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第3章 宿敵の家と宿敵でなくなってから
第164話 かつてを、知るために
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「ノヴァお兄様、ごめんなさい、ちょっと時間がかかっちゃって……あれ? リサは?」
入ってきたオーロラちゃんは俺の姿を認めた後に部屋を見回してリサさんが居ないことを聞いてきた。俺は書類を手にしたままで、その問いに答える。
「あ、ああ……リサさんは良い豆が手に入ったからって取りに行ってくれたよ……」
「あら、そうなのね。ところで、何持ってるの?」
オーロラちゃんはいつもと変わらない様子で俺に近づいてきて、下ろしていた腕の先にある書類に目を向けた。
「領地継承の書類? ノーク叔母様から継承する領地のための、ちょっと固い感じの文書だけど、何かあったかしら? ひょっとして何か書き間違えてた?」
「え……いや、多分大丈夫だと思うけど……」
少しだけ不安ではあったけど、オーロラちゃんには別に変わったところはない。それならいいんじゃないかと思って、俺は聞いてみることにした。
「あ、あのさオーロラちゃん……オーロラちゃん達って……その……四姉妹なの?」
「え……」
目を見開いて固まるオーロラちゃん。彼女は少しだけ狼狽えた後、俺の持っている書類をもう一度見て、何かに気づいたようだった。
「あ……そっか、そうだよね。そこに書いてあるから……か……」
「ご、ごめん……もし言いにくい事なら……」
今までシアからもユティさんからも彼女達が四姉妹であるという事は聞いたことはない。なので気にはなるけど、慌ててそう言う。でもオーロラちゃんは少しだけ眉を下げただけだった。
「うーん……私は別に言いにくい事じゃないっていうか……そもそもよく知らないって言うか……」
「よく……知らない?」
「うん、ノヴァお兄様の言う通り、私達は四姉妹よ。四姉妹だった、と言うべきかもしれないわね」
うん? 四姉妹だった? どうして過去形なんだと思って、首を傾げる。オーロラちゃんは苦笑いをしながら、説明をしてくれた。
「えっと……何から話せばいいかしらね? 私が知っていることはそんなに多くないけど、私が四女、お姉様が三女、ユティお姉様が次女で、長女にメリッサっていう人が居たってことくらいかしら」
「メリッサ……」
オーロラちゃんから聞いた名前を繰り返すけど、誰からも聞いたことがない名前だった。長女という事はユティさんよりも年上なんだろうけど、居たということは……つまり。
「年はユティお姉様の3つ上だったみたい。彼女は魔法と剣に優れていて、アークゲート家は本来なら彼女が継ぐ筈っていうのが、塔で先生様――ううん、当時の先生から教わったことね。
私が知っているのはこれだけ。実は一回も会ったことないのよ。それに塔を出てこっちに来てからは会うどころか誰も話題に出さないし、きっともう亡くなっていて、話に出すのも避けるべきなのかなって、そう思ってたし」
「そうだったのか……」
確かに俺もそれなりにシアとの付き合いは長いし、アークゲートの屋敷にも正確に数えきれないほど足を運んでいる。それでもメリッサという人に会ったことはおろか、名前を聞いたこともなかった。
そんな事を思っていると、オーロラちゃんが俺を不思議そうな顔で見上げた。
「っていうか、ノヴァお兄様は聞いているかもしれないと思っていたけど、そうじゃないのね」
「そうだね、今初めて知ったかな」
「まあお姉様なら聞けば教えてくれそうだけど……でも実は私もちょっと気になってはいたのよね」
腕を組んで目を瞑り、難しそうな顔をするオーロラちゃん。やがて彼女は目を開いて、俺を見た。
