勇者パーティを追放されてしまったおっさん冒険者37歳……実はパーティメンバーにヤバいほど慕われていた

秋月静流

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おっさん、債務を断つ

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 薄暗い森林に幾重もの屍が横たわっている。
 ある者は苦悶の相を浮かべ救いを求める様に手を伸ばし――
 ある者は満足げな笑みを浮かべ誇りを抱く様に拳を握り締めていた。
 様々な人々の……様々な死。
 死に至る要因は数あれど、そこにあるのは濃密な死の気配。
 誇りも信念も自尊も高慢も全ては等しく無。
 哀しいまでの静寂が満ちる空間に一人佇み、虚空を見上げる少年がいた。
 それは誰であろう、かつての俺の姿に間違いない。
 少女を救えなかった無力な自分。
 そしてそれを赦せなかった自責の念。
 あの日の悔恨は――彼女を喪ったとき同様、未だ胸の内で燻っている。
 ならば今俺が見ている風景。
 これは俺の心象風景だとでもいうのだろうか?

「力が欲しい……
 誰かを守る力、運命に抗う力が!!」

 応じる事の無い空に慟哭し続けるかつての俺。
 勇者の里で剣技を磨き――
 師匠に師事して魔術を習得し――
 一流と呼ばれる程に自らを鍛え上げても……救えぬ者はいた。
 誰かに味方するという事は、対立する誰かの敵になるという事。
 常に刃の先には苦しみと憎しみが過ぎ去っていく。
 今日よりは明日を、と信じ戦う自分。
 欺瞞が自らを騙し通せるのはいつまでだろうか?
 死ぬまでなら幸運だ。
 だが――いつか気付いてしまったら?
 そこにあるのは無価値という名の断罪。
 裁かれるのは己が魂。
 故に両天秤で揺れ動く価値観。
 量るのは自らの意志。
 とはいえ――心は日々摩耗してゆく。
 絶対が欲しかった。
 揺るがない信念。
 惑わない信条。
 聞こえのいい御題目に殉ずる盲目さ。
 そんな易き在り方が。
 俺を知る人は俺を優しいという。
 しかしそれは誤りなのだと思う。
 自分を律してまで人に尽くしたくなるのは、きっとあの日の贖罪だから。
 本当の俺は――未だ答えを出せずに足掻き続けている只のガキだ。

「ここは……?」

 ふと気が付くと――俺は真っ暗な闇の中を漂っていた。
 どこを見渡しても無明の闇。
 自分の身体ですら確かではない。

「俺は――
 死んだ、のか……?」

 ここが噂に聞く死後の世界だというのか?
 もっと華々しい場所を想像していたが。
 それとも――こここそが地獄なのだろうか?
 救いすら見出せぬ漆黒の世界。
 まあ何も為せなかった半端者な俺には相応しい場所なのかもしれない。
 唯一の心残りがあるとすれば、三人を救えなかった事。
 俺が死んだ以上、皆の生存は絶望的だ。
 いったい奴にどんな目に遭わせられるのか……
 思い浮かぶ最悪の想像。
 どうしようもできない不甲斐なさに拳を震わせたその時――

「……いいや?
 汝は生きている。
 今はまだ、な」

 闇の中、俺の独り言に対し冷徹な声が響く。
 ――誰だ!?
 先程も聞こえた声。
 それは男性的で深い声色。
 しかし一番恐ろしいのは――声だけで分かる圧倒的な存在感。
 威厳を伴うその声は無意識に畏れすら抱く。
 知らなかった事にしてこのままやり過ごしたいと切望する程。
 だが――現状を知らなくては話が進まない。
 俺は腹を据えると、勇気を振り絞り尋ねる。

