よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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プロペラ列車噺

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 1964年、世界初の高速鉄道として東海道新幹線が開通した。

 それまでに様々な国や地域で高速鉄道が計画されてきたが、中には飛行機の技術をストレートに応用したものもあった。

 それがドイツの「シーネン・ツェッペリン」

 これは1929年に鉄道技師のフランツ・クルッケンベルクによって開発された車両で、空気抵抗を減らした流線形の車体にガソリンで駆動するエンジンを載せ、車体後部のプロペラを回して走ったのだ。

 この車両は走行試験で時速230キロという素晴らしい記録を出したのだが、大きな問題が2つあった。

 ひとつは車体後部にプロペラがあるために客車を引けず、輸送力に難がある。

 もうひとつは、駅のホームで大口径のプロペラを高速で回転させるのは危険すぎるというものだ。

 結局これらの問題によって、「シーネン・ツェッペリン」は実用化されなかった。

 ちなみに、「シーネン・ツェッペリン」のフォルムは0系新幹線によく似ているが、0系新幹線の開発には多くの航空機技術者が関わっていたため、必然的に設計思想が似てしまったのであろう。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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