3 / 46
3話 聖なる牽制
しおりを挟む
「さあ、アランくん、あーん」
「結構です! 自分で食べられます!」
教室の窓際、特設されたかのような二人だけの空間で俺は必死に抵抗していた。
目の前では、聖女リリシア様がにこやかな笑顔で重箱から取り出した卵焼きを俺に差し出している。周囲の視線が痛い。痛すぎる。
「なんでアランのやつが聖女様と……」
「まさか付き合ってるとか?」
「いやでも、アランってあの貧乏なウォルトン家の……」
ひそひそ声が四方八方から聞こえてくる。
やめてくれ、俺のライフはもうゼロだ。
「アランくん、好き嫌いはだめよ。ほら、これは私が昨夜、あなたのために神に祈りを捧げながら焼いた特別な卵焼きなのだから」
「どんな卵焼きですかそれは!?」
もはや食べたら聖属性の耐性でも上がりそうだ。
俺が何を言おうと、リリシア様は「あらあら」「ふふっ」と優雅に微笑むだけ。まるで言うことを聞かない子供をあやす母親のようだ。
結局、地獄のような昼休みが終わる頃には、俺の精神力は完全に削り取られていた。
午後の授業の内容なんて、一ミリも頭に入ってこなかった。
◇
「はぁ……」
授業が終わり、俺は重い足取りで廊下を歩いていた。
リリシア様は「後片付けがありますから、また後で迎えに来ますね」と言い残して職員室に戻っていった。
束の間の、しかし貴重な一人の時間だ。
もうダメだ。
この学園生活、詰んだかもしれない。
友達どころか、腫れ物扱いだ。美少女にモテたいという俺のささやかな願望は、特大の聖女様という爆弾によって木っ端微塵に吹き飛ばされた。
そんな風に落ち込んでいた、その時だった。
「――君が、アラン・ウォルトンくんだね?」
声をかけられて顔を上げると、そこに立っていたのは、絵に描いたような王子様だった。
陽の光を反射して輝く金髪に知性を感じさせる青い瞳。上級貴族であることを示す、上質な制服の着こなし。
学園でも一際目立つ有名人、ジュリアス・フォン・アルフレッド公爵子息だ。
「じゅ、ジュリアス様……!? なぜ俺の名を……」
「はは、そんなに驚かないでくれ。君は今、この学園で一番の有名人だからね。あの聖女リリシア様と親しいんだろう?」
ジュリアス様は、興味深そうに目を細める。
まずい。これは貴族特有の探りだ。
下手に答えたら何を言われるか……。
俺が言葉に詰まっていると、別の方向から明るい声が飛んできた。
「あー! やっぱりアランくんだ! そんなとこで突っ立ってどうしたの?」
声の主は、ポニーテールを揺らしながら走ってきた小柄な女の子。特待生として入学した庶民のエマ・ブライトさんだ。
裏表のない性格で、誰にでも気さくに話しかけるため、クラスの人気者である。
「エマさん……」
「ジュリアス様もご一緒に。もしかして、アランくんに何か用事ですか? あんまりいじめないであげてくださいねー!」
エマさんは屈託なく笑う。
その言葉に、ジュリアス様もやれやれといった感じで肩をすくめた。
「人聞きの悪いことを言わないでくれ、エマ。僕はただ、少し話を聞いてみたかっただけさ。聖女様にあれほど気にかけられるなんて、一体どんな魔術を使ったのかとね」
「もう、ジュリ様ったら意地悪なんだから! それよりアランくん、さっきの授業、大変だったね。聖女様、ずっとアランくんのこと見てたもんね」
心配そうにこちらを覗き込んでくるエマさん。
からかい半分だが、敵意はなさそうなジュリアス様。
――これだ。
俺が求めていたのは、こういう普通の学級風景なんだ。じわぁ……と、乾ききった俺の心に、人の優しさが染み渡る。
「お二人とも、ありがとうございます……。俺、別に聖女様とそういうわけじゃ……その、昔からの付き合いで……」
「ふぅん? まあ、君がそう言うならいいけど。困ったことがあったら、僕に言うといい。この学園で僕にできないことは少ないからね」
「そうそう! 私でよければいつでも相談乗るからね!」
な、なんて良い人たちなんだ……!
俺は感動に打ち震えた。
まだだ、まだ俺の学園生活は終わっちゃいない!
