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第4章 七魔将軍 レンカ編〜生徒か主か〜
第二十七話 あの時の誓い
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ショウ達は勇者一行と対峙した。そして勇者が第一に前へ出た。
「魔王の子よ。死して平和をもたらせ」
「随分と好き勝手言ってくるな。」
「これが勇者一行か~確かに強そうだ。」
「血気盛んな奴等だな。」
と各々戦闘態勢に入り始めた。そして、
「私は勇者レイス、魔王の血族を葬る者だ。」
「僕はショウ、勇者一行に復讐をする者だ。」
とレイスとショウがぶつかり合った。そして他の一行とザギル達が闘いを始めた。
オーツは、エルフと海賊が闘っていた。
「確か、バーサーカーだったっけ?」
「だったら何だ?」
「なら見せてくれよ。お前の『狂乱化』をよ!」
「ソニックアロー」
と遠距離からエルフが矢を打ってきた。オーツは、ギリギリのところで躱した。
「私の名はフルンです。」
「一応俺ももう一度名乗るか。俺はアルセイノだ。よろしく!」
「俺の名前はオーツだ!今ここでテメェを叩きのめす!」
と言ってアルセイノに攻撃を仕掛けた。アルセイノは、チャクラを器用に使い、オーツを挟む形にした。そしてフルンは、その間に矢を打った。オーツは、
「波円海」
とチャクラと矢を弾き、フルンのいる木まで飛んで、
「理抗の型:瘧終」
「クッ!ガードが間に合わない!」
「エンドレスフープ」
とチャクラを投げ飛ばした。オーツはそれをガードせず、空中の状態で身を捩り、
「理抗の型:革命」
とチャクラを躱しつつ、アルセイノとフルンに攻撃した。オーツは、
「そういや、あの改造ロボット何処で手に入れた!」
と「狂乱化」しながら近付いた。アルセイノは、
「さぁ~何処だろうな!」
と眼帯を取り、
「固有スキル:スティール 狂乱化」
とアルセイノも「狂乱化」した。
「こいつは、楽しめそうだな!」
と楽しそうにした。
アルキは、ソウメイと闘っていた。
「ハァッ!」
「フンッ!」
「八獄の型:酷淨」
「五獣の型:朱雀 凰火」
と各々の型をぶつけ合っていた。ソウメイは、
「この型は、バクネンも使っていた型だな。」
「バクネン?あぁ、あの根性なしか。」
「酷い言われようよな。バクネンは、イウトのコロッセオで4連覇していたのだぞ。」
「それをまだまだ未熟のショウやザギルにやられてたんじゃ、やはりその程度だったということじゃ!」
と話の途中でソウメイに拳を突いた。ソウメイは、それを刀でガードし、
「五獣の型:白虎 月火飛昇顎」
と拳の勢いをうまく利用し、アルキにカウンターで斬り掛かった。アルキは、ギリギリのところで躱した。そこから距離を取り、
「なかなかの剣技じゃの~」
「そちらこそ、こちらに引けを取らぬ程の技だ。」
「そろそろ良かろう…」
「そうだな…」
と言い、アルキは鬼人化した。そしてソウメイは、身体から入れ墨が浮き上がってきた。
「その入れ墨は、まさか!」
「そう、これは某の特殊スキル『極聖印』だ。」
極聖印・・・武人のみが使える特殊スキル。そして、使えるのは自身の技を極限まで高めた者の証でもある。
「お遊びはここまでだな!」
「もちろん、某はそのつもりだ!」
とアルキとソウメイは、互いの型に構えた。
レンカは黒装束の女と闘っていた。
「ファイヤーアロー+サンダーエンチャント」
「魔法陣:インバリデート」
とレンカの魔法を無効化した。そして、
「ウォータータイガー+ウォータートルネード」
と水虎と水の嵐をレンカに向けて放った。レンカは、
