「はぁ…はぁ…こいつで…最後だ!!!!」
俺は広場の最奥にいた最後のノーブルオーガへ怒りを込めて両手剣Lv.7”ジェノスストリーム”を行使し、7連撃でずたずたに切り裂いた。
「はぁ…はぁ…終わったぞぉぉぉ!!!!!!」
「おおおおおおおおおお!!!!!!」
最後までイデオパーティは姿を見せなかったが、レイフ兄様達ペンシルゴン家の騎士団とアランパーティで見事な連携をし、ノーブルオーガの群れを殲滅した。
負傷者が十数人出てしまったが、全員回復薬で完治した。
こんな乱戦だったにも関わらず死者が出なかったのは不幸中の幸いだ。
「アラン殿…これは明らかに異常です。私が立てた作戦で…通用すると思いますか?」
「確かにイデオパーティは全滅して戦力が減った…だが俺は、難易度は上がったけど攻略は可能だと思う。」
「私も同じです。特にアルフレッド…彼の戦いぶりには目を見張る部分があります。」
「俺も同感だ!!」
『アランもレイフ兄様も声がでかいから丸聞こえなんだが…』
2人に褒められて子っ恥ずかしくなりながら、体力を回復した。
アラン曰く、今回はギルドに提示していない非公式パーティのため、経験値共有はされないようだ。
「それにしても…オーガってこんなに強いんだな。確かDランク魔物なのに…」
〇ランク魔物というのは、冒険者ギルドが魔物の危険度をランク化したものである。
これは冒険者ランクに対応しており、例えば今のオーガだったら討伐推奨はDランク冒険者以上ということになる。
「…っ!ちょっとアラン!!これ、ノーブルオーガじゃないの!?」
「なっ…!?本当であるか!?」
「ああ。まだ1階層だってのにな…」
「ノーブルオーガって…オーガが進化したBランク魔物の…?」
「ああ…」
死体を”鑑定”してみると、確かに『ノーブルオーガ』と表記されていた。
「ねぇアラン、明らかに異常事態よ!一旦引き返して情報を伝えた方が良いんじゃないの?」
「いや…ダンジョン内に進むのは俺達3パーティだけだ。下手に情報を流して困惑させたら士気が落ちる。」
「それはそうだけど…!!」
「ルイザ殿、落ち着くのであるよ。イデオパーティは心配であるが…
レイフィールド殿は何の問題もなく進むのであるよ。」
「…そうね。ひとまず休憩しようか。」
休憩中、俺は“探知“の研究を行っていた。
『罠探知ができるってことは弱点探知もできるんじゃないか…?』
試しに近くにいたクラウドに行使してみた。
『おぉ…成功だ…!!』
クラウドの頭や首筋、胸の部分が罠探知と同じように光った。
『“探知“から細かく分解できないか…?気配の探知は“気配探知“、罠の探知は“罠探知“、弱点の探知は“弱点探知“で…』
試しに細分化したスキルに名称をつけてみると、ピロンッ!という機会音が聞こえた。
俺は期待してウキウキしながらステータスウィンドウを開いた。
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ユニークスキル
言語理解 鑑定 アイテムボックス 獲得経験値10倍 状態異常無効 探知
派生スキル
気配探知 罠探知 弱点探知
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『上手くいった…!!』
実は魔物征伐が始まるまで寮で暮らしていた頃、ステータスウィンドウの研究をしていて分かったことがある。
それは、ステータス表記は自分が知っている知識しか表示されないということだ。
例えば俺がSP制度について知るまでステータスウィンドウにSPの表示はされなかったし、今回の派生スキルもそうだ。
『これは…まだまだ研究しがいがあるな。』
「皆、そろそろ行くぞ。小僧、引き続き探知を頼む。」
「ああ。」
再び半径15mで“気配探知“と“罠探知“を行使して先導した。
歩くこと数分
「ん…?」
「どうしたのであるか?」
「この先に広い空間がある。3つに分かれた道が合流してるみたいだ。」
「でかした小僧!これで他2パーティと合流できる…!!」
「ああ…!!」
レイフ兄様の無事を知って安心し、移動を再開するとレイフ兄様達の前に次々魔物の反応が発生した。
「…っ!!レイフィールドさん達が大量の魔物と戦ってる!!」
「加勢するぞ!!小僧は俺と突撃、ルイザとクラウド、サロメは到着次第すぐにレイフィールド殿の援護を!」
「ああ!」
「了解である!」
俺とアランは全速力で広場へ駆け込み、その光景を見て戦慄した。
「なっ…!!」
そこには先程戦ったノーブルオーガが50体以上も存在していたのだ。
レイフ兄様の足元にはノーブルオーガの死体の山ができており、その死体の数は30体を超えているだろう。
「…っ!!危ない!!」
死体の山につまずいたレイフ兄様が体勢を崩し、そこにすかさずノーブルオーガが拳を振り上げていた。
俺は両手剣Lv.7“ジェットスマッシュ“でレイフ兄様の前に移動し、左下段からの斬り上げで敵の攻撃を相殺した。
「くっ…!!」
硬い拳と真正面からぶつかったせいで、衝撃で両手が麻痺している。
しかし、それを厭わず両手剣Lv.4“インパクト“へスキルチェインした。
放つ直前に“弱点探知“を行使し、光が浮かび上がった腹へ剣を振り下ろした。
刃はスルスルと皮膚を切り裂き、そのまま床にノーブルオーガの臓物を散らかした。
「アルフレッド…助かった!!」
「レイフ兄様が無事でよかった…」
「レイフィールド殿、アランパーティ到着したのである!助太刀するのである!!」
それからはまさに乱戦だった。
倒しても倒してもノーブルオーガの勢いは止まらず、俺を含む両手剣士は両手剣Lv.5“サイクロン“を多用して複数体の腹を同時に切り裂き、範囲殲滅を繰り返した。
数十分後
「はぁ…はぁ…こいつで…最後だ!!!!」
俺は広場の最奥にいた最後のノーブルオーガへ怒りを込めて両手剣Lv.7”ジェノスストリーム”を行使し、7連撃でずたずたに切り裂いた。
「はぁ…はぁ…終わったぞぉぉぉ!!!!!!」
「おおおおおおおおおお!!!!!!」
最後までイデオパーティは姿を見せなかったが、レイフ兄様達ペンシルゴン家の騎士団とアランパーティで見事な連携をし、ノーブルオーガの群れを殲滅した。
負傷者が十数人出てしまったが、全員回復薬で完治した。
こんな乱戦だったにも関わらず死者が出なかったのは不幸中の幸いだ。
「アラン殿…これは明らかに異常です。私が立てた作戦で…通用すると思いますか?」
「確かにイデオパーティは全滅して戦力が減った…だが俺は、難易度は上がったけど攻略は可能だと思う。」
「私も同じです。特にアルフレッド…彼の戦いぶりには目を見張る部分があります。」
「俺も同感だ!!」
『アランもレイフ兄様も声がでかいから丸聞こえなんだが…』
2人に褒められて子っ恥ずかしくなりながら、体力を回復した。
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