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おっさん、師事される
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「んっ……リーガンじゃないか。
どうしたんだ――俺に何か用か?」
本人はさり気なくこっそり近付いたつもりなのかもしれないが……
さすがにその巨体が動いているのを見逃す者はいないだろう。
俺に話し掛けてきたのは一回戦で戦ったリーガンだった。
巨人族有数の巨躯を持つ戦士にして【壊士】。
肉体美を誇る巨人族の中でも鍛え抜かれたその身体は見るだけで惚れ惚れする。
ちなみに巨人族などという呼び方をしているが、彼らは森妖精【エルフ】地妖精【ドワーフ】獣人族【ファーリーズ】などに代表される他の種族同様、列記とした人類の一員である。
よく混同されがちだが、人類に敵対してる丘巨人【ヒルジャイアント】や霜巨人【フロストジャイアント】のようなモンスターではない。
あくまで通常の人族より大きく力持ちというだけだ。
種族の特色として皆二メートルを超える体躯に恵まれ、常人の数倍~十数倍の力を持つ半面、長時間体力を維持するのが難しく疲れやすい。
工事や建築現場では魔導重機いらずの人員として大変重宝される。
率直な俺の疑問にリーガンは押し黙ってしまう。
こういった朴訥で喋り慣れていないタイプはあまり強く問い詰めると焦りから言葉が出なくなる傾向があるな。
無視している訳じゃなく、ちゃんと返答を待っているという意思を目を合わせる事で伝えながら、俺は気長に彼からの返事を待つ。
躊躇う事しばし――リーガンは心底労わるような眼を返しながら口を開いた。
「か、身体は大丈夫だべか?
オデ……いつもやり過ぎちまうがら」
「ん? ああ、気遣いありがとう。
ただ――あの程度じゃ、びくともしないぞ。鍛えているからな」
「そ、そうが。良かっだ」
「リーガンもどうだ?
多分、生まれて初めて全力を出したんだろう?
筋肉痛か何か――後遺症は無いか?」
「オデは頑丈なのが取り柄だがら全然」
「丈夫に生んでくれた親に感謝だな」
「まったくだ」
互いに笑い合うと俺達は手にしたグラスと酒樽(リーガンは樽ごと酒を飲んでいた。剛毅だ)を軽く重ね合う。
さて、初交流は上手くいった。次が本題だろう。
「じ、実はあんたに頼みがある」
「なんだ?」
「オデに魔法を教えてほじい」
「魔法?」
「あんたの凄い力とか技だ」
「ああ、武術の事か」
「うん。オデは故郷で一度も力で負けたごとはなかっだ。
けど……あの試合、アンタには手も足もでながった。
オデはその理由と、可能ならオデも身に付けたい。
これからの魔族との戦いで……何よりも必要だと思うがら」
「お前……」
最初はやられた事に対する意趣返しかと思った。
しかし――違った。
この身も心も大きな青年は――俺との戦いを経て自分の至らぬところを自覚し、恥も何もかも捨てて学びに来たのだ。
来るべき――魔族との戦いに備えて。
一方的で勝手な思いだが、俺は嬉しくなってしまった。
今、自分には何が足らないのか?
その為には何をしなくてはならないか?
自身を省みて動ける……常日頃から俺自身も心掛け戒めている、その気概。
この朴訥で真面目な青年を俺はいっぺんで気に入ってしまった。
こういった華やかな場で話す内容ではないと思うが、俺は彼に微笑み応じる。
「構わないぞ」
「えっ? いいのが?」
「学びに来たんだろう、お前さんは。
ならば同じ魔族と戦う者同士、有望なスキルは教え合うのが筋だ」
「た、助がる!
じゃあこれからは、アンタがオデの先生だ」
「おいおい、共に戦う仲だ……先生は止めてくれ」
「じゃあせめてアニキと呼ばせてほじい。
アンタは――尊敬に値する人だから」
「そんな真剣な眼で言われると照れるが……まあ、いいか。
では早速、簡単にレクチャーするぞ。
先の俺との試合だが――何故お前は負けた?」
「アニキに力で押し切られた」
「ああ。だがお前はこのトーナメント参加者で断トツの力自慢だ。
なのに巨人族のお前に標準的な人族体格の俺が勝った。
確かにスキルは使っている。ただそれはお前も一緒。
ならばその違いは何かというと……
それは【理合】という空間的な力学掌握を認識しているかの差だ」
「理合?」
「俺が学んだ流派では【場を律する】技術ということで【バリツ】と呼んでいる。
俺の師匠はハーフエルフで俺に輪を掛けて細く華奢だ。
なのに……俺は一度も師匠に力で勝てなかった、
過酷な戦場で生き抜く為に磨かれたエルフ族秘伝の技術が【バリツ】だ。
時間を見て後で教えてやる。
ただな、リーガン。これだけは覚えておけ。
柔よく剛を制すとはよく言われるけどな……剛よく柔を断つ、もまた真実。
鍛え抜かれた剛――すなわち力があれば大概の事は解決できる。
お前に足りないのはその自覚と、明確な使い方もあるな。
性根が優しいお前は無意識に力をずっとセーブしてきたんだろう。
それは人としては美徳だが――戦う者としては弱点となりうる。
もしお前さえ良ければ、そういったところも少しずつ改善していこうな」
「う~ん……さすがアニギだ。
オデがいつも歯痒く思ってだことをピタリと言い当てっちまう。
頼む、もっと教えてほじい!」
「おいおい、ここは祝いの場だぞ?
