実家の裏庭がダンジョンだったので、口裂け女や八尺様に全自動で稼がせて俺は寝て暮らす〜元社畜のダンジョン経営〜

チャビューヘ

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第47話 「ご安全に!」と叫びながら家を壊しに来る男

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 朝日が、縁側に差し込んでいた。

 味噌汁の湯気が、ふわりと立ち上る。
 ミレイの作った朝食は、今日も完璧だった。

「旦那、今日の予定は?」

 ハチさんが、茶碗を両手で包みながら尋ねた。
 身長190cmの巨体が、ちゃぶ台の前で正座している。
 異様な光景だが、もう慣れた。

「特にない。昼寝の予定だ」
「ぽぽぽ。いつも通りだねえ」

 ハチさんが、柔らかく笑った。
 白い着物に、長い黒髪。
 その顔立ちは穏やかで、とても「八尺様」には見えない。

「じゃあ、あたいは裏庭の整地でもしようかね」
「頼む」

 俺は茶をすすった。
 平和な朝だ。

 その静寂を、遠くから響く音が破った。

 ザクッ。ザクッ。ザクッ。

「黒田か」

 俺は窓の外を見た。
 農具小屋の横で、黒田が穴を掘っている。
 朝の五時から、ずっと。

「社長! おはようございます!」

 黒田が、爽やかな笑顔で手を振った。
 目の下のくまは消え、肌は健康的な色をしている。
 まるで別人だ。

「今日のノルマは穴三つです! 午前中に終わらせます!」
「勝手にしろ」

 俺は窓を閉めた。

「チッ。相変わらずうるさいですね、あの人」

 ミレイが、小さく舌を打った。

「放っておけ。電池が切れるまで動く玩具だ」

 俺は味噌汁を啜った。
 社畜根性は、穢れより根深い。
 御子柴の呪いより、よほど厄介だ。

    ◇

 異変が起きたのは、午前十時だった。

「……カイト」

 スキマの声が、天井の隅から降ってきた。

「なんだ」
「……変なの……来た」
「変なの?」
「……トラック……門の前」

 俺は眉をひそめた。
 この山奥に、トラックが来る理由はない。
 配達なら、タエさんが受け取っているはずだ。

「見に行く」

 俺は立ち上がった。

    ◇

 門の前に、白いトラックが停まっていた。

 荷台には「全壊組」の文字。
 その横に、小さく「解体工事専門」と書かれている。

「なんだ、これは」

 俺は目を細めた。

 トラックの前で、一人の青年が作業をしていた。
 華奢な体に、作業着とヘルメット。
 手には分厚いファイル。
 そして、肩には不釣り合いな巨大ハンマー。

 青年は、門の前に看板を立てていた。

『工事予告 解体工事のお知らせ』

 その下に、細かい文字が並んでいる。

『工事名称:霊的違法建築物是正工事』
『施工者:全壊組』
『工期:本日より』

「おい」

 俺は声をかけた。

「何をしている」

 青年が、ゆっくりと振り向いた。
 その目は、驚くほど冷たかった。

「おはようございます」

 青年は、丁寧に頭を下げた。
 そして、ヘルメットに手を当てて叫んだ。

「ご安全に!」

 俺は、一瞬固まった。

「全壊組、代表の壊原かいばらと申します」

 名刺を差し出された。
 受け取ると、角が鋭く、紙質は安っぽい。
 御子柴の名刺とは正反対だ。

「当物件は、霊的耐震基準を満たしておりません」

 壊原は、淡々と続けた。

「よって、即時解体命令が発令されました」

 俺は、名刺を見つめた。

「法的根拠は」
「私が定めた『全壊組施工規則』第一条です」
「それは法律じゃないだろう」
「私にとっては法律です」

 壊原の表情は、微塵も変わらない。
 こいつ、本気で言っている。

「帰ってくれ」
「申し訳ありません。工事予告は既に完了しております」

 壊原が、カラーコーンを並べ始めた。
 門の前に、規制線が張られていく。
 黄色と黒の縞模様のテープ。

「指差し確認。門柱、よし。基礎、よし。対象建築物、確認」

 壊原が、門柱を指差しながら復唱した。

「安全帯、装着。ヘルメット、締め付け確認。作業手袋、装着」

 一つ一つの動作に、確認の声が入る。
 異様なほど丁寧だ。

「それでは、強制執行を開始いたします」

 巨大ハンマーが、肩から降ろされた。

    ◇

「待て」

 俺は一歩、後ろに下がった。

「うちは私有地だ。不法侵入になるぞ」
「ご安心ください」

 壊原が、ファイルをめくった。