「今お姉様は仕事でこの屋敷にはいない筈。でもユティお姉様ならいるわ。そしてきっと、そのメリッサっていう人について、ユティお姉様はよく知っている筈。ねえお兄様? どうせなら一緒に聞きに行かない?」
「う、うん?」
どうやら話題に上がったことでオーロラちゃんの好奇心を刺激したみたいだ。ただその一方で俺は少し迷っていた。今まで誰も話題に出さなかったアークゲート家の長女の話。それを聞いていいのかと、そう思ったから。
けれどそんな俺の心を見透かしたように、オーロラちゃんはため息を吐いた。
「ノヴァお兄様、よく聞いて。お兄様はお姉様の旦那で、このアークゲート家の皆はそれを認めている。もちろん私もそうだし、ユティお姉様だってそうだと思う。……メリッサっていう人については、意図的に話さなかったのかもしれないけど、それでもいつかは話さなきゃいけないって思ってたんだと思う。だったらそれを聞くのは今でもいいんじゃない?」
「いつかは……話さないと……」
「……正直、アークゲートに身を置いている者として言わせてもらうけど、この件もそれなりに深くて暗そうな話題よ。でも少なくとも私は自分の事を知ってもらって嬉しかったし、アークゲート家の事も知って欲しい」
「……オーロラちゃん」
彼女の言う通りだ。俺も、少し気になってはいた。ユティさんの様子が時々おかしかったりしたときも、聞きはしなかったけど、聞きたいとは思っていた。
「……分かった。ユティさんに聞いてみよう」
「ええ、早速行きましょう」
オーロラちゃんと頷き合って、部屋を後にしようとする。
ちょうどリサさんが帰ってきたけど、オーロラちゃんにユティさんの部屋に持っていってと言われて、少し不思議な顔をしていた。
×××
「ユティさん、俺です、ノヴァです」
扉をノックして声をかけると、しばらくしてから返事があった。
『ノヴァさん? お久しぶりです。開いているので入ってきていいですよ』
「失礼します」
声をかけて扉を開ける。部屋の中に入れば、ユティさんが椅子に座ったままで振り返って微笑んだ。
「こんにちはノヴァさん……それに、オーラ?」
俺の後に続いて入ってきたオーロラちゃんを見て首を傾げるユティさん。そんな彼女に、俺は口を開いた。
「ユティさん、教えて欲しいことがあるんだ」
「え、えっと……」
困ったように俺を見るユティさんに、間髪を入れずに告げる。
「アークゲート四姉妹の長女、メリッサっていう人について、教えて欲しい」
「…………」
絶句。その言葉がふさわしいくらいの反応をユティさんは見せた。少しだけ動きを止めた彼女は俺の横に立つオーロラちゃんを見て、まるで観念したかのように息を吐いた。
「オーラから聞いたんですね」
「ごめんなさいユティお姉様、領地継承の書類で私が四女であることをノヴァお兄様が知ったみたいで、そこから話しました。でも、私も少し気になっていたんです」
「……そうですよね。むしろこれまで一切聞いてくれないのは気を使ってくれているんだろうって、思っていましたから」
目を瞑り、ユティさんは真剣な表情に切り替わる。そのまま立ち上がり、長椅子の方へ向かった。
そのまま本を片付け始める彼女を見て、それを手伝う俺とオーロラちゃん。
ありがとうございます、とユティさんは言っていたけど、そこまで散らかっては居なかったからすぐに終わった。
本の束を脇へ避けて、俺とオーロラちゃんは横並びに、ユティさんは真正面に腰を下ろした。
先ほどまで手伝ってくれていたリサさんは俺とオーロラちゃん、そしてユティさん用にコーヒーや紅茶を入れた後に、頭を下げて部屋を出ていく。この場に俺達だけを残してくれたのは、彼女の思いやりだろう。
三人で少しだけコーヒーや紅茶を飲んだ後、ユティさんはゆっくりと口を開いた。
「何から話しましょうか……そうですね。私達には長女が居ました。名前はメリッサ・アークゲート。お母様から魔法と剣の才を受け継いだ、アークゲートの次期当主候補筆頭。それが彼女です。
