最強勇者の物語2

しまうま弁当

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第5章 アグトリア動乱

団長対決

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午前7時過ぎドロメ盗賊軍の中央部隊がジフロル軍と対峙をしていた。

中央部隊を率いていたドロメ団長が部下の盗賊達に大声で言った。

「いいか野郎共、偽善者共にこのドロメ様に喧嘩を売った事を後悔させてやれ!」

部下の盗賊達が大声で答えた。

「おおー!!!」

ドロメ団長が指示を出した。

「よし!!!進め野郎共!!!」


号令と共にドロメ団長が率いる中央部隊が前進を始めた。

そして前面に対峙していたジフロル団長率いる部隊に攻撃を仕掛けた。

ジフロル軍も陣地にドロメ盗賊軍を近づけまいと、弓矢で反撃した。

たくさんの矢の雨がドロメ盗賊軍に降り注ぎ、何人もの盗賊が倒されたが、多くの者達が果敢に坂を上り始めた。

ジフロル軍はそうはさせじと坂を下ってドロメ盗賊軍に反撃した。

午前9時ドロメ盗賊軍の中央部隊と右翼部隊が正面のジフロル軍に攻撃を仕掛け、どちらも激しい激戦が繰り広げられていた。

一方ドロメ盗賊軍の左翼部隊は全く動かずに傍観していた。



ドロメ団長は自ら最前線に切り込みを行うとしていた。

ドロメ団長が大声を張り上げた。

「さあ野郎共、偽善者共に蹴散らすぞ!!!」

ドロメ団長はそう言うと敵陣にむけて駆けていった。

部下の盗賊達も遅れまいと急いで走っていく。

敵の近くまで行ってドロメ団長は大声を張り上げた。

「おい、この弱虫共!!ドロメ様が直々に来てやったぞ!!!かかってこいや!!!」

あまりの迫力にジフロル軍の盗賊達は怖じけづいてしまった。

すると一人のジフロル軍の盗賊が大声をあげた。

「怖じ気づくな!ドロメを倒せばこの戦いは終わる!!ドロメを倒せ!!!」

ジフロル軍の盗賊がおおー!!!と声をあげた。

ジフロル軍の盗賊の一人が意を決してドロメ団長に剣で斬りかかった。

だがドロメ団長は手に持ったバトルアックスで簡単に受け止められてしまった。
 
「どうした?このドロメ様を斬るんじゃないのか?」

何とか剣を振り下ろそうとしたが、剣はピクリとも動かなかった。

「そうか、じゃあもう死んでいいぞ!」

ドロメ団長はそう言うとバトルアックスを全力で振り上げた。

ドロメ団長はその一撃でその盗賊を殺してしまった。

もう一人のジフロル軍の盗賊がドロメ団長に挑んだ。

だが結果は同じでドロメ団長のバトルアックスで簡単に止められ逆にドロメ団長に斬り殺されてしまった。

今度はドロメ団長が近くのジフロル軍の山賊にバトルアックスを振り下ろそうとした。

だがドロメ団長に近づいてくる男がいた。

その男はドロメ団長の前に立ち塞がると、ドロメ団長が振り下ろしたバトルアックスを大剣で受け止めた。

長身のジフロル団長その人だった。

「ベギラ大丈夫か?」

腰をぬかした盗賊がジフロル団長を見るなり言った。

「おやっさん!」

ジフロル団長が部下のベギラに言った。

「ドロメ団長の相手は私がする。ベギラは下がっていろ。あと他の者達にも伝えてくれ。ドロメ団長には近寄るなと。」

ベギラはジフロル団長に言った。

「はい、おやっさんも気をつけてください!」

ベギラはそう言うと後方に下がっていった。

ドロメ団長はジフロル団長の剣を振り払うと少し後ろに下がった。

そしてジフロル団長に言った。

「へえ、このドロメ様の攻撃を受け止めるとはな。さてはてめえが偽善者の親玉ジフロルか。」

ジフロル団長はドロメ団長に言った。

「ああ、私がジフロル盗賊団の団長を務めているジフロルだ。ドロメ団長、私の部下達を痛めつけるのは止めてもらおう。相手が欲しいなら私が相手をしよう。」

ドロメ団長はジフロル団長を見ながら言った。

「偽善者の親玉ジフロルさんよ!てめえならこのドロメ様の相手ができるってか?」

ジフロル団長はドロメ団長に言った。

「それは自分で確かめてくれ!」

ドロメ団長がジフロル団長に言った。

「ああ、じゃあそうさせてもらうぜ!!」

するとドロメ団長がジフロル団長に向かってすごい速さで突進をしていった。

そして凄い速さでバトルアックスを振り上げた。

ジフロル団長も負けじと大剣を振り下ろす。

キイーン!!

金属が激しくぶつかり合う音が響く。

ドロメ団長の振り下ろしたバトルアックスをジフロル団長が大剣で再び受け止めた。

「へえー、このドロメ様の攻撃を凌げる奴は久しぶりだな。」

ジフロル団長の大剣とドロメ団長のバトルアックスが何度も切りを結んだ。

その都度金属が激しくぶつかり合う音がした。

するとドロメ団長は少し嬉しそうにジフロル団長に言った。

「やるじゃないか、ジフロル!感心しちまったぜ。じゃお次はこんなんはどうだ?!!」

するとドロメ団長が後ろに後退りジフロル団長と距離を取った。

そしてドロメ団長がバトルアックスを地面に転がすと、手を懐の中に入れた。

次の瞬間小さな投げ斧がドロメ団長の手から投げられた。

その投げ斧は高速でジフロル団長に向かって飛んでいった。

ジフロル団長はすんでの所で体を横に反らし投げ斧をかわした。

ドロメ団長が大声で言った。

「ほら、まだまだいくぜ。」

ドロメ団長が凄い速さでいくつもの投げ斧をジフロル団長に向かって投げた。

ジフロル団長はギリギリの所で投げ斧をかわしていく。

すると今度はジフロル団長が落ちていた投げ斧を拾い、ドロメ団長にめがけて投げ返した。

さすがのドロメ団長もこれには驚き、目を丸くしながらもすんでの所でかわした。

「へえー!!本当に強いな、ジフロル!」

ジフロル団長は何も言わずドロメ団長を見返した。
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