[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します

mikadozero

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二年生 魔物の討伐と元凶編

35 最終決戦

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私は、生徒会室に向かう。すると、二人が揃っていた…私は言う。

「おはよう…」

私の声は元気よく言わなかった。なんだか、生徒会室の雰囲気がそう言う感じではなかった。私は静かに椅子に座った。すると、フーガが言う。

「みんな集まったわね…」

みんなと言っても自分を抜いて二人しかにいない。しかも私は正式には生徒会ではないから実質一人である。

アルファが低い声で言う。

「で…作戦どうするんだ…生徒会もこんな人数しかしかいないが…」

私もそれは思った。すると、フーガは立ち上がり言う。

「外部の人に協力をしてもらう…」

フーガがそう言うとアルファは言う。

「外部の人かぁ…大丈夫か?」

フーガは黙り込んだ。私は思った。外部者に協力してもらうお金があるのか…うちの学校は校内の整備で手が一杯なのに…思っているとフーガは言う。

「大丈夫のはず…これは実費よ…学校側からは出してくれない…」

私はそれを聞いた瞬間…絶句した。この件は学校側からしたら隠したい事実なのだろうか…学校が協力的ではないと言うことは…そうゆうことなのだろう…

「外部の人がもし死んだら…誰が責任を取るんですか…?」

私は気になっていた部分を聞いた。すると…フーガは黙り込んだ。

「俺が取る」

そう言いながら、手をあげて言うアルファだった。すると、黙り込んだフーガが言う。

「だけど…私が呼ぶから私が責任を取るわ」

その声は生徒会室にに響き渡った。覚悟を決めているみたいだ。私は言う。

「外部者を呼ばないで…やるわよ!」

私が言ったことに二人が驚いた。フーガが言う。

「外部者を呼ばないでどうやって倒すのよ!前やった計画は全然ダメだったじゃない…私たちだけじゃ倒せないのよ…」

アンジュの声が段々小さくなった。私は言う。

「倒せない…じゃなくて倒すに…運命を変えるのよ!」

私はそう言いながら窓に近づく。
すると、フーガが言う。

「どうやって…?」

「それは…ないわ…」

「えっ!」

フーガは驚いていた。フーガが珍しく苛立ちを見せた。

「計画がないのに…どうやって倒すの⁉︎」

そう言われて、私は二人のいる方向に向きを変えて言う。

「たまには…無計画でもいいじゃない」

そう言うと、二人は困った顔をしていた。

「そうだな…たまには無計画でもいいな」

そう言ったのは、アルファだった。そんなアルファを見てフーガが言う。

「どう倒すの?」

「それは…簡単さ…ただ攻撃をするだけ…」

そう言い生徒会室は沈黙に包まれた。

私たちは、最近悪魔らしきものの目撃情報の多い校庭に向かった。

すると…

「悪魔!」

フーガが声を上げて言う。
私たちは近づき言う。

「お前を今日で倒す!」

そう言い私は、悪魔まで距離を詰めた。そして、悪魔の心臓のある部分に魔法の剣を刺した。

だが…

「…ッ…」

私は避けられて舌打ちをする。すると、アルファが動く。

「オラァー!」

そう言いながら彼は突っ込んんで行った。だが、簡単に避けられてしまう…

「お前らの本気はこんなもんか…」

悪魔は呆れたように言う。すると…

「死ねー!」

そう言いながらフーガは完全に悪魔の隙をついた攻撃をした。
悪魔は…

「グハァ…」

吐血した。悪魔は案外人間味の部分があるのかもしれない。私はその隙に突き刺す…

「これで終わりだ!」

そう言いながら、私は悪魔の心臓がある部分に突き刺した。
悪魔は苦しそうな声を出しながら消える…

だが…中からは人が出てきた…それはそれは…どこかで見たことがある…
すると、フーガが言う。

「レキ先生⁉︎」

そうだ…レキ先生だ…なんで悪魔から出てきたのか…
フーガはレキ先生から離れて言う。

「先生…悪魔と契約してたんだですか…?」

先生は死にかけながらも立った。

「そうだ…この事件の主犯格…この事件は私がやりたくてやった…この学校を潰したかったのだ…」

先生は笑いながら言う。私は先生に言う。

「それが、なんですか?学校を潰して何になるんですか」

そう聞くと先生は黙り込んだ。深い理由などないのだろう。
私が先生に近づこうとすると…

「最後の足掻き!」

そう言いながらアルファの方に剣を持って走っていく。

「アルファ!」

私はそう言うが…アルファは遅かった…

「あ…あっ…」

アルファは血がドバドバ出て…剣が抜かれると…倒れた。

「アルファ!」

フーガがアルファのところに駆け寄る。すると、フーガは言う。

「先生、こんなことして許しません!」

私は先生の目の前まで行って言う。

「あなたの負けです」

そう言い先生の首を切った。先生の顔は笑顔だった。私は不気味な笑みだと思った。
私はフーガとアルファの元に行く。

アルファが死にかけながらも言う。

「俺…最後無様に死ぬんだなぁ…」

「喋るな」

私がそう言うがアルファは喋る。

「フーガ…俺は…お前のことが…好きだっ…」

アルファは息を引き取った。フーガが叫ぶ。

「アルファ‼︎」

私はその姿を見るしかなかったのだった…
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