「敷地境界線の再測定を行いました」

 壊原は、門柱を指差した。

「門から三メートルは公道に該当します」

 そう言って、壊原は門柱に手を触れた。

「まずは、この門柱から」

 ハンマーが振り上げられる。
 壊原の目が、異様に光った。

「構造解析。材質、花崗岩。築年数、推定八十年」

 まるで、建物の内部が透けて見えているかのようだ。

「弱点特定。シロアリによる侵食痕。接合部の劣化」

 壊原の視線が、門柱の一点に集中した。

「耐久度、推定三十パーセント。解体開始」

 ハンマーが振り下ろされた。

 轟音。
 そして、門柱が砕け散った。

「は?」

 俺は目を見開いた。
 築百年の門柱が、一撃で粉砕された。
 しかも、弱点を突いた最小限の力で。

「継続します」

 壊原が、次の柱に向かって歩き出す。

「次の弱点。基礎部分の亀裂。耐久度、推定四十パーセント」

 その瞬間。

「待ちな」

 低い声が、背後から響いた。

 振り向くと、ハチさんが立っていた。
 その顔から、いつもの穏やかさが消えている。

「旦那。あの門柱、あたいが先月直したやつだよ」
「そうだったか」
「シロアリも、全部駆除したんだ」

 ハチさんの目が、壊原を射抜いた。

「なのに、シロアリがいるって?」

 壊原が、ハンマーを構え直した。

「失礼。再解析いたします」

 壊原の目が、ハチさんを捉えた。

「対象、人型。身長百九十センチ。材質」

 壊原の言葉が、途切れた。

「材質、不明。構造、不明。熱反応、なし。質量分布、異常」

 壊原の眉が、わずかに動いた。

「これは、建築物ではない。生物でもない」

 壊原の目が、一瞬揺らいだ。

「霊体反応。報告書にあった、あれか」

 壊原が、一歩後ろに下がった。

「弱点が、見えない」

 ハチさんが、ゆっくりと歩み出た。

「あんた、さっきから何を言ってるんだい」

 その声は、低く、重い。

「あたいが作ったものに、ケチをつける気かい?」

 空気が、凍りついた。

「ぽぽぽ」

 ハチさんが、笑った。
 だが、その目は笑っていない。

「久しぶりだねえ。こんなに腹が立つのは」

 ハチさんの手が、砕けた門柱の破片を拾い上げた。
 そして、地面に置く。

 次の瞬間。
 ハチさんの腕が、ぶれた。

 ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ。

 石が積まれていく。
 人間の目では追えない速度で。
 砕けた破片が、元の形に組み直されていく。

「なっ」

 壊原が、目を見開いた。

「再建速度、想定外。これは」

 三秒。
 たった三秒で、門柱が元通りになっていた。

「あんたが壊すなら、あたいが作り直す」

 ハチさんが、立ち上がった。
 その手には、まだ石の粉が付いている。

「それだけの話さ」

    ◇

 壊原のハンマーが、再び振り下ろされた。
 門柱が砕ける。

 だが、次の瞬間にはハチさんが動く。
 破片を拾い、積み直し、三秒で完成。

「効率が悪い」

 壊原が、つぶやいた。

「破壊速度を上げます」

 ハンマーの動きが、加速した。
 一秒に三回。
 門柱が、粉々に砕け散る。

 だが、ハチさんの再建も追いついている。
 いや、追い越している。

「ぽぽぽ。なかなかやるねえ」
「そちらこそ。想定外の建築速度です」

 壊原の額に、汗が浮かんでいた。

「しかし、私の仕事は解体です。必ず、壊します」
「あたいの仕事は建築さ。必ず、作るよ」

 二人の視線が、ぶつかった。

 俺は、縁側に座って茶を啜った。
 ミレイが、隣に立っている。

「社長。止めなくていいんですか」
「いや。様子を見る」

 俺は、壊原を観察した。

 あの目。
 建物の弱点が見える能力。
 おそらく、「構造」を把握する力だ。

 だが、ハチさんには効かない。
 怪異には物理的な「構造」がない。
 だから、弱点も見えない。

「面白いな」

 俺は、茶碗を置いた。

「あいつは『構造を壊すプロ』だ」

 ミレイが、首を傾げた。

「つまり?」
「構造を持たないもので対抗できる」

 俺は、壊原を見つめた。

「問題は、あいつをどう追い返すかだ」

 ミレイの目が、鋭くなった。

「私が出ましょうか」
「いや。お前が出ると、殺してしまう」
「殺しません。たぶん」

 俺は首を振った。

「それより、あいつのルールを調べろ」
「ルール?」
「あいつは自分で作った『施工規則』に従っている」

 俺は、壊原の動きを見つめた。