「……先程から俺に語り掛ける声。
 貴方はいったい何者なんだ!?」
「――我か?
 我はまあ……汝らの認識でいうところの超越者――神の一柱だな。
 ただし邪神というカテゴリーに属されるが」
「じゃ――邪神だと!?」
「そうだ」
「ならば魔神に与するものなのか!?」
「廃絶主義者のあのモノらとは我は違う。
 人類に対し決して友好的ではない。
 が、特に敵対している訳でもない。
 まあ――汝が望むなら姿を見せて対話するとしよう」

 韜晦するような気配と共に闇に響くスナップ音。
 その瞬間――闇は瞬時に駆逐され、広大な白の部屋に俺はいた。
 ――空間移動?
 しかし何の浮遊感も違和感も感じなかった。
 転移術式や魔導具特有のあの空間を歪める感覚がない。
 つまり一瞬にしてダンジョンからここへと飛ばされたのではない。
 されど俺は似たような現象を知っている。
 ならば、これはもしや――

「こちらだ」

 ――いつの間にそこに?
 背後から声を掛けられた俺は恐る恐る振り返る。
 部屋の一角に設けられた応接室。
 年代物っぽいアンティークな椅子へ優雅に腰掛ける一人の男。
 幾重にも丁寧に染められた布で織られた衣。
 和服にも似ているが、見覚えはない不思議な感じの色彩。
 その衣装を、作法など無粋とばかりに粋に着崩し纏っている。
 歳の頃は30前後だろうか。
 整ってはいるものの、どこか皮肉げに歪む口元が印象的だ。
 森羅万象全てに冷めた様な視線も余計に拍車を掛けている。
 何より言葉の端々に滲み出る知性と……
 計り兼ねる凶悪な神威が秘められている事に俺は身震いする。
 マズい……これは俺の想定を超える力量差。
 この空間の在り方からも分かる通り、ここは仮想空間。
 つまり邪神を自称するこの男の言う事は本当だ。
 さらにいえばアリシアとは比較にならないくらい神としての格が違う。
 昇神し神になった亜神ではない。
 最初から神であったもの。
 紛うことなき真の神――真神。
 
「何をしている? 座りたまえ」

 出方を待ち立ち竦む俺だが、男はお茶を飲む手を休め、声を掛けてきた。
 幾分か逡巡した後、覚悟を決め男と向かい側になっている椅子へ腰掛ける。
 しかしアリシアを超える存在が俺に何の用だ?
 当惑する俺に、男はうん? と目を向ける。

「なんだ。汝も飲むかね?」

 ――自らが飲んでいるお茶を勧めてきた。
 いやいや、天然なのか?
 今聞きたいのはそうではない。

「……もう一度伺いたい。
 俺は死んではいないんだな?」
「ん? ああ、そうだ。
 汝の肉体はまだ滅びてはない。
 とはいえ――死に向かいつつあるのは事実だ。
 既に気付いてはいると思うが……
 汝を招いたここは仮想空間。
 我が神域における時の流れが違うとはいえ、物質界にある汝の身体は、今まさに数多の魔力光によって殺されそうになっている」
 
 ああ――やっぱり。
 告げられた事実に衝撃を受ける。
 そんな俺の反応を面白がる様に見ながら、男は話を続ける。

「ここにいる汝は云わば魂だな。
 放っておけばあと数瞬もせず汝は死に――消滅する」

 握った拳に力が籠る。
 自分の無力さがこんなにも惨めだとは。

「が、汝が望むならチャンスを与えよう」
「――え?」
「汝は絶体絶命の窮地に、盲目的に祈るのではなく――
 己が傷つく事を躊躇わず、定められし因果への反逆を志した。
 微力でもいい、凛然たる揺るぎ無い意志。
 英雄の介添人たる我が望むのはその心意気よ」
「ほ、本当なのか!?」
「嘘は言わん。
 我は確かに邪神だが、意味の無い嘘は言わぬ。
 時に言葉を騙るが、約束は絶対だ。
 ただし――相応の対価は頂くがな」
「対価?」
「そう、等価交換だ。
 汝の命を救う為、汝の人生の一部をもらう」
「どういうことだ?」
「契約に応じるなら、汝には我が使徒となってもらう。
 使徒がどういったものかは事前に説明はせぬ。
 ただ、汝にとってそれは苦難の日々となるやもしれん。
 それでも――生を望むか?
 それとも――安寧な消滅を望むか?」