あとで時間を割くから――」
「随分と面白い事を話してるじゃねえか。
オレも仲間に入れてくれよ――ガリウス」
感動の面差しで迫るリーガンの巨体に苦笑しているとイゾウ先生を相手に善戦していた伊達男が物騒な笑みを浮かべ話し掛けてくるのだった。
どうしたんだ――俺に何か用か?」
本人はさり気なくこっそり近付いたつもりなのかもしれないが……
さすがにその巨体が動いているのを見逃す者はいないだろう。
俺に話し掛けてきたのは一回戦で戦ったリーガンだった。
巨人族有数の巨躯を持つ戦士にして【壊士】。
肉体美を誇る巨人族の中でも鍛え抜かれたその身体は見るだけで惚れ惚れする。
ちなみに巨人族などという呼び方をしているが、彼らは森妖精【エルフ】地妖精【ドワーフ】獣人族【ファーリーズ】などに代表される他の種族同様、列記とした人類の一員である。
よく混同されがちだが、人類に敵対してる丘巨人【ヒルジャイアント】や霜巨人【フロストジャイアント】のようなモンスターではない。
あくまで通常の人族より大きく力持ちというだけだ。
種族の特色として皆二メートルを超える体躯に恵まれ、常人の数倍~十数倍の力を持つ半面、長時間体力を維持するのが難しく疲れやすい。
工事や建築現場では魔導重機いらずの人員として大変重宝される。
率直な俺の疑問にリーガンは押し黙ってしまう。
こういった朴訥で喋り慣れていないタイプはあまり強く問い詰めると焦りから言葉が出なくなる傾向があるな。
無視している訳じゃなく、ちゃんと返答を待っているという意思を目を合わせる事で伝えながら、俺は気長に彼からの返事を待つ。
躊躇う事しばし――リーガンは心底労わるような眼を返しながら口を開いた。
「か、身体は大丈夫だべか?
オデ……いつもやり過ぎちまうがら」
「ん? ああ、気遣いありがとう。
ただ――あの程度じゃ、びくともしないぞ。鍛えているからな」
「そ、そうが。良かっだ」
「リーガンもどうだ?
多分、生まれて初めて全力を出したんだろう?
筋肉痛か何か――後遺症は無いか?」
「オデは頑丈なのが取り柄だがら全然」
「丈夫に生んでくれた親に感謝だな」
「まったくだ」
互いに笑い合うと俺達は手にしたグラスと酒樽(リーガンは樽ごと酒を飲んでいた。剛毅だ)を軽く重ね合う。
さて、初交流は上手くいった。次が本題だろう。
「じ、実はあんたに頼みがある」
「なんだ?」
「オデに魔法を教えてほじい」
「魔法?」
「あんたの凄い力とか技だ」
「ああ、武術の事か」
「うん。オデは故郷で一度も力で負けたごとはなかっだ。
けど……あの試合、アンタには手も足もでながった。
オデはその理由と、可能ならオデも身に付けたい。
これからの魔族との戦いで……何よりも必要だと思うがら」
「お前……」
最初はやられた事に対する意趣返しかと思った。
しかし――違った。
この身も心も大きな青年は――俺との戦いを経て自分の至らぬところを自覚し、恥も何もかも捨てて学びに来たのだ。
来るべき――魔族との戦いに備えて。
一方的で勝手な思いだが、俺は嬉しくなってしまった。
今、自分には何が足らないのか?
その為には何をしなくてはならないか?
自身を省みて動ける……常日頃から俺自身も心掛け戒めている、その気概。
この朴訥で真面目な青年を俺はいっぺんで気に入ってしまった。
こういった華やかな場で話す内容ではないと思うが、俺は彼に微笑み応じる。
「構わないぞ」
「えっ? いいのが?」
「学びに来たんだろう、お前さんは。
ならば同じ魔族と戦う者同士、有望なスキルは教え合うのが筋だ」
「た、助がる!
じゃあこれからは、アンタがオデの先生だ」
「おいおい、共に戦う仲だ……先生は止めてくれ」
「じゃあせめてアニキと呼ばせてほじい。
アンタは――尊敬に値する人だから」
「そんな真剣な眼で言われると照れるが……まあ、いいか。
では早速、簡単にレクチャーするぞ。
先の俺との試合だが――何故お前は負けた?」
「アニキに力で押し切られた」
「ああ。だがお前はこのトーナメント参加者で断トツの力自慢だ。
なのに巨人族のお前に標準的な人族体格の俺が勝った。
確かにスキルは使っている。ただそれはお前も一緒。
ならばその違いは何かというと……
それは【理合】という空間的な力学掌握を認識しているかの差だ」
「理合?」
「俺が学んだ流派では【場を律する】技術ということで【バリツ】と呼んでいる。
俺の師匠はハーフエルフで俺に輪を掛けて細く華奢だ。
なのに……俺は一度も師匠に力で勝てなかった、
過酷な戦場で生き抜く為に磨かれたエルフ族秘伝の技術が【バリツ】だ。
時間を見て後で教えてやる。
ただな、リーガン。これだけは覚えておけ。
柔よく剛を制すとはよく言われるけどな……剛よく柔を断つ、もまた真実。
鍛え抜かれた剛――すなわち力があれば大概の事は解決できる。
お前に足りないのはその自覚と、明確な使い方もあるな。
性根が優しいお前は無意識に力をずっとセーブしてきたんだろう。
それは人としては美徳だが――戦う者としては弱点となりうる。
もしお前さえ良ければ、そういったところも少しずつ改善していこうな」
「う~ん……さすがアニギだ。
オデがいつも歯痒く思ってだことをピタリと言い当てっちまう。
頼む、もっと教えてほじい!」
「おいおい、ここは祝いの場だぞ?
あとで時間を割くから――」
「随分と面白い事を話してるじゃねえか。
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感動の面差しで迫るリーガンの巨体に苦笑しているとイゾウ先生を相手に善戦していた伊達男が物騒な笑みを浮かべ話し掛けてくるのだった。
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