そう、希望の光が見えた、まさにその瞬間だった。
「――あら、皆様。お揃いでどうかなさいましたか?」
背後から、あの鈴の鳴るような、しかし俺にとっては魔王の宣告に等しい声がした。振り向くと、そこには完璧な笑みを浮かべたリリシア様が立っていた。
「リ、リリシア様……」
「リリシア先生。いえ、聖女様」
ジュリアス様とエマさんが、少し緊張した面持ちで挨拶をする。
リリシア様は、にこやかに応えながら、すっと俺の隣に立った。そして、自然な動作で俺の腕に自分の腕を絡めてくる。
ひっ!?
「ジュリアス様。アランくんと仲良くしてくださるのですね。とても喜ばしいことですわ。あなたのような高貴な方に神の祝福がありますように……」
リリシア様がジュリアス様に向かって優しく微笑む。すると、ジュリアス様の顔が、すっと青ざめた。
「……っ!? い、いや、急に少し眩暈が……。すまない、今日はこれで失礼するよ」
ジュリアス様は額を押さえ、ふらつきながら足早に去って行った。
え、大丈夫かあの人。
「まあ、お疲れなのかしら。……エマさんも、いつも快活で素敵ですわ。あなたのような方にも神の光が降り注ぎますように。神はいつでも、あなたの足元を照らしてくださるでしょう」
次にリリシア様は、エマさんへと微笑みかけた。
「は、はい! ありがとうございます!」
エマさんは元気よくお辞儀をすると、
「じゃあまたね、アランくん!」
と言って駆け出そうとした。
その瞬間。
すてんっ!
「きゃっ!?」
何もない廊下でエマさんは見事にすっ転んだのだ。
「だ、大丈夫ですか、エマさん!?」
「う、うん、大丈夫……。なんでこんなところで……。ごめん、私、保健室行ってくるね……」
エマさんは恥ずかしそうに顔を赤らめ、そそくさと走り去ってしまった。
あっという間に、廊下には俺とリリシア様の二人だけが取り残された。
絡めとられた腕が、ぎゅっと力を増す。
「ふふっ。皆さん、お忙しいようですわね」
リリシア様は、心の底から嬉しそうに微笑んでいた。
「……さて、アランくん。二人きりになれましたし、帰りましょうか。私たちの、愛の巣へ」
俺は、全てを悟った。
あれは偶然じゃない。聖女様による、聖なる力を使った、極めて悪質な牽制(物理)だ。
この人は、俺に友達を作らせる気すらない。
――俺の学園生活、やっぱり完全に詰んでる……。
夕暮れの廊下に俺の無言の絶叫がこだました。
「結構です! 自分で食べられます!」
教室の窓際、特設されたかのような二人だけの空間で俺は必死に抵抗していた。
目の前では、聖女リリシア様がにこやかな笑顔で重箱から取り出した卵焼きを俺に差し出している。周囲の視線が痛い。痛すぎる。
「なんでアランのやつが聖女様と……」
「まさか付き合ってるとか?」
「いやでも、アランってあの貧乏なウォルトン家の……」
ひそひそ声が四方八方から聞こえてくる。
やめてくれ、俺のライフはもうゼロだ。
「アランくん、好き嫌いはだめよ。ほら、これは私が昨夜、あなたのために神に祈りを捧げながら焼いた特別な卵焼きなのだから」
「どんな卵焼きですかそれは!?」
もはや食べたら聖属性の耐性でも上がりそうだ。
俺が何を言おうと、リリシア様は「あらあら」「ふふっ」と優雅に微笑むだけ。まるで言うことを聞かない子供をあやす母親のようだ。
結局、地獄のような昼休みが終わる頃には、俺の精神力は完全に削り取られていた。
午後の授業の内容なんて、一ミリも頭に入ってこなかった。
◇
「はぁ……」
授業が終わり、俺は重い足取りで廊下を歩いていた。
リリシア様は「後片付けがありますから、また後で迎えに来ますね」と言い残して職員室に戻っていった。
束の間の、しかし貴重な一人の時間だ。
もうダメだ。
この学園生活、詰んだかもしれない。
友達どころか、腫れ物扱いだ。美少女にモテたいという俺のささやかな願望は、特大の聖女様という爆弾によって木っ端微塵に吹き飛ばされた。
そんな風に落ち込んでいた、その時だった。
「――君が、アラン・ウォルトンくんだね?」
声をかけられて顔を上げると、そこに立っていたのは、絵に描いたような王子様だった。
陽の光を反射して輝く金髪に知性を感じさせる青い瞳。上級貴族であることを示す、上質な制服の着こなし。
学園でも一際目立つ有名人、ジュリアス・フォン・アルフレッド公爵子息だ。
「じゅ、ジュリアス様……!? なぜ俺の名を……」
「はは、そんなに驚かないでくれ。君は今、この学園で一番の有名人だからね。あの聖女リリシア様と親しいんだろう?」
ジュリアス様は、興味深そうに目を細める。
まずい。これは貴族特有の探りだ。
下手に答えたら何を言われるか……。
俺が言葉に詰まっていると、別の方向から明るい声が飛んできた。