 ――迷う事はない。
 あいつらを……シアとリア、フィーを助ける為なら、取引相手が神でも悪魔でも構わない。魂でも何でも売り渡すべきだ。
 ただ――ふと疑問に思う。

「――そういえば貴方の名は?」
「我か……名が多過ぎて、どれを語ればいいのか分からぬ。
 が、三千世界における我の名はナイアルなんとやらと呼ばれていたな」
「ナイアル……?」
「汝が呼びたいならそれで構わぬ。
 さて――どうする?
 生を望むなら、そろそろ猶予がないぞ。
 こうしている間も、非常に緩やかとはいえ時は確実に進んでいるのだから」
「ナイアル」
「何だ」
「――何故、俺を助けてくれるんだ?
 普通なら死んだらそこで終わりなのだろう?」
「そうだな」
「では――どうして俺だけが例外なんだ?」
「汝の因果律に興味を惹かれたからだ」
「因果律?」
「そうだ、ガリウス・ノーザン……
 いや、真名はガルティア・ノルンか。
 ここに来る前、貴様も垣間見ただろう?
 自身の始まりの因を。
 少女を救えなかった無力な自分。
 そしてそれを赦せなかった苛烈な意志。
 誰よりも荒々しい昏き闇を持つが故に――
 誰よりも華々しく輝きを上げる相克の魂。
 それこそが汝の在り方よ。
 ならば外なる神たる我に連なるものの証として。
 ――運命を嘲笑え。
 ――過酷な定めを踏みにじれ。
 お前が望むなら――いかなる苦難をも打ち破る力を授けよう。
 ――返答は如何に?」

 芝居掛かったナイアルの誘い。
 返答は無論――決まっている。

「誰がいるか、ボケえええええええええええええええええええええええええ!」
 
 心の底から叫びながら、俺は渾身の力を込めてナイアルをぶっ飛ばす。
 完全な不意打ちだったのだろう。
 驚愕のあまり椅子から派手に転げ落ちながら、ナイアルは信じられないものを見るかのような目で俺を見上げてくる。
 はっ、ざまあみろ。
 超越者特有の「全て知ってますぅ」的な取り澄ました顔が狼狽している事に溜飲が下がった俺は、腕組みをしながらナイアルを見返してやる。

「か、神たる我に手をあげるだと……
 貴様、生き延びたいとは思わぬのか!?」
「そんな都合の良い展開へ安易に手を伸ばしてたまるか。
 まったく神だか邪神だか知らんが――
 どうせこの場を切り抜けても後からちょっかいを出してくるんだろう?
 しかも物語が一番盛り上がるタイミングで「これこそが悲劇だ」とか嘯いて」
「なっ!?」
「昔から進歩がないんだよ、お前らは。
 人間はお前らのおもちゃじゃない。
 ましてチェスのように動く駒でもない。
 俺は俺だ。
 誰のものでもない、確固たる俺としてここにいる。
 安直な奇跡や邪神の祝福などいらない。
 俺は俺のままで足掻いてみせる!」
「貴様……後悔するなよ」

 俺の指摘が図星だったのか、ワナワナと震えながら立ち上がるナイアル。
 射貫くように鋭い眼光で睨みつけると、衣を翻し俺へ手を広げる。
 放たれたのは黒き稲妻。
 神速に近いそれは避ける間もなく霊体である俺の身体すら貫き地に這わせる。

