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第3章 宿敵の家と宿敵でなくなってから
第204話 段々と近づく幸せな瞬間
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シアの妊娠が発覚してから少しの時間が流れた。シアのお腹も少しずつ大きくなってきて、新しい命が生まれようとしているんだと思うことも多くなった。
それに伴い、シアの普段の業務は本格的にユティさんを初めとするアークゲート家の人に一時的に引き継がれつつある。シアはまだまだ出来るって言っていたけど、これまで頑張ってきたんだから今はゆっくりして欲しい、っていうのは屋敷の人の総意だ。
今ではユティさんのみならず、手伝える時はオーロラちゃんもアークゲートの屋敷に来て手伝ってくれたりしている。もちろん俺も、手伝える時は手伝っている。
ゲートの機器を利用して、アークゲートの屋敷へと移動する。繋いだ先は入口で、ゲートを通れば見覚えのある大きな階段が目に入った。
「ノヴァさん、ちょうどいらしたんですね。ようこそアークゲート家へ」
声が聞こえて右の方を見ると、ちょうどユティさんが通りかかったようで、いくつかの書類を持っていた。
「こんにちは、ユティさん」
彼女に向かって軽く頭を下げると、ユティさんはやや早足で俺に並ぶ。
「せっかくですので、一緒に当主様の部屋に行きましょうか」
「はい、行きましょう」
ユティさんと並んで歩きだし、階段を上る。ユティさんの部屋のある右側ではなく、左側へ伸びる階段に続いて足を掛けた。そのまま扉を開けて屋敷左側の廊下へ。オーロラちゃんの部屋を左手に通り過ぎ、一番奥のシアの執務室に到着する。
扉を開けて中に入るユティさんを追いかけて、俺も中に入った。
「ユティ、ありがとうございます……あら? ノヴァさんも来てくださったんですね」
部屋の中には仕事をするシアの姿があって、彼女は俺を見つけると笑顔になってくれた。それを見て俺も自然に笑顔になる。彼女と顔を合わせるのは朝以来だけど、久しぶりだと錯覚しそうになったくらいだ。
「ノヴァさんも手伝ってくれるそうですよ……とはいえ、もう今日の仕事はほとんど終わっているのですが……あ、ノヴァさん、こちらお願いします」
自分の執務用の机に近づいたユティさんは、机の上の書類を漁り、そのいくつかを俺に差し出した。それを受け取って、俺は長椅子とテーブルに向かう。
シアの執務室の中はそこまで変わらないけど、ユティさんが作業する用の机が入れられた。一緒に仕事をするのも目的の一つだけど、シアにもしものことがあったときに備えるためだ。
長椅子に腰かけて、置かれているペンを使用して仕事を進める。ペンを動かしていると、ユティさんが声をかけてきた。
「そういえばノヴァさん、今年の親睦会は特に問題なかったようですね」
「うん、つつがなく終わったかな」
「この親睦会に関しても、その内南と北合同で行うようなことを考えているんですか?」
ユティさんの質問に、俺は考え込む。
「うーん、それが理想的だけど、かなり規模が大きくなるよね。それこそ親睦を深めるっていう目的だけなら王都でレイさん達も巻き込んでやった方が良いかもしれない……とかかな?」
親睦会と名前がついているけど、どちらかというと南側の貴族だけで結束を強める会という方が昔は正しかった。北と南の壁を無くすなら、これに関しても南だけ、北だけという区分けではなくて、国として、を考える必要があるだろう。
そうなるとオズワルド陛下やレイさんに依頼した方が良いのではないかと思うけれど。
「どっちにせよ、今はちょっと忙しくてあまり考えられないかな」
「そうですね。両家を一つにする詳細案と同じく、少し保留にしましょう」
いずれにせよ今すぐ決められることじゃない。そうユティさんと合意を取ると、シアが申し訳なさそうに目じりを下げた。
「申し訳ありません、私のせいで……」
その原因だと考えているからか、声は沈んでいる。
そんなシアの言葉を、俺はすぐに否定した。
「何言っているのさ。シア以上に優先することなんてあるわけないでしょ。シアのせいだなんて思ったこと、一回もないよ」
「ノヴァさん……」
「そうですよ。当主様は子供が出来たぞー、よろこべー、と言う事はあっても、申し訳なく思う必要はありません」
「……ふふっ、なんですかそれ」
俺とユティさんの言葉にシアは笑顔になる。そう、ユティさんの言う通り申し訳なく思う必要は全然ない。色々なことが後回しになっているのはシアが理由っていうのはあるけど、それは決して悪い事じゃない。
