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第7章 七魔将軍 ソレイユ編〜勇者一行との戦争〜
第四十二話 スレーブ宣戦布告、SSランク冒険者『ブレイバーエイト』と捕われたマーキュリー
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ショウは、マーキュリーと別れて歩いて少し考え事をしていた。
『何だか体が熱い。顔も思いのほか熱い気がする。』
「何なんだろう?この感覚は…」
と今までにない感情に困惑していた。宿屋に着くと、ザギルが待っていた。
「おぅ、ショウ。ここの宿の風呂は最高だぞ!デカいし、湯加減も良いし、夜景もきれいだぞ。」
「そうか、ならすぐに入るとしよう。」
「そうだな。というかショウ、顔赤いぞ。大丈夫か?」
「な、何でもない。風邪引く前に、入ってくる!」
とショウは風呂に向かった。
「ショウ、そっちは…」
「いでっ!」
「『行き止まりだぞ。』って言おうとしたんだが…」
「そうだったのか…いってて…」
と言いながら立ち上がり、改めて風呂場へと向かって行った。
風呂場に着くと、アルキとメルトがゆっくりと浸かっていた。メルトはショウに気付き、
「おぉ~やっと来たか。随分と遅かったな~」
と声を掛けた。ショウは、
「良いだろ、別に」
と気の抜けた声で言った。
「それもそうだな。」
「それより早く入れ、ショウ。風邪をひくぞ」
「そうですね。」
と言って、ショウは「はぁ~」と声を漏らしながら湯船に浸かった。アルキは、
「そうじゃ、ソレイユから先程テレパシーが来たんじゃ。厄介な事になっぞ。」
と真剣な表情になって言った。ショウは、
「どうしたんですか?」
と同じく真剣な表情で言った。
「オーツとソレイユの聞き込みで、あの都市の軍事レベルは低いとわかった。しかし…」
「しかし、何ですか?」
「あの都市が戦争を仕掛ける時は、必ずSSランク冒険者が参戦するらしいぞ。」
とアルキは言った。ショウとそれを聞いていたメルトは、
「当たると良いですね。大本命に」
「あぁ、こっちとしては、願ってもねぇ事だな。」
とむしろ心から喜んでいた。アルキは、
「SSランク冒険者なんだぞ!どう考えたって、カーラン村は地図から消えてしまうぞ!」
と血相を変えて言った。ショウは、
「何もSSランク冒険者まで、カーラン村の人を使う必要はないじゃないですか。」
「ん…それはそうじゃが…」
「あちらが、その気なら僕等が冒険者を相手したらいいんですよ。勿論、軍人はカーラン村の方達にお願いしますけどね。」
と冷静に言った。アルキは腕を組んで、
「確かに、軍人は今後も厄介になりうる。それ故に、『村の者達だけ』で相手をしてもらう。逆に冒険者は、『イレギュラー』として儂らが相手をする。という解釈でええのか?」
と考えながら言った。
「そうです。冒険者達まで相手にさせていては、きりが無い。なら、軍人だけはやってもらえれば、十分でしょう。それに、『勇者一行』が参戦してくれれば、尚の事こちらが対処すべきですしね。」
「確かに、言われてみれば、その通りじゃな。失礼した。」
と頭を下げて言った。ショウは、
「まぁ、やってもらいたい気持ちは分かりますけどね。」
とため息をつきながら言った。メルトは、
「そもそも協力なんだから、あいつ等と闘うのは当然じゃね?」
とずっと疑問に思っていた。
「それは、俺達があくまで協力するのは、『戦闘以外』での話だよ。」
「え?いや、どうしてそういう解釈何だ?」
「お主はソレイユの話を聞いておらんかったのか?奴がいつ、『戦線に立ってくれ。』っと発言したんだ?」
「でも、『スレーブを壊滅させます。』って言ってたじゃん。」
「壊滅は戦線に立つ必要はなかろう?儂らが闘いのさなかに、都市を壊滅させれば奴らは終わり。だから、首謀者を探る必要があったんだ。それに…」
「そもそも、統率力のない軍は頭を潰せばバラけるから。って話か。」
とメルトもやっと本当の狙いを理解した。メルトは、
「なるほどな~やっとわかった。ふぅ~、のぼせた。俺、先に上がってるわ~」
と風呂場から出ていった。アルキとショウだけとなり、アルキは置かれていた酒を手に取り、飲み始めた。
「ふぅ~、また明日にオーツとソレイユは、『スレーブ』に情報収集をしに行くらしい。それと周辺の村へも赴き、協力を仰ごうと考えているらしい。」
「そうですか。まぁ、頭数は多いに越した事はありませんしね。」
「あぁ、周辺の村にはマーキュリーと村長が行く予定だ。勿論、護衛を最小限連れてな。」
「マーキュリーさんが!」
と言い、思い切り立ち上がった。アルキは驚き、酒をひっくり返してしまった。
「あぁぁ~酒が~」
「す、すみません。」
「まぁ…いいか…」
と凄く落ち込んでいた。ショウは、
「後でお金を渡すので、それで代わりの酒を買ってください。」
と頭を下げて、浴場を出ていった。アルキは、
「酒が…」
とのぼせるまで気を落としていた。
ショウは風呂からあがると、
「あら、ショウ様も今お風呂上がりですか~」
とレンカも風呂上がりらしく髪が解けていた。眼鏡も外していて、一瞬誰か分からなかった。
「あっ!レンカさんでしたか。てっきり、知らない方から話し掛けられたのかと。」
「そうですね。髪を解いてますし、眼鏡もしてませんからね。」
「えぇ、すごく印象が違いますね。」
「そうですね。視覚的な問題でしょうし、普段は見せていませんからね。」
とレンカとショウは少し話して、自室へと戻った。
自室に戻り、ベッドへとダイブした。
「はぁ~今日は少し変だな。」
と天井を見上げながら呟いた。すると、
コンッ コンッ
とノックする音がした。そして、
「ショウ様、ブレイです。少しお話がしたいのですが、宜しいでしょうか?」
とドアの前に立ち、ブレイが待っていた。ショウは、
「どうぞ」
と中に入ることを承認した。
「失礼します。ショウ様」
「どうしましたか、ブレイさん」
「はい、戦略を立てましたので、ショウ様と駒でも打ちながら改善点を探そうかと思いまして。」
「わかりました。いいですよ、やってみましょう。」
とブレイが持ってきていた地図を広げ、白の駒を渡した。
「では、ショウ様は『スレーブ側』をやっていただけますか?」
「わかりました。」
とブレイと駒を打ち始めた。
「ここで魔法陣を発動させ、騎馬隊は壊滅です。」
「であれば、隠れていた歩兵で挟撃させますね。それに魔法を無効化させる武装をさせて、魔法部隊を襲撃して終了ですね。」
「う~む、10以上の戦力差は何度も経験はありますが、流石に今回は難しいですね。」
「仕方ありません。それに、ここまで追い込めただけでも上出来ですよ。もう少しで大将の首は、取れそうだった。」
とブレイとショウは、戦略を立てては変え、立てては変えを繰り返した。ブレイは、
「それにしても、ショウ様と戦略を立てるのは凄く面白いですね。サタン様と駒を打った日々を思い出します。」
と本当に楽しそうに言った。ショウは、
「それは、嬉しいです。でも、いつの日かお父さんを超えて見せますよ。」
と真剣な表情で言った。ブレイはその表情にサタンの面影を重ねた。
「やはり親子ですね。それに、『その配下達』もね。」
と駒を並べながら言った。ショウは駒を並べ終わらせ、
「さぁ、もう一回です。」
と言った。ブレイも、駒を並べ終わらせ、
「えぇ、最適解を見つけ出すまでやりましょう。」
と夜が明けるまで打ち続けた。
翌朝
マーキュリー、村長と3体の護衛が周辺の村へ行く為に出て行った。それをショウ達は見送りに村の入口で待っていた。それに気付いたマーキュリーは、
「おはよう、ショウ君。昨日は眠れなかったのかな?クマがひどいよ~」
と声を掛けてきた。ショウは、
「まぁ、ブレイさんと朝まで駒を打ってましたので…はぁ~あ」
とあくびをして言った。そんなショウを見て、マーキュリーは頭に手を当てて、
「あまり無理はしちゃ、駄目だよ。」
と優しい笑みでショウの頭を撫でた。ショウは、顔をそらして、
「は、早く行った方が良いのではないですか?」
と言い、手を振り払った。マーキュリーは、
「そうだね。じゃあ、行ってきます。」
と言って村長達と村を出て行った。ショウを除いた者達は、
「いってらっしゃ~い」
「気をつけてな~」
「迷子になるなよ~」
等と見送りの言葉を掛けた。ショウは見送りの言葉を、マーキュリー達が見えなくなっても掛けなかった。ザギルは、
「そんじゃ、俺達は訓練に戻るとするか。行こぜ、ショウ。」
と声を掛けた。ショウは、
「わかった。すぐに訓練を始めよう。」
とザギル達は、各々の訓練と役割へと転じた。
村を出て、マーキュリー達は周辺の村へ足を運んでいた。村に入り、村長同士で話し合い、マーキュリーも間に入って話し合いをしていた。
「なるほど、『スレーブ』が戦争を仕掛けるとな。」
「もし可能であれば、協力をお願い出来ないだろうか?ベリリア村長」
「私からもお願いいたします。お礼はもちろん、弾ませていただきます。」
「う~む、礼はともかくとして、『スレーブ』と敵対とはな。中々の被害になるな。」
「そこをどうか、お力添えをお願い出来ませんでしょうかな。」
と村長とマーキュリーは頭を下げて頼んだ。ベリリアは、
「わかった。であれば、我が村から100体の精鋭部隊をお主らに預けよう。その代わり…」
と何やらニヤつきながら、
「必ず勝って、ドデカイ宴を開こうぞ!」
と酒を取り出して、思い切り置いた。そこから盃を取り出して、酒を注いで村長の前に置いた。村長は、
「勿論だ!折角じゃし、村を大々的に上げて祝おう!」
と盃を取り、飲み干した。
「交渉成立だ!」
と村長は腕を組んで、再度酒を交わした。
その後も色んな村に足を運んで、色んな村の他種族の精鋭部隊を味方にしていった。
「大分、味方を増やせましたね。」
「あぁ、大収穫じゃ!」
「それでは、『カーラン村』へと戻りましょう。」
と護衛がそう言うと、
「へぇ~、随分と楽しそうにしてんじゃねぇか。」
「ん!何者かが空中に!」
と上に8人の影があった。護衛の3体は、
「カーラン様とマーキュリー様は、早くお逃げください!」
「ここは、我々が!」
「何としても、お止めいたします!」
と武器を構えた。空中にいた者達は、地上に降りてきて、
「私達は『ブレイバーエイト』だ。周りからは、『勇者一行』と呼ばれている。」
と賢者セイラが言った。護衛の3体は、
「ゆ、ゆ、勇者一行だと…!」
「何でそんな奴等が!」
「こんな所に…!」
と驚いていた。
「本当はもう一人いるんだけど…」
「アイツは自由人であるからな。致し方ない事」
「まぁ、それがヤツの強さでもあるからな。自由にさせて良い。それより…」
「あぁ、あいつ等、特に女の方は捕らえるぞ。」
とレイスは剣を抜いて構えた。護衛の魔物は、
「死んでも絶対に行かせん!」
とレイス達に向かって行った。それに対して勇者一行は、ソウメイが前に出て、
「某がやろう。『五獣の型:麒麟 神奈雷激』」
と3体の護衛の全身に雷が同時に走り、黒焦げになった。そこからソウメイは、また「五獣の型」に構えて、
「五獣の型:麒麟 神雷獣足」
と人間とは思えない速度で、カーランとマーキュリーに一瞬で追いついた。
「追いついた。」
「なっ!もう追いつかれたのか!」
「早過ぎる!」
「さぁ、どうする?大人しく投降すれば、手荒な真似はしないと保証する。抗うのであれば、この場で叩き斬って見せしめにする。」
と刀をカーランとマーキュリーに向けた。カーランとマーキュリーは、恐怖と絶望の淵に立たされて震え、返事すらまともに出来なかった。
「ふ~ん、まぁ恐怖で声が出ないのだろう。仕方のない事だ。なら、このまま投降させてもらおう。」
とソウメイは刀を鞘に収めて、マーキュリーとカーランに近付いた。マーキュリーは、
「あ、あの!」
と震えながらも声を上げ、
「何だ?」
「連れて行くなら、私だけにしてください!村長は、逃してあげてください!」
とソウメイに頼んだ。カーランは、
「ま、マーキュリーちゃん!それはいかん!」
と否めたが、ソウメイは、
「元々の狙いはおなごのみだ。良かろう、おなご付いて来い。」
とマーキュリーをソレイユ達の下まで連れて行こうとした。マーキュリーは、
「カーラン村長、ちゃんと生きて村に帰ってくださいね。」
とソウメイの後ろを大人しくついて行った。カーランは、まだ震えが止まっておらず、動くことが出来なかった。それを悔やみ、
「あぁぁぁぁぁぁ!!!」
とその場で叫んだ。
数日後
一方その頃カーラン村では、団体行動の訓練をしていた。連携の取り方、複数体との対峙の仕方、攻守の読み方等を訓練していた。そしてショウ達は、
「はぁっ!」
「ウォーターブラスト」
「サンダードラゴン」
「終の拳:反射鏡 三面鏡」
とこちらも訓練の手伝いをしてもらっていた。
「凄い連携技ですね。」
「軽々しく返しておいて、嫌味ですか?」
「全く歯が立たねぇ。流石強敵と闘い続けていた旅人なだけあるな。」
「いえ、これではまだまだですよ。」
と話しながら訓練をしていた。すると、
「村長が帰って来たぞ!」
と人間が声を上げて言った。そう言われ、ショウ達はカーランのいる場所まで行った。
村長であるカーランが凄く焦った表情で、村の入口で息を切らしながら跪いていた。
「はぁ…はぁ…大変だ!」
「どうしたんですか?それに、マーキュリーさんと護衛の方たちは?」
「それが!大変なんだ!マーキュリーちゃんは、私をかばって!連れて行かれてしまった!」
とショウの服を掴んで言った。ショウは、
「誰に連れ去られたんですか?」
と怒りの形相で言った。カーランは、
「冒険者チーム『ブレイバーエイト』だ!SSランク冒険者で、おそらく『スレーブ』に雇われた奴等だ!」
と恐怖の表情で言った。ショウは、
「よ~くわかりました。」
とスレーブのある方角を見て、「魔眼」を使い見た。そして、「スレーブ」の方へ歩き始めた。ザギルは、
「待て!何処に行くつもりだ!」
とショウを掴んで言った。ショウは、
「決まってるだろ、『スレーブ』を壊滅させて来るんだよ!アホか、お前は?」
と「魔眼」をいつも以上に赤くして言った。
「気持ちはわかるが、冷静になれ!お前がたった1体で行ったところで返り討ちに合うだけだろ!」
「やってやるよ!掛かってくる奴等全員ぶっ倒してやるよ!」
「不可能に決まってるだろ!現に、この前ボコボコにされたのを忘れたのか!」
と言い争っていると、
「なんだ?今度はお前等が喧嘩か?」
「どうしたんですか!ショウ様、ザギル君」
とオーツとソレイユが村へと帰ってきた。アルキは、
「実はな…」
と今の経緯を全て話した。オーツとソレイユは、
「何ですって!マーキュリーちゃんが!」
「マーキュリーって誰だ?」
と別々の反応を見せた。ショウは、ザギルの説得で少し落ち着きを取り戻し、
「悪い、ありがとう、ザギル」
「いいさ、お前の気持ちは理解できるからな。俺ももう少し若ければ、お前と同じ事をしていたろうしな。」
と言い側にいた。そしてブレイが近付き、
「これをお飲みください。『精神安定剤』ですよ。」
と薬を渡した。ショウは受け取り、薬を飲んだ。
「ありがとうございます。」
「いえいえ、それよりこれは、『スレーブ』からの宣戦布告と捉えて間違いないでしょうな。」
「そうだな。」
「ふぅ~、奴らは全員ぶっ倒して、マーキュリーさんを助ける。」
「当たり前だ。」
「当然の事を言わなくても、伝わってますよ。」
とショウの周りにザギル達が立った。そしてザギルは、
「ショウ、俺達がいる。絶対にマーキュリーを助けて、『スレーブ』を壊滅させよう。」
とショウに手を差し伸べた。ショウは、その手を取り、
「あぁ、絶対に助けよう!」
と真剣な眼差しで言った。ザギル達は、
「「「「「「「おう!」」」」」」」
と声を合わせて言った。そして夜空を見て、
『必ず助けに行きます!だから、待っていてください!マーキュリーさん』
とショウは強く思い、自身の胸に拳を強く立てた。
また戻って捕われたマーキュリーは、手錠をつけられて牢屋に入れられた。
「そこで大人しくしていろ。」
「はぁ~、私を捕らえて何がしたいの?攫っても、あなた方にメリットはないでしょう。」
「貴様に狙いを話す理由などない。しかしメリットはあるさ。その証拠にこちらへの敵意が、大分遠くから感じ取れた。」
「なら、確定だな。あの村には、魔王の子がいる。」
『魔王の子?ショウ君の事?でもなんで、冒険者がショウ君を狙っているの?』
とマーキュリーは、レイス達の会話を聞いて疑問に思っていた。
「さてと、そろそろ行こう。依頼主が待っている。」
「こいつの監視はどうする?」
「別に必要ないだろ。ただの商人に、ここ切り抜ける『スキル』なんて1つもないからな。」
とセイラが言うと、レイス達は納得してセイラのあとを続いて出て行った。マーキュリーは、レイス達が出るのを見ると、
「一体、何が起こっているの?ショウ君の身に何があったの?」
とショウへの疑問を抱いた。
『何だか体が熱い。顔も思いのほか熱い気がする。』
「何なんだろう?この感覚は…」
と今までにない感情に困惑していた。宿屋に着くと、ザギルが待っていた。
「おぅ、ショウ。ここの宿の風呂は最高だぞ!デカいし、湯加減も良いし、夜景もきれいだぞ。」
「そうか、ならすぐに入るとしよう。」
「そうだな。というかショウ、顔赤いぞ。大丈夫か?」
「な、何でもない。風邪引く前に、入ってくる!」
とショウは風呂に向かった。
「ショウ、そっちは…」
「いでっ!」
「『行き止まりだぞ。』って言おうとしたんだが…」
「そうだったのか…いってて…」
と言いながら立ち上がり、改めて風呂場へと向かって行った。
風呂場に着くと、アルキとメルトがゆっくりと浸かっていた。メルトはショウに気付き、
「おぉ~やっと来たか。随分と遅かったな~」
と声を掛けた。ショウは、
「良いだろ、別に」
と気の抜けた声で言った。
「それもそうだな。」
「それより早く入れ、ショウ。風邪をひくぞ」
「そうですね。」
と言って、ショウは「はぁ~」と声を漏らしながら湯船に浸かった。アルキは、
「そうじゃ、ソレイユから先程テレパシーが来たんじゃ。厄介な事になっぞ。」
と真剣な表情になって言った。ショウは、
「どうしたんですか?」
と同じく真剣な表情で言った。
「オーツとソレイユの聞き込みで、あの都市の軍事レベルは低いとわかった。しかし…」
「しかし、何ですか?」
「あの都市が戦争を仕掛ける時は、必ずSSランク冒険者が参戦するらしいぞ。」
とアルキは言った。ショウとそれを聞いていたメルトは、
「当たると良いですね。大本命に」
「あぁ、こっちとしては、願ってもねぇ事だな。」
とむしろ心から喜んでいた。アルキは、
「SSランク冒険者なんだぞ!どう考えたって、カーラン村は地図から消えてしまうぞ!」
と血相を変えて言った。ショウは、
「何もSSランク冒険者まで、カーラン村の人を使う必要はないじゃないですか。」
「ん…それはそうじゃが…」
「あちらが、その気なら僕等が冒険者を相手したらいいんですよ。勿論、軍人はカーラン村の方達にお願いしますけどね。」
と冷静に言った。アルキは腕を組んで、
「確かに、軍人は今後も厄介になりうる。それ故に、『村の者達だけ』で相手をしてもらう。逆に冒険者は、『イレギュラー』として儂らが相手をする。という解釈でええのか?」
と考えながら言った。
「そうです。冒険者達まで相手にさせていては、きりが無い。なら、軍人だけはやってもらえれば、十分でしょう。それに、『勇者一行』が参戦してくれれば、尚の事こちらが対処すべきですしね。」
「確かに、言われてみれば、その通りじゃな。失礼した。」
と頭を下げて言った。ショウは、
「まぁ、やってもらいたい気持ちは分かりますけどね。」
とため息をつきながら言った。メルトは、
「そもそも協力なんだから、あいつ等と闘うのは当然じゃね?」
とずっと疑問に思っていた。
「それは、俺達があくまで協力するのは、『戦闘以外』での話だよ。」
「え?いや、どうしてそういう解釈何だ?」
「お主はソレイユの話を聞いておらんかったのか?奴がいつ、『戦線に立ってくれ。』っと発言したんだ?」
「でも、『スレーブを壊滅させます。』って言ってたじゃん。」
「壊滅は戦線に立つ必要はなかろう?儂らが闘いのさなかに、都市を壊滅させれば奴らは終わり。だから、首謀者を探る必要があったんだ。それに…」
「そもそも、統率力のない軍は頭を潰せばバラけるから。って話か。」
とメルトもやっと本当の狙いを理解した。メルトは、
「なるほどな~やっとわかった。ふぅ~、のぼせた。俺、先に上がってるわ~」
と風呂場から出ていった。アルキとショウだけとなり、アルキは置かれていた酒を手に取り、飲み始めた。
「ふぅ~、また明日にオーツとソレイユは、『スレーブ』に情報収集をしに行くらしい。それと周辺の村へも赴き、協力を仰ごうと考えているらしい。」
「そうですか。まぁ、頭数は多いに越した事はありませんしね。」
「あぁ、周辺の村にはマーキュリーと村長が行く予定だ。勿論、護衛を最小限連れてな。」
「マーキュリーさんが!」
と言い、思い切り立ち上がった。アルキは驚き、酒をひっくり返してしまった。
「あぁぁ~酒が~」
「す、すみません。」
「まぁ…いいか…」
と凄く落ち込んでいた。ショウは、
「後でお金を渡すので、それで代わりの酒を買ってください。」
と頭を下げて、浴場を出ていった。アルキは、
「酒が…」
とのぼせるまで気を落としていた。
ショウは風呂からあがると、
「あら、ショウ様も今お風呂上がりですか~」
とレンカも風呂上がりらしく髪が解けていた。眼鏡も外していて、一瞬誰か分からなかった。
「あっ!レンカさんでしたか。てっきり、知らない方から話し掛けられたのかと。」
「そうですね。髪を解いてますし、眼鏡もしてませんからね。」
「えぇ、すごく印象が違いますね。」
「そうですね。視覚的な問題でしょうし、普段は見せていませんからね。」
とレンカとショウは少し話して、自室へと戻った。
自室に戻り、ベッドへとダイブした。
「はぁ~今日は少し変だな。」
と天井を見上げながら呟いた。すると、
コンッ コンッ
とノックする音がした。そして、
「ショウ様、ブレイです。少しお話がしたいのですが、宜しいでしょうか?」
とドアの前に立ち、ブレイが待っていた。ショウは、
「どうぞ」
と中に入ることを承認した。
「失礼します。ショウ様」
「どうしましたか、ブレイさん」
「はい、戦略を立てましたので、ショウ様と駒でも打ちながら改善点を探そうかと思いまして。」
「わかりました。いいですよ、やってみましょう。」
とブレイが持ってきていた地図を広げ、白の駒を渡した。
「では、ショウ様は『スレーブ側』をやっていただけますか?」
「わかりました。」
とブレイと駒を打ち始めた。
「ここで魔法陣を発動させ、騎馬隊は壊滅です。」
「であれば、隠れていた歩兵で挟撃させますね。それに魔法を無効化させる武装をさせて、魔法部隊を襲撃して終了ですね。」
「う~む、10以上の戦力差は何度も経験はありますが、流石に今回は難しいですね。」
「仕方ありません。それに、ここまで追い込めただけでも上出来ですよ。もう少しで大将の首は、取れそうだった。」
とブレイとショウは、戦略を立てては変え、立てては変えを繰り返した。ブレイは、
「それにしても、ショウ様と戦略を立てるのは凄く面白いですね。サタン様と駒を打った日々を思い出します。」
と本当に楽しそうに言った。ショウは、
「それは、嬉しいです。でも、いつの日かお父さんを超えて見せますよ。」
と真剣な表情で言った。ブレイはその表情にサタンの面影を重ねた。
「やはり親子ですね。それに、『その配下達』もね。」
と駒を並べながら言った。ショウは駒を並べ終わらせ、
「さぁ、もう一回です。」
と言った。ブレイも、駒を並べ終わらせ、
「えぇ、最適解を見つけ出すまでやりましょう。」
と夜が明けるまで打ち続けた。
翌朝
マーキュリー、村長と3体の護衛が周辺の村へ行く為に出て行った。それをショウ達は見送りに村の入口で待っていた。それに気付いたマーキュリーは、
「おはよう、ショウ君。昨日は眠れなかったのかな?クマがひどいよ~」
と声を掛けてきた。ショウは、
「まぁ、ブレイさんと朝まで駒を打ってましたので…はぁ~あ」
とあくびをして言った。そんなショウを見て、マーキュリーは頭に手を当てて、
「あまり無理はしちゃ、駄目だよ。」
と優しい笑みでショウの頭を撫でた。ショウは、顔をそらして、
「は、早く行った方が良いのではないですか?」
と言い、手を振り払った。マーキュリーは、
「そうだね。じゃあ、行ってきます。」
と言って村長達と村を出て行った。ショウを除いた者達は、
「いってらっしゃ~い」
「気をつけてな~」
「迷子になるなよ~」
等と見送りの言葉を掛けた。ショウは見送りの言葉を、マーキュリー達が見えなくなっても掛けなかった。ザギルは、
「そんじゃ、俺達は訓練に戻るとするか。行こぜ、ショウ。」
と声を掛けた。ショウは、
「わかった。すぐに訓練を始めよう。」
とザギル達は、各々の訓練と役割へと転じた。
村を出て、マーキュリー達は周辺の村へ足を運んでいた。村に入り、村長同士で話し合い、マーキュリーも間に入って話し合いをしていた。
「なるほど、『スレーブ』が戦争を仕掛けるとな。」
「もし可能であれば、協力をお願い出来ないだろうか?ベリリア村長」
「私からもお願いいたします。お礼はもちろん、弾ませていただきます。」
「う~む、礼はともかくとして、『スレーブ』と敵対とはな。中々の被害になるな。」
「そこをどうか、お力添えをお願い出来ませんでしょうかな。」
と村長とマーキュリーは頭を下げて頼んだ。ベリリアは、
「わかった。であれば、我が村から100体の精鋭部隊をお主らに預けよう。その代わり…」
と何やらニヤつきながら、
「必ず勝って、ドデカイ宴を開こうぞ!」
と酒を取り出して、思い切り置いた。そこから盃を取り出して、酒を注いで村長の前に置いた。村長は、
「勿論だ!折角じゃし、村を大々的に上げて祝おう!」
と盃を取り、飲み干した。
「交渉成立だ!」
と村長は腕を組んで、再度酒を交わした。
その後も色んな村に足を運んで、色んな村の他種族の精鋭部隊を味方にしていった。
「大分、味方を増やせましたね。」
「あぁ、大収穫じゃ!」
「それでは、『カーラン村』へと戻りましょう。」
と護衛がそう言うと、
「へぇ~、随分と楽しそうにしてんじゃねぇか。」
「ん!何者かが空中に!」
と上に8人の影があった。護衛の3体は、
「カーラン様とマーキュリー様は、早くお逃げください!」
「ここは、我々が!」
「何としても、お止めいたします!」
と武器を構えた。空中にいた者達は、地上に降りてきて、
「私達は『ブレイバーエイト』だ。周りからは、『勇者一行』と呼ばれている。」
と賢者セイラが言った。護衛の3体は、
「ゆ、ゆ、勇者一行だと…!」
「何でそんな奴等が!」
「こんな所に…!」
と驚いていた。
「本当はもう一人いるんだけど…」
「アイツは自由人であるからな。致し方ない事」
「まぁ、それがヤツの強さでもあるからな。自由にさせて良い。それより…」
「あぁ、あいつ等、特に女の方は捕らえるぞ。」
とレイスは剣を抜いて構えた。護衛の魔物は、
「死んでも絶対に行かせん!」
とレイス達に向かって行った。それに対して勇者一行は、ソウメイが前に出て、
「某がやろう。『五獣の型:麒麟 神奈雷激』」
と3体の護衛の全身に雷が同時に走り、黒焦げになった。そこからソウメイは、また「五獣の型」に構えて、
「五獣の型:麒麟 神雷獣足」
と人間とは思えない速度で、カーランとマーキュリーに一瞬で追いついた。
「追いついた。」
「なっ!もう追いつかれたのか!」
「早過ぎる!」
「さぁ、どうする?大人しく投降すれば、手荒な真似はしないと保証する。抗うのであれば、この場で叩き斬って見せしめにする。」
と刀をカーランとマーキュリーに向けた。カーランとマーキュリーは、恐怖と絶望の淵に立たされて震え、返事すらまともに出来なかった。
「ふ~ん、まぁ恐怖で声が出ないのだろう。仕方のない事だ。なら、このまま投降させてもらおう。」
とソウメイは刀を鞘に収めて、マーキュリーとカーランに近付いた。マーキュリーは、
「あ、あの!」
と震えながらも声を上げ、
「何だ?」
「連れて行くなら、私だけにしてください!村長は、逃してあげてください!」
とソウメイに頼んだ。カーランは、
「ま、マーキュリーちゃん!それはいかん!」
と否めたが、ソウメイは、
「元々の狙いはおなごのみだ。良かろう、おなご付いて来い。」
とマーキュリーをソレイユ達の下まで連れて行こうとした。マーキュリーは、
「カーラン村長、ちゃんと生きて村に帰ってくださいね。」
とソウメイの後ろを大人しくついて行った。カーランは、まだ震えが止まっておらず、動くことが出来なかった。それを悔やみ、
「あぁぁぁぁぁぁ!!!」
とその場で叫んだ。
数日後
一方その頃カーラン村では、団体行動の訓練をしていた。連携の取り方、複数体との対峙の仕方、攻守の読み方等を訓練していた。そしてショウ達は、
「はぁっ!」
「ウォーターブラスト」
「サンダードラゴン」
「終の拳:反射鏡 三面鏡」
とこちらも訓練の手伝いをしてもらっていた。
「凄い連携技ですね。」
「軽々しく返しておいて、嫌味ですか?」
「全く歯が立たねぇ。流石強敵と闘い続けていた旅人なだけあるな。」
「いえ、これではまだまだですよ。」
と話しながら訓練をしていた。すると、
「村長が帰って来たぞ!」
と人間が声を上げて言った。そう言われ、ショウ達はカーランのいる場所まで行った。
村長であるカーランが凄く焦った表情で、村の入口で息を切らしながら跪いていた。
「はぁ…はぁ…大変だ!」
「どうしたんですか?それに、マーキュリーさんと護衛の方たちは?」
「それが!大変なんだ!マーキュリーちゃんは、私をかばって!連れて行かれてしまった!」
とショウの服を掴んで言った。ショウは、
「誰に連れ去られたんですか?」
と怒りの形相で言った。カーランは、
「冒険者チーム『ブレイバーエイト』だ!SSランク冒険者で、おそらく『スレーブ』に雇われた奴等だ!」
と恐怖の表情で言った。ショウは、
「よ~くわかりました。」
とスレーブのある方角を見て、「魔眼」を使い見た。そして、「スレーブ」の方へ歩き始めた。ザギルは、
「待て!何処に行くつもりだ!」
とショウを掴んで言った。ショウは、
「決まってるだろ、『スレーブ』を壊滅させて来るんだよ!アホか、お前は?」
と「魔眼」をいつも以上に赤くして言った。
「気持ちはわかるが、冷静になれ!お前がたった1体で行ったところで返り討ちに合うだけだろ!」
「やってやるよ!掛かってくる奴等全員ぶっ倒してやるよ!」
「不可能に決まってるだろ!現に、この前ボコボコにされたのを忘れたのか!」
と言い争っていると、
「なんだ?今度はお前等が喧嘩か?」
「どうしたんですか!ショウ様、ザギル君」
とオーツとソレイユが村へと帰ってきた。アルキは、
「実はな…」
と今の経緯を全て話した。オーツとソレイユは、
「何ですって!マーキュリーちゃんが!」
「マーキュリーって誰だ?」
と別々の反応を見せた。ショウは、ザギルの説得で少し落ち着きを取り戻し、
「悪い、ありがとう、ザギル」
「いいさ、お前の気持ちは理解できるからな。俺ももう少し若ければ、お前と同じ事をしていたろうしな。」
と言い側にいた。そしてブレイが近付き、
「これをお飲みください。『精神安定剤』ですよ。」
と薬を渡した。ショウは受け取り、薬を飲んだ。
「ありがとうございます。」
「いえいえ、それよりこれは、『スレーブ』からの宣戦布告と捉えて間違いないでしょうな。」
「そうだな。」
「ふぅ~、奴らは全員ぶっ倒して、マーキュリーさんを助ける。」
「当たり前だ。」
「当然の事を言わなくても、伝わってますよ。」
とショウの周りにザギル達が立った。そしてザギルは、
「ショウ、俺達がいる。絶対にマーキュリーを助けて、『スレーブ』を壊滅させよう。」
とショウに手を差し伸べた。ショウは、その手を取り、
「あぁ、絶対に助けよう!」
と真剣な眼差しで言った。ザギル達は、
「「「「「「「おう!」」」」」」」
と声を合わせて言った。そして夜空を見て、
『必ず助けに行きます!だから、待っていてください!マーキュリーさん』
とショウは強く思い、自身の胸に拳を強く立てた。
また戻って捕われたマーキュリーは、手錠をつけられて牢屋に入れられた。
「そこで大人しくしていろ。」
「はぁ~、私を捕らえて何がしたいの?攫っても、あなた方にメリットはないでしょう。」
「貴様に狙いを話す理由などない。しかしメリットはあるさ。その証拠にこちらへの敵意が、大分遠くから感じ取れた。」
「なら、確定だな。あの村には、魔王の子がいる。」
『魔王の子?ショウ君の事?でもなんで、冒険者がショウ君を狙っているの?』
とマーキュリーは、レイス達の会話を聞いて疑問に思っていた。
「さてと、そろそろ行こう。依頼主が待っている。」
「こいつの監視はどうする?」
「別に必要ないだろ。ただの商人に、ここ切り抜ける『スキル』なんて1つもないからな。」
とセイラが言うと、レイス達は納得してセイラのあとを続いて出て行った。マーキュリーは、レイス達が出るのを見ると、
「一体、何が起こっているの?ショウ君の身に何があったの?」
とショウへの疑問を抱いた。
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