 指差し確認。安全帯。ヘルメットの締め付け。
 一つ一つの動作に、必ず確認が入る。

「自分のルールに縛られているやつは、そのルールで縛り返せる」

 ミレイが、小さくうなずいた。

「分かりました。調べてきます」

 ミレイが、トラックに向かって歩き出した。

    ◇

 五分後。
 ミレイが戻ってきた。

 その手には、一枚の紙。

「社長。見つけました」

 俺は、紙を受け取った。
 『全壊組施工規則』と書かれている。

「助手席の窓が開いていたので、中を確認しました」

 ミレイが、涼しい顔で言った。

「ファイルが開いたまま置いてあったので、写真を」

 俺は、規則を読み進めた。

 第一条。霊的耐震基準を満たさない建築物は、即時解体する。
 第二条。工事予告は、解体開始の二十四時間前までに行う。
 第三条。安全確認を怠った場合、工事を中断する。
 第四条。工事関係者以外の立ち入りを禁止する。
 第五条。施工規則に違反した場合、工事を中止する。

「これだ」

 俺は、立ち上がった。

「ミレイ。あの看板を見てこい」
「看板?」
「工事予告の看板だ。日付を確認しろ」

 ミレイが、門に向かった。
 そして、すぐに戻ってきた。

「社長。日付は今日です」
「やはりな」

 俺は、壊原に向かって歩き出した。

 ハチさんと壊原は、まだ戦っている。
 壊す。作る。壊す。作る。
 終わりのない消耗戦。

「壊原」

 俺は、声をかけた。

「なんでしょうか」

 壊原が、ハンマーを振り下ろしながら答えた。

「お前の施工規則、第二条」
「はい」
「『工事予告は、解体開始の二十四時間前までに行う』」

 壊原の動きが、止まった。

「あの看板の日付は今日だ。予告から二十四時間経っていない」

 壊原の顔が、強張った。

「つまり、お前は自分のルールに違反している」

 沈黙が落ちた。

 壊原の手が、震えていた。

「第五条。『施工規則に違反した場合、工事を中止する』」

 俺は、壊原を見下ろした。

「お前のルールだ。守れ」

 壊原が、ハンマーを下ろした。
 その顔には、苦悶の色が浮かんでいる。

「申し訳、ありません」

 壊原が、深く頭を下げた。

「本日の工事は、中止いたします」

 カラーコーンが、片付けられていく。
 規制線が、撤去されていく。

「明日、改めて参ります」

 壊原が、トラックに乗り込んだ。

「ご安全に」

 エンジンがかかり、トラックが去っていく。

 俺は、その背中を見送った。

    ◇

 夕暮れ。
 俺は縁側で、茶を啜っていた。

 ハチさんが、隣に座っている。

「旦那。助かったよ」
「いや。お前のおかげで時間が稼げた」

 俺は、空を見上げた。

「だが、これで終わりじゃない」

 あいつは「明日」と言った。
 つまり、二十四時間後には戻ってくる。

「次は、別の手を考える」

 俺は、古民家を振り返った。

 御子柴の「解体屋」。
 その正体は、建築物の弱点を見抜く能力者だった。

 だが、まだ底は見せていない。
 今日は「自分のルール違反」で引いたが、明日はそうはいかない。

 さっき壊原が言った「報告書」という言葉が引っかかる。
 誰かが、うちの情報を渡している。

「スキマ」

 俺は、小声で呼んだ。

「……なに」
「あいつの素性を調べろ。御子柴との繋がりも」
「……分かった」

 スキマの気配が、遠ざかった。

 ミレイが、茶を持ってきた。

「社長。明日はどうしますか」
「考え中だ」

 俺は、茶碗を受け取った。

「あいつの能力は『構造の弱点を見る』。怪異には効かない」
「はい」
「だが、建物には効く。このままだと、家を壊される」

 ミレイが、首を傾げた。

「では、建物を守る方法を?」
「いや。逆だ」

 俺は、茶を啜った。

「あいつ自身の『構造』を壊す」

 ミレイが、目を丸くした。

「あいつは自分のルールに縛られている。今日はその穴を突いた」
「はい」
「明日は、もっと根本的な穴を突く」

 俺は、立ち上がった。

「あいつの『安全第一』は、強みであり弱点だ」

 夕日が、山の向こうに沈んでいく。

「明日までに、あいつのルールを全部洗い出せ」
「了解です」

 ミレイが、頭を下げた。

 俺は、布団に向かった。

 怠惰は正義だ。
 だが、明日の怠惰のために、今日だけは準備をしておく。

 そう決めて、俺は布団に潜り込んだ。
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