「ふん……言葉ばかり威勢が良くとも、所詮はこの程度か。
 我の鑑定眼も衰えたものよ。
 そうだな、次はもっと我に従順な者を選ぶとするか。
 境界の道化師に黒曜の蜘蛛姫。
 手駒となるべき者は未だ沢山いるのだから」

 忌々しそうに呟くや虚空に消えるナイアル。
 後には地べたに這いつくばる俺だけが残された。
 どうにか切り抜けた、のか?
 全身が痺れ満足に動かない身体で苦心しながら立ち上がる。
 情けないことに膝がガクガク言っている。
 今回の選択がベストだったかは分からない。
 ただ――あの手の輩の誘いに乗って幸福を得た者を寡聞にして俺は知らない。
 生き返るだけならそれでも良かったかもしれないが、それはいつの日か必ず訪れる破滅を先延ばしにしているだけだ。
 積み重なった債務は重責を増し圧し掛かる。
 ならば恰好をつけても抗う自分でいたい。
 最後まであいつらに誇れる俺である為に。
 しかし疲れた……
 矮小な人の身で神に反逆するのは負担が多過ぎたな。
 あの稲妻の効果なのか鬱々とした闇が俺を蝕んでいく。
 纏わりつく痛みと倦怠が、生きようとする力を喪失していく。
 なんだろう、これは?
 ただ壊れてゆく……
 心も身体も魂さえも……
 あんなにも大事な者すら抱けず、
 護れず、
 蝕まれて……
 でも憎いとか苦しいとかじゃなく……
 ただ、ただ……哀しい……
 何故ならそれは終焉だから……
 終わり、だから……
 疲れた……もう、休みたい……

(いいの? 本当に?)

 いずこからか囁き掛けてくる声。
 一体何者なのか?
 胡乱げに答える。

(やるだけはやった……それは本当だ)
(満足?)
(出来ることはした……限界まで)
(でも……まだ結果は出てないよ?)
(……?)
(貴方には、待っている人が……守るべき人達が……
 そして未来がある。だから……)

 どこか聞き覚えがある声に呼ばれた様な気がして背後を振り返る。
 そこには血に塗れても尚美しく、誇り高く俺を見守るあの日の少女がいた。
 いや、少女だけではない。
 気付けば致命傷を負いながらも優しく俺を見つめる沢山の人達。
 それは俺が携わってきた人々との絆が生み出した幻想なのかもしれない。
 きっと儚く脆いが故に、誰しもが忘れてしまう夜明けの夢みたいなものだ。
 だがそれは朝露となり消えゆく前に奇跡を起こした。
 始原にして至言たる魔術、言霊の奇跡を。

「だから立ち上がって! 
 他の誰かの為じゃなく、君は君自身の幸せの為に!!」

 その言葉に! 
 その声に!! 
 全身が熱く脈動し、溢れる力が指先まで行き渡っていく。
 太陽に照らされ大地に息吹く波動。
 それは生きるという力。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 心象風景すら打ち砕く咆哮が高らかに響き渡る。
 俺はまだ生きている。
 ならば最後の最後まで足掻き続けるべきなのだ。
 例えそれが蟷螂の鎌のごとき微細な力でも。

「人の子よ……」

 そんな俺にナイアルとは別の、そして威厳に満ちた強者の声が響き渡る。

「吾が名は世界を支えし龍【ナーザドラゴン】が一体、ゲーティア。
 邪神の誘惑を拒んだそなたの心意気、まことにあっぱれ。
 久々に痛快じゃったぞ。
 これまで魔神共の暗躍によりそなたらに直接的な介入が出来なかったが……
 次元の境界が揺らいでいる今ならば多少の干渉ができる。
 微弱ながら力を貸そう……そして受け取るがよい。
 限界を超えて足掻き続けし者のみに扱える絶対の神秘。
 人理を超越する真の龍の力【神龍眼】を」

 優しくも労りに満ちた波動がこの身に注がれたのを感じつつも、俺の意識は瞬く間に現実空間へと復帰していくのだった。



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