「あー! やっぱりアランくんだ! そんなとこで突っ立ってどうしたの?」
声の主は、ポニーテールを揺らしながら走ってきた小柄な女の子。特待生として入学した庶民のエマ・ブライトさんだ。
裏表のない性格で、誰にでも気さくに話しかけるため、クラスの人気者である。
「エマさん……」
「ジュリアス様もご一緒に。もしかして、アランくんに何か用事ですか? あんまりいじめないであげてくださいねー!」
エマさんは屈託なく笑う。
その言葉に、ジュリアス様もやれやれといった感じで肩をすくめた。
「人聞きの悪いことを言わないでくれ、エマ。僕はただ、少し話を聞いてみたかっただけさ。聖女様にあれほど気にかけられるなんて、一体どんな魔術を使ったのかとね」
「もう、ジュリ様ったら意地悪なんだから! それよりアランくん、さっきの授業、大変だったね。聖女様、ずっとアランくんのこと見てたもんね」
心配そうにこちらを覗き込んでくるエマさん。
からかい半分だが、敵意はなさそうなジュリアス様。
――これだ。
俺が求めていたのは、こういう普通の学級風景なんだ。じわぁ……と、乾ききった俺の心に、人の優しさが染み渡る。
「お二人とも、ありがとうございます……。俺、別に聖女様とそういうわけじゃ……その、昔からの付き合いで……」
「ふぅん? まあ、君がそう言うならいいけど。困ったことがあったら、僕に言うといい。この学園で僕にできないことは少ないからね」
「そうそう! 私でよければいつでも相談乗るからね!」
な、なんて良い人たちなんだ……!
俺は感動に打ち震えた。
まだだ、まだ俺の学園生活は終わっちゃいない!
そう、希望の光が見えた、まさにその瞬間だった。
「――あら、皆様。お揃いでどうかなさいましたか?」
背後から、あの鈴の鳴るような、しかし俺にとっては魔王の宣告に等しい声がした。振り向くと、そこには完璧な笑みを浮かべたリリシア様が立っていた。
「リ、リリシア様……」
「リリシア先生。いえ、聖女様」
ジュリアス様とエマさんが、少し緊張した面持ちで挨拶をする。
リリシア様は、にこやかに応えながら、すっと俺の隣に立った。そして、自然な動作で俺の腕に自分の腕を絡めてくる。
ひっ!?
「ジュリアス様。アランくんと仲良くしてくださるのですね。とても喜ばしいことですわ。あなたのような高貴な方に神の祝福がありますように……」
リリシア様がジュリアス様に向かって優しく微笑む。すると、ジュリアス様の顔が、すっと青ざめた。
「……っ!? い、いや、急に少し眩暈が……。すまない、今日はこれで失礼するよ」
ジュリアス様は額を押さえ、ふらつきながら足早に去って行った。
え、大丈夫かあの人。
「まあ、お疲れなのかしら。……エマさんも、いつも快活で素敵ですわ。あなたのような方にも神の光が降り注ぎますように。神はいつでも、あなたの足元を照らしてくださるでしょう」
次にリリシア様は、エマさんへと微笑みかけた。
「は、はい! ありがとうございます!」
エマさんは元気よくお辞儀をすると、
「じゃあまたね、アランくん!」
と言って駆け出そうとした。
その瞬間。
すてんっ!
「きゃっ!?」
何もない廊下でエマさんは見事にすっ転んだのだ。
「だ、大丈夫ですか、エマさん!?」
「う、うん、大丈夫……。なんでこんなところで……。ごめん、私、保健室行ってくるね……」
エマさんは恥ずかしそうに顔を赤らめ、そそくさと走り去ってしまった。
あっという間に、廊下には俺とリリシア様の二人だけが取り残された。
絡めとられた腕が、ぎゅっと力を増す。
「ふふっ。皆さん、お忙しいようですわね」
リリシア様は、心の底から嬉しそうに微笑んでいた。
「……さて、アランくん。二人きりになれましたし、帰りましょうか。私たちの、愛の巣へ」
俺は、全てを悟った。
あれは偶然じゃない。聖女様による、聖なる力を使った、極めて悪質な牽制(物理)だ。
この人は、俺に友達を作らせる気すらない。
――俺の学園生活、やっぱり完全に詰んでる……。
夕暮れの廊下に俺の無言の絶叫がこだました。
15
あなたにおすすめの小説
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
異世界帰りのハーレム王
ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。
で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか?
異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕!
異世界帰りのハーレム王
朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる