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第05話「芽生えた想いと、嫉妬の黒い影」
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アランとの一件以来、リオネスさんは俺を守るように、より一層頻繁に薬草園へ顔を出すようになった。彼の存在は絶大なようで、あれだけしつこかったアランの嫌がらせも、ぴたりと止んだ。
「これで少しは、君も研究に集中できるだろう」
そう言って微笑む彼は、まるで俺専属の守護騎士のようだ。その優しさが嬉しくもあり、同時に胸がちくりと痛んだ。
(どうして、こんなに良くしてくれるんだろう……)
俺は平民で、彼は大貴族。住む世界が違いすぎる。彼が俺に見せる親切は、きっと彼の生来の人の良さからくるものだ。それか、俺の薬草の知識に利用価値があるから。そう自分に言い聞かせても、心のどこかで期待してしまう自分がいる。
リオネスさんと過ごす時間は、俺にとってかけがえのないものになっていた。薬草の話をしている時の彼は、本当に楽しそうだ。時々、騎士団での訓練の話や、昔の失敗談なんかも話してくれる。彼のことを知れば知るほど、俺はどんどん彼に惹かれていった。
真面目で、堅物で、少し不器用。でも、誰よりも優しくて、強い信念を持っている。そんな彼の人柄に触れるたび、胸の奥がきゅっと締め付けられるような、甘くて切ない気持ちになる。
これが「恋」というものなのだろうか。
前世の俺は、研究一筋で恋愛なんてしている暇はなかった。だから、この感情の扱い方が分からない。ただ、一つだけ確かなことがある。俺は、リオネスさんの隣にいたい。もっと、彼のことを知りたい。
そんなある日、俺は彼のために、特別なポーションを作ることにした。騎士団の仕事は激務だ。連日の訓練と任務で、彼の体には相当な疲労が溜まっているはず。そこで、疲労回復に特化した、特製の栄養ドリンクを作ることにしたのだ。
貴重な『黄金リンゴ』の果汁をベースに、『活力の根』や『星屑の蜜』など、十数種類の薬草をブレンドする。それぞれの素材が持つ効果を最大限に引き出すため、俺は無意識のうちにスキル「生命のささやき」を発動させていた。指先から伝わる薬草たちの声に耳を澄ませ、最適な配合を探っていく。
完成したポーションは、美しい琥珀色に輝いていた。味も、蜂蜜と果物の甘い香りがして、かなり美味しいはずだ。
「リオネスさん、喜んでくれるかな……」
彼の顔を思い浮かべながら、一人で微笑む。もう、自分の気持ちに蓋をすることはできなかった。俺は、リオネスさんが好きだ。
その日の放課後、俺は完成したポーションを小瓶に詰め、いつものように薬草園で彼を待っていた。しかし、約束の時間を過ぎても、彼は現れない。何か急な任務でも入ったのかもしれない。そう思いながらも、胸騒ぎがした。
日が暮れ始め、諦めて帰ろうとした時、一人の騎士見習いが慌てた様子で薬草園に駆け込んできた。
「ハル殿!大変です!リオネス副団長が……!」
騎士見習いの言葉に、血の気が引いた。嫌な予感が、心臓を鷲掴みにする。
聞けば、アランがリオネスさんに「決闘」を申し込んだという。場所は学院の裏にある古い闘技場。理由は、「平民にうつつを抜かし、騎士の誇りを汚した」という、言いがかりにも等しいものだった。
「馬鹿な……!どうしてリオネスさんが、そんな挑発に乗って……!」
「アラン様が、ハル殿のことをひどく侮辱したそうで……それに、副団長が我慢ならなかった、と……」
頭を鈍器で殴られたような衝撃だった。俺のせいで。また、俺のせいで、リオネスさんを面倒事に巻き込んでしまった。
俺は騎士見習いの案内で、闘技場へと全力で走った。闘技場の周りには、既に大勢の野次馬が集まっている。その人垣をかき分けて中へ入ると、闘技場の中心で、二本の剣が激しく打ち合う金属音が響いていた。
リオネスさんと、アランだ。
アランの剣は、実戦経験の乏しい貴族の遊びのようなものだ。対するリオネスさんの剣は、幾多の死線を潜り抜けてきた本物の騎士の剣。実力差は、火を見るより明らかだった。
しかし、リオネスさんはアランを打ち負かそうとしない。ただひたすらに、彼の攻撃を受け流しているだけだ。まるで、手加減をしているように。
「どうした、ヴァインベルク!その程度か!平民の色香にあてられて、剣までなまったか!」
アランの罵声が響き渡る。その言葉に、リオネスさんの眉がぴくりと動いた。
「彼のことを、悪く言うな」
「事実だろう!お前はあの平民に誑かされているだけだ!目を覚ませ!」
アランの攻撃が、さらに激しさを増す。焦りからか、その剣筋は雑で、隙だらけだ。リオネスさんなら、いつでも反撃できるはず。なのに、彼は動かない。
なぜだ、と俺は思った。そして、すぐに気づいた。彼は、相手が誰であろうと、貴族同士の私闘で相手を傷つけることを良しとしないのだ。特に、相手が公爵家の嫡男であれば、政治的な問題に発展しかねない。彼は、自分のことよりも、家のこと、騎士団のこと、そして俺のことを考えて、耐えているのだ。
(僕のせいだ……僕があの時、言い返せなかったから……僕が弱いから、リオネスさんがこんな目に……)
罪悪感で、胸が張り裂けそうだった。その時、アランが卑劣な行動に出た。彼は剣を交わすふりをして、隠し持っていた砂をリオネスさんの顔に投げつけたのだ。
「うっ……!」
不意の目潰しに、リオネスさんが怯む。アランはその一瞬の隙を見逃さなかった。
「終わりだ!」
アランの剣の切っ先が、リオネスさんの無防備な右肩へと、深く突き刺さった。
「リオネスさん!」
俺の悲鳴と同時に、リオネスさんの体がぐらりと傾ぎ、闘技場の砂の上に崩れ落ちた。観衆から、どよめきが起こる。
「は……ははは!見たか!俺の勝ちだ!」
勝利に酔いしれるアラン。俺は何も考えられず、ただ闘技場の中へと駆け込んでいた。
「リオネスさん!しっかりして!」
駆け寄った俺の目の前で、彼の肩から溢れ出す鮮血が、制服を、そして地面を赤黒く染めていく。彼の顔は苦痛に歪み、呼吸も浅い。
「ハル……来るな……」
「嫌です!今、手当てを……」
俺は震える手で、懐から例の疲労回復ポーションを取り出した。今は、これしか薬がない。気休めにしかならないかもしれない。でも、何もしないよりはましだ。
俺はポーションの蓋を開け、彼の口元へと運んだ。
「飲んでください!お願いです!」
彼は朦朧とした意識の中、こくりと琥珀色の液体を飲み込んだ。
その瞬間、信じられないことが起きた。
ポーションを飲んだ彼の体から、淡い金色の光が溢れ出したのだ。そして、あれほど深くえぐられていたはずの肩の傷が、まるで早送り映像のように、みるみるうちに塞がっていく。
「な……なんだ、これは……!?」
アランが、観衆が、そして俺自身も、目の前の光景に言葉を失った。
数秒後、光が収まった時、リオネスさんの肩には、傷一つ残っていなかった。血に濡れた制服だけが、先ほどの出来事が夢ではなかったことを物語っている。
リオネスさんは、ゆっくりと体を起こすと、驚愕の表情を浮かべる俺と、信じられないといった顔で立ち尽くすアランを交互に見た。そして、彼は自分の右肩に触れ、確かめるように何度か動かした。
痛みも、違和感も、全くないようだった。
「ハル……君が作ったのか……?この、奇跡のような薬を……」
彼の問いに、俺は答えることができなかった。だって、俺自身が、一番何が起きたのか分からなかったのだから。
ただの疲労回復ポーションのはずだった。こんな、死にかけの重傷さえ一瞬で完治させるような、神の御業のような効果があるなんて、知らなかった。
この時、俺は初めて、自分の中に眠る力の片鱗を目の当たりにした。それは、俺が思っていたような、ささやかな知識や経験の産物などではなかった。
もっと根源的で、圧倒的で、そして、恐ろしいほどの可能性を秘めた、未知の力。
俺の「生命のささやき」が、初めてその真の姿を現した瞬間だった。
「これで少しは、君も研究に集中できるだろう」
そう言って微笑む彼は、まるで俺専属の守護騎士のようだ。その優しさが嬉しくもあり、同時に胸がちくりと痛んだ。
(どうして、こんなに良くしてくれるんだろう……)
俺は平民で、彼は大貴族。住む世界が違いすぎる。彼が俺に見せる親切は、きっと彼の生来の人の良さからくるものだ。それか、俺の薬草の知識に利用価値があるから。そう自分に言い聞かせても、心のどこかで期待してしまう自分がいる。
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真面目で、堅物で、少し不器用。でも、誰よりも優しくて、強い信念を持っている。そんな彼の人柄に触れるたび、胸の奥がきゅっと締め付けられるような、甘くて切ない気持ちになる。
これが「恋」というものなのだろうか。
前世の俺は、研究一筋で恋愛なんてしている暇はなかった。だから、この感情の扱い方が分からない。ただ、一つだけ確かなことがある。俺は、リオネスさんの隣にいたい。もっと、彼のことを知りたい。
そんなある日、俺は彼のために、特別なポーションを作ることにした。騎士団の仕事は激務だ。連日の訓練と任務で、彼の体には相当な疲労が溜まっているはず。そこで、疲労回復に特化した、特製の栄養ドリンクを作ることにしたのだ。
貴重な『黄金リンゴ』の果汁をベースに、『活力の根』や『星屑の蜜』など、十数種類の薬草をブレンドする。それぞれの素材が持つ効果を最大限に引き出すため、俺は無意識のうちにスキル「生命のささやき」を発動させていた。指先から伝わる薬草たちの声に耳を澄ませ、最適な配合を探っていく。
完成したポーションは、美しい琥珀色に輝いていた。味も、蜂蜜と果物の甘い香りがして、かなり美味しいはずだ。
「リオネスさん、喜んでくれるかな……」
彼の顔を思い浮かべながら、一人で微笑む。もう、自分の気持ちに蓋をすることはできなかった。俺は、リオネスさんが好きだ。
その日の放課後、俺は完成したポーションを小瓶に詰め、いつものように薬草園で彼を待っていた。しかし、約束の時間を過ぎても、彼は現れない。何か急な任務でも入ったのかもしれない。そう思いながらも、胸騒ぎがした。
日が暮れ始め、諦めて帰ろうとした時、一人の騎士見習いが慌てた様子で薬草園に駆け込んできた。
「ハル殿!大変です!リオネス副団長が……!」
騎士見習いの言葉に、血の気が引いた。嫌な予感が、心臓を鷲掴みにする。
聞けば、アランがリオネスさんに「決闘」を申し込んだという。場所は学院の裏にある古い闘技場。理由は、「平民にうつつを抜かし、騎士の誇りを汚した」という、言いがかりにも等しいものだった。
「馬鹿な……!どうしてリオネスさんが、そんな挑発に乗って……!」
「アラン様が、ハル殿のことをひどく侮辱したそうで……それに、副団長が我慢ならなかった、と……」
頭を鈍器で殴られたような衝撃だった。俺のせいで。また、俺のせいで、リオネスさんを面倒事に巻き込んでしまった。
俺は騎士見習いの案内で、闘技場へと全力で走った。闘技場の周りには、既に大勢の野次馬が集まっている。その人垣をかき分けて中へ入ると、闘技場の中心で、二本の剣が激しく打ち合う金属音が響いていた。
リオネスさんと、アランだ。
アランの剣は、実戦経験の乏しい貴族の遊びのようなものだ。対するリオネスさんの剣は、幾多の死線を潜り抜けてきた本物の騎士の剣。実力差は、火を見るより明らかだった。
しかし、リオネスさんはアランを打ち負かそうとしない。ただひたすらに、彼の攻撃を受け流しているだけだ。まるで、手加減をしているように。
「どうした、ヴァインベルク!その程度か!平民の色香にあてられて、剣までなまったか!」
アランの罵声が響き渡る。その言葉に、リオネスさんの眉がぴくりと動いた。
「彼のことを、悪く言うな」
「事実だろう!お前はあの平民に誑かされているだけだ!目を覚ませ!」
アランの攻撃が、さらに激しさを増す。焦りからか、その剣筋は雑で、隙だらけだ。リオネスさんなら、いつでも反撃できるはず。なのに、彼は動かない。
なぜだ、と俺は思った。そして、すぐに気づいた。彼は、相手が誰であろうと、貴族同士の私闘で相手を傷つけることを良しとしないのだ。特に、相手が公爵家の嫡男であれば、政治的な問題に発展しかねない。彼は、自分のことよりも、家のこと、騎士団のこと、そして俺のことを考えて、耐えているのだ。
(僕のせいだ……僕があの時、言い返せなかったから……僕が弱いから、リオネスさんがこんな目に……)
罪悪感で、胸が張り裂けそうだった。その時、アランが卑劣な行動に出た。彼は剣を交わすふりをして、隠し持っていた砂をリオネスさんの顔に投げつけたのだ。
「うっ……!」
不意の目潰しに、リオネスさんが怯む。アランはその一瞬の隙を見逃さなかった。
「終わりだ!」
アランの剣の切っ先が、リオネスさんの無防備な右肩へと、深く突き刺さった。
「リオネスさん!」
俺の悲鳴と同時に、リオネスさんの体がぐらりと傾ぎ、闘技場の砂の上に崩れ落ちた。観衆から、どよめきが起こる。
「は……ははは!見たか!俺の勝ちだ!」
勝利に酔いしれるアラン。俺は何も考えられず、ただ闘技場の中へと駆け込んでいた。
「リオネスさん!しっかりして!」
駆け寄った俺の目の前で、彼の肩から溢れ出す鮮血が、制服を、そして地面を赤黒く染めていく。彼の顔は苦痛に歪み、呼吸も浅い。
「ハル……来るな……」
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俺は震える手で、懐から例の疲労回復ポーションを取り出した。今は、これしか薬がない。気休めにしかならないかもしれない。でも、何もしないよりはましだ。
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「飲んでください!お願いです!」
彼は朦朧とした意識の中、こくりと琥珀色の液体を飲み込んだ。
その瞬間、信じられないことが起きた。
ポーションを飲んだ彼の体から、淡い金色の光が溢れ出したのだ。そして、あれほど深くえぐられていたはずの肩の傷が、まるで早送り映像のように、みるみるうちに塞がっていく。
「な……なんだ、これは……!?」
アランが、観衆が、そして俺自身も、目の前の光景に言葉を失った。
数秒後、光が収まった時、リオネスさんの肩には、傷一つ残っていなかった。血に濡れた制服だけが、先ほどの出来事が夢ではなかったことを物語っている。
リオネスさんは、ゆっくりと体を起こすと、驚愕の表情を浮かべる俺と、信じられないといった顔で立ち尽くすアランを交互に見た。そして、彼は自分の右肩に触れ、確かめるように何度か動かした。
痛みも、違和感も、全くないようだった。
「ハル……君が作ったのか……?この、奇跡のような薬を……」
彼の問いに、俺は答えることができなかった。だって、俺自身が、一番何が起きたのか分からなかったのだから。
ただの疲労回復ポーションのはずだった。こんな、死にかけの重傷さえ一瞬で完治させるような、神の御業のような効果があるなんて、知らなかった。
この時、俺は初めて、自分の中に眠る力の片鱗を目の当たりにした。それは、俺が思っていたような、ささやかな知識や経験の産物などではなかった。
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