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第21話 【道行く仲間】
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第21話 【道行く仲間】
「あれ、何の鳥だ?」
ダリウスの声に、アクセルは顔を上げた。
空に、見たこともない大きな影が滑空している。
翼を広げた姿は、馬車ほどもあるだろうか。
黒い羽が陽光を反射して、青く光っている。
「猛禽類ね。北の山脈に棲む大鷲だわ」
クリスが答えた。
彼女の声は落ち着いている。
「でかいな。あれで獲物を捕まえるのか」
「ええ。鹿くらいなら軽々と運ぶそうよ」
アクセルは空を見上げたまま、馬を進めた。
王都を出てから、もう半日が経つ。
草原が延々と続いている。
風が吹くたびに、緑の波が揺れた。
旧パーティと旅した時は、いつも最後尾だった。
誰も話しかけてこなかった。
でも今は違う。
クリスが時々振り返って、声をかけてくれる。
ダリウスは冗談を言って笑わせようとする。
ミラは心配そうに様子を見てくれる。
これが、本当の仲間というものなのか。
「そういえば、北の竜も大きいんだよな」
ダリウスが話題を変えた。
「翼長が十メートルを超えるらしいわ」
クリスが答える。
「じゅ、十メートル……」
ミラの声が震えた。
「おいおい、今さらビビってんのか?」
「ビビってなんかいません!」
アクセルは思わず笑った。
こんな風に、気軽に話せる仲間。
こんな風に、笑い合える旅。
五年間、一度も経験しなかった。
「あの……」
アクセルは口を開いた。
「俺のデバフ、竜にも効くんでしょうか」
三人が振り返った。
クリスが優しく微笑む。
「それを確かめに行くのよ。でも、アクセル」
「あなたのデバフなら、きっと効く」
「私はそう信じてる」
アクセルは胸が温かくなるのを感じた。
誰かに信じてもらえる。
それがこんなにも力になるなんて。
「ありがとうございます」
「礼なんていらないわ。私たちは仲間なんだから」
仲間。
その言葉が、心に染み込んだ。
昼過ぎ、小川のほとりで休憩を取った。
ダリウスが真っ先に馬から飛び降りる。
「やっと休憩か! 尻が割れるかと思った」
ミラが呆れたように肩をすくめた。
「あなた、一時間前にも休憩しましたよね」
「あれは水分補給だ。休憩じゃねえ」
「同じことです」
クリスは周囲を警戒しながら、馬を木に繋いでいる。
アクセルは荷物から食料を取り出した。
旧パーティでは、いつも自分の分だけ。
誰も分けてくれなかった。
でも今は。
「みんなで食べましょう」
アクセルは言った。
「俺、干し肉と果物を持ってます」
「おお、助かる!」
ダリウスが目を輝かせた。
「いつもありがとうございます、アクセルさん」
ミラが微笑む。
四人は木陰に座った。
川のせせらぎが心地よい。
風が草原を渡り、緑の香りを運んでくる。
「うめえ! この干し肉、どこで買ったんだ?」
「王都の市場です。おばさんが気前よく値引きしてくれて」
「へえ、俺も今度行ってみるか」
ダリウスが頬張りながら言う。
ミラが水筒を取り出した。
「お茶、いかがですか?」
「ああ、もらいます」
アクセルは水筒を受け取った。
温かい。
ミラが魔法で温めたのだろう。
口をつけると、ほのかに甘い香りがした。
「美味しい」
「よかった。ハーブを少し混ぜたんです」
クリスが地図を広げている。
「このペースなら、日暮れ前に宿場町に着くわ」
「そこで一泊か」
「ええ。明日からは山道になる」
ダリウスが伸びをした。
「なあアクセル」
「はい?」
「お前の前のパーティって、どんな奴らだったんだ?」
空気が一瞬、張り詰めた。
クリスが鋭い視線でダリウスを見る。
「いや、別に無理に話せって訳じゃ……」
「いえ、大丈夫です」