私とメリッサお姉様は年の近い姉妹というよりも、お互いを高め合う敵のように育てられました。同じ教師から教育を受け、机を並べることはあっても、私達は仲が良いとは程遠かった。
一階の図書室の近くにある部屋に足を運んだことはありますか? あそこはずっと放置されていますが、私とメリッサお姉様が共に学んだ場所なんです」
ユティさんの言葉に、そう言えばと思い出す。
最初にシアに屋敷を案内してもらったときに、少し埃をかぶった小さな教室のような場所を見た気がする。その時は机と椅子が二組あって、ユティさんとオーロラちゃんの物だと勝手に思い込んでいたけど、あれはメリッサっていう人が使っていたものだったのか。
確かによくよく考えてみれば、オーロラちゃんは塔で勉強させられていて、シアはそういった機会はなかったと言っていた。ユティさんで一組は埋まっても、もう一組は誰が使っていたんだってことに思い至るけど、かなり前の事ですっかり忘れていた。
「あとは……そうですね。ここから出て右手にある部屋、そこもメリッサお姉様の部屋です。彼女が使っていた私室と、特別に与えられた執務室。……すみませんノヴァさん、あの時はいきなりの事で私も少し困惑していまして……」
「い、いえ……あれは俺が勝手に見たのがいけなかったので……」
あの時って言うのはユティさんに袖を摘まれたときの事だろうとすぐに思い至った。あれに関しては俺が好奇心を抑えきれなかったのが原因なのは間違いない。そう告げると、ユティさんは小さく微笑んだ。
「ありがとうございます……では、今から私達四姉妹とかつてのアークゲート家について、私が知っている限りお話しします」
ユティさんの言葉に、俺は背筋を伸ばした。再び真剣な表情になったユティさんは膝の上で手を重ねた。
「正直、良い話ではありませんし、ノヴァさんとしても聞いていて思うところが多いであろう話になると思います。ですが、話させてください」
「……お願いします」
俺の言葉にユティさんは目を瞑り、少ししてから開く。
そうして彼女は語り始めた。アークゲートの、かつての姿を。
入ってきたオーロラちゃんは俺の姿を認めた後に部屋を見回してリサさんが居ないことを聞いてきた。俺は書類を手にしたままで、その問いに答える。
「あ、ああ……リサさんは良い豆が手に入ったからって取りに行ってくれたよ……」
「あら、そうなのね。ところで、何持ってるの?」
オーロラちゃんはいつもと変わらない様子で俺に近づいてきて、下ろしていた腕の先にある書類に目を向けた。
「領地継承の書類? ノーク叔母様から継承する領地のための、ちょっと固い感じの文書だけど、何かあったかしら? ひょっとして何か書き間違えてた?」
「え……いや、多分大丈夫だと思うけど……」
少しだけ不安ではあったけど、オーロラちゃんには別に変わったところはない。それならいいんじゃないかと思って、俺は聞いてみることにした。
「あ、あのさオーロラちゃん……オーロラちゃん達って……その……四姉妹なの?」
「え……」
目を見開いて固まるオーロラちゃん。彼女は少しだけ狼狽えた後、俺の持っている書類をもう一度見て、何かに気づいたようだった。
「あ……そっか、そうだよね。そこに書いてあるから……か……」
「ご、ごめん……もし言いにくい事なら……」
今までシアからもユティさんからも彼女達が四姉妹であるという事は聞いたことはない。なので気にはなるけど、慌ててそう言う。でもオーロラちゃんは少しだけ眉を下げただけだった。
「うーん……私は別に言いにくい事じゃないっていうか……そもそもよく知らないって言うか……」
「よく……知らない?」
「うん、ノヴァお兄様の言う通り、私達は四姉妹よ。四姉妹だった、と言うべきかもしれないわね」
うん? 四姉妹だった? どうして過去形なんだと思って、首を傾げる。オーロラちゃんは苦笑いをしながら、説明をしてくれた。
「えっと……何から話せばいいかしらね? 私が知っていることはそんなに多くないけど、私が四女、お姉様が三女、ユティお姉様が次女で、長女にメリッサっていう人が居たってことくらいかしら」
「メリッサ……」
オーロラちゃんから聞いた名前を繰り返すけど、誰からも聞いたことがない名前だった。長女という事はユティさんよりも年上なんだろうけど、居たということは……つまり。
「年はユティお姉様の3つ上だったみたい。彼女は魔法と剣に優れていて、アークゲート家は本来なら彼女が継ぐ筈っていうのが、塔で先生様――ううん、当時の先生から教わったことね。
私が知っているのはこれだけ。実は一回も会ったことないのよ。それに塔を出てこっちに来てからは会うどころか誰も話題に出さないし、きっともう亡くなっていて、話に出すのも避けるべきなのかなって、そう思ってたし」
「そうだったのか……」
確かに俺もそれなりにシアとの付き合いは長いし、アークゲートの屋敷にも正確に数えきれないほど足を運んでいる。それでもメリッサという人に会ったことはおろか、名前を聞いたこともなかった。
そんな事を思っていると、オーロラちゃんが俺を不思議そうな顔で見上げた。
「っていうか、ノヴァお兄様は聞いているかもしれないと思っていたけど、そうじゃないのね」
「そうだね、今初めて知ったかな」
「まあお姉様なら聞けば教えてくれそうだけど……でも実は私もちょっと気になってはいたのよね」
腕を組んで目を瞑り、難しそうな顔をするオーロラちゃん。やがて彼女は目を開いて、俺を見た。
「今お姉様は仕事でこの屋敷にはいない筈。でもユティお姉様ならいるわ。そしてきっと、そのメリッサっていう人について、ユティお姉様はよく知っている筈。ねえお兄様? どうせなら一緒に聞きに行かない?」
「う、うん?」
どうやら話題に上がったことでオーロラちゃんの好奇心を刺激したみたいだ。ただその一方で俺は少し迷っていた。今まで誰も話題に出さなかったアークゲート家の長女の話。それを聞いていいのかと、そう思ったから。
けれどそんな俺の心を見透かしたように、オーロラちゃんはため息を吐いた。
「ノヴァお兄様、よく聞いて。お兄様はお姉様の旦那で、このアークゲート家の皆はそれを認めている。もちろん私もそうだし、ユティお姉様だってそうだと思う。……メリッサっていう人については、意図的に話さなかったのかもしれないけど、それでもいつかは話さなきゃいけないって思ってたんだと思う。だったらそれを聞くのは今でもいいんじゃない?」
「いつかは……話さないと……」
「……正直、アークゲートに身を置いている者として言わせてもらうけど、この件もそれなりに深くて暗そうな話題よ。でも少なくとも私は自分の事を知ってもらって嬉しかったし、アークゲート家の事も知って欲しい」
「……オーロラちゃん」
彼女の言う通りだ。俺も、少し気になってはいた。ユティさんの様子が時々おかしかったりしたときも、聞きはしなかったけど、聞きたいとは思っていた。
「……分かった。ユティさんに聞いてみよう」
「ええ、早速行きましょう」
オーロラちゃんと頷き合って、部屋を後にしようとする。
ちょうどリサさんが帰ってきたけど、オーロラちゃんにユティさんの部屋に持っていってと言われて、少し不思議な顔をしていた。
×××
「ユティさん、俺です、ノヴァです」
扉をノックして声をかけると、しばらくしてから返事があった。
『ノヴァさん? お久しぶりです。開いているので入ってきていいですよ』
「失礼します」
声をかけて扉を開ける。部屋の中に入れば、ユティさんが椅子に座ったままで振り返って微笑んだ。
「こんにちはノヴァさん……それに、オーラ?」
俺の後に続いて入ってきたオーロラちゃんを見て首を傾げるユティさん。そんな彼女に、俺は口を開いた。
「ユティさん、教えて欲しいことがあるんだ」
「え、えっと……」
困ったように俺を見るユティさんに、間髪を入れずに告げる。
「アークゲート四姉妹の長女、メリッサっていう人について、教えて欲しい」
「…………」
絶句。その言葉がふさわしいくらいの反応をユティさんは見せた。少しだけ動きを止めた彼女は俺の横に立つオーロラちゃんを見て、まるで観念したかのように息を吐いた。
「オーラから聞いたんですね」
「ごめんなさいユティお姉様、領地継承の書類で私が四女であることをノヴァお兄様が知ったみたいで、そこから話しました。でも、私も少し気になっていたんです」
「……そうですよね。むしろこれまで一切聞いてくれないのは気を使ってくれているんだろうって、思っていましたから」
目を瞑り、ユティさんは真剣な表情に切り替わる。そのまま立ち上がり、長椅子の方へ向かった。
そのまま本を片付け始める彼女を見て、それを手伝う俺とオーロラちゃん。
ありがとうございます、とユティさんは言っていたけど、そこまで散らかっては居なかったからすぐに終わった。
本の束を脇へ避けて、俺とオーロラちゃんは横並びに、ユティさんは真正面に腰を下ろした。
先ほどまで手伝ってくれていたリサさんは俺とオーロラちゃん、そしてユティさん用にコーヒーや紅茶を入れた後に、頭を下げて部屋を出ていく。この場に俺達だけを残してくれたのは、彼女の思いやりだろう。
三人で少しだけコーヒーや紅茶を飲んだ後、ユティさんはゆっくりと口を開いた。
「何から話しましょうか……そうですね。私達には長女が居ました。名前はメリッサ・アークゲート。お母様から魔法と剣の才を受け継いだ、アークゲートの次期当主候補筆頭。それが彼女です。
私とメリッサお姉様は年の近い姉妹というよりも、お互いを高め合う敵のように育てられました。同じ教師から教育を受け、机を並べることはあっても、私達は仲が良いとは程遠かった。
一階の図書室の近くにある部屋に足を運んだことはありますか? あそこはずっと放置されていますが、私とメリッサお姉様が共に学んだ場所なんです」
ユティさんの言葉に、そう言えばと思い出す。
最初にシアに屋敷を案内してもらったときに、少し埃をかぶった小さな教室のような場所を見た気がする。その時は机と椅子が二組あって、ユティさんとオーロラちゃんの物だと勝手に思い込んでいたけど、あれはメリッサっていう人が使っていたものだったのか。
確かによくよく考えてみれば、オーロラちゃんは塔で勉強させられていて、シアはそういった機会はなかったと言っていた。ユティさんで一組は埋まっても、もう一組は誰が使っていたんだってことに思い至るけど、かなり前の事ですっかり忘れていた。
「あとは……そうですね。ここから出て右手にある部屋、そこもメリッサお姉様の部屋です。彼女が使っていた私室と、特別に与えられた執務室。……すみませんノヴァさん、あの時はいきなりの事で私も少し困惑していまして……」
「い、いえ……あれは俺が勝手に見たのがいけなかったので……」
あの時って言うのはユティさんに袖を摘まれたときの事だろうとすぐに思い至った。あれに関しては俺が好奇心を抑えきれなかったのが原因なのは間違いない。そう告げると、ユティさんは小さく微笑んだ。
「ありがとうございます……では、今から私達四姉妹とかつてのアークゲート家について、私が知っている限りお話しします」
ユティさんの言葉に、俺は背筋を伸ばした。再び真剣な表情になったユティさんは膝の上で手を重ねた。
「正直、良い話ではありませんし、ノヴァさんとしても聞いていて思うところが多いであろう話になると思います。ですが、話させてください」
「……お願いします」
俺の言葉にユティさんは目を瞑り、少ししてから開く。
そうして彼女は語り始めた。アークゲートの、かつての姿を。
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