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第80話 剣闘祭 準決勝 vsキャメロン校①
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翌朝
いつも通り朝早くに起床し、早朝訓練を行った。
今日はこの後試合に出るので身体に負荷はかけず、ウォーミングアップとしての訓練にした。
「…よし、身体も温まったな!!」
1番手が遅れるわけにはいかないので、4人より先に宿を出てコロッセオに向かった。
まず控室で耐久値の高い武器防具を全員分選りすぐり、その後賭場へ移動した。
「おう坊主!!今日は早いな!!」
「おはようオヤジさん!!今日やっと1番手として出るんだよ!!」
「ついに順番が来たか!!頑張れよ!!」
「ああ!!というわけで、アインザス校1番手の5人抜きに金貨1枚!!」
「はいよ!!」
控室に戻ると、既に4人とも装備を終えていた。
思ったより時間が経っていたようだ。
「いつも武器選んでくれてありがと~」
「あ、ありがとうなのです!!」
「ああ。気にするな。」
「結構ギリギリですので急いでください。」
「分かった。」
男子更衣室で装備を着用し、4人と合流した。
そして先頭に立ち、選手入場門から舞台に入場した。
「続いてアインザス校の入場だーーー!!!」
「今日は不動の大将だったアルフレッド選手が1番手に登録されていますね。」
「いやーー!化け物になった選手を仕留めた時の戦いぶりを再び見られると思うと、心が躍りますね!!」
司会の聞いていて恥ずかしい話し合いを横に、舞台で整列した。
キャメロン校の選手は何故か俺を見て目を輝かせていた。
『俺を倒して一気に有名に…なんて考えてるのかな?
師範の後継者(仮)になった身として、負けるわけにはいかないな。』
「それじゃあ頑張れよーー!!」
「頑張ってくださいね。」
「ああ。」
キャメロン校の1番手は昨日と変わらずグレッグ選手のようだ。
他の選手たちは俺と彼の2人を残し、舞台を降りた。
「それでは準決勝第1試合、1戦目を始めます!!」
「おおおおおおおおおお!!!!!!!!」
準決勝と言うだけあって、歓声が今までよりはるかに大きい。
こうも人に見られていると、少し緊張する。
そんなことを思いながら”闘気操術”を消費TP3,000で行使した。
「両者武器を構えて…試合開始!!」
「はっ!!」
開始と同時に相手が短剣を投擲してきた。
狙いは俺の顔…一般的に見れば、これは素早く正確な投擲だ。
『…遅い!!じれったいな…!!』
”闘気操術”によって強化された俺の目では、その短剣はまるでスローモーションのように映っている。
普段受けているアイリスの投擲より数段下なので、この程度なら”闘気操術”を使わずに防げるだろう。
相手は俺の意識が短剣に向かっている間に懐に入り込もうと、体勢を低くしてこちらへ近づいている。
しかし、周辺視野で舞台全体を同時に見渡している俺には通用しない。
両手で持っていたバスタードソードを右手に持ち替え、空いた左手の人差し指と中指で投擲された短剣を挟んだ。
そして短剣を反転させ、こちらへ距離を詰めてくる相手の顔に投げ返した。
『…あっ、力加減忘れた。やっべ…』
俺が投げ返した短剣は銃弾のごとくスピードで直進し、そして被弾と同時に相手の顔を爆散させた。
相手との距離は6mほどだったので、まるで至近距離からスナイパーライフルでヘッドショットしたようになってしまった。
「…っ!?し、試合終了…?勝者、アインザス校アルフレッド選手…」
「い、今何が起こったのでしょうか…?グレッグ選手がアルフレッド選手に短剣を投げたと思ったら…」
「投げたはずの短剣が消え、グレッグ選手の頭が四散しましたね…」
「元Sランク冒険者のアランさん、説明をお願いできますか?」
『アラン…!?今日はそんなところにいたのか…』
「グレッグ選手が投げた短剣を小僧が掴んで投げ返したんですよ。
その証拠に、グレッグ選手が倒れた後ろの地面に壊れかけの短剣が刺さってるでしょう?