むしろ他の事に比べて圧倒的にシアの優先順位が高いだけだ。だから気にしないで良いんだよと、穏やかな表情で彼女を見た。シアは俺の視線に気づき、同じように穏やかな表情を浮かべて自分の少し膨らんだ腹部に手を添えた。
「来年の今頃は、私とノヴァさんの間に新しい命が居るんですね……触れることも、撫でることも、口づけを落とすことも出来る……そう考えると感慨深いものがあります」
「そうだよ。だから無理しちゃダメだからね。お腹の中の子のためにも、シアのためにも」
「お医者さんの先生はこれまでの人類史で一番心配しなくていいと言っていましたが、かといってこれまで通りとはいかないでしょうからね」
「分かってます。ちゃんと安静にしていますよ」
困ったようにため息を吐くシア。彼女はユティさんをチラリと見て、次に俺に視線を向けてきた。
「もうこれ、毎日なんです。聞きすぎて耳にたこが出来ちゃいます」
「……ユティさんもシアの事が心配なんだよ」
ユティさんの気持ちも分からなくもないのでそう言うと、ユティさんは椅子に座ったまま腕を組んで得意げに答えた。
「その通りです。姉として大好きな妹を心配するのは当然の事。これぞお姉さん特権ですね」
その言葉を聞いて、シアは小さくため息を吐いた。
「こういうときだけお姉さんぶるのはズルいと言いますか、何と言いますか……でもまあ、お姉さんの気遣いを受け取っておきますよ。ありがとうございます、ユティお姉様」
珍しいと思った。というかシアと再会してからかなり時間が経つけど、彼女がユティさんの事を「ユティお姉様」と呼ぶのは初めてではないだろうか。これはこれでユティさんも嬉しいだろうなと思って彼女の方を見たけれど。
「むっ……むむっ……」
ユティさんは困惑するというか、違和感を覚えているというか、何とも言えない表情をしていた。
「……なんでしょう、昔は呼ばれていた筈なのに、今の当主様からそう呼ばれると何故か背中がむず痒くなると言いますか……そうじゃない感が強いと言いますか」
「あら? どうしましたか? ユティお姉様?」
揶揄うようなシアの言葉に、ユティさんは困って頭を掻いた。
「……当主様、いつも通り、ユティでお願いします」
「仕方ないですね、分かりました、ユティ」
「……うん、これですね」
遠くから見ているだけだとなにがこれなのか分からないけれど、ふざけ合っているときの二人も、いつもの二人もどちらもとても仲が良く見えた。
こんな風にこれからもユティさんとシアは仲良くなってくれればなと、思う。
その中にもちろんオーロラちゃんも入っていて、三姉妹全員が仲良く笑っている今がこれから先もずっと続けばいいなと、そう思った。
それに伴い、シアの普段の業務は本格的にユティさんを初めとするアークゲート家の人に一時的に引き継がれつつある。シアはまだまだ出来るって言っていたけど、これまで頑張ってきたんだから今はゆっくりして欲しい、っていうのは屋敷の人の総意だ。
今ではユティさんのみならず、手伝える時はオーロラちゃんもアークゲートの屋敷に来て手伝ってくれたりしている。もちろん俺も、手伝える時は手伝っている。
ゲートの機器を利用して、アークゲートの屋敷へと移動する。繋いだ先は入口で、ゲートを通れば見覚えのある大きな階段が目に入った。
「ノヴァさん、ちょうどいらしたんですね。ようこそアークゲート家へ」
声が聞こえて右の方を見ると、ちょうどユティさんが通りかかったようで、いくつかの書類を持っていた。
「こんにちは、ユティさん」
彼女に向かって軽く頭を下げると、ユティさんはやや早足で俺に並ぶ。
「せっかくですので、一緒に当主様の部屋に行きましょうか」
「はい、行きましょう」
ユティさんと並んで歩きだし、階段を上る。ユティさんの部屋のある右側ではなく、左側へ伸びる階段に続いて足を掛けた。そのまま扉を開けて屋敷左側の廊下へ。オーロラちゃんの部屋を左手に通り過ぎ、一番奥のシアの執務室に到着する。
扉を開けて中に入るユティさんを追いかけて、俺も中に入った。
「ユティ、ありがとうございます……あら? ノヴァさんも来てくださったんですね」
部屋の中には仕事をするシアの姿があって、彼女は俺を見つけると笑顔になってくれた。それを見て俺も自然に笑顔になる。彼女と顔を合わせるのは朝以来だけど、久しぶりだと錯覚しそうになったくらいだ。
「ノヴァさんも手伝ってくれるそうですよ……とはいえ、もう今日の仕事はほとんど終わっているのですが……あ、ノヴァさん、こちらお願いします」
自分の執務用の机に近づいたユティさんは、机の上の書類を漁り、そのいくつかを俺に差し出した。それを受け取って、俺は長椅子とテーブルに向かう。