アクセルは小さく笑った。
「今は……もう、どうでもいいんです」
本当にそう思えた。
あの日々は、もう過去だ。
ミラが柔らかく言う。
「そうね。過去より、これからよ」
クリスが頷く。
「そうね。私たちは前を向いて進むだけ」
その言葉に、アクセルは初めて、本当に過去を手放せた気がした。
午後も傾き始めた頃、道の先に荷馬車が見えた。
「行商人ね」
クリスが呟く。
四人が近づくと、初老の男が疲れた顔で馬車を降りた。
「おお、冒険者の方々か」
男は安堵の息を吐いた。
「助かる……実は、この先の森に魔物が出るようになってな」
「魔物?」
ダリウスが警戒する。
「ああ。一人じゃとても通れん」
「何が出るんだ?」
「魔狼だ。それも、群れで」
クリスとダリウスが視線を交わす。
ミラが地図を確認した。
「迂回すると丸一日ロスします」
「なら、やるか」
ダリウスが得物に手をかける。
「待って」
アクセルが言った。
全員の視線が集まる。
心臓が跳ねた。
でも、今は言える。
「魔物が……何匹いるか、わかります」
「え?」
「俺のデバフ感知能力で、生命の気配が読めるんです」
アクセルは目を閉じた。
意識を研ぎ澄ます。
周囲の生命の気配が、波紋のように広がる。
そして、森の中に。
「六つの気配。全て、同じ場所に」
目を開ける。
クリスの目が輝いていた。
「そんな使い方もできるの? すごいじゃない!」
「へえ、便利だな」
ダリウスが笑う。
ミラも驚いた顔をしている。
旧パーティでは、誰も知らなかった。
いや、誰も聞いてくれなかった応用技術。
今、初めて認められた。
「行きましょう。場所はわかります」
アクセルは自信を持って言った。
森の中は薄暗い。
木々が陽光を遮り、足元に影を落とす。
アクセルが先導した。
「あと百メートルほどです」
「気配を探れるのか。便利だな」
ダリウスが感心したように言う。
そして、開けた場所に出た。
六匹の魔狼が、こちらを見ていた。
灰色の毛並み。
赤い瞳。
牙を剥いて、唸り声を上げる。
「来るぞ!」
ダリウスが叫んだ瞬間、魔狼が飛びかかってきた。
「アクセル!」
クリスの合図と同時に、アクセルは詠唱を開始する。
「弱体化……!」
黒い霧が森を覆った。
魔狼たちの動きが、まるで水の中のように鈍る。
ダリウスが飛び出した。
「おりゃあ!」
剣の一閃。
動きを封じられた魔狼は、避けることもできずに倒れる。
ミラの魔法が次々と魔狼を貫く。
クリスの剣が、美しい軌跡を描く。
十分もしないうちに、全ての魔狼が倒れた。
「すげえ……」
後ろから見ていた行商人が呟く。
「S級冒険者とはこういうものか」
クリスが静かに答える。
「いいえ、これは彼の力よ」
アクセルを指差す。
「彼がいなければ、もっと時間がかかったわ」
アクセルは、泣きそうになるのを堪えた。
認められている。
必要とされている。
この感覚を、ずっと求めていた。
森を抜けると、行商人が金貨の入った袋を差し出した。
「これは礼金だ。受け取ってくれ」
「仕事じゃないから……」
クリスが断りかけたが、行商人は首を振る。
「いいや、命の恩人だ。それに」
彼はアクセルを見た。
「特にあんた。その力、大切にしな」
アクセルは頷いた。
行商人と別れ、再び馬に跨る。
ダリウスが背中を叩いてきた。
「なかなかやるじゃねえか!」
ミラも微笑む。
「素晴らしかったです」
クリスが言う。
「これからもよろしくね、アクセル」
「はい!」
心の底から、そう答えることができた。
夕陽が山脈を赤く染める中、四人は北へと進んだ。
その時、遠くの山から奇妙な咆哮が響いた。
四人は同時に空を見上げる。
「あれは……」
クリスの声が緊張で震える。
「竜だ」
ダリウスが呟く。
遥か北の空に、巨大な影が旋回している。
アクセルは拳を握った。
恐怖はない。
なぜなら。
「行こう。俺たちなら、きっと勝てる」