「ジャッジメント・ディスティニー」
と2つの魔法を消し去った。すると黒装束の女が、
「これが『魔物線最強魔道士』ですか?正直、予想以上です。」
と拍手しながら近付いた。レンカも、
「『勇者一行の一人』の力もなかなかですね。」
と拍手しながら近付いた。そして、
「「テリトリー開放」」
とレンカと黒装束の女は、自身のテリトリーを開放した。
テリトリーを開放すると、黒装束の女は黒装束を取り、
「私の名前はスパークル、最も得意な魔法は水魔法。そして、あなた方を殺しに来たものよ。」
と名乗った。レンカは、
「そうですか。なら私も名乗りましょう。」
と姿勢を正し、手を胸にあててポーズを取り、
「私の名前はレンカ、すべての魔法を凌駕した最強の魔道士です。そして、あなた方も凌駕する者です。」
と名乗った。それから名乗り終えると、魔法を打ち合った。
ザギルとショウは、勇者と賢者と闘った。
「終の拳:楽胴牙 アリゲーターモデル」
「神殺しの剣技:炎神 蝶が舞」
と技がぶつかり合う度に、周囲が簡単に吹き飛んだ。
「これが勇者の力ですか。思ったより大した事ないんですね。」
「それはこちらとて同じですよ。魔王の子がこの程度ですか。大した事ないんですね。」
「そうですか。なら…」
とショウは魔眼を開放した。勇者は、
「『魔眼』ですか。醜い!」
と剣を構えた。ショウは、勇者が構えたのと同時に突っ込んでいった。それに合わせて、
「ファイヤー・エンチャント ソード」
と自身の剣に火を纏わせ、ショウに攻撃した。ショウは、それを予知していたのように避け、
「固有スキル:影使い 五体+終の拳:天海音流」
と勇者を囲い、無数の拳を突いた。勇者は、避けようと試みるも何発かはもろに食らってしまった。
『一撃だけでもいくつかの骨にヒビが入ったか!これが「終の拳」の威力か。』
「まだです!魔剣生成:爆駱刀」
と魔剣を取り出し、勇者に向かって斬り裂いた。勇者は自身の剣で防御した。
「さぁ、大人しく殺されてください。」
「どうやら、こちらも本気を出さないと行けないようですね。特殊スキル『ゾーン』」
と言うと、勇者が純白のオーラにつつまれた。ショウは、
「こちらも本気でいきます。」
と言い構えた。
ザギルと賢者は、勇者とショウと離れていた。
「ハァッ!」
「ヘルファイヤー」
「フンッ!ぬるい火だな。」
「強がりが見え見えだぞ。」
「それは、貴様もだろ?」
と互いの技で各々軽症を受けていた。ザギルは、「魔眼」を使い賢者を見た。
『この魔力量は「賢者だけ」の量じゃない。一体どんな方法を使ったんだ?』
と思った。それを見透かしたように、
「不思議だろ?これだけの魔力量を得ることができたのが。」
と賢者が言った。そして、目に掛かっていた髪を上げて、
「私は賢者セイラ。両眼を『神』に差し出し、神から幾千もの魔法と魔力量を得た者だ。」
と両眼が白目になっており、切り傷ができていた。
「なるほど、神か…」
神・・・選ばれし者にしか開けることが出来ない門『神道門』の向こうに存在する。そこで、神への試練を受け神と同等の力を得ることができる。
因みに、どの神が相手するかはその時によって変わる。そして、得られる力も変わる。
「神の試練を終え、力を手に入れた。そして、両眼を差し出しさらなる力を手に入れた。」
「カッコつけてるようだが、それで負けたら無意味だと思うがな。」
「試してみるがいい。」
とセイラは、魔法を7つ展開した。ザギルは構えた。
「月光の型:隠月 朔」
「魔法陣:グラウンドサンダー」
「ぐっ!まだ魔法を使えたか!」
「私は一度に13の魔法を扱うことが出来る。この程度、造作もないことです。『ヘルファイヤーウェーブ』」
とザギルに容赦のない炎の波が襲った。
「ぐっ…クソが…!」
「ハァッ!ペイン・エンチャント」
とザギルに触れてから、「痛み」を増幅させた。
「ぐぁぁぁぁ!!」
「まだ死なないとは、生命力が桁違いでしたか。」
「俺は意地でも倒れる気なんかねぇよ!」
と「魔眼」を更に赤くさせた。セイラは、ザギルを汚物のように踏み、
「貴方はその気でも、あちらはそうではないらしいですよ。」
と指を指した。ザギルは、その方向を向いた。そこには、ボロボロになり勇者に殺されそうになっているショウがいた。
「これで終わりだ…」
「……け」
「はぁ?」
「どけ!」
とザギルの魔眼がどんな赤よりも赤くなり、
「ハァ!」
「ぐっ…!未だこんな余力があったのか!」
とセイラを吹き飛ばした。そして、
「我流 剣技 荒盛音廻」
とショウに剣が降り落ちる前に割入った。
「『魔眼』を使えるものがまだ居たんですか。それでは尚の事…」
「俺は誓っんだ…」
「早急にこの方達を殺さなければならないな!」
「ショウを『どんな敵からも守る剣』になるってな!」
と純白のオーラはより一層光をまし、魔眼は更に赤くさせた。
サギルがショウに初めてあったのは、ショウが生まれて間もない頃である。この日、レンカ、カシルやザギル達が出産お祝いを届けに来ていた。
「サタン様、ソフィア様第一子ご出産おめでとうございます。」
「おめでとうございます。」
「ありがとう、カシルとザギル君」
「あぁ、カシルとザギル君は、ここに来るまで大分かかったろ?」
「いえ、たったの3日歩いた程度です。」
「大分、感覚バグってないか?まぁ帰りは私が送ろう。」
「いえ、サタン様のお手を煩わす必要なんでございません。」
とサタンとカシルが話していた。一方ザギルは、眠っているショウの近くに寄り、
「これがサタン様とソフィア様のお子様ですか。かわいいですね。」
「抱っこしてみる?」
「良いんですか?」
と言って、ソフィアからショウを渡してもらった。ザギルの腕の中になると、ショウは、
「うわぁぁん!うわぁぁん!」
と泣き始めた。ザギルは凄く動揺していた。
「ど、ど、どうしたら…」
「大丈夫よ。」
そう言うとソフィアは、ショウを抱えて、1番高いところまで上げてあげた。すると、
「きゃっははは!」
とすぐ笑顔になった。そして、
「さぁ、もう一回」
とショウを優しくザギルに渡した。今度はザギルにもショウは笑顔で、
「だぶぅだぶぅ」
と手を叩いた。この笑顔を見た時、
「ソフィア様」
「ん?」
「俺、この子の『剣』になります。どんなに強い敵からも守れる『剣』になります。」
とソフィアに真剣な表情で言った。ソフィアは、
「それは頼もしいわね。」
と笑顔で言った。その後ろから、
「本当に頼もしい若者だな。」
「なら、今まで以上に厳しい訓練にするか。」
「儂も手伝ってやろうか?」
とサタンやカシル達が言ってきた。ザギルは、
「オヤジ達にも負けねぇからな。」
と強い眼差しで返した。そこから3年間でカシルと同等の力量を得た。そして、カシルがショウに訓練を始めた歳から旅に出た。
現在
ザギルは勇者と闘っていた。
「ホーリーソード!」
「我流 剣技 直行・日廻」
「シャイニング・マシンガン」
「我流 剣技 重桜牽連渦」
「神殺しの剣技:炎神」
「月光の型:隠月 朔」
と互いの剣技がぶつかり、互いの左肩に傷をつけた。
「まさか、ここまで付いてこれるなんてな。」
「お前もだよ。俺に付いてこられる敵は久しぶりだ。」
「だが、これでは私は倒せないぞ。」
「それはどうかな。」
と再びぶつかり合った。その時、
「魔眼:覚醒 夢幻」
とザギルの魔眼に六芒星が宿り、勇者はザギルの『魔眼の効果にかかった。』ザギルは、そこから追撃をしようとした。しかし、勇者はすぐ様効果を無効化し、
「閃光カウンター」
と目に見えない早さで抜刀した。ザギルはそれを本能で躱し、
「月光の型:奥義 満霓」
と反撃した。勇者はそれを剣でガードした。
「先程よりも動きが早くなっている。」
「我流 剣技 阿寒荊棘」
と勇者に途轍も早い突き技を決めようとした。しかし、
「マジックシールド」
「クソが、ギリギリで展開されるとはな。」
「いや~効いたぜ、油断してた。」
「なら今度は、斬り刻んでやる!」
とザギルは構えた。勇者も構えようとするも、
「勇者、ここは退くぞ。」
「どうしてだ。ここからであろう!」
「よく周りを見てみろ。」
とセイラが止めた。すると、アルセイノやフルン達が勇者の前に飛んできた。そしてその方向から、オーツ達は血を流しながらも歩いてきた。
「これが勇者一行の力か~結構強いな~」
「フンッ、これくらいでなければ困るわ!」
「まだやりますか?」
とショウの前に立った。
「……!」
勇者は深呼吸をして、
「今回は退いてやる。」
「賢明な判断だ。リタイア!」
とセイラ達は光の球に包まれ、ショウ達の前から去ろうとした。しかし、
「させませんよ。魔法陣:ディセーブル」
とレンカが魔法を無効化し、ショウとザギルが、
「終の拳:打雷花」
「我流 剣技 陽斜行・日廻」
と攻撃を仕掛けた。するとセイラは、眼を紅くしてショウ達に途轍もない圧をかけた。
『何だこれ!人間の放てる圧じゃないぞ!』
『動けない!』
『これは、下手に動けば殺されるぞ。』
とショウ達が動けない間に、
「リタイア」
と再度光の球に包まれ、飛び去って行った。ショウは、
「次は、絶対にこうはいかないぞ!」
と勇者一行に向かって言った。ザギルは、
「はぁ…はぁ…今度はやられんな…よ…」
とショウの肩をたたいて、気絶した。
「ザギル!ザギル!」
とショウはザギルの身体を揺すり、何度もザギルの名前を呼んだ。
「魔王の子よ。死して平和をもたらせ」
「随分と好き勝手言ってくるな。」
「これが勇者一行か~確かに強そうだ。」
「血気盛んな奴等だな。」
と各々戦闘態勢に入り始めた。そして、
「私は勇者レイス、魔王の血族を葬る者だ。」
「僕はショウ、勇者一行に復讐をする者だ。」
とレイスとショウがぶつかり合った。そして他の一行とザギル達が闘いを始めた。
オーツは、エルフと海賊が闘っていた。
「確か、バーサーカーだったっけ?」
「だったら何だ?」
「なら見せてくれよ。お前の『狂乱化』をよ!」
「ソニックアロー」
と遠距離からエルフが矢を打ってきた。オーツは、ギリギリのところで躱した。
「私の名はフルンです。」
「一応俺ももう一度名乗るか。俺はアルセイノだ。よろしく!」
「俺の名前はオーツだ!今ここでテメェを叩きのめす!」
と言ってアルセイノに攻撃を仕掛けた。アルセイノは、チャクラを器用に使い、オーツを挟む形にした。そしてフルンは、その間に矢を打った。オーツは、
「波円海」
とチャクラと矢を弾き、フルンのいる木まで飛んで、
「理抗の型:瘧終」
「クッ!ガードが間に合わない!」
「エンドレスフープ」
とチャクラを投げ飛ばした。オーツはそれをガードせず、空中の状態で身を捩り、
「理抗の型:革命」
とチャクラを躱しつつ、アルセイノとフルンに攻撃した。オーツは、
「そういや、あの改造ロボット何処で手に入れた!」
と「狂乱化」しながら近付いた。アルセイノは、
「さぁ~何処だろうな!」
と眼帯を取り、
「固有スキル:スティール 狂乱化」
とアルセイノも「狂乱化」した。
「こいつは、楽しめそうだな!」
と楽しそうにした。
アルキは、ソウメイと闘っていた。
「ハァッ!」
「フンッ!」
「八獄の型:酷淨」
「五獣の型:朱雀 凰火」
と各々の型をぶつけ合っていた。ソウメイは、
「この型は、バクネンも使っていた型だな。」
「バクネン?あぁ、あの根性なしか。」
「酷い言われようよな。バクネンは、イウトのコロッセオで4連覇していたのだぞ。」
「それをまだまだ未熟のショウやザギルにやられてたんじゃ、やはりその程度だったということじゃ!」
と話の途中でソウメイに拳を突いた。ソウメイは、それを刀でガードし、
「五獣の型:白虎 月火飛昇顎」
と拳の勢いをうまく利用し、アルキにカウンターで斬り掛かった。アルキは、ギリギリのところで躱した。そこから距離を取り、
「なかなかの剣技じゃの~」
「そちらこそ、こちらに引けを取らぬ程の技だ。」
「そろそろ良かろう…」
「そうだな…」
と言い、アルキは鬼人化した。そしてソウメイは、身体から入れ墨が浮き上がってきた。
「その入れ墨は、まさか!」
「そう、これは某の特殊スキル『極聖印』だ。」
極聖印・・・武人のみが使える特殊スキル。そして、使えるのは自身の技を極限まで高めた者の証でもある。
「お遊びはここまでだな!」
「もちろん、某はそのつもりだ!」
とアルキとソウメイは、互いの型に構えた。
レンカは黒装束の女と闘っていた。
「ファイヤーアロー+サンダーエンチャント」
「魔法陣:インバリデート」
とレンカの魔法を無効化した。そして、
「ウォータータイガー+ウォータートルネード」
と水虎と水の嵐をレンカに向けて放った。レンカは、
「ジャッジメント・ディスティニー」
と2つの魔法を消し去った。すると黒装束の女が、
「これが『魔物線最強魔道士』ですか?正直、予想以上です。」
と拍手しながら近付いた。レンカも、
「『勇者一行の一人』の力もなかなかですね。」
と拍手しながら近付いた。そして、
「「テリトリー開放」」
とレンカと黒装束の女は、自身のテリトリーを開放した。
テリトリーを開放すると、黒装束の女は黒装束を取り、
「私の名前はスパークル、最も得意な魔法は水魔法。そして、あなた方を殺しに来たものよ。」
と名乗った。レンカは、
「そうですか。なら私も名乗りましょう。」
と姿勢を正し、手を胸にあててポーズを取り、
「私の名前はレンカ、すべての魔法を凌駕した最強の魔道士です。そして、あなた方も凌駕する者です。」
と名乗った。それから名乗り終えると、魔法を打ち合った。
ザギルとショウは、勇者と賢者と闘った。
「終の拳:楽胴牙 アリゲーターモデル」
「神殺しの剣技:炎神 蝶が舞」
と技がぶつかり合う度に、周囲が簡単に吹き飛んだ。
「これが勇者の力ですか。思ったより大した事ないんですね。」
「それはこちらとて同じですよ。魔王の子がこの程度ですか。大した事ないんですね。」
「そうですか。なら…」
とショウは魔眼を開放した。勇者は、
「『魔眼』ですか。醜い!」
と剣を構えた。ショウは、勇者が構えたのと同時に突っ込んでいった。それに合わせて、
「ファイヤー・エンチャント ソード」
と自身の剣に火を纏わせ、ショウに攻撃した。ショウは、それを予知していたのように避け、
「固有スキル:影使い 五体+終の拳:天海音流」
と勇者を囲い、無数の拳を突いた。勇者は、避けようと試みるも何発かはもろに食らってしまった。
『一撃だけでもいくつかの骨にヒビが入ったか!これが「終の拳」の威力か。』
「まだです!魔剣生成:爆駱刀」
と魔剣を取り出し、勇者に向かって斬り裂いた。勇者は自身の剣で防御した。
「さぁ、大人しく殺されてください。」
「どうやら、こちらも本気を出さないと行けないようですね。特殊スキル『ゾーン』」
と言うと、勇者が純白のオーラにつつまれた。ショウは、
「こちらも本気でいきます。」
と言い構えた。
ザギルと賢者は、勇者とショウと離れていた。
「ハァッ!」
「ヘルファイヤー」
「フンッ!ぬるい火だな。」
「強がりが見え見えだぞ。」
「それは、貴様もだろ?」
と互いの技で各々軽症を受けていた。ザギルは、「魔眼」を使い賢者を見た。
『この魔力量は「賢者だけ」の量じゃない。一体どんな方法を使ったんだ?』
と思った。それを見透かしたように、
「不思議だろ?これだけの魔力量を得ることができたのが。」
と賢者が言った。そして、目に掛かっていた髪を上げて、
「私は賢者セイラ。両眼を『神』に差し出し、神から幾千もの魔法と魔力量を得た者だ。」
と両眼が白目になっており、切り傷ができていた。
「なるほど、神か…」
神・・・選ばれし者にしか開けることが出来ない門『神道門』の向こうに存在する。そこで、神への試練を受け神と同等の力を得ることができる。
因みに、どの神が相手するかはその時によって変わる。そして、得られる力も変わる。
「神の試練を終え、力を手に入れた。そして、両眼を差し出しさらなる力を手に入れた。」
「カッコつけてるようだが、それで負けたら無意味だと思うがな。」
「試してみるがいい。」
とセイラは、魔法を7つ展開した。ザギルは構えた。
「月光の型:隠月 朔」
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「ぐっ!まだ魔法を使えたか!」
「私は一度に13の魔法を扱うことが出来る。この程度、造作もないことです。『ヘルファイヤーウェーブ』」
とザギルに容赦のない炎の波が襲った。
「ぐっ…クソが…!」
「ハァッ!ペイン・エンチャント」
とザギルに触れてから、「痛み」を増幅させた。
「ぐぁぁぁぁ!!」
「まだ死なないとは、生命力が桁違いでしたか。」
「俺は意地でも倒れる気なんかねぇよ!」
と「魔眼」を更に赤くさせた。セイラは、ザギルを汚物のように踏み、
「貴方はその気でも、あちらはそうではないらしいですよ。」
と指を指した。ザギルは、その方向を向いた。そこには、ボロボロになり勇者に殺されそうになっているショウがいた。
「これで終わりだ…」
「……け」
「はぁ?」
「どけ!」
とザギルの魔眼がどんな赤よりも赤くなり、
「ハァ!」
「ぐっ…!未だこんな余力があったのか!」
とセイラを吹き飛ばした。そして、
「我流 剣技 荒盛音廻」
とショウに剣が降り落ちる前に割入った。
「『魔眼』を使えるものがまだ居たんですか。それでは尚の事…」
「俺は誓っんだ…」
「早急にこの方達を殺さなければならないな!」
「ショウを『どんな敵からも守る剣』になるってな!」
と純白のオーラはより一層光をまし、魔眼は更に赤くさせた。
サギルがショウに初めてあったのは、ショウが生まれて間もない頃である。この日、レンカ、カシルやザギル達が出産お祝いを届けに来ていた。
「サタン様、ソフィア様第一子ご出産おめでとうございます。」
「おめでとうございます。」
「ありがとう、カシルとザギル君」
「あぁ、カシルとザギル君は、ここに来るまで大分かかったろ?」
「いえ、たったの3日歩いた程度です。」
「大分、感覚バグってないか?まぁ帰りは私が送ろう。」
「いえ、サタン様のお手を煩わす必要なんでございません。」
とサタンとカシルが話していた。一方ザギルは、眠っているショウの近くに寄り、
「これがサタン様とソフィア様のお子様ですか。かわいいですね。」
「抱っこしてみる?」
「良いんですか?」
と言って、ソフィアからショウを渡してもらった。ザギルの腕の中になると、ショウは、
「うわぁぁん!うわぁぁん!」
と泣き始めた。ザギルは凄く動揺していた。
「ど、ど、どうしたら…」
「大丈夫よ。」
そう言うとソフィアは、ショウを抱えて、1番高いところまで上げてあげた。すると、
「きゃっははは!」
とすぐ笑顔になった。そして、
「さぁ、もう一回」
とショウを優しくザギルに渡した。今度はザギルにもショウは笑顔で、
「だぶぅだぶぅ」
と手を叩いた。この笑顔を見た時、
「ソフィア様」
「ん?」
「俺、この子の『剣』になります。どんなに強い敵からも守れる『剣』になります。」
とソフィアに真剣な表情で言った。ソフィアは、
「それは頼もしいわね。」
と笑顔で言った。その後ろから、
「本当に頼もしい若者だな。」
「なら、今まで以上に厳しい訓練にするか。」
「儂も手伝ってやろうか?」
とサタンやカシル達が言ってきた。ザギルは、
「オヤジ達にも負けねぇからな。」
と強い眼差しで返した。そこから3年間でカシルと同等の力量を得た。そして、カシルがショウに訓練を始めた歳から旅に出た。
現在
ザギルは勇者と闘っていた。
「ホーリーソード!」
「我流 剣技 直行・日廻」
「シャイニング・マシンガン」
「我流 剣技 重桜牽連渦」
「神殺しの剣技:炎神」
「月光の型:隠月 朔」
と互いの剣技がぶつかり、互いの左肩に傷をつけた。
「まさか、ここまで付いてこれるなんてな。」
「お前もだよ。俺に付いてこられる敵は久しぶりだ。」
「だが、これでは私は倒せないぞ。」
「それはどうかな。」
と再びぶつかり合った。その時、
「魔眼:覚醒 夢幻」
とザギルの魔眼に六芒星が宿り、勇者はザギルの『魔眼の効果にかかった。』ザギルは、そこから追撃をしようとした。しかし、勇者はすぐ様効果を無効化し、
「閃光カウンター」
と目に見えない早さで抜刀した。ザギルはそれを本能で躱し、
「月光の型:奥義 満霓」
と反撃した。勇者はそれを剣でガードした。
「先程よりも動きが早くなっている。」
「我流 剣技 阿寒荊棘」
と勇者に途轍も早い突き技を決めようとした。しかし、
「マジックシールド」
「クソが、ギリギリで展開されるとはな。」
「いや~効いたぜ、油断してた。」
「なら今度は、斬り刻んでやる!」
とザギルは構えた。勇者も構えようとするも、
「勇者、ここは退くぞ。」
「どうしてだ。ここからであろう!」
「よく周りを見てみろ。」
とセイラが止めた。すると、アルセイノやフルン達が勇者の前に飛んできた。そしてその方向から、オーツ達は血を流しながらも歩いてきた。
「これが勇者一行の力か~結構強いな~」
「フンッ、これくらいでなければ困るわ!」
「まだやりますか?」
とショウの前に立った。
「……!」
勇者は深呼吸をして、
「今回は退いてやる。」
「賢明な判断だ。リタイア!」
とセイラ達は光の球に包まれ、ショウ達の前から去ろうとした。しかし、
「させませんよ。魔法陣:ディセーブル」
とレンカが魔法を無効化し、ショウとザギルが、
「終の拳:打雷花」
「我流 剣技 陽斜行・日廻」
と攻撃を仕掛けた。するとセイラは、眼を紅くしてショウ達に途轍もない圧をかけた。
『何だこれ!人間の放てる圧じゃないぞ!』
『動けない!』
『これは、下手に動けば殺されるぞ。』
とショウ達が動けない間に、
「リタイア」
と再度光の球に包まれ、飛び去って行った。ショウは、
「次は、絶対にこうはいかないぞ!」
と勇者一行に向かって言った。ザギルは、
「はぁ…はぁ…今度はやられんな…よ…」
とショウの肩をたたいて、気絶した。
「ザギル!ザギル!」
とショウはザギルの身体を揺すり、何度もザギルの名前を呼んだ。
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