シアの執務室の中はそこまで変わらないけど、ユティさんが作業する用の机が入れられた。一緒に仕事をするのも目的の一つだけど、シアにもしものことがあったときに備えるためだ。
長椅子に腰かけて、置かれているペンを使用して仕事を進める。ペンを動かしていると、ユティさんが声をかけてきた。
「そういえばノヴァさん、今年の親睦会は特に問題なかったようですね」
「うん、つつがなく終わったかな」
「この親睦会に関しても、その内南と北合同で行うようなことを考えているんですか?」
ユティさんの質問に、俺は考え込む。
「うーん、それが理想的だけど、かなり規模が大きくなるよね。それこそ親睦を深めるっていう目的だけなら王都でレイさん達も巻き込んでやった方が良いかもしれない……とかかな?」
親睦会と名前がついているけど、どちらかというと南側の貴族だけで結束を強める会という方が昔は正しかった。北と南の壁を無くすなら、これに関しても南だけ、北だけという区分けではなくて、国として、を考える必要があるだろう。
そうなるとオズワルド陛下やレイさんに依頼した方が良いのではないかと思うけれど。
「どっちにせよ、今はちょっと忙しくてあまり考えられないかな」
「そうですね。両家を一つにする詳細案と同じく、少し保留にしましょう」
いずれにせよ今すぐ決められることじゃない。そうユティさんと合意を取ると、シアが申し訳なさそうに目じりを下げた。
「申し訳ありません、私のせいで……」
その原因だと考えているからか、声は沈んでいる。
そんなシアの言葉を、俺はすぐに否定した。
「何言っているのさ。シア以上に優先することなんてあるわけないでしょ。シアのせいだなんて思ったこと、一回もないよ」
「ノヴァさん……」
「そうですよ。当主様は子供が出来たぞー、よろこべー、と言う事はあっても、申し訳なく思う必要はありません」
「……ふふっ、なんですかそれ」
俺とユティさんの言葉にシアは笑顔になる。そう、ユティさんの言う通り申し訳なく思う必要は全然ない。色々なことが後回しになっているのはシアが理由っていうのはあるけど、それは決して悪い事じゃない。
むしろ他の事に比べて圧倒的にシアの優先順位が高いだけだ。だから気にしないで良いんだよと、穏やかな表情で彼女を見た。シアは俺の視線に気づき、同じように穏やかな表情を浮かべて自分の少し膨らんだ腹部に手を添えた。
「来年の今頃は、私とノヴァさんの間に新しい命が居るんですね……触れることも、撫でることも、口づけを落とすことも出来る……そう考えると感慨深いものがあります」
「そうだよ。だから無理しちゃダメだからね。お腹の中の子のためにも、シアのためにも」
「お医者さんの先生はこれまでの人類史で一番心配しなくていいと言っていましたが、かといってこれまで通りとはいかないでしょうからね」
「分かってます。ちゃんと安静にしていますよ」
困ったようにため息を吐くシア。彼女はユティさんをチラリと見て、次に俺に視線を向けてきた。
「もうこれ、毎日なんです。聞きすぎて耳にたこが出来ちゃいます」
「……ユティさんもシアの事が心配なんだよ」
ユティさんの気持ちも分からなくもないのでそう言うと、ユティさんは椅子に座ったまま腕を組んで得意げに答えた。
「その通りです。姉として大好きな妹を心配するのは当然の事。これぞお姉さん特権ですね」
その言葉を聞いて、シアは小さくため息を吐いた。
「こういうときだけお姉さんぶるのはズルいと言いますか、何と言いますか……でもまあ、お姉さんの気遣いを受け取っておきますよ。ありがとうございます、ユティお姉様」
珍しいと思った。というかシアと再会してからかなり時間が経つけど、彼女がユティさんの事を「ユティお姉様」と呼ぶのは初めてではないだろうか。これはこれでユティさんも嬉しいだろうなと思って彼女の方を見たけれど。
「むっ……むむっ……」
ユティさんは困惑するというか、違和感を覚えているというか、何とも言えない表情をしていた。
「……なんでしょう、昔は呼ばれていた筈なのに、今の当主様からそう呼ばれると何故か背中がむず痒くなると言いますか……そうじゃない感が強いと言いますか」
「あら? どうしましたか? ユティお姉様?」
揶揄うようなシアの言葉に、ユティさんは困って頭を掻いた。
「……当主様、いつも通り、ユティでお願いします」
「仕方ないですね、分かりました、ユティ」
「……うん、これですね」
遠くから見ているだけだとなにがこれなのか分からないけれど、ふざけ合っているときの二人も、いつもの二人もどちらもとても仲が良く見えた。
こんな風にこれからもユティさんとシアは仲良くなってくれればなと、思う。
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