三人が振り向き、アクセルを見て笑顔を浮かべた。
「ああ、そうだな」
「あれ、何の鳥だ?」
ダリウスの声に、アクセルは顔を上げた。
空に、見たこともない大きな影が滑空している。
翼を広げた姿は、馬車ほどもあるだろうか。
黒い羽が陽光を反射して、青く光っている。
「猛禽類ね。北の山脈に棲む大鷲だわ」
クリスが答えた。
彼女の声は落ち着いている。
「でかいな。あれで獲物を捕まえるのか」
「ええ。鹿くらいなら軽々と運ぶそうよ」
アクセルは空を見上げたまま、馬を進めた。
王都を出てから、もう半日が経つ。
草原が延々と続いている。
風が吹くたびに、緑の波が揺れた。
旧パーティと旅した時は、いつも最後尾だった。
誰も話しかけてこなかった。
でも今は違う。
クリスが時々振り返って、声をかけてくれる。
ダリウスは冗談を言って笑わせようとする。
ミラは心配そうに様子を見てくれる。
これが、本当の仲間というものなのか。
「そういえば、北の竜も大きいんだよな」
ダリウスが話題を変えた。
「翼長が十メートルを超えるらしいわ」
クリスが答える。
「じゅ、十メートル……」
ミラの声が震えた。
「おいおい、今さらビビってんのか?」
「ビビってなんかいません!」
アクセルは思わず笑った。
こんな風に、気軽に話せる仲間。
こんな風に、笑い合える旅。
五年間、一度も経験しなかった。
「あの……」
アクセルは口を開いた。
「俺のデバフ、竜にも効くんでしょうか」
三人が振り返った。
クリスが優しく微笑む。
「それを確かめに行くのよ。でも、アクセル」
「あなたのデバフなら、きっと効く」
「私はそう信じてる」
アクセルは胸が温かくなるのを感じた。
誰かに信じてもらえる。
それがこんなにも力になるなんて。
「ありがとうございます」
「礼なんていらないわ。私たちは仲間なんだから」
仲間。
その言葉が、心に染み込んだ。
昼過ぎ、小川のほとりで休憩を取った。
ダリウスが真っ先に馬から飛び降りる。
「やっと休憩か! 尻が割れるかと思った」
ミラが呆れたように肩をすくめた。
「あなた、一時間前にも休憩しましたよね」
「あれは水分補給だ。休憩じゃねえ」
「同じことです」
クリスは周囲を警戒しながら、馬を木に繋いでいる。
アクセルは荷物から食料を取り出した。
旧パーティでは、いつも自分の分だけ。
誰も分けてくれなかった。
でも今は。
「みんなで食べましょう」
アクセルは言った。
「俺、干し肉と果物を持ってます」
「おお、助かる!」
ダリウスが目を輝かせた。
「いつもありがとうございます、アクセルさん」
ミラが微笑む。
四人は木陰に座った。
川のせせらぎが心地よい。
風が草原を渡り、緑の香りを運んでくる。
「うめえ! この干し肉、どこで買ったんだ?」
「王都の市場です。おばさんが気前よく値引きしてくれて」
「へえ、俺も今度行ってみるか」
ダリウスが頬張りながら言う。
ミラが水筒を取り出した。
「お茶、いかがですか?」
「ああ、もらいます」
アクセルは水筒を受け取った。
温かい。
ミラが魔法で温めたのだろう。
口をつけると、ほのかに甘い香りがした。
「美味しい」
「よかった。ハーブを少し混ぜたんです」
クリスが地図を広げている。
「このペースなら、日暮れ前に宿場町に着くわ」
「そこで一泊か」
「ええ。明日からは山道になる」
ダリウスが伸びをした。
「なあアクセル」
「はい?」
「お前の前のパーティって、どんな奴らだったんだ?」
空気が一瞬、張り詰めた。
クリスが鋭い視線でダリウスを見る。
「いや、別に無理に話せって訳じゃ……」
「いえ、大丈夫です」
アクセルは小さく笑った。
「今は……もう、どうでもいいんです」
本当にそう思えた。
あの日々は、もう過去だ。
ミラが柔らかく言う。
「そうね。過去より、これからよ」
クリスが頷く。