…まあ地面も抉れてますが。」
『えっ、なにその喋り方…!?なんか鳥肌立つな…ってか小僧って呼ぶなよ。』
「そんなことが…!!アルフレッド選手、目にも止まらぬ速さで相手を仕留めましたーー!!」
「おおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
『初戦からやらかした…観客を盛り上げるためにも、次からはゆっくり倒すか。』
「では気を取り直して2戦目に移ります!!」
次の相手は細剣使いの人間の女性…
目の前で仲間の頭が爆散するところを見ていたからか、顔を真っ青にして震えている。
倒すのは忍びないが、容姿がそれほどいいわけではないので罪悪感が薄い。
『…せめて苦しまないように仕留めてやるか。』
「両者武器を構えて…試合開始!!」
「やっ!!」
開始と同時に距離を詰め、細剣の間合いに入ったところで細剣Lv.3”トライアングルリニアー”を行使してきた。
『攻撃が単純すぎる…隙を突けていない状態でソードスキル行使しても防がれるだけだろ。
適当に攻撃をいなして仕留めるか。』
”トライアングルリニアー”をバスタードソードの側面で防ぎ、相手に隙ができたところで大きく振りかざした。
そして素早く振り下ろし、頭から股までを両断した。
「し、試合終了ーー!!勝者、アインザス校アルフレッド選手ーー!!」
「圧倒的ですね…」
選手用観客席でコーデル校のルーカスとイラプト校のライオネルが俺の試合を見てにやけているが…
それは気持ち悪いし放っておこう。
いつも通り朝早くに起床し、早朝訓練を行った。
今日はこの後試合に出るので身体に負荷はかけず、ウォーミングアップとしての訓練にした。
「…よし、身体も温まったな!!」
1番手が遅れるわけにはいかないので、4人より先に宿を出てコロッセオに向かった。
まず控室で耐久値の高い武器防具を全員分選りすぐり、その後賭場へ移動した。
「おう坊主!!今日は早いな!!」
「おはようオヤジさん!!今日やっと1番手として出るんだよ!!」
「ついに順番が来たか!!頑張れよ!!」
「ああ!!というわけで、アインザス校1番手の5人抜きに金貨1枚!!」
「はいよ!!」
控室に戻ると、既に4人とも装備を終えていた。
思ったより時間が経っていたようだ。
「いつも武器選んでくれてありがと~」
「あ、ありがとうなのです!!」
「ああ。気にするな。」
「結構ギリギリですので急いでください。」
「分かった。」
男子更衣室で装備を着用し、4人と合流した。
そして先頭に立ち、選手入場門から舞台に入場した。
「続いてアインザス校の入場だーーー!!!」
「今日は不動の大将だったアルフレッド選手が1番手に登録されていますね。」
「いやーー!化け物になった選手を仕留めた時の戦いぶりを再び見られると思うと、心が躍りますね!!」
司会の聞いていて恥ずかしい話し合いを横に、舞台で整列した。
キャメロン校の選手は何故か俺を見て目を輝かせていた。
『俺を倒して一気に有名に…なんて考えてるのかな?
師範の後継者(仮)になった身として、負けるわけにはいかないな。』
「それじゃあ頑張れよーー!!」
「頑張ってくださいね。」
「ああ。」
キャメロン校の1番手は昨日と変わらずグレッグ選手のようだ。
他の選手たちは俺と彼の2人を残し、舞台を降りた。
「それでは準決勝第1試合、1戦目を始めます!!」
「おおおおおおおおおお!!!!!!!!」
準決勝と言うだけあって、歓声が今までよりはるかに大きい。
こうも人に見られていると、少し緊張する。
そんなことを思いながら”闘気操術”を消費TP3,000で行使した。
「両者武器を構えて…試合開始!!」
「はっ!!」
開始と同時に相手が短剣を投擲してきた。
狙いは俺の顔…一般的に見れば、これは素早く正確な投擲だ。
『…遅い!!じれったいな…!!』
”闘気操術”によって強化された俺の目では、その短剣はまるでスローモーションのように映っている。
普段受けているアイリスの投擲より数段下なので、この程度なら”闘気操術”を使わずに防げるだろう。
相手は俺の意識が短剣に向かっている間に懐に入り込もうと、体勢を低くしてこちらへ近づいている。
しかし、周辺視野で舞台全体を同時に見渡している俺には通用しない。
両手で持っていたバスタードソードを右手に持ち替え、空いた左手の人差し指と中指で投擲された短剣を挟んだ。
そして短剣を反転させ、こちらへ距離を詰めてくる相手の顔に投げ返した。
『…あっ、力加減忘れた。やっべ…』
俺が投げ返した短剣は銃弾のごとくスピードで直進し、そして被弾と同時に相手の顔を爆散させた。
相手との距離は6mほどだったので、まるで至近距離からスナイパーライフルでヘッドショットしたようになってしまった。
「…っ!?し、試合終了…?勝者、アインザス校アルフレッド選手…」
「い、今何が起こったのでしょうか…?グレッグ選手がアルフレッド選手に短剣を投げたと思ったら…」
「投げたはずの短剣が消え、グレッグ選手の頭が四散しましたね…」
「元Sランク冒険者のアランさん、説明をお願いできますか?」
『アラン…!?今日はそんなところにいたのか…』
「グレッグ選手が投げた短剣を小僧が掴んで投げ返したんですよ。
その証拠に、グレッグ選手が倒れた後ろの地面に壊れかけの短剣が刺さってるでしょう?
…まあ地面も抉れてますが。」
『えっ、なにその喋り方…!?なんか鳥肌立つな…ってか小僧って呼ぶなよ。』
「そんなことが…!!アルフレッド選手、目にも止まらぬ速さで相手を仕留めましたーー!!」
「おおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
『初戦からやらかした…観客を盛り上げるためにも、次からはゆっくり倒すか。』
「では気を取り直して2戦目に移ります!!」
次の相手は細剣使いの人間の女性…
目の前で仲間の頭が爆散するところを見ていたからか、顔を真っ青にして震えている。
倒すのは忍びないが、容姿がそれほどいいわけではないので罪悪感が薄い。
『…せめて苦しまないように仕留めてやるか。』
「両者武器を構えて…試合開始!!」
「やっ!!」
開始と同時に距離を詰め、細剣の間合いに入ったところで細剣Lv.3”トライアングルリニアー”を行使してきた。
『攻撃が単純すぎる…隙を突けていない状態でソードスキル行使しても防がれるだけだろ。
適当に攻撃をいなして仕留めるか。』
”トライアングルリニアー”をバスタードソードの側面で防ぎ、相手に隙ができたところで大きく振りかざした。
そして素早く振り下ろし、頭から股までを両断した。
「し、試合終了ーー!!勝者、アインザス校アルフレッド選手ーー!!」
「圧倒的ですね…」
選手用観客席でコーデル校のルーカスとイラプト校のライオネルが俺の試合を見てにやけているが…
それは気持ち悪いし放っておこう。
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