「そうね。私たちは前を向いて進むだけ」
その言葉に、アクセルは初めて、本当に過去を手放せた気がした。
午後も傾き始めた頃、道の先に荷馬車が見えた。
「行商人ね」
クリスが呟く。
四人が近づくと、初老の男が疲れた顔で馬車を降りた。
「おお、冒険者の方々か」
男は安堵の息を吐いた。
「助かる……実は、この先の森に魔物が出るようになってな」
「魔物?」
ダリウスが警戒する。
「ああ。一人じゃとても通れん」
「何が出るんだ?」
「魔狼だ。それも、群れで」
クリスとダリウスが視線を交わす。
ミラが地図を確認した。
「迂回すると丸一日ロスします」
「なら、やるか」
ダリウスが得物に手をかける。
「待って」
アクセルが言った。
全員の視線が集まる。
心臓が跳ねた。
でも、今は言える。
「魔物が……何匹いるか、わかります」
「え?」
「俺のデバフ感知能力で、生命の気配が読めるんです」
アクセルは目を閉じた。
意識を研ぎ澄ます。
周囲の生命の気配が、波紋のように広がる。
そして、森の中に。
「六つの気配。全て、同じ場所に」
目を開ける。
クリスの目が輝いていた。
「そんな使い方もできるの? すごいじゃない!」
「へえ、便利だな」
ダリウスが笑う。
ミラも驚いた顔をしている。
旧パーティでは、誰も知らなかった。
いや、誰も聞いてくれなかった応用技術。
今、初めて認められた。
「行きましょう。場所はわかります」
アクセルは自信を持って言った。
森の中は薄暗い。
木々が陽光を遮り、足元に影を落とす。
アクセルが先導した。
「あと百メートルほどです」
「気配を探れるのか。便利だな」
ダリウスが感心したように言う。
そして、開けた場所に出た。
六匹の魔狼が、こちらを見ていた。
灰色の毛並み。
赤い瞳。
牙を剥いて、唸り声を上げる。
「来るぞ!」
ダリウスが叫んだ瞬間、魔狼が飛びかかってきた。
「アクセル!」
クリスの合図と同時に、アクセルは詠唱を開始する。
「弱体化……!」
黒い霧が森を覆った。
魔狼たちの動きが、まるで水の中のように鈍る。
ダリウスが飛び出した。
「おりゃあ!」
剣の一閃。
動きを封じられた魔狼は、避けることもできずに倒れる。
ミラの魔法が次々と魔狼を貫く。
クリスの剣が、美しい軌跡を描く。
十分もしないうちに、全ての魔狼が倒れた。
「すげえ……」
後ろから見ていた行商人が呟く。
「S級冒険者とはこういうものか」
クリスが静かに答える。
「いいえ、これは彼の力よ」
アクセルを指差す。
「彼がいなければ、もっと時間がかかったわ」
アクセルは、泣きそうになるのを堪えた。
認められている。
必要とされている。
この感覚を、ずっと求めていた。
森を抜けると、行商人が金貨の入った袋を差し出した。
「これは礼金だ。受け取ってくれ」
「仕事じゃないから……」
クリスが断りかけたが、行商人は首を振る。
「いいや、命の恩人だ。それに」
彼はアクセルを見た。
「特にあんた。その力、大切にしな」
アクセルは頷いた。
行商人と別れ、再び馬に跨る。
ダリウスが背中を叩いてきた。
「なかなかやるじゃねえか!」
ミラも微笑む。
「素晴らしかったです」
クリスが言う。
「これからもよろしくね、アクセル」
「はい!」
心の底から、そう答えることができた。
夕陽が山脈を赤く染める中、四人は北へと進んだ。
その時、遠くの山から奇妙な咆哮が響いた。
四人は同時に空を見上げる。
「あれは……」
クリスの声が緊張で震える。
「竜だ」
ダリウスが呟く。
遥か北の空に、巨大な影が旋回している。
アクセルは拳を握った。
恐怖はない。
なぜなら。
「行こう。俺たちなら、きっと勝てる」
三人が振り向き、アクセルを見て笑顔を浮かべた。
「ああ